苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

開幕!林道中辻肥前畑線と日本海へ続く道 4/10 但馬

キーンと張り詰めた空気とモノクロームの世界が広がる冬もまた良しですが、やっぱり春はイイですね!
何やら全ての生き物がワクワクしているような気がします。


兵庫県民が誇る(?)東の横綱が瀞川氷ノ山林道(通称氷ノ山)だとすれば、西の横綱はこの中辻肥前畑林道でしょう。
長さは16km弱とその1/3程度ですが、秘境感や景色の良さ、そしてなんと言ってもごく一部を除いて上質のダートが続いています。
そういえば目の前に子熊が現れたのも、支線で崖落ちしたのもこの林道で、思い出がいっぱいに詰まった、但馬では僕のイチバン好きな林道です。



この週末は久しぶりに土日とも晴れ予想、いったいいつ以来のことだったやら。



さ〜て、課題はこの残雪の具合です。
氷ノ山林道はまだまだメインルートにたくさん残っているようで、その開幕はおそらくゴールデンウィーク明けになるでしょう。



この時期の斜面を落ちてきた雪はこんな具合に下が空洞になっていることが珍しくなく、うっかりその上に乗るとズボッとはまることがあるので要注意です。



途中の広場から眺めは塩山地区。



徐々に高度を上げるにつれて残雪がある区間が増えてきましたがまだ余裕があります。



遥かに見えるは扇ノ山(おうぎのせん)、山頂はかなり雪が残っていますね。



但馬でも地域によってはとんでもなく倒木が多発していますが、ここはそのような被害は皆無に等しいようです。



そうそう、この感じ!
やっぱりこうでなくっちゃねっ!!



遠くの山頂の少し下に伸びる一本の道が分かりますか?
後で行く池ノ尾林道(舗装)です。



2/3ほど過ぎたところでこの日一番の残雪あり!



ダメかぁ〜・・と思ったのですが、なんとか路肩を走れました。
幸いここは谷が深くないので恐怖感もありません。



よっしゃ、これでもう安心。



と、無事に終点まで到達です。



そのまま進めば畑ケ平林道〜扇ノ山林道と繋がるのですが、この日はデポ地と他に走りたいところの関係でピストンで引き返します。





あらためて、荒れているところでもこれくらいの感じです。
小さめの台風通過後ってところですかね。



牧場公園に引き返し草太林道へと。



草が無いので気が付きましたが、あんなところに廃車が・・
林道内ではよくあることですが、一体どうやってここまで運んだのかが大いに不思議です。



ここの路面は大好きな土質なのですが、穴の補修に大き目のバラスが敷かれてしまっています・・。



でも倒木の処理はきっちりとされているのでまたひと安心です。



林道を抜けたところにある梨畑では美しい花が満開に咲いていました。
作業をされていたここの農園主の方に話を聞けば、これは全て二十世紀梨でとても手間がかかって大変だそうです。
しかし後継者が無く、以前に比べれば規模も縮小したとのこと。
いつも思うのですが、こうして地元の方に話しかけると思いのほか饒舌で話がどんどん広がります。
もっと話し相手になって、いろいろと教えてもらうのもいいなあ・・なんて思うこの頃です。



そしてこの日はいたる所で春の山菜がいっぱいでした!



わらび、ぜんまい、こごみ、つくし、ふきのとうともうあちこちに!!
その気になれば、あっという間にキロ単位で採れるでしょうね。



そこから9号線を少し走り、里山なのに「海上」という地区を抜けて上山高原へ。
この海上地区は何か感じるものがあるンです。



なんだろうな〜、自分でもよく分からないけどこの地に惹かれるんですよねぇ。



そして夏は草で覆われる上山高原も、今はすっかりその姿を変えています。
来週には大規模な野焼きが行われるそうで通行止めになるとのこと。
山間の向こうに見えるのは日本海、浜坂方面でしょう。




草が無いと、こんなに視界良好!



あ”〜、でも昨年見つけた裏ルートは残雪でアウト!



仕方なく表ルートで山頂へ。
ここは裏ルートの方が断然オモシロイ。
遥か彼方に見えるのは、先ほど走った中辻肥前畑林道です。



こちらは扇ノ山の山並み。



広場では数組のキャンパーと、山スキーの車が停まっていました。



その先のこの日の最大のお楽しみエリアに向かう道は・・
トホホ、ここまではしっかりと人工的に除雪していたのですね。
ここから先は到底無理です。
溶けるのにはあと1ヶ月くらいかかりそうな雰囲気でした。



気分チェンジに昼ごはんを食べていると、突然頭上に黒い影が過りました。
犯人はこのコです。
今日こそトビではなくタカか?と思いきややっぱりトビでした。





ここからしばしキャプションは無しで。







草が無いおかげで、また良さげな新ルートを見つけちゃいましたよ!



途中で引き返したけれど、たぶん出口はここだな。



ここは芝桜公園となっているのですが、今は放置されてしまっているようです。





さて、旧山陰道の蒲生峠から、先ほど眺めていた池ノ尾林道へ定期調査。



う〜む、まも無く復旧工事が始まるようですが、まだ崩落地点はこのままでした。
でも最初の頃よりはかなりなだらかになり、今ならトラ車であればクリアすることは可能でしょう。



9号線にまた戻り、竹田甚白林道へ進みます。
集落から三叉路までは凄まじい倒木の痕がありましたが、通行できるように処理されていました。



ここでも脈のありそうな支線を発見!
次回はシェルコの出番だな。




この時期の沢は雪解け水で澄んでいます。



本流となってもその美しさは変わらず。
山、川、海と三拍子揃った但馬の魅力は尽きることがありません。




ところで、最後に寄った草太遊園でこの写真を撮っていたら、若いご夫婦?がニコニコされながら会釈してくれたのですが、もしかして拙ブログの読者の方だったのかな・・・
もしそうであったならコメントくださいね!
あの時そのまま走り出さずに、立ち止まって話しかければ良かったなと反省しています。
実はとても人見知りなんですよ、僕。



猫パーンチ1

桜舞い散り、天空の道を駆ける 4/3 但馬

みなさんこんにちは。
このブログを書いているのは4/4の日曜日、外は雨。
なんとか午前中の雨の止み間に洗車と部屋の掃除を済ませ、木曜日の自転車と昨日のオフ活で大腿四頭筋に筋肉痛を感じながら過ごしています。



この日のパートナーもOSC(Over Sixties Clubの略、現在会員2名のみ)会長兼大隊長のNスギさんです。
天気予報はまちまちでしたが、待ち合わせの朝8時の30分前に着けば空は快晴!
大隊長は前乗りで連チャンです。


まずは他の人が来ないうちに(そもそも滅多に来る人はいませんが)、お気に入りの桜公園へと。
ご覧のような景色なので、今日もキャプションは少なめでいきましょうか。









それぞれ好きな場所で撮影をしていると、突然つむじ風が吹き初め・・・



この世のものとは思えないような幻想的な瞬間に出会いました!
これほどの桜吹雪は生まれて初めてのことでした。


毎週のように美しい自然を求めてバイクを走らせていると、時として想像を超える風景に出会うことがありますが、まさにこの瞬間はこれまでのベストスリーのひとつに数えられるでしょう。








いや〜良かった、良かった!
今年の桜には大満足です。



そこからすぐ隣の谷筋を入っていくと、昨年ようやく全貌を解明できた林道があります。



ここはものすごく気に入っている林道のひとつですが、但馬のメジャー林道からは少し離れているので知る人はごく少ないでしょう。




前回は路面がシダで覆われて走りにくかったのですが、この日はベストコンディション。
心配された倒木や崩落もまるでありませんでした。






ここは稜線に出られるために、 南北の両方が眺められます。



あまりに雰囲気が良かったので、Nスギさんにモデルライダーを頼んで・・





どうです?
ダイナミックでしょう〜!!
但しここに辿り着くまでは落ち葉に隠れたイヤラシイ落石が多く、下手をすれば深い谷底へとまっしぐら。
それでもいつもとは違う角度からの但馬の山並みを楽しめる、とても貴重な林道でもあります。
ビギナーの方はここが何処かと分かっても、絶対に単独では行かないように!



戻る途中の支線に入ると、これまた想像以上の良さだったのですが・・



おや?
Nスギさんのマシンはお疲れですか?
いえいえ、サイドスタンドに問題が発生して使用不能。


そして僕のマシンはなんと、停めていた時に強風に煽られて・・・
なぬっ、クランクケースカバーが割れただとー!!!
(バイクには縁の無い方に説明しますと、エンジンの一部が欠けてしまい、中のオイルがダダ漏れになるというトラブル)


慌てず騒がず、バッグの中からエポキシパテを取り出して・・。




応急処置完了。


それにしてもナンですな・・
『禍福は糾える縄の如し』『人間万事塞翁が馬』という言葉を忘れずに、
いざという時の備えはおろそかにはできませんね。



次に向かったのは八鹿町大江。
ここもド・マイナー林道ですが、神鍋方向の景色が楽しめます。


前回来た時は途中で引き返し、今回はその続きを果たせたのですが、結果は行き止まりピストンと判明。



昼ごはんは「高中そば」。
皿そばで有名な出石に程近い場所ですが、こちらはざる盛り。
皿そばは10枚ほどで一人1500円は下りませんが、ここは地元のおっちゃん、おばちゃんがやっていて、ざる750円、おむすび(特大サイズ)100円とお手軽です。
そばの味は遜色ないのですが、そばつゆが少し濃いのとワサビが生ではないのがちょっと残念。
田舎らしくボリュームは文句なしです。



さて、早出スタートで、午前中にたっぷりと楽しめたので午後はのんびり。
20kmほどのリエゾンで向かったのは糸井の大カツラ。



その向かい側にある新しい作業道は先日林道店長さんに先を越されましたが・・。



丸投げ業務委託を受けました。



土曜日だったので、入り口から程近い場所で補修作業をされていましたが、もう一方の枝道から探ると、そこはかなり上質な道でした!
深い谷をぐるりと囲むように道が伸びてその距離7kmほどで絶景ポイントもあり。



予想通りのループで楽しめる申し分ない道です。
このエリア、次の床尾に来ると他の林道があまり近くに無く、それがやや物足りなかったのが、これがあればかなり来る価値が高くなります。
林道店長殿、レポートは以上であります!



そしてその床尾本線は今日初めてのフラット林道。
発生したのは一昨年だったか、ポッカリ欠落した路面が一部あるので、それだけは要注意です。




仲間からの情報によれば、県中南部は曇りだったようですが、北部は一時曇ったものの概ね晴れの一日、イェ〜イ読み勝ちだゼィ!


今日もまた良き1日だったなあ・・。
どうやら来週からは平日晴れ〜週末雨のパターンはようやく逆転してくれるような気配も?
となれば、そろそろあの場所に足を伸ばすのも良いかな。



桜回廊、桜公園を巡る一日 4/1  丹波・北播

僕の自転車遍歴は30代の半ばから。(スポーツバイクね)
体力の低下を感じてランニングを始めた直後に乗り始め、その後出場数は多くはないもののデュスロンレースにのめり込んでいました。
デュアスロンというのは例えば第一ラン8km+バイク70km+第二ラン20kmという組み合わせで競います。
地方大会の200人ほどの規模のものなら、総合上位10%、年代別ならば表彰台に登れるレベルまでいきましたが、7年ほど前に初めて救急車のお世話になるほどの転倒による怪我をきっかけに離れ、その後今のオフロードバイクに没頭してきたわけです。


自転車に乗っていた時には行けなかった場所や、この数年オフロードバイクで新たに発見した場所が一気に増えたので、今年からまた復活した自転車でじっくりと(もがきながら)走ってきました。



以前は自転車もほぼ家から自走でしたが、長いブランクがあったためにそりゃもう当然トランポですよ。
停めさせてもらったのは多可ラベンダーパークの駐車場。(ここは通年無料)


小春ロードを東に進みトンネルを抜けるとその脇に良さそうなダートがあります。
これは篠ケ峰の山頂方向に続いている旧道(廃道)なのですが、ブロガー仲間のgonzoさんなどによればかなり凶暴な道だそうです。
一度行ってみたいのですが、今日は当然パス。

いつも但馬に通う時に通っている北近畿豊岡道の高架を潜ると、加古川堤防沿いに伸びる桜回廊があります。

河原を見ると、おや、白鷺の集団が何やらミーティング?
夜はコロニーで集団生活していますが、日中に集まっているのは珍しいのでは。

この桜回廊は以前に測ったら、途中少し途切れる区間はあるものの、たしか全長は5kmを超えていたはずです。
平日とはいえ、こんな素晴らしい場所にほとんど人がいないというのは、大都会に住む人からすれば信じられないことでしょう。

ほとんどが舗装路で車もバイクも走れますが、一部こんなダートもありです。
空が広くて本当に気持ちいい!

北に進み、次に目指したのは倉見野川が敷地の真ん中を流れる丹波少年自然の家。
阪神間で育った人の多くは、ここに林間学校で来た思い出があると聞きます。






中央の橋から眺める上流部。

同じく下流部。
これがもし東京都内から1時間ほどの場所にあったら、川の両岸びっしりと人で埋め尽くされることでしょう。

ここにはダートも少しあります。
奥に続く道には支線もあり、本線行き止まりはこの地の名物パラグライダーのテイクオフポイントもあるので、そこからの絶景も見事です。

さてここからは15kmほどのリエゾンで緩いながら峠もこなさければなりません。

その途中、紅葉で有名な高源寺周辺のロングストレート。
ここは一度ぜひ自転車で走ってみたかったのですよ!
できることならTTバイクでDHバーに伏せっての40km/hオーバーの巡航が理想ですが、すっかりとパフォーマンスの落ちた脚力ではまるでスピードが伸びません。

登り区間に入ると、もう10km/h台がやっとなので、途中にあるダートに寄り道をするふりをして回復を図ります。(誰にも見られてはいませんが・・)

播州トンネル手前の公園でも一休みをするとこんなオブジェが。
黄金の鯉?いやこの近くには『あまごの里』があるので、これはきっとあまごなのでしょう。

トンネル出口の横に、ゲートに二重チェーンが張ってあり、オフロードバイクでは入れなかったダートを覗いてみました。
お〜、ここは良さそうですねぇ・・。

さらに南下して冬場のホーム、多可町に入り丹治の桜公園に到着。

ここは斜面に設けられた公園なのですが、柵や特に規制は無く、他に人がいない時は撮影のためにオフロードバイクでも入れてしまいます。(もちろんムチャは禁物)
流石に今日は数組(それでもヒトケタです)花見を楽しむ人達がいたので、自転車で来て正解でした。



広さはサッカーグラウンドより少し広いくらいでしょうか?穴場ですよ!


トランポに戻り、今日の記録を見ると・・
ハァ〜、たったこれだけの距離なのにこの数値かよ。
全盛期、このルートならば平均速度28〜30km/h程度でしょうし、時間はこれより1時間は少ないでしょう。
なのに腿はパンパンで腰も痛い、情けねー!



ま、それも仕方のないことです。
焦らずに楽しみながら、少しずつでもパフォーマンスを取り戻していきます。


スポーツバイクに乗り始めた頃もマウンテンバイクに乗っていましたが、その頃は乗るべき場所や林道をまるで知らなかったので、理想とのギャップに失望してすぐにロードに転向してしまいました。
今は有り余るほどのフィールド、それに関する情報を手に入れましたが、それを自転車で走れる脚力が無いという矛盾がとても悔しい。
でもいいとこ取りして、絶対に楽しんでやります!

トランポにバイクを積んで帰路の途中にもまだ見所はあります。
ここはフランスベッド工場近くの土手道。

こちらは篠山川の桜回廊。
ありとあらゆるところに桜が咲き乱れる、とてもとても美しい一日でした。


僕は但馬に首ったけ 3/27  但馬

片岡義男ふう?のタイトルです。


先週は但馬でも南の丹波に近いエリアでしたが、今週からはいよいよメインステージ!


しかしまだまだ標高の高いところは積雪が残っているので、まずは低いところから廻っていきます。
ただ今年はある意味逆に標高の低いところほど倒木が多いとの情報で、さて今日はどうなることやら。

久しぶりに道の駅但馬蔵からスタートして、朝倉から満福寺を抜けて少し戻るように南下します。

円山川にはカモたちの群れが。
今日はこんな群れがあちこちで見られましたが、繁殖の時期なのでしょうか?
それとももうすぐ渡去するための集合??

そして毎年恒例の場所にやってきました。
今年の桜の開花は例年より早い地域が多いようですが、ここもやはり1週間から10日くらいは早いようで、昨日の情報では『咲き始め』。
それでもこの先の休日と天気予報のマッチングを見ると、タイミング的には今日来るべきだと判断したのです。

そしてこの美しき風景。
誰もが日本人に生まれてよかったなあと思う瞬間かもしれません。


今日はもうこの他にも沢山良い画像が撮れたので、キャプション、文章はごく少なめにしておきます。


ここ「畑ケサカ」はもともと桑畑だった斜面を利用した桜公園で、夏場は放牧場になります。

今年もう一回、満開の時に来たいなあ。

西に移動して天谷加保坂に。

伐採した木材を重ねる作業をしていましたが、ワタシの姿を見るとご親切にもユンボを動かして道を開けてくれました、感謝!

おや、何やら下りに向けて新しい作業道ができているぞ・・。

尾の谷線と合流すると、やはりこちらにも作業道が増えています。

梅ケ久保は倒木、積雪ゼロのフルフラット。

大好きな、大好きな『杉ケ沢の森』。

梅ケ久保支線

『杉ケ沢の草原』

『杉ケ沢の丘』

ここから眺める氷ノ山が角度としては一番好きかな。

いつもここで出会うトビ(?)

別名「但馬のトスカーナ」
新緑の季節はさらにこの数倍気持ちいいですよ!

少し下って轟安井林道

落石、ザレが少しだけ増加。

毎年この時期、この辺りでいつも撤退。
路肩崖側を綱渡りで走れる度胸とテクニックさえあれば・・・?


例年開通するのはGW前後です。

一旦下山して、久しぶりのPEAKS cafe

今はテイクアウトのみなので、近くの公園でランチ。
ここは1Fにあるオーナー実家の人気精肉店(但馬牛)の肉を使ったパティなので、牛肉特有の臭みが一切無い!
たとえ肉嫌いの人でも美味しく食べられるのではないかなと思うほど。

ランチ後には再び山を登ってあの場所へ。

やっぱりここは最高だな!
あまりに気持ちが良かったので、普段ツーリング途中には滅多にしない昼寝までしちゃいました。

定点撮影・黒田池
惜しいのはこの頃雲が増えてきて、風もあったのでシンメトリックな画像にはならず。

情報では関宮〜村岡周辺のダートは凄まじい倒木の嵐だということなので、デサント工場の交差点から舗装林道を登れば・・

ハァ〜、ここでこんな様子ならば、大好きな栗ヶ尾も、寺河内も、用野和佐父も全滅かなあ・・。
日影金山なんて、はたして今シーズン開通するのだろうか?

その有り様を見てダートを走る気持ちは急激に萎み、突然海が見たくなったのです!
そしてその判断は正解でした。

なぜなら香住に向かう4号線の道すがら、良さそうな場所をいくつも見つけてしまったのですよ。

この菜の花畑は矢田川温泉の裏にあり、オンロードバイクですら入れる場所です。
インスタにアップしたいなら急げ!

ここはオフ車でないと無理だけどね。

結局この日は林道、ダートを走った距離はとても少なく、撮影と舗装路移動にほとんど時間を費やしましたが、それでもやっぱり但馬は絵になって120%満足。


さていったい今年はどんなドラマが待っているのだろう。


絶景スカイライン林道・粟鹿山線とその周辺 3/20  朝来


桜の花もそろそろ咲き始めてきましたが、我がホームグラウンドである但馬・氷ノ山周辺はといえば・・・


・・と、相当荒れ模様のようで、まだしばらくは存分に走れる状況ではなさそうです。
それにこの週末はまた雨模様の予報。
このところ平日快晴〜週末崩れる・・のパターンができてしまい、特に土曜日はさっぱりでした。
しかーし、なんとかこの土曜の午前中だけは晴れ間も期待できそうなので、ワンポイントを狙って早起きしました。

ここは朝来市山東地区側の林道粟鹿山線出入り口。
まさに入り口ゲートまで100mくらいの場所にトランポを停めました。

林道店長さんも書いておられたように、入り口すぐ手前で結構規模の大きな工事が始まっていました。
後で探ろうかとも思っていたのですが、週休二日を掲示していながらも関係者の姿があったのでそれは叶いませんでした。

日中はかなり暖かくなりそうですが、走り出しはちょっぴり冷えます。
でもようやくパッチを履かなくても良くなったのは身軽でありがたい。

この区間、タイミングが良ければ眼下に和田山の市街地が広がり、日本のマチュピチュと言われる『竹田城』が雲海に浮かぶ姿が見られるのですが、今日は谷間にほんの少しだけ霧がかかっています。
惜しいなあ〜、先週だったらきっと良かっただろうに。

次第に高度を上げて行き、前方にこれから走る路線が見えるスカイライン林道は心ときめきます。

この虎臥城(とらふすじょう)大橋というのは12のアーチのコンクリート橋で、その名は竹田城が虎が臥せたような形をしているために別名として親しまれていたそうです。
竹田城の撮影は立雲峡や藤和峠からが一般的なようですが、ここから超望遠で撮ったらどうなるのでしょう。

虎臥城大橋(通称めがね橋)
※画像は朝来ポータルサイトから拝借

それにしても意外と青空の割合が多く気持ちの良い朝になりました。

この年度末の繁忙期に、まる2週間ダート成分を補給できなかったら心が干上がってしまいます。
どうしようかと迷ったけれど、やっぱり来てよかったなあ。
高速を使えば1000円ちょっと、1時間でこの空間に身を置けるのは幸せです。


乾季は硬い路面と浮いたバラスでやや走りにくいこともありますが、ちょうど今はベストコンディションと言えるでしょう。
すでに雪も完全に消えています。

緩やかに登り基調で進んで行くと。

左手に山頂の電波塔群を眺めつつ・・。

石碑のある展望台へと。
兵庫県内ロングフラットで私的にはベストスリーのひとつです。
画像ではなるべく写らないようにしていますが、実際には8割方ガードレールもあり、ガレているところも無いのでビギナーの方にもおすすめです。
自転車のグラベルロードやハンターカブなどでも楽しめるでしょう。

この場所でバイクの置き場所やカメラアングルを変えてパシャパシャと。


ふと足元を見るとこんなものが・・・
まあここは四輪でも来ることができるし、決してバイク乗りの仕業とも限りませんが、大バカ者の行いには腹が立ちます。
でもね、大人は声を荒げず黙ってバッグからポリ袋を取り出して拾うのですよ。



なんたってこんな風景を独り占めできれば、自ずと心は豊かになれるのですから。

懸念していた冬場の被害はこれくらいでした。
ただしここの場合、この方向からブラインドコーナーを全開で立ち上がったらヤバいですが・・

それ以外はざっとこんな感じですよ♫ 

そろそろ生野側の出入り口に突き当たる手前では・・。

下りの支線が現れ、これはこの先の与布土ダムに繋がっているはずなのですが・・。

入ってすぐのところで崩落があり抜けられません。
まあ2、3人で協力すれば可能でしょうが、先を見てみるとコンクリート舗装で続いています。

ダムは2017年に完成しているとのことですが、反対側からの正規ルートはその後も通行止めが続いていて入れません。
噂では何かアヤシイことも囁かれているようですが、それはともかく無理をしてこの道を行く価値は無いようです。

黒川ダム周回路に出ると終点となり、今日はピストンで引き返します。

復路は撮影もほどほどでテンポ良く走ります。

先週は久々に乗ったBETAにリズムが合わなくて困りましたが今日は快調です!

ついでにもうひとつ、登りの支線に入ってみましょう。

なかなか雰囲気は良いのですが・・

ヘアピンを繰り返しトータル1kmもないくらいで行き止まりです。

画像で見れば登ってみたくなるような感じですが、こういった植林地の斜面で遊ぶのはNG!

ああ、それにしても天気は思っていたよりも長く青空が続いてくれて気持ちの良いことったらありません!

往復26キロあまりを満喫して一旦下山します。

トランポまで戻り、バイクを積んで遠阪峠を南下して青垣方面へと。

そこでまたバイクを降ろして南側から山頂方向へ登ります。

残念ながら1時間も経っていないのに雲が広がってきました。

でもここからの風景もやっぱり大好きなひとつです。

しばらく入っていなかった支線も走ってみましょう。

こんな奥まで以前は走れたかなあ・・?

一部、見晴らしの良さそうな区域は厳重に封鎖されていて残念でしたが、面白そうな別のエリアもありました。

これはまた特別探索班の招集ですね。

フラットを走るのならばBETAが楽しいのですが、こんなシーンではやっぱりSHERCO。


ここは美しい加古川水系の源流なのですが、イマイチその良さを画像で表せないもどかしさ。

というところで時刻は11時すぎ。
トランポに戻り、今日はカレーかなあ・・と思っていたら

あ、そうだった!
このイベントはいつも大人気で車が停められないほどになるのです。


そうなりゃ、やっぱりここですね!



このランチを食べると、もうその日の夕食はお茶漬けでもいいかな・・っていうほど。
並んでも待つ価値はありますよ。(店の裏に第2駐車場もあり)


帰路は下道オンリーでも3時には帰宅して、のんびりと洗車を済ませられるという有意義な1日となりました。
このブログは日曜の午前中に書いていますが、午後は自転車では自身初のチューブレス化作業で楽しみます。



またねっ!!