苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

僕がオフロードバイクに乗る理由 4/6

本格的な春がやって来ました♪
僕がオフロードバイクに乗る理由はいくつかありますが、まず第一には美しい風景を見るため、そしてその風景の中にバイクを停めて写真に残すことです。
毎年、桜が咲く季節には必ず訪れるこの場所の開花状況と天気予報は、半月ほど前からずっと睨めっこ。
今年は開花具合と、天気と、休日がちょうどマッチしたとは思えなかったのですが、ダメ元でやって来ると想像以上に花が開いていました。



とはいえ、まだ3〜4分咲ってところでしょうか。
迫力不足は否めませんが、相変わらず此処はアクセスの悪さが逆に幸いして、先に二組来られていた方達も去りいつものように独占状態です。
しばし画像だけ貼っておきますが、このブログは自分自身の備忘録でもあるのでご勘弁ください。




















以上、お粗末様でした。
春の桜と、秋の紅葉の季節にこの場所に来ると、いろいろな場所でバイクや自分の位置を変えながら、何枚も何枚も写真を撮るので、2時間くらいがあっという間に過ぎていきます。



満足したところで、先日新規林道のリサーチをしている時にとあるハイカーさんのブログにあった、近くの林道支線から、この桜の場所へと続いているという道を調べます。
こうしたマイナーな廃道、古道などを見つけて踏破する楽しみがオフロードバイクに乗る二番目の理由です。



ただし一度崖落ちもやらかしているので、ソロで無理は絶対にしません。
こうしたキャンバーの付いた狭い道で、枯葉の下に岩がゴロゴロしている区間はトラウマです。



なのでソロの時にはバイクを置いて、自分の足でその先をできるだけ確かめます。
(ちょっと熊には恐れ慄いていますが・・)
この道はまだまだ先がありそうで、確かに情報通り先ほどの場所に抜けられそうな予感がします。
これはまた日を改めて頼もしい仲間たちと一緒に、最後まで楽しむことにしましょう。



そしてまた別な方向からも抜ける可能性を探るとともに、先日調べかけの道との繋がりも同時にある、とある集落の奥の道を探ります。



そこにはかなり古い作業道が確かに存在していました。
ただし路面には幼木が沢山生えていてすでに廃道状態です。
おそらく10年以上は誰も通ってはいないのではないかと思いますが、そんな道に出会うと本当にドキドキワクワクしてしまうのですよね。



最初の区間はクリアしましたが・・



さらに幼木が多くなり、強引に進めないことはないですが、バキバキ折って行くのもかわいそうなので、ここでもバイクを置いて歩きます。
オフロードブーツを履いて、予備ガソリンも入った重いバッグを担いで歩くのは楽ではないですが、こんなことも想定して冬のトレッキングにハゲんでいるのです。



その先は満開のミツマタが道を塞いでいました。



路面には深い雨裂が走り、尖った岩もゴロゴロしています。
しかし、そんな区間を抜けると・・



そこにはこれまで見た中でも最高の、素晴らしいミツマタの群生が現れました!
周囲は甘い香りに包まれてまるで楽園のようです。
こんな風景に出会えることが、一日のうちに何度もあるのがオフロードバイクの良いところ。



その先は路面も落ち着いて、倒木はあるものの穏やかな道がまだ先へと伸びています。
方角からすると、先ほどの桜の場所ではなく、先週に見つけたあの道しるべのお地蔵様があった場所に抜けられる可能性がありそうです。



本音を言えば、ソロでこんな道をさほど苦労せずに完抜けできれば万々歳です。
しかしやはり危険も困難も伴うのが常で、難題ひとつひとつをグループでワイワイ言いながら越えていくのもまた楽しみに変わります。
僕は仲間内では最年長の部類なので、その翌日は身体が悲鳴をあげていますが・・



大きな滝も小さな滝も、この季節は水量があり美しい。



さて、そろそろお腹も空いて来たので次の楽しみに向かいます。



途中の公園では名前を知らない黄色い花が咲いていました。
森の植生や草花、動物たちとの出会いも興味が尽きません。



八重桜もそろそろ咲き始め。



大切な楽しみは、もちろん美味しい料理をいただくこと。
森の中のカップラーメンもそれはそれで良いのですが、但馬には豊富な海の幸があります。
香住には馴染みにしているWとHという2軒の店があるのですが、この日訪れたHは物販がメインで、カニの季節はランチはお休み。
なので4ヶ月ぶりにこの店の刺身定食(煮魚に加えて小鉢も2つ付いて1500円!)をいただきましたが、イカとノドグロの炙りがもう最高🎵
その二つの店を掛け持ちしていることが、自分の中ではちょっと後ろめたかったのですが、なんと両方の店主が従兄弟で仲の良いということが判明しました。



食後はいつも缶コーヒーを買って、近くの香住浜でくつろいでから写真撮影。



こちらは少し離れた三田浜にて。



ここは波も穏やかで、絶好の手漕ぎボートやカヤックフィッシングのベースにもなっています。
釣りに夢中だった30〜40代のころに知っていたら、きっと通い詰めていたことでしょう。



春の海は海藻のホンダワラやカジメが繁り、稚魚や小魚たちの楽園になっています。
シュノーケリングをしても楽しいだろうなあ🎵



そこからその奥に伸びるダートに進みます。



実はこれもとある記事を見つけて知ったのですが、どうやらこのあたりから滅多に人を寄せ付けない、ある絶景場所に行けるようなのです。
バイクを降りて調べてみると、意外と簡単にそのルートが確認できました。



詳しいことはまだ言えませんが、ここはまたトレッキングシューズに履き替えてチャレンジしてみようと思います。
一部マニアには結構知られているようで、以前から徒歩の人と出会うことが何度かあり、それが不思議でしょうがなかったのですが、やっとその謎が解けました。



香住駅の方向に戻ります。



撮り鉄の皆さんには有名な、矢田川橋梁の脇に咲く桜の場所。
この桜と列車を入れて撮るのがテッパンらしいですが、運行本数がとても少なく列車が来るまで僕には待てません。
県道の新しい橋も、先日ようやく開通しました。


いつものように矢田川を遡りながらワンショット。
昨年水害が発生したからでしょう、あちらこちらで河川改修工事が入っているので、水は少し濁り気味です。



途中の土手にもピンポイントで良い場所がありました🎵



その先の山田集落から、宮神に抜ける道の台風被害調査です。
昨年も台風直後に来たのですが、まだ復旧工事は行われてなく、そのままで変わっていません。



ここは今月企画しているふたつのグループツーリングのうちの、平均年齢高めグループの方で使いたいなと思っているので、反対側からもどこまでソロで行けるのかも調べておきます。



先ほどの場所よりも、おそらく数百メートルから1キロくらい離れた箇所でも、沢が崩れていました。
こうして写真を撮ってみると易しそうにも見えますが、実際のところトライアル初心者かNBレベルのセクションくらいかなと思えます。
予定している参加者は初めてご一緒する同じ年齢層のFBFの方もいらっしゃるので、走るかどうかは当日相談してから決めることにします。



その先も少し歩いてみると、路面は干上がった川底状態。
以前ここは退屈なほどのフラット林道だったのですけどね。



普通ならばあと2、3本は林道を繋いで帰るところなのですが、うっかりとしてガソリン携行缶をバッグに入れるのを忘れてしまい、不安なのでこれが最後の林道。



でもふと気になり、途中にまだ入ったことがなかった支線をのぞいてみると、良い感じの道が伸びているではありませんか!
う〜ん、この先で元の道に合流するショートなのか?
それとも峰の反対側にある和佐父の奥の、ジキタリスが咲き乱れるポツンと一軒家の場所に抜けられる可能性があるのか・・?


これはレーサー組マターがまたひとつできました。


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