苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

What a wonderful world! 3/16

お待たせしましたー!
3月も半ばになってようやく2024年のバイクがスタートです。
いやいや、誰も待ってねーよ、というツッコミは置いておいて、この冬はしっかりと食べながらいっぱい歩き、ワタクシ5kgのシェイプアップに成功しました。
こうなると毎日のワークアウトも楽しくなり、今はウン年ぶり?のシックスパックを目指しています。


そんな話もさておき、まずはどこからスタートしようかと思っていたら、天気予報は一気に春の気温へ上昇とのことだったので、但馬でもいつもより少し南のエリアに決めました。
ちょうど良い場所にトランポを停めることもできて、本当は昼から行こうと思っていた噂のA級絶景ポイントに初登頂。
お〜、これは確かにスバラシイ!!
バックにはすでに少なくなったものの雪が残る氷ノ山が見えています。




こちらは登山者にとても人気のある段ヶ峰方向。


こちらは粟鹿山方向ですが霞か黄砂の影響か。
先週までの冬晴れのようなスカッと見晴らしではなく、春特有のぼんやりした空になっています。



ダートを昨年最後に走ったのは11/26だったから、4ヶ月近く乗っていなかったことになります。
今日は無理をせず、のんびりと行こう。



いや〜、しかし森はいいな、山はいいな🎵



こういう葉を全て落として明るい森は、心まで明るくしてくれるようです。
毎年2月はどうしても心が暗くなりがちで、どこか身体の故障も出やすいものですが、今年はなんとか乗り切った。



あまり期待せずに進んで行った道が、どんどん奥まで進んで行けて、さらに新設の区間になってきました。
確か5年ほど前に来た時にはもっと短かったはずですが、もしかして・・



やったー!抜けられちゃいました🎶
自己記録を塗り替える、完抜け林道(作業道)の発見です!
それほど距離は長くありませんが、これは使えるぞ。



さらに舗装路に出る前にも支線があり、進んでみると少し高い場所に祠がありました。



いつも思うのですが、どうしてこんな不便な場所に祠を作るのでしょうか?
きっと何か意味があるのでしょうね。



少し移動して養父市南部エリアをいくつか探ってみます。
小さな集落から沢沿いに進んでいくとなかなか良い区間があり、その先は・・



沢で分断されていますが、決してここで道が終わりではなく。



沢を渡ることができれば、その先にはまだ面白そうな道が続いています。
これは有望な感じがするし、低い峰を越えればその向こうの集落にも近いことが地図から見て取れます。
今日のところはここまでにして、またグループでの探索ツーリングのためにこのネタはストックしておきます。



移動中、今は廃業しているバイク&自転車の販売店の窓には、とても懐かしいDAXのステッカーが。
3枚も貼ってあったので、店主の方はよほど好きだったのかな。
HONDAの原点は自転車に小さなエンジンを付けたものなので、創業時からしばらくは自転車屋さんが販売網だったのですよね。



次に入った谷筋の分岐にはこんな標柱がありました。
う〜む、この林道名は今は惜しまれながらも消えてしまった『鳥取周辺の林道NAVI』にも載っていなかったし、僕自身まるで初耳です。



ここがもう素晴らしかったのですよ!



標柱には全長1.7kmとあったのでショートだろうと思っていたのですが、あれよあれよと思うくらい奥へと進めます。



この日はこんな美しい渓流もいっぱいあって、走っては止まり、カメラに収めるのでちっとも前に進めません。
こんな日はやっぱり誰にも気を遣わずにマイペースできるソロに限ります。



ここも途中で大雨にやられていて道が分断されていましたが、この先の見込みは薄いかも。



でも他の支線の支線がいろいろあって、どこも楽しい!



とにかくこんな岩盤やら、雰囲気もバラエティが豊富なんです。



路面はフラットな区間が多いので、僕自身の開幕戦にはちょうど良い。



まあヤバそうなところは残してありますが。



それにしても3月の但馬地方で雪も無く、これほど暖かく過ごせるのは記憶にありません。
ゆっくり目の10時スタートでしたが、アンダーは冬バージョンながら、ジャケットの袖は外してベストにしてちょうど良いくらいです。



この途中には小ぶりながらもとても美しい滝がありました。
しかし間近で見るためには幅50cmほどの丸太を渡らなければ近づけません。
高さは3mくらいあるのでもし落ちたら怪我しそうだし。



なのでズームアップしてパシャリ。



気持ちイイな〜🎵
いつもならばほとんどがすぐ行き止まりになって、なーんだで終わるところが、この日はどこに入ってもかなり奥まで行けたり、支線が沢山あったりで、結局はピストンであっても不満はまるでありません。



僕はその日走ったルートのログは取らない主義で、帰ってから画像(静止画)と地図を見て、思い出しながらブログを書いています。



そのほうが頭に入って覚えやすいと思うのですが、この日はあまりにも新たな情報が多すぎてもうオーバーフローしています。



それにしても瑞々しい!
この時期の雪解け水の清らかさは大好きです。
こんな所に入って来る釣り人も無さそうだし、もしロッドを振ったらアマゴかイワナが姿を見せてくれそうです。



えー、また未知の林道名が現れました!



ここも沢沿いの道ですが、今はまだ大丈夫ながらも、もう少し暖かくなったらヤマビルの猛攻に遭うかもしれません。
次に来る時には対策をしっかりとしなければ。



こんな物件にも出会いました。
HONDAが初めて作った四輪はT360という軽トラで、DOHC4気筒4連キャブという、本田宗一郎さんの魂炸裂のようなスペックでしたが、これはその後継機TN360の2代目TN IIIでした。
製造は1970-1972だから約50年前のものですね。



懐かしいなーこの顔つき♪



山の中はまだ僕の好きなタニウツギにはまだまだ早く、ミツマタが少し咲き始めていました。



里では梅があちこちで咲いています。



桜の開花も今年は早そうですね。
好きな場所の満開と、晴れの休日がマッチしてくれることを願っています!



オマケのつもりで入った道も、おいおいどこまで行けるのって言うくらい、またしても予想を超えていました。
入り口で地元の方に出会ったので、『これはどこかに抜けられますか』と聞いたら僕とバイクを見比べながら『う〜ん、なんとも言えんけどゴニョゴニョ』とおっしゃっていたので、もしかするとさっきのあそこと繋がるの??



何をやってもうまくいかない日があれば、こんなラッキーが続いてワクワクが止まらない日もあります。



それもこれも継続は力なりってことなんでしょうね。



ただここもソロではちょっと厳しそうになってきたので撤退。
歩いて少し先まで行くと、また道が広くなっていたので抜けられる可能性は十分にあると思っています。



そしてまたしてもHONDA!
この地域はHONDA人気が高かったのでしょうか?さっきの販売店のせいかな?
これはライフでしょうね、我が家はZがありましたが、子供の頃親父の運転でよく釣りに連れて行ってもらったことを想い出します。



そんなことを考えながらリエゾンを走っていたらガス欠しちゃいました。
TRRS X TRACKは林道メインで走っていると70kmくらいで空っぽになります。
この日はバッグに携行缶で2リットル持っていたので問題ありませんが。



最後の最後に入ったこの作業道はどこだったっけ?
倒木の先には、ここもまだ続きがあったので無駄にはなりません。



この日は最後までHONDAか!
イブ、これも懐かしいなあ、スカイ、タクトと並んで、ラッタッタ後のスクーターブームの立役者でしたね。



ごちゃごちゃの頭の中を整理して、この日の成果をまとめると、新発見の完抜けが1本と抜ける見込みの高いルートが3本。
その他、迷いそうだったりで、途中で引き返したのが5、6箇所はありました。
最高のシーズンスタートが切れて大満足🎵
やっぱりオフロードバイクは楽しいな!


上山高原スノーシューパラダイス 3/10

今回もまたスノーシューのお話です。
先週はリサーチ&実力不足で、蘇武岳の万場ルートに撃沈され意気消沈していましたが、神様はこんな僕にラストチャンスを与えてくれました!
もう降ることはないかなと思っていた雪が、前日北部に降り積もってくれたのです。
但馬に向けて車を走らすと、青垣を過ぎたあたりから養父にかけては道路脇にも雪がかなり積もっていましたが、新温泉町に入る頃にはすっかりとカラカラに・・
あれっ、えー、どうなっているのと思っていたら、また山に入ればしっかりと積もっていました。


この日は以前にお世話になったことのある、関西テレマーク、クロカンスキーの重鎮である坂根さんグループが来られていることはSNSで知っていました。
どこまで車で上がれるかなと思っていましたが、先行しておられた轍を見て、安心してシワガラの滝駐車場まで行くことができ、そこに車を停めました。
ここまで車で来ることができれば、上山まではかなり近くなります。
この日はとある事情があり、あまりハードな行動できないのでちょうど良いかも。


そこからは舗装林道に積もった雪の上を歩いていきます。
高度を上げるにつれて少しずつ深くなっていきますが、雪質はまずまずで歩きやすい状態でした。
もしもバイクで来たら、トライアルバイクではしんどくても、トレールやエンデューロバイクならばちょうど楽しめそうなコンディションです。



途中の旧草原界の入り口からは舗装路をそれて、大好きなダート区間へ入ります。



ここは夏から秋にかけてとても美しい区間ですが、この日はまだ曇りがちなこともあり、雰囲気はイマイチでした。



本来はアカマツ(カラマツ?)と広葉樹のバランスが良いエリアなんです。


そその森を過ぎれば広々とした高原の丘陵地帯へ出ます。

春から秋にかけては、麓の海上(うみがみ)という集落から但馬牛を移動させて放牧しています。
秋のススキの見事な風景は一見の価値あり。
他の有名なススキ野原との違いは、そのススキの間を峠道が続いているのでとても絵になって雰囲気が良いのです。



ふと一本の木に目をやると、ちょっと不思議な状態になっていました。
んんっ、鳥の巣・・それとも?
以前、熊の研究をされている方から、熊は木の枝の上に座布団状の巣を作る(熊棚)ことがあると聞いていたので、もしやと思いましたが、それにしては枝が細いし・・。


※このブログの別の読者の方から、これは宿木(やどりぎ)であると教えていただきました。
寄生して育つ、別な植物だそうです!



今年は全国的に雪が少ないようですが、それは但馬とて同じこと。
例年ならばススキは全て雪で覆われ、あるいはベッタリと倒れてしまうものですが、あちこちにこうして先っちょが頭を出しています。


ふと歩いてきた方角を眺めれば、日本海の水平線と浜坂付近の海岸が見えています。
このエリアには林道からも所々、海岸線が見える場所があるのも大きな特徴であり、魅力のひとつではないでしょうか。



さらに少し歩けばそろそろ上山に近づいてきました。
上山は標高946mですが、雪のない季節にはこの麓まで舗装された林道が続いているので、この先に車を止めれば200m足らずで登ることができます。
足元も悪くはないので、スニーカーでも十分。(中にはパンプスで登るオバチャンも!)



キャンプ場としてのものではありませんが、大きな広場があって、さらに避難小屋にはトイレも完備。



その横から登って行くのですが、普段は3つ並んでいる木製のテーブルベンチは雪に埋まってしまっています。



この斜面を登れば目的の場所はすぐそこ!



ヒャッホー!とうとう念願の冬季上山山頂にやって来ることができました🎵
前回の高丸山の時のような快晴ではありませんが、こんな雲がある時もまた結構写真映えします。


上山三角点


向かいの山肌には南北に亘って、大好きな林道『中辻肥前畑線』が伸びています。
何度見てもここからの眺めが大好きで、『ああ、いつもあそこを走っているんだなあ』という思いに耽ります。
まあ、あそこの雪が溶けて走れるようになるのは、少なくてもあと1ヶ月半以上先の話ですが。



さらに南にパンして・・



こちらが肥前畑方向になります。



さらにこちらが扇ノ山の山並み。
もう少し実力が備わったら、扇ノ山にもスノーシューかアイゼンで登りたい。
もちろん兵庫県最高峰の氷ノ山も良いのですが、あちらは人気が高く、天気の良い週末は人の数が多すぎるようで、もし行くのならば平日でしょう。



但馬の四季にはそれぞれの良さが沢山ありますが、やはり冬の美しさはまた格別です。



この手作りの廃木で組まれた展望台は、人が乗ったら今にも崩れそうなのですが、僕の知る限り5年以上はこの状態を保っています。
鉄骨やコンクリートで作るよりも、ずっと風情があって良いですよね。



スキーの坂根さんグループは、僕がこの麓に着く時に頂上から滑り降りていましたが、残念ながらお会いすることはできずでした。



う〜ん、風紋が美しい🎵
霧氷が見られなかったのはちょと残念ですが。



雪面に映る樹木の影がまた素敵です。



これだけ雪に覆われていれば、よほど急斜面でもない限りどこでも歩けるのです🎵
それがスノーシューの一番の魅力ではないかな〜と思っています。



上山高原は元々は草原だったものが、樹木が増え過ぎてイヌワシなどの猛禽類の数が減ったため、大規模に伐採して復元しようとする試みがされています。
その中でポツンポツンと松の木が残されているのですが、これがまた良きアクセントになっています。



こういう木を見るとつい話しかけてしまいそうになるのは僕だけ?


山頂からの風景と雪原の美しさに満足して、今日は早めに戻りました。



まだスノーシューを始めてから『氷瀑』というものが見られていないのが少し残念。
この2シーズン暖冬が続いたので、来シーズンこそは雪がたくさん降ると良いな。



さーて、前回にとても気に入った七釜温泉で身体をほぐして帰りましょう🎵


奇跡はある、それは起きる! 2/17


今年も総じて暖冬ですね。
スノーシューを始めた2年前、北部はは大雪でしたが、昨年に続いて雪が少ない。


そんななか、比較的まだ雪が多そうな但馬・小代の奥にあるとちのき村(尼崎市立美方高原自然の家)向けて車を走らせます。
この辺りも2年前は2mほどの雪の壁に囲まれていました。


前夜にほんの少し雪が降ったらしく、路面の一部が白くなっていましたが無事到着。
いつも停めさせてもらってありがとうございます。
入山届を出しておくと、いざという時には安心ですが、この日は煩わすのも申し訳ないのでそのまま。



敷地内は除雪してある所も多かったですが、キャンプ場のあたりからスノーシューを装着してスタート。
先月今年初のスノーシューの時は股関節に違和感があって、終盤はバテバテの脚攣りまくりというボロボロな一日となってしまいましたが、さて今日はどうでしょう。
相棒のT橋さんや、山のセンパイKちゃんは都合が悪く単独行です。


敷地内の林道を進んでいくと、普段はほとんど水量のない沢に雪解け水が流れていて、どこを渡ろうかと思案します。
行きつ戻りつつ、最後は一旦スノーシューを外して渡りました。



その先で敷地外の林道に合流。
心配していた雪質は、固く締まった上に昨夜降った雪がほんの少し積もり、歩くには申し分のないコンディションです。
たっぷりと積もったパウダースノーも気持ちは良いのですが、ソロでラッセルを続けるのはなかなか大変です。



ヘアピンコーナーを過ぎた区間はプチ雪崩がありましたが、これもノープロブレム。
ウサギや鹿、キツネか狸らしき足跡が先行しています。



ここまでほとんど汗をかかず、また寒くもなく順調に林道終点に到着。



徐々に気温が上がり始めているので、樹々の枝についた雪がボタボタ落ちてきます。



しかしその樹氷と青空、そして朝日が織りなす美しさたるや🎵



杉や檜の葉にもびっしりと。
これがもう少し標高の高い氷ノ山の山頂付近になると巨大な樹氷となり、それは『モンスター』と呼ばれます。



冬の広葉樹林帯は天気が良いと本当に明るくてフレンドリー。



積雪が多ければここで登山道から外れて、この斜面をまっすぐに直りますが、この日は左から巻いてこのまま進みます。



この辺りから東側が開けてくるので、小代地区の風景が広がってきます。



何かの動物が足踏みをしているなあと思ったら、自然にできた雪だるまにオシッコをかけていました。
タヌキやキツネでも、オスだと犬のように片足を上げてするのですね。



登山道と言っても軽トラが通れるくらいの幅があり、積雪が多いと斜面とツライチとなって歩きにくく危険になってしまうのですが、この日はまるで僕のために整えていてくれたかと思うほど。



ソロの今日は三脚を持参して自撮りです。



手前に目指す高丸山、その先に並ぶ鉢伏山が迫ってきました。
それにしてもなんという蒼い空!
この日は以前にお世話になったクロカン&テレマークスキーの関西第一人者、Sさんが近くで滑っていて、この日の天候のことを『数年で一度あるかどうか!』とSNSで発信されていましたが、まさに奇跡的なシーンが広がっています。



ウサギの足跡を追うようにさらに進めば・・



小代越の取り付きに到着。



振り返ってみても、足跡は10cmも沈んでいません。
この辺りでは1m近く積もっているのですが。



そこから少し登ったところが、僕が但馬で一番好きな場所『小代越』です。
今日はここから東側にある高丸山を初めて登ります。



雪がなければずっと木段が続いていますが、ところどころ頭を出していてスノーシューではむしろ滑るので、その脇斜面を登っていきます。
ここでも動物の足跡が先行しています。
いつも不思議なのですが、いったい動物たちは何の目的でわざわざ登っているのでしょう?



山頂手前は勾配30%以上ありそうでしたが、体力は十分残っていたので難なく登頂。
吸い込まれるような蒼空が広がり、南西には氷ノ山がそびえています。
以前は登山家たちはどうして危険な冬山に登るのか不思議でしたが、今はその気持ちが多少なりとも理解できるようになりました。


山頂の避難小屋もハッキリと。
今日はおそらく大勢の登山者で賑わっているでしょう。



こちらは鉢伏山、瀞川山方面。
方角的にこのふたつの山で遮られてしまっていますが、先月は同じような条件の日には北陸の名峰白山も見えていたそうなので、この日もきっと見られたはず。
日本で富士山が一番遠くから見られるのは、和歌山県勝浦町だそうですが、もしかするとそれもできたかも?



西側、扇ノ山の向こうには中国地方最高峰の大山がチラリと見えます。


iPhoneで撮った動画をリンクしておきます。






ここから見下ろすスキー場ゲレンデにはスキーヤーやボーダーの姿が。
その歓声が聞こえるのはまだ良いのですが、絶え間なく流れるBGMやアナウンスはどうなんですかね。
僕はそれが嫌なこともあってスノーシューを選びました。


この日は風も穏やかで、何も遮るものが無いこの山頂でもまるで寒くはなく、のんびりとお湯を沸かしてカップうどんで昼食タイム。
日清の製品はもう食べませんよ、反日タレントをCM起用していますからね。



小代越から氷ノ山に続く登山道は氷ノ山越と呼ばれています。
以前に大段ヶ平から登った時は穏やかなルートでしたが、こちらから登るのはハードそう。
積雪時には西の鳥取側である若桜から登るのが一般的です。



食後、引き返す前に少しだけ、その氷ノ山越を歩いてみるとこんな足跡が!
一瞬熊かとドキっとしましたが、よく見たらアイゼンを着けた登山者のようでした。



夏から秋にかけて、美しく広大なススキの海となるこのエリアも、今は雪に覆われて風紋ができています。
カメラでは捉えられませんでしたが、まるでダイヤモンドダストが舞うようにキラキラと光り輝いていました。



ミラクルな絶景に囲まれてテンションはハイ!



さーて、たっぷりと楽しんだので下山しますかね。



車には積んであったのですが、ヒップソリを持ってこなかったことが悔やまれます。



そのまま来た道を辿ろうかなと思っていましたが、途中から尾根に上がり帰ります。
この辺りも2年前は木が完全に雪で埋もれていましたが、この日は半分以上姿を見せていたのでちょっと歩きにくい。


2年前の画像



無事にとちのき村に戻りました。
このルートは出発点の建物がずっと見えているので、ビギナーの方にもおすすめです。
スノーキャンプをされている方が1組、夜は冷えるだろうな。



高丸山からはより直線的に結ぶもう一つのルート『石楠花コース』がありますが、雪があると傾斜がきつくて危険なのかも。



初冬には美しい赤い実をつけていたナナカマドもすっかり裸同然。



峠道を下る途中にある、今は閉鎖されているスキー場にはほとんど雪がありません。
こんなシーズンが続いたら、そりゃあ経営が成り立ちませんよね。




そのまま早めに帰るのも考えましたが、せっかく来たのだからどうかなと思い、前から良い評判を見聞していた、浜坂の七釜温泉ゆ〜らく館に行ってみました。
思っていたよりも施設の全体規模はコンパクトでしたが、とても管理が行き届いていて清潔で、源泉掛け流しの湯は優しく疲れをほぐしてくれました。
何より気に入ったのはメインの室内檜風呂+洗い場よりも広い露天風呂スペースでした。
おそらく湯温42度ほどの釜風呂を独占して、青空を眺めながら過ごすのは極楽です🎵
入浴料も700円とリーズナブルで、バイクの時にも寄りたくなりました。



そこから初めて通った山陰近畿自動車道(トンネル多いけれど早い!)を経て、香住の海岸で時間潰し。
まるで真冬の日本海とは信じられないくらい、穏やかな海と潮の香り。



いつもの店『笑ら』の開店を待って、中に入れば貸切状態。
昼は並ぶことも珍しくはありませんが、夜は大体ゆったりとしていて、この日も大将とサシでいろんな話で盛り上がりました。
僕は知らなかったのですが、今月初めに大阪の放送局カンテレの取材と放送があったそうです。
お笑いタレント藍ちゃんが来店して、その時に新しく作ったという三色丼(甘エビ、つぶ貝、アカガレイの子まぶり)を食べました。
つぶ貝のコリコリとした歯応えが好きなんですよね♪


というわけでこの日は何から何までスバラシイ時間を過ごすことができました。
この先また雪の予報が出ているので、もう一度スノーシューも楽しめたらいいなあ🎵  
  




オフシーズンを過ごす日々 1/14

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
もう1ヶ月以上音沙汰なしで、コイツは何をやっているんだろうとお思いの方もあろうかと思います。
バイクの方は修理やメンテでお休み期間、その間にそろそろ体力貯金が底を着いてきたので、こりゃイカンぞということでせっせと山に登っています、はい歩いてですよ。
なにせ昨年は丸一日スタンディングで乗っていると、すごく辛くなってきたんですよ。
しかし、楽しみにしていたスノーシューは全く雪が積もらずに行くことができないので、もっぱら近くの六甲山系を彷徨っています。
コレがね、灯台下暗しで良いルートがたくさんあったんです・・



まだこの頃は12月の初旬で紅葉も残っていました。



今住んでいる西宮市と、昔住んでいた宝塚市の市境にある樫ヶ峰から、芦有道路方面の眺め。


昔、 CB750Fで走り回っていた船坂峠方向。



甲山から大阪市内の眺め。


ゆずり葉台というところまで家から車で10分。
車を停めて30分くらい登れば六甲全山縦走路に合流します。
10年くらい前はこの近くまでランニングで来ていましたが、今は全くムリです!



エデンの園という老人ホームに抜ける道は、バイクで走りたくなるような程よい難易度。



今年の紅葉は遅かったですが、六甲山系は長く楽しめました。




山遊び以外では、ご近所さん宅でBBQをしたり、我が家でホームパーティーなんかしちゃってます。



イタリア料理フルコース、まずは前菜あれこれ。



たっぷりと手間暇かけて作った『リングイネ、エビのトマトクリームソース』は大好評でした🎵


美女率高めです!
料理はメインの鶏肉のカチャトーラ。



それ以外にもおひとり様ですが、イタリアの有名料理『ポルケッタ』



こちらは豚肉で作った『コストレッタ・アッラ・ミラネーゼ』
すなわちイタリアン豚カツ。



ホームベーカリーも新たに購入してパン作りも始めてみました。



ダイエットに成功してベスト体重に10年ぶりくらいに戻ったので、思う存分にスイーツ作りにも復活!
昔ながらのエッジの効いたカスタードプリン。




先週は以前からいつかは行ってみようと思っていた、我が街西宮市内にある奇勝地『蓬莱峡』へ!
ここは花崗岩が風化して、世界でも珍しいと言われる地形です。
地質学では『バッドランド』と呼ばれ、かつて何度も映画のロケ地にもなっています。



よじ登ろうとするとボロボロ崩れるような岩場です。



遠くから眺めたことは何度もあったのですが、自分の足で歩いてみるとド迫力でした!
近くには、昔モトクロスやトライアルライダーに人気があった白水峡という似たような場所がありますが、スケールはこちらの方が格段にデカいです。



そして今日は、先週ミスコースをして行けなかった『赤子谷左俣ルート』へ。



赤子大滝は小さいながらも美しい滝です。
右から迂回ルートを登ります。



あらかじめ予習をしていなかったら間違いなく引き返していたであろう崩落地点。
真ん中をグイグイ登ると・・


これが見たかったんです!!
登山用語ではゴルジュ(峡谷)と呼ぶそうですが、こんな場所が自宅から直線距離だとわずか6kmほどであったなんて・・


そりゃまあ四国などの深山幽谷とは比較にならないかもしれませんが、登る前にとびっきり美味しいパン屋に寄ってから、ガソリン代もごく僅かで高速代もかからず、こんな楽しみができるって、やっぱり今のところに住んでいて良かったなーと再認識。



今日の帰路は行者山ルートを降りながら甲山を眺めます。
右手前には息子が通っていた高校が見えます。
この辺り名前からして、昔は山岳信仰が盛んだったのでしょうね。



昔住んでいたマンションが見えました!
懐かしいなあ・・


という感じで極めて健康的な休日を過ごしています。


できれば但馬に雪が積もり、あの素晴らしい銀世界も見たいものですが、さてこのまま暖冬で春を迎えるのでしょうか?



秋の終わりに 11/26



毎年、心から楽しみにしている紅葉の季節。
バイクでお気に入りの場所を巡って撮影するのが、僕の生きがいのひとつです。
ところが今年はそのタイミングが掴めず、とうとう不発に終わってしまったなあと思っていたのです。
それでも未練がましくネットで各地の紅葉情報を見ていたら、なんと大好きな場所の近くの神社はまだ見頃となっているではありませんか!
ちょっと怪しい情報だなとお思いながらも、ダメもとで騙されてもいいやとその場所に向かいました。



すると天気予報は朝から晴れだったはずなのに、現地はどんより曇っています。
おまけに期待していた紅葉の大木もすっかりと葉を落としてしまっているじゃん。



しかし、しばらくするとガスが消えて青空が広がってきました♪



さらによく見渡すと、所々にはなんとか最後に残った紅葉や銀杏も!
おまけに今年はほとんど見ることのできなかった秋の雲、これは『うろこ雲』かな?
秋の雲は微妙な違いで呼び方が変わるので特定が難しい。



同じ場所で撮る角度を変えて。



そしてカメラを替えて、これは小型ミラーレスの一眼、ズームレンズで撮影。
普段はiPhoneオンリーですが、ここぞという時だけ持っていきます。



そんなことをしていたら、頭上近くを但馬空港に向かう旅客機が通過していきました。
去年はこの近くの林道で遭遇しましたが、その時はもっと高度がある場所だったのでド迫力でしたが。



迫力といえば、狩猟が解禁されたばかりなので、ハンターさんがあちこちで獲物を求めて動き回っています。
その発砲音が谷間に響き渡るとドキっとします。
鹿などは発砲音が聞こえ始めると姿を隠すそうですが、最近多いクマたちも山に戻って、できることなら平穏に暮らして欲しい。



杉や檜が植えられた山の斜面はいつも同じ緑ですが、広葉樹が残っている面は色鮮やかになっています。
本当ならば11月の上旬がピークのはずなのですが、結局今年はそれが2〜3週間近く遅かったようです。



ここからはしばしキャプションなしで・・























こんな感じでウロウロと残った紅葉黄葉を楽しんでいたら、あっという間に時間が経ってしまいました。
トランポ(車)はすぐ近くに停めてあったので、急いでバイクを積んで日本海目指して走ります。



但馬バイクシーズンはそろそろ終わり。
雪が積もってスノーシューができるまではしばらくは来られないかも。


だから今日は(も)どうしてもこの店の海鮮料理が食べたかったのです。
今回はツブ貝が美味かったなあ🎵
香住は紅ズワイ蟹の本場なので、港にはそれを求めて遠方からもたくさんの人が訪れていました。




車で来たのでコーヒセットとチェアで食後のくつろぎ、ん〜たまりません🎵




矢田川沿いは山肌の紅葉も銀杏も見事です。





神鍋高原の銀杏は半分くらい落葉していました。
やっぱりここは気温が低いからね。



万場から奥神にかけてはこれまた見事な眺め。
先々週に来た時に今年の紅葉はさっぱりだなあ、なんて思っていたのは大いなる間違いでした。
あの時はもう終わったと思っていたのですが、本当はまだこれからということだったんですね。



今シーズンはレーサー組の皆さんともご一緒できて楽しく過ごせました🎵
本当にありがとうございます。
来シーズンもよろしくお願いします。



マシントラブルもありましたが、たいした怪我もなく過ごせたのが何よりです。



それに新規探索も成果が上がったし、いつものメンバーにも多謝です。



さて、今年最後(たぶん)となった但馬の風景はいかがだったでしょうか?
僕がこのブログを書いているのは自分のためでもありますが、読んでくれた中でたとえ一人でも、バイクに乗りたい!オフを走ってみたい!こんな風景を楽しんでみたい!と思ってくれたら嬉しいなと思っています。
あなたのお近くでも、きっとお気に入りとなる道や風景があることでしょう。
みんな、バイクに乗ろうゼ!!




またね🎵



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