苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

すぐそこにある『天空の池』 5/1 北摂

僕のGWの休日はほぼカレンダー通り。
なので今日からの連休スタートですが、天気予報は午後から雨。
仕方なく久しぶりの自走で近場を楽しむことにしました。

まず目指すはまだ見ぬ天空の池。
距離はさほどなくピストンですが、このダートの頂上付近にそれはひっそりと存在しているとのこと。

この川の下流域はしょっちゅう通っていたけど、源流はこんなにキレイだったんだなあ。


急坂を登り切ると青空が広がり・・・

目的のその池は大小ふたつありました。

今はしばらくお休みをしていますが、もともと釣り人でもある僕は水辺が大好きなんです。

なので今日は溜め池めぐりとシャレて?みました。

順不同となりますが、ずらっと並べてみます。


近年外来種が増えてしまい残念ですが、幼い頃に父と一緒にフナ釣りから始めたあの頃が懐かしい。
フナ、タナゴ、モロコ・・日本の固有種はみな穏やかで親しみやすい姿です。

さてもうひとつの目的は、とあるルートの探索。

ふたつの市の境を越えて繋がっていると面白いのですが・・・

MTBにはMTBなりの楽しさがありますが、どんどん気軽に目についた小径にも入って行けるのはやはりこのバイクの強み。

しかしそれにしても、雰囲気がいいなあ!


ふむふむ、ここはこうなっているのか。

白のローラーコースター。



この奥はさらに岩がゴロゴロ・・苦手なんだけど・・

あった、あった!!これを探してたんだ、なるほどね〜

明後日に大きな役割を担っているので、今日は無理ができずにここまで。
急がずに真冬の楽しみに取って置いてもいいな。

農村の人たちは本当に働き者。
あちらこちらで多くの人たちが草刈りをしていて頭が下がります。
美しい里山の風景は、その住人たちによって維持されているのですね。

レトロで変わった農機具がありました。
何に使っていたのでしょう?

変わったモノをもうひとつ。
荷台に積んで運んでいる訳ではなく、こんな場所で笹が育っています。

いったいどうなってんの?とその荷台を覗くと『HONDA WORKS』のロゴが入ったカウルの一部がありました。

最近あちらこちらで麦畑が増えている気がします。

まるで波のように風になびく麦穂が美しい!
好きなんですよね、こういった風景も。


昼前に帰宅して、昼食を食べてから洗車を済ませたところで突然の雷雨!
甲子園の試合もノーゲームになりましたが、良き半日でありました。


魅惑の森 魔界の森 4/25  宍粟

先週ソロで探索をしたエリアは、仲間のえでーさん&Kちゃんの生息テリトリーでもあり、お互いに切磋琢磨して開拓を重ねてきた場所でもあります・・って大袈裟か。
いつもお互いに情報を共有してきましたが(Give&Takeが大切!)、僕が前回途中まで行ったルート探索と、かねてから寸断されているルート開通を目指して、ガッチリとスクラムを組んでチャレンジしてきました。


メンバーは僕とED&Kコンビ(そっちのEDではない?)、そして最近トライアルの練習に精を出して、メキメキ腕をあげているまこっちゃんのミニマムな構成で臨みました。

樹々はそろそろ若葉をまとい始め、今は繊細な美しさです。

それほど酷いということでもないのですが、やはり倒木は避けられません。

溝にハマるえでーさん、底がぬかるんでいて前輪が刺さりました。

実は右側からのイージーラインがあったのですが・・

なんだかんだで最初のミッションは割とスンナリ成功して、意外な場所に抜けられました!
以前からその出入り口にある作業道名に疑問を持っていたのですが、ようやくその謎が解けてスッキリ!

ウキウキしながらさらに支線をローラー作戦で探って行きます。

しかし行き止まりでUターンは数知れず。

ソロだと絶対に遭難しそうな迷路が縦横無尽に広がっています。

フォロー役のまこっちゃんは、今回の探索であらためて自分の方向感覚の欠如を自覚したそうです。
でもこんな場所では誰でも後について走れば、分岐がどうだったとか、今どっちに向かっているかとか分からなくなりますよね。

しかしそれにしてもこのエリアの森は、これほど素晴らしかったのかと思うほど。
土の部分を走ると埃だらけで真っ白になりますが、落ち葉の上はふかふかでとっても走りやすい。

Photo by K-tyan


昼ごはんを食べる前にも、独りで周辺をウロウロと。
ソロだとなかなかできないことも、仲間がいると安心してできます。

午後からは寸断されたルートの開拓に向かいましたが、こちらは以前よりもさらに酷くなっていました。
直径50〜60cmクラスの木を2カ所ずつ、4本は切らないと通ることができないので無念の撤退。
軽量コンパクトでパワフルな、夢のようなチェーンソーがあったらなあ・・。

その後もいろいろと出来事がありましたが、そこからの写真は無くThe End。


発見の喜びもありつつ、行けそうで行けないジレンマもありましたが、これも林道探索ならではのこと。
さーて、来週からは本格的に但馬を走りますよ・・って、天気予報がががっ!


MTB編 近場の楽しみ再発見 4/24  宝塚・三田

以前に10年以上住んでいた兵庫県宝塚は今の西宮のお隣で、誰でも知っているあの歌劇で有名ですが、北部は里山と山林地帯が広がっています。


そのエリアで、前回同様やはり今までオフロードバイクで走るのはためらっていた場所にMTBで行ってきました。

参考にさせてもらったのは我が同志gonzoさんのブログ。



しかしこの方の行動範囲は広いなぁ〜!
これまでにも随分とお世話になっていまあす。


ここは以前にもCRFで入り口付近まで来たことはあったのですが、コンプライアンス的に問題があり諦めて帰りましたが、 MTBだと地元の方に見られても全く問題ありません。
まあ、例外として松茸の採れる季節だけは、無闇に山に入ると鉄砲で撃たれても文句は言えないというのはこの辺りの暗黙のルール(?)です。


押しも入りながら峠を登ると登山道がありました。

下りになるとコンクリート舗装とフラットダートとなり、そのまま走ると隣の集落に出ました。

そしてその奥にはしっとりとした素晴らしいダートが!
昼間では珍しく、かわいいタヌキがお出迎えしてくれました。

そうかぁ、そうだったのかあ、こんな道があったとは・・・きっとごく一部の人は知っていたのでしょうが、ここはやはりオフロードバイクでは入るべきではありませんが、とても素敵な空間です。


途中までは緩やかに登って行きますが、この先は激坂になるとのこと。
そして登り切ったところに天空のため池があるそうなんですが、明日に備えて今日はここまで。

だってね、前日に疲労を貯めると、翌日のオフ活では絶対に脚がつって悶絶する羽目になるんです。←と言い訳

しかし家からこんなに近いこの場所で、ここまで満足できるとは思わなかったなあ。

ソメイヨシノもヤマザクラも終わりましたが、今はヤマフジと八重桜が美しい!


さーて、今夜は入念にストレッチをしておこう。

晴れのち曇り時々雨・・だと? 4/18  宍粟

この日の最高気温は10度をわずかに越える程度で、北風がとても冷たく、時折雨つぶが落ちてくるという、目まぐるしく空模様が変化する1日でした。
本当は北部の但馬に行きたかったのですが、北に行くほど予想が悪かったので西播の宍粟市であれこれ走ることにしました。

時間が過ぎるほどに北から天気が崩れてきそうなので、朝のうちに北に位置する林道からスタート。

ここは以前にも紹介した道ですが、長いあいだ崩落で使えなかったのが、昨年ようやく復活した歴史ある林道です。

ただ、あまりに綺麗に修復されてしまって物足りなくなってしまった感がありますが、また年月が過ぎるとほどほどに荒れてくるのでしょうね。

そこから南に向かって、こちらは新しい前地カンカケ線へと進みます。

山頂付近にはまだヤマザクラが美しく咲いています。
あの稜線を走れたらいいのに・・。

倒木や崩落も無く平和だなあと思いながらぼんやり走っていると、道を塞ぐように細く長い倒木が現れて慌ててブレーキング。
大きめの落石も何ヵ所かに有りです。

粟鹿山ほど高度が高くはなく見晴らしはやや劣りますが、それでも貴重なロングフラット!

路面は昨日の雨でしっとりと濡れてベストコンディションでした!
ここは乾季は路面がカチカチになりますが、逆にほとんど水溜りはできないので、雨上がりくらいがちょうど良いのです。


途中にある支線にはまだ入ったことがなかったので、今日は試しに行ってみます。


おお、幅員もあり優しい路面で良い雰囲気です。


徐々に高度を上げて行くにつれ景色も良くなり・・・

登り切った先には新しく建て直された行者堂がありました。
その先は登山道なのでバイクでは登れません。

行者たちはここから下界に向かって法螺を吹いていたのでしょうかね?

本線に戻り南下すると、おやおや、こんなバリケードが。

あまり褒められることではないかもしれませんが、日曜日だし、どうせ大した工事ではないだろうと思って覗いてみると、南出入り口入ってすぐの場所(大崩落の跡)で斜面の木の伐採工事でした。
この区間は短い距離なので、北から南下する場合はバリケードから国道に降りてもさほど変わりはなく、逆に北上する場合は林道大谷線か北山線を使えば問題ありません。


下記リンクを参考にしてください
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks04/documents/h26k-13-maechi-kankakesen.pdf

平日こちらからは完全にアウトでしょう。


国道429号線に出てリエゾンを進む途中でこんな樹に目が止まりました。
てっきり桜かと思って珍しがってTwitterにアップしたら、どうやらこれは紅白のハナモモだったようです。
『源平咲き』というそうですね、知らなんだ。


さて、フラットを2本走った後は、その国道429号と29号、そして県道429号(ややこしい)に囲まれたエリアで遊ぶことにします。
ここは以前からtohooさんから教わった、とある方のブログでその存在を知っていたものの、つい後回しにしていた林道です。
地名は「閏賀」、さてなんと読むでしょう?
ゲートは厳重のようですが、簡単に開けられました。

ホンネを言えば、ここはそんな大したことないだろうと思っていたのです。

おやまあ、それが走ってみれば思いの外良いではありませんか!

う〜む、雰囲気が明るく路面も好みな感じです。

途中までは展望も素晴らしく文句ありません。

小さな広場のような場所から先は細い作業道になりました。
たぶんここからは割と最近作られたのでしょう。
抜けられそうな雰囲気だったのですが、トゲトゲ(蛇結茨・ジャケツイバラ)が道を塞いでいたので撤退しました。
この日も手首を少しヤラレて出血ましたが、この植物は本当に始末が悪いんです。
5月には可憐な黄色い花を咲かせるのですが、騙されてはいけませんよ。

一旦集落に出てから、近くの道も探ります。

これからの季節の苔も良いですね ♪

この道には案内標識にこの先登山道入り口、駐車場有りとありました。


途中の支線に入ると、先に伸びる道(中央付近、分かるかなぁ?)がありましたが、残念ながら繋がっていはいません。
だととするとあの道はいったいどこから入るのだろう?


そのまま登って行くとたしかに駐車場らしきスペースと案内板がありました。
しかしここまでとてもじゃないけれど、普通車では無理だと思うのですけどね。
案の定、途中にバンパーのアンダーカバーが落ちていました。
きっと腹を擦って外れてしまったのでしょう。

案内にある左コースという先はこんな具合。
こりゃートラ車でも絶対に無理です⤵️

最後は小野地区からの定番フラットで登ります。

この周囲は伐採が進み、面白そうなエリアも見つけましたが、それはまたの機会に。

ここからの眺めも好きで、この日のレストランとしましたが、北風がモロに当たるので寒いったらありません!
じっとしていると我慢できないので、休憩もそこそこに走り出しました。

ここは通称『迷いの森』
下草や木の葉が多い季節だと、初めての人は絶対と言っていいほど縦断するのは無理でしょう。
方向感覚には自信があるのですが、僕も最初はさすがにビビりました。

最近改めて感じるのですが、この時期は遠くまで見通しが良く、路面の状況もわかり易いので、普段は入れない場所も走れて楽しくて仕方ありません。

晴れていれば光を遮るものもなく、こんなに明るいのです!

ここはススキがあまりペチャンコになっていないので、真冬でもさほど積雪は多くないのでしょう。


6月頃になるとあの艶絶な毒の花『ジギタリス』が一面に咲き乱れます。

さらに南にはスカイライン林道がありますが、これは鉄塔で行き止まり。
西側の県道429号線は南北に伸びていて、以前は抜けることができたのですが、数年前の台風で大荒れになってしまい現在は不通区間になっています。
でも可能性はありそうなので、近いうちにまた仲間とチャレンジしたいと思っています。

とにかくこの山の周囲の道は抜けられそうで抜けられない・・。
これまでも何度となくチャレンジしているのですが、本当に手強い場所です。



それやこれやをを抜きにして、この日は季節最後のヤマザクラを楽しみ、絶景ポイントではラッキーにも青空が広がり、モフモフで最高に可愛いアナグマに2回も遭遇し、帰路の途中では大きな虹のアーチにも出会いました。

トランポに戻り、着替えてバイクを積み終わった途端に土砂降りの雨。
ウン、探索は抜けられそうで抜けられなかったり、寒くて心折れそうになったけれど、トータルではラッキーな1日だった、きっとそうだ!


MTB 編 思いがけない発見 4/11 三田

今回はマウンテンバイクの話です。
興味のない方はスルーしてくださいね。

自宅から車だと30分ほどの場所にある三田母子大池(さんだもうしおおいけ)は自転車ロードバイクのトレーニングコースの途中にあるので、その近くはこれまでに数百回は走ってきました。
オフロードバイクに乗り始めても何回か訪れていますが、その周辺はエンジン付きのバイクでは入れない所がいくつかあって以前から気になっていたのです。
ならば歩いていけばいいじゃん・・というところですが、そこはバイク乗りのサガでして。


大阪にある人気ショップのシルベストサイクルでも、この周辺でライドイベントを開いているようで、MTB乗りの人にとっては結構知られているようです。

東家に車を停めて、すぐ横から池の周回路に入ろうとしたのですが、よく見るとそこは立ち入り禁止で歩きでもNGでした。
仕方なく堰堤の奥から進んでいきます。


すると・・・おおっ、予想を超えてなかなかの雰囲気のある空間が広がっていたではないですか!・・・って思うのは僕だけ?

これが天気が悪く、木々に葉が多く繁っていればもっと暗く、全く違う印象だったのかもしれません。

青野川の源流のひとつなのでしょうが、緩やかな谷筋が奥へと広がっています。
あ、ちなみにこの状況ではほとんど乗って走ることはできずに、ほとんど押すか担ぐかです。
ならば置いて歩けばいいじゃん・・・となるのですが、これもバイク乗りのサガなんです。

いや〜こんなに家から近い場所で、こんな空間があったんだなぁと感激です。
いえ、もっと近く(裏山)には六甲連山のエリアもあるのですが、なかなかバイクで入れるところはないのですよねぇ。

ただひとつ慣れずに戸惑ったのは、いつもエンジン付きのバイクの場合だとごっついブーツとプロテクターで下半身は守られているのですが、MTBの場合はそれが無く、ちょっとトゲが靴下の上からチクッと刺さっただけでも慌ててしまうメンタルの弱さ。
短パンの下にロングタイツを履いていたのですが、帰って風呂に入ったらふくらはぎのあちこち小傷がつていたのに気づきました。

でもやっぱり森の中はキモチイイ!

椿はそろそろ終わりですね。

どこまでこんな感じで続いているのかは分からぬまま、今日のところはここまで。


一旦来た道を戻ります。

県道に出てから、以前CRFで入り口まで来たものの、すぐに撤退した小道。
この先には地図で見ると母子小池があるはずなのですが、ムチャクチャ湿った道になってきたのでやっぱり撤退しました。
もう少し時期が進めば蛇の魔宮にでもなっていそうな道です。

ま、オフロードバイクとは違ってMTBはいいとこ取りでお気軽に楽しもうと思っています。


この周辺は茶畑が多く、『母子茶』という隠れたブランドとなっているのですよ。

まだあちこちに散り際の山桜が咲いていました。
この奥にもルートを発見したので、コツコツ少しずつ楽しんでみることにします。

ランチはこのところすっかりと定番となった『木器亭』でマグロ山かけ定食。
さーて、店名をなんと読むのか覚えていますか?
以前にも書きましたがロードバイクに乗っている頃はあくまでトレーニングとしてこの辺りを走っていたので、こんな店などに入ってのんびり、しっかりとランチを食べることなど絶対にありませんでした。
里山の畑の真ん中にあるこのお店、ミスマッチのようでも海鮮料理が美味しくて、この日もたくさんのお客さんで賑わっていました。


そして早めに帰って昨日と今日のバイク2台の洗車をのんびりと済ませる・・。
このパターンの土日週末の過ごし方、ちょっとクセになりそうです。