苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

テナシウォン TWJ200Lと過ごした1日  11/19

毎年とても楽しみにしている紅葉の撮影ですが、今年はまるでダメでした・・。
まず紅葉のピークが予想できず、色付きもサッパリ。
さらに狙いをつけて取っておいた休日は雨続き。
まあ原因は色々と考えられますが、これも自然を相手にすれば仕方がないことかもしれません。
この画像は昨年のものですが、あらため見て自分を慰めています。
そう、去年は過去最高の年でしたが。



さて、話題を変えて昨日の話です。
先月はテナシウォンに乗るTOM'S代表の吉川さんとご一緒しましたが、実はその翌週には輸入元エトスデザイン会長の近藤さんとウン10年ぶりにお会いして、ご一緒に走る予定だったのです。
その時も近藤さんはもちろんテナシウォンに乗ってこられるはずでした。
ところがその日は天候が悪く中止となってしまったのですが、ご親切な計らいであらためて丸一日テナシウォンをお借りすることになったのです。
そこでいつものメンバーに急遽呼びかけて集まったのは、まこっちゃんと、えでーさん&Kちゃんのペア。



特にえでーさんとKちゃんはテナシウォンの試乗ができることを見込んで、わざわざ広島の全日本トライアル選手権まで行ったそうですが、あいにくとイーハトーブ(歴史あるツートライベント)と重なっていて、広島には展示試乗車は無かったというオチ。
これは有力な見込み客となりそうな予感?



家からだと遠くなりますが、デポ地の但馬牧場公園からスタートすると、走り出してすぐにロング林道『中辻肥前畑線』に入れます。



まず最初のビューポイント。
ここから眺める照木地区の風景は大好きです🎵



前日はかなり冷え込みましたが、この日は朝から快晴で気温も高め。




さらに進んで石碑のある場所まで、テナシウォンをえでーさんに譲り、乗試してもらいながら移動を繰り返します。



ここで写真を撮っていると・・・



大空を大型の猛禽類が4、5羽舞っています!
んっ、これはもしや・・・?



僕がブログを始めるきっかけを作ってくれた一人であり、大親友のmugikoさんに教えてもらった『タカの渡り』であって、上昇気流を利用した『タカ柱』を作ろうとしているのではないのか?


一般的にはタカの渡りは9月から10月が多いそうなので、時期的には遅いかなと思い調べてみると、ハイタカという種類は他の種類とは逆に、この時期に大陸から西日本に飛来して、そこから東日本に移動していくこともあるそうなんです。
それを『逆走するハイタカ属』と呼ぶことを、帰ってきてからさらに調べて初めて知りました。


※参考資料:広島タカの渡り研究会より



タカの渡り?逆走するハイタカ属??




野生動物を見るのは大好きですが、知識不足で果たしてこれが本当にハイタカなのか見分けられません。
もしもお分かりの方がいらっしゃれば教えてください。
ただしこちらのブログのコメント欄はクローズしていますので、
フェイスブック https://www.facebook.com/hideaki.oshima もしくは
X(ツイッター) @rlhide までお願いいたします。


いや、それはただのトビ(トンビ)の群やで、なーんて言われたらションボリですが・・
それにしてもmugikoさんと一緒に見たかったなあ。



他のメンバーはそんなことにはあまり興味が無いので、僕ひとりテンション爆上がりでしたが、そろそろ先に進みます。


ここから遠くに見える扇ノ山周辺の稜線はうっすらと白くなっています。
8月の台風の後、その大雨によってここの路面はかなり荒れていましたが、その後全面的に補修されてほぼフラットに戻っています。
ただ、バラスが流されたり、整地した時に埋もれてしまい、これまでになくマディとなって、ところどころ轍ができてしまっています。


それとこれは又聞きの情報ですが、肥前畑側(南側)の出入り口のところに住んでおられる農家の方から、オフローダーに対して騒音の苦情が出ているそうです。
なにせここはあの『ポツンと一軒家』に選ばれた家のすぐ近くにあるくらい静かな場所です。
ついつい大勢で走ると勢い余ったまま通過してしまい、エキゾーストノイズが大きくなることもあるでしょう。
他の場所でも言えることですが、林道の出入り口には集落や住居があることが多いので、通過する時には徐行、そして住民の方には軽くでも会釈くらいはしましょうね。



そのまま南進するのもアリですが、今日はくるっと引き返すようにして扇ノ山周辺を目指します。



ここは僕の大好きな森のひとつ。
この時期は葉が散り、下草が枯れてしまうので、晴れた日はとても明るく路面はフカフカ🎵



普段は走れないところでも自由自在。
それも軽くて取り回しが良く、パワーもトルクもあるテナシウォンならではでもあります。



もうサイコーに気持ちがいい!!



やはりこんなシチュエーションだとこのバイクのデザインも映えます。



僕だけ楽しんでいても悪いので、他のみんなにも乗ってもらって軽くトライアルごっこ。
まこっちゃんは最近再びトライアルのコンペマシンを購入して楽しんでいるので、乗っている姿もしっくりと、評価はシビアながら率直にしてくれます。



もうススキは終わっているだろうと思っていましたが、まだ結構見応えがありました。
やっぱり不思議な今年の秋です。



小高い場所から眺める、さっき走っていた中辻肥前畑林道とその山並み。
この風景は何度見ても見飽きることがありません。




不思議といえば、この秋はうろこ雲やひつじ雲、いわゆる秋の雲を見ることがほとんどありませんでした。
そのせいか、燃えるように鮮やかな夕焼けも一度も見ることが無かったのです。
これから来る本格的は冬はいったいどうなるのでしょう、暖冬か大雪か?



でもそれを温暖化のせいだとかなんだとかと言うつもりはありません。
SDGs?継続可能な?まったくいかがわしい言葉です。



このあたりは真冬になると一面大雪原と変わります。
もうすぐその季節がまたやって来ます、その時はスノーシューに履き替えてきっとまた訪れますよ。



草原の所々にあったこの木には赤い実がたわわに成っています。
ナナカマドではないだろうし、この木の名前はなんだろう?



お題は『松の木のほとりに佇む美人ライダー』(ゴマスリ)



そこからさらに登山口近くに進むと、日陰の区間は思っていた以上に雪が積もっていました。



ただこの辺りは舗装林道なので、この程度の積雪は最も厄介で慎重に走らなければなりません。
もっと深く積もっていればむしろまだ良いのですが、これくらいでコケると下の路面が舗装で硬いので怪我やトラブルに直結してしまいます。



これが土の上となればもう安心!
ただトライアル用タイヤだとあまりグリップしませんけれどね。
逆にそれが楽しさに変わります♪



はるか遠くには鳥取の市街地も見渡せます。



安心のフィールドで試乗するKちゃん。
『楽しい〜🎵』を連発しています。



今まで気がつかなかったミニ滝。
この日は名所シワガラの滝も霧滝も駐車場に一台の車も停まっていなかったけれど、こんな日に行ったらどんなに素晴らしかったことでしょう。
残念ながら、どちらの滝もバイクのオフロードブーツを履いては行けない場所なんですよね。



昼食は9号線沿いの光楼という中華屋さんに初めて入って食べました。
(画像は撮り忘れ)
ちょっとメニューは偏っていて、場所の割にはお値段高めでしたが、味はとても良かったです。


その後走った竹田甚白細見線は崩落と倒木ができていましたが、どちらもさほどの苦労はなく通過できます。






そこからも、さらに坂本林道をバイクを交換しながら走ります。



それゆえに僕はえでーさんのシェルパや、まこっちゃんのトリッカー、KちゃんのシェルコTYと次々に乗り換えるという、こんな日は初めてのことでした。



さらにさらに千谷作業道〜草太林道〜塩山中辻林道とラストスパートをかけるように走り。





最後はまた中辻肥前畑線の本線に途中から合流してこの日を終えました。



僕はバイクインプレッションで、やれサスがどうとか、エンジンフィールがどうとかと書くのはまるで苦手です。
近日発売のダートスポーツに試乗記事が載るそうなので、興味がある方はそちらをご覧ください。(丸投げw)


こんな僕が言えることは、ただ『このバイク乗っていて本当に楽しい🎵』
そしてタンク容量がトライアル車としてはたっぷりで、燃費も良く満タンで250kmはヨユーで走れるので日曜日にGSが閉まっていても安心!
その2点にとどめておくことにします。



月曜日にはエトスデザインに返却をしたのですが、ずっとこのまま僕のガレージにいてくれたら理想的だったんですけどねぇ・・。
国産オフロードバイクの選択肢がほとんど皆無に近い今、この存在はとても貴重だと思います。



11月のインディアンサマー 11/3

兵庫県の中部丹波地域から北部南但馬にかけてはこの晩秋に濃い霧が出やすく、高い場所に登れば雲海が楽しめることで有名です。
中でも日本のマチュピチュと呼ばれる竹田城跡はその雲海に浮かぶ姿が人気で、大勢の人たちが早朝から訪れています。
僕は人混みが嫌いなのでそんな有名フォトポイントには近寄らないようにしていますが、遠く離れた場所から眺めるのが毎年の楽しみ。
濃い霧が出るのはよく晴れた日、今日は間違いないだろうといそいそと山頂まで急ぎました。
ところが・・


あれぇ・・・麓から反対側(城跡の見える方角)がどうも明るすぎると思っていたら、やっぱり霧が薄すぎで普段とあまり変わりません。



これは昨年の画像。




それに比べるとモクモク感が無いなあ・・孫悟空みたいな絵を撮りたかったのですが。



竹田城跡も浮かび上がり過ぎて幻想感に乏しい。



ま、それでもこれはこれで水墨画チックで良いですかね。
この日は気温と湿度が高過ぎたようです。



こちらは宍粟方面の様子。



登ってくる時にバイクの挙動がおかしいなと思っていたら、どうやらフロントタイヤがスローパンクしているみたい。
むむっ、今日はアカン日になるのか?



そこからワープして神鍋高原に到着。
いつもの場所に車を停めると、セロー225をメインとした団体さんが先着でおられました。
銀杏並木も前回来た時とあまり変わらぬ黄葉の姿。



万場から登ってリフト最上部まで行くと、そこでも団体さんが記念撮影中。
横を失礼して降りましたが、あの時の方々は駐車場でお会いした方達と同じだったのでしょうか?
どちらも気持ちよく挨拶をしてくれたので、こちらもいい気分になってきました🎵



例年だったらこの辺りでも紅葉真っ盛りなのですが、どうも今年の色付きはくすんだように見えます。



まあそれでも雲ひとつない青空と、ぐんぐん気温が上がってきて暑いくらい。
小春日和が春の暖かい日ではなく、この時期のそれを意味するとは大人になって知りました。
それより以前に知ったのは同じ意味の英語 Indian Summerですが、これはアメリカンインディアンに由来する言葉で、語源は諸説あります。
兎にも角にも、ジャケットは薄手にして正解でした。



妙見蘇武林道から少し南に戻り・・




粟ケ尾林道に入っていくと、この日行われているコマ図ラリーのエントラントらしき人たちが逆方向からすれ違ってきます。
今日はそれ以外にも、これまでになく大勢(と言ってもトータル20人くらいですが)のオフローダーとすれ違いました。



雲海狙いで寄り道をしていたので午前中のダートはそれくらいで、香住港に向かう途中でお花畑に寄り道です。
秋に咲くひまわりはピンセントネーブルと呼ぶそうですね。



ここはある企業が地域と顧客、それに観光客への社会奉仕として季節ごとに花を育てている畑です。



小ぶりな鮮やかなイエローの花はキバナコスモス。
今年はこれが最後の花となるのでしょう。



昼食はいつもの店でノドグロの塩焼き定食。
個人的な好みで言えば、ヒラメの縁側、蒸し穴子、カレイの煮付け、そして塩焼きならばやっぱりこの魚!
その身の旨さは身だけでなく、背鰭はちょっと無理だけど、それ以外のヒレや皮までとても香ばしくいただけます🎵



この日の食後は少し離れた三田浜で。
ここは釣り人が自分のボートで離発着するのに最高で、この日も数隻その姿がありました。
僕も以前はよく播磨灘で漕ぎ出して楽しんでいたので、それを見るとウズウズしてきます。
なかには釣り上げた立派なキジハタを捌いている方も!いいな〜!!



冬に向かって海はその透明度を増してきます。



サザエ、アワビなどは、獲ると軽犯罪法違反で検挙されますよ!



この日は岸からの釣り人がいなかったので、先端までバイクで行ってパシャリ。



裏の林道をぐるっと回ってから村岡方面に戻ります。



遠くから見ても、近くで見ても、まだ紅葉は今ひとつ、というかこのまま推移していく感じです。



それでも木漏れ日が増していく、これからの季節はまたそれなりに良いものです。



ダートの道中ではここが一番綺麗だったかな。



例年だと来週あたり紅葉狩で岡山遠征としていますが、さてどうするか悩みどころ。



しかしそれにしても気温は暑いくらい。
このまま暖冬に向かっていくのか?
よそ者視点で申し訳ないですが、雪はそれなりに降ってくれないと楽しみしているスノーシューができません。



いやいや、愚痴はやめておきましょう。
自然はどんな状態でも受け止めて、感謝を忘れずに生きたいものです。





ところでこの用野和佐父林道ですが、コマ図ラリーのエントラントの方々か?かなり彷徨って本線を外れた方が多かったようです。
確かに迷いやすい分岐が多いですからね。



幻の池は渇水です。
この周辺は間伐が行われていてかなり雰囲気が変わってしまいました。
でも作業員の方々はとても親切なので、気持ちよく通らしてくれました。



先月下旬に開通した笠波トンネルは明るくて快適な道でした。
この上にも好きな林道が通っています。



最後は久しぶりの東ハチ。
このところ午後から天気が悪くなったり、燃料が足りなくなったりでなかなか来られませんでした。



もう来月にはスキー場も開かれるために、どこもススキが刈られリフトの試験運行が始まっています。
この場所はとてもフレンドリーで、関係者と出会っても注意などされませんが、気持ちよく挨拶をするのはもちろん、ゴミは必ず持ち帰りましょう。



こんな素晴らしい場所を、未来のライダー達に残すためにも。



『秋の日は釣瓶落とし』なんかこの言葉が好きなんですよね。
但馬は山々に囲まれているので、この時期は4時を過ぎれば晴れていても太陽は山影に沈んでしまいます。
今年のシーズンもあとひと月たらず、ラストスパートで楽しみましょう🎵


テナシウォン TENACI-WONG TWJ200L カミング⁉️ 10/23

秋晴れの但馬の朝。
いつもの神鍋高原道の駅に現れたのは、なにかとお世話になっているアニキ分TOM'S社長の吉川さん。
かねてより話題のニューモデル、テナシウォン TENACI-WONG TWJ200L を積んでこられました。
このバイクはお店の試乗車として卸されたものもので、ごく数カ所TOM'S SPECIALのパーツを組まれたほぼ新車。
ご自分で林道での走りを確かめたいとのことで、およそ1年ぶりにご一緒します。



そしてメンバーはもう一人、僕と同じくSHERCO TY125に乗る彦星さんです。



二日前には急激に冷えましたが、この日の朝はポカポカと暖かく、良き日になりそうな予感。



ルートは先週の下見をしたのとほぼ同じ。
軽く1本こなしてから、早速あの問題のセクションです。



軽く下見をしてから、まず吉川さんがトライ!



ステアケースは余裕でこなし・・



ここのターンから先は路面がフカフカでやや手こずって減点3。



さすがトライアル歴50年あまりの現役ライダー、腕はいまだに衰えずというところでしょうか。
ターンから足つきはありましたが、これがもし本番で本気だったら減点0で終わっているでしょう。



2番手は彦星さん、ここまではスムーズに。
その先でちょっと躓いてしまいました。



3番手は僕です。
ターンでコケかけたものの、竹に寄りかかってなんとか踏ん張る?
減点5ですがまあいいか。
これが逆からエントリーすれば全員クリーンだったでしょう。



吉川さんは前日もご自身が運営する奥宮トライアルパークでみっちり練習されてきたそうで、いったいどんだけ体力あんねんと言いたくなります。



この三川東作業道群はあの土管セクションを除いて、台風前に比べると荒れ具合は3割り増しといったところ。
初めは慎重に乗っていた吉川さんも、マシンに慣れてくるとガンガン飛ばし始めます。



しかしここは何度来ても変化に富んでテクニカルな面白い道です。
ただリスクもあるので要注意。



途中のレストポイントで、改めてテナシウォンを眺めてみます。



パッとみて羨ましいなと思うのは4POTキャリパー&大口径ローターの前後ブレーキ。



標準のアンダーガードは厚く滑らかな形状。



なんといってもユニークなのはこの3段階切り替えできるヘッドライト。



吉川さんにこれまでの印象や気になった点を説明してもらいます。
その内容はこの後の動画をご覧ください。



リスタートしてからも、嬉々としてマシンを操る大ベテラン🎵
トライアルライダーとしてだけでなく、エンデューロレースなどでも活躍されていたので簡単にブッチ切られます。



最近レーサー乗りの方達ともよくご一緒するんですよとお話しすると、ならばぜひ勝負したいともおっしゃっていました。
そんな機会があればレーサー組の皆さん、ぜひよろしくお願いします。



日本海に抜けて、これまで何度も下見をしたものの、ソロでは入るのをためらっていた海岸に初めて降り立ちました。



この辺りは整えられた砂浜以外は切り立った崖が多いので、こんな岩場まじりの入江はまれです。



海の美しさも気に入ってくれたようで会心の笑顔🎵



降ったら登らなければなりません。
登り始めがやや難しかったですが、その先は思ったよりもイージーでした。
いずれにしても先に見本を示してもらえるので、後に続く場合も自信が持てます。



彦星さんも出だし苦労したものの、ヘルプは無しで戻れました。





上の広場で僕のリクエストに応えてのパフォーマンスはフローティングターン!



キャンバーターンもさすがの正確さ。



TOM'S スペシャルのシートは移動中も非常に快適で、こうしたトライアル的に乗っても足付きを妨げないとのこと。



吉川さんが特に楽しみにしていた海鮮料理の昼食は先週と同じ店。
週末だとなかなか入れませんが、やはり平日だと比較的スムーズです。



もちろん食後はいつもの場所で。



缶コーヒーでくつろいだ後は、吉川さん自らインプレッションを語ってもらいました。
あいにく風が少し強かったので音声が聴きにくくなってしまいましたが、どうぞ熱演をご覧ください。



TENACI WONG TWJ200L インプレッション PART.1





テナシウォン TENACI-WONG TWJ200L インプレッション PART.2




シート下の左右にドリンクホルダーがあるので試してみましたが、確かにペットボトルは収まりますが、残念ながら金属製のガソリン携行缶は500ccでも無理でした。



そして午後からも林道を繋ぎながら、景観の良い場所でロケを続けます。



特徴的な2分割のタンクデザインは、正直に言えば賛否が分かれるところだと思います。



しかしスケルトンのそれは、やはり残量の確認にとても便利だし、負圧によって自動的に移動する構造は画期的とも言えるでしょう。
ちなみにこの日の燃費はリッター30km台の後半だったとか!
ということは満タンで軽く200kmは走れる計算になります。
(もちろん環境や条件によって変わりますので、あくまで参考として)




そうそう、標準で付いているタイヤはMADE IN CHINAの初めて見るブランドですが、性能的にはなんら不満の無いところだそうです。
強いて言えば、フロントをエンデューロ用のガミータイヤに替えればコーナーの突っ込みでも無敵かと?



この日、唯一残念だったのは、まだ紅葉がほんの僅かだったこと。
それでも暑くも寒くもない、とても気持ちの良い1日でした。



これはジャックナイフのリクエストに応えてくれてのワンショット。
このバイクのブレーキはホントに効きが抜群です!



最後の林道は用野和佐父。
幻の池の周りも紅葉はまだまだだったので、その神秘さはまだ影を潜めています。



サスペンションの動きもとても良く、トライアル的な乗り方から、フラットまで快適に対応できたそうです。



吉川さんのお客様でも、KTMのフリーライドやBETAのクロストレーナーからの乗り換えで商談中の方がいらっしゃるそうです。
僕もそれは非常によく理解ができて、とことことトレッキング的な使い方をするには、上記の2台は少しパワフル過ぎて持て余すことがあるのではないかと。
またこのテナシウォンに近いものとしてはBETAのアルプがありますが、それに比べるとより軽量スリムでハンドルのキレ角も大きく、ステップの位置などトライアル寄りになります。



テナシウォン はこの日のように高速フラットを快適に走り抜け、荒れた廃道をリズム良くこなし、ところどころのトライアルセクション的な場所で遊ぶなんて使い方にはピッタリだと感じました。
ペースを上げても、ゆっくり自然を楽しみながら走っても、どちらでも対応できるバイクではないかというのがひとつの結論です。
扱いやすさにおいては車重や足付き性も含めて、女性オフローダーにもぜひ乗って欲しい1台です。



ぶっちゃけて言えば、値段は手頃・・というかかなりのバーゲンプライス。
あとはALL MADE IN CHINAという隠すことのできない事実を、すんなりと受け入れられるかどうかではないでしょうか?



耐久性に関してまだ未知数ですが、僕の所有しているフルチューンのSHERCO TY125に比べれば、トータルでも十分凌駕していると感じました。
僕自身は果たして乗り換え、もしくは増車はあるのか???
To be continued・・・・


(エトスデザインH.P.より転載)


但馬の秋、いま始まる 10/14


このところの週末は天気が悪かったり、登山をしていたりで、僕としては珍しく3週間ぶりのバイクとなりました。
そしてスターターモーターにトラブルが出ていたTRRS X-TRACKも久しぶり。
TOM'S吉川さんが頑張って直してくれました。


この季節の変わり目にこれだけブランクが空いてしまうと、何を着ていったら良いのかと迷ってしまいます。
結論を先に言えば、最低気温14度、最高21度でアンダー・プロテクター・ジャージ・ジャケットのトップスでバッチリと快適に過ごせました♪


今月はこの後、とある重鎮の方々とご一緒する予定もあるので、まだこの目で確かめていない各林道の台風の被害もチェックしたいところです。
でも日本海香住港で海鮮料理を味わうことと、ハチ北でススキを眺めたいのはこの時期外せない楽しみ。
するとどうしても毎回同じようなルートになってしまうので、読んでくださる方はまたかよって思われるかもしれません。



神鍋高原をスタート地点として、まずは三原水口林道から。
ここはその支線の眺めの良い場所でパシャリ!
この週末の天気予報は各サイトがバラバラで非常に悩みましたが、来てみれば見事な青空が広がっています。




午後からは間違いなく曇ってくるでしょうが、午前中にこの空を見られただけでも来た甲斐があるというものです。



この林道の状況は被害が少なく、何ヶ所かこの程度の土砂、岩石の流出があるくらいでした。



さあ、そして問題は次の三川東作業道群です。
レーサー組のお仲間がすでに調査済みですが、それによれば1ケ所かなり酷い崩落があるが、どうにかこうにか通れたとのこと。
ただし僕よりもその走破能力は格段に上の方々なので、その言葉が僕にも当てはまるのかは実際に見てみなければ分かりません。



桑野本側から進むと、まずはこんな状態。
その先には・・



これか・・・


う〜ん、ここはもともと沢が流れていたところに土管を埋め込んで、その上に土を被せて道を造っていたのが、大雨でその土が全部流れてしまったのでしょう。




横からみると、この青の斜線部分が土を被せていた部分と思われます。



これはお仲間が撮った画像で、反対側からアプローチしています。
聞くところでは、赤の矢印のラインでクリアしたとのこと、ホンマかいな?



あ・・、でもよく観察すれば、確かになんとかなりそうですね。
このステアケースが僕にとってはちょっとムズいかな?
左の木の根がハンドルに当たりそうです。
難易度はこちら側からの方が高そうですが・・。



こちら側からチャレンジするとなると、左側から沢を渡り・・



土管に沿ってステアケースを越えて・・



左ターンで斜面を登るとクリア!
イメージはできた、が、ソロではその先も含めて不安が残るので、またの日にチャレンジしよう。



県道を北上して、国道178号線に合流して佐津から海岸沿いに走ります。



この辺りの海は本当に透明度が高い♪



ふと見れば岩壁に大きな柿の木ががたわわに実っています。
あんな場所では、全て鳥たちのものなのでしょう。



柴山駅の裏側から、まだ入ったことの無い最後のルートを探ってみると、いかにも古そうな道が奥へと続いています。
地理院地図で調べてみると破線ですぐに終わってはいますが、さて本当にそうなのでしょうか?



ま、今日のところは深追いはせずに、西ルートの確認で一旦南下します。



こういう人家に近い林道の出入り口にある竹林の雰囲気っていいですよね。
特に新規探索の時にハラハラドキドキしながら進んでいて、これが現れるとホッとすると同時に、成功の予感が実現に変わり嬉しくなるもんです。



さて、この地区は前回の台風で最も被害があったエリアですが、この林道にはまるでそんな様子が見当たりません。



一番のアトラクションも、むしろ以前よりハードルが下がった感じ。
となれば香住往復ルートのひとつは、あの土管のセクションさえなんとかなれば、今も確保されているということが分かりました。




そこからさらに三川線を南下して大野林道へ。
その間の三川線も全く被害がなかったことに驚かされます。
ということはつまり小城〜三川山の区間が最も酷かったようで、しばらくは通行止めとなるでしょう。


この画像は大野林道に入ってすぐの伐採地入り口ですが、ガッチリと施錠されていて入れません。
中に入ることができれば、かなりの景色が楽しめそうなのですが・・



この林道の稜線区間の雰囲気が大好きです。
左右の樹々が無かったら、さぞや左右に絶景が広がっているのでしょうが、それは仕方がありません。



予定よりも早めに香住についたので、しばし時間調整です。



入江が流木でびっしりと覆われていたのも、ほぼ全て回収してうず高く積まれています。




今日の昼食は山陰名物『猛者エビ』の陶板焼き定食。
このエビは海から上げて空気に触れるとすぐに黒ずんでしまうそうで、地元にしか流通しないという隠れた銘品です。
(今は船内で急速冷凍することも多いようですが)
とにかくこのエビは、このまま頭から尻尾まで殻付きで食べられちゃいます!
そのほのかな甘みと香ばしさが、エビ好きの僕にとってはもう堪りません🎵
一度この食材でイタリアンに仕立ててみたいし、川津エビ(サルエビ)のようにシンプルに素揚げするだけでも美味そうです。


あ、そういえばもう一軒のいつもの店の前に2台のハスクが停まっていましたが、あれはK川さんだったのでしょうか?



いつものルーティーン、食後のお茶と昼寝タイム。
前回のように車ではないので、芝の上に座って缶コーヒーをいただきます。



暑くも寒くもなく、お天気はここまで上々🎵
このまま最後まで続いてくれたら良いのですが。



これもまたいつもの場所で撮影タイム。
最近いろんなところでこのパンパスグラスが目につくようになってきました。
ジギタリスもそうだし、今やセイタカアワダチソウはすっかりと勢力拡大しているし、外来植物で自然風景の変化が進んでいるように思えます。



河原は水位も下がり、だいぶ元の状態に戻りつつあります。
魚のライズがあちこちで見られて、釣り人魂をくすぐられます。



そこから宮神山田林道の被害調査に行ってみました。
そこは台風直後に反対側から進んで、泥にどっぷりとハマって大変な目にあったところですが、山田側から登り始めるとさらに酷い状態です。
以前にも目にしたことがありますが、アスファルトの下を大量の雨水が流れたために捲れ上がっています。



その先には路面を覆い尽くす大量の岩石。



さらにその先は崩壊でわずかに路肩が残っている状態。
その上を歩いて先まで行ってみたのですが、後から写真を撮って見てみるとその下もえぐれているじゃん、あぶねー!




ただこちらはすでに復旧のために行政の確認が済んでいるようでした。
しかし完全に復旧するのは数年かかりそうですね。
この林道はどちらかと言えば退屈するほどイージーなものだったのですが、ここまで酷い被害が及んでいたとは・・。



いつもだったらいろいろと林道を挟んでから、最後のススキと絶景を眺めに行くところですが、今日はあれやこれやと欲張らずにスルーして、廃業?しているスキー場ミカタスノーパークに。



ここのススキはこれまでには無かったほどの成長ぶりです。




完抜けルートもすっかりと草に覆われて、とてもじゃないけど進んで行く気にはなりません。
雪がどっさりと積もり、草が押しつぶされてしまう春まで、その楽しみは封印するしかありません。




峠道をさらに登って、大好きなあの場所に・・
この頃にはすっかりと曇って青空が消えてしまったので、期待感はダダ下がりですが。



うーん、ススキ自体は今がちょうど見頃の状態ですが、やっぱり青空と太陽と風が無いとあの大きな感動は味わえませんね。



まあそれでも、兵庫で最も人気の高い砥峰高原だったら、今日あたりは麓の集落まで長蛇の列の渋滞でしょうが、相変わらずここは独占できるので贅沢だと実感します。



前回来た時に草刈りが行われていて追い返されましたが、おかげでだいぶ走りやすくなっています。



引き返す途中でこんな色鮮やかな実に出会いました。
Google先生で調べてみると、地元ハチ北観光協会の H.P.がヒットしてこんな説明が・・


〜サトイモ科のマムシグサがきれいな実をつけています。秋の草枯れの中でこの色は目立ちます。見た目、何だか美味しそう。でも触っても舐めてもいけない勿論食べてはいけない猛毒なのだそうです。触った場合肌荒れを起こし、人によっては皮膚炎の症状が強く出ることもあり、口に入れた場合、人によっては頭痛、口唇のしびれや舌の腫れ、喉の渇きや声のかすれ、また、味覚が失われたり口を開けることも困難になる場合もあるとのこと。少し舐めただけでも小さな針が口の中にいっぱい刺さった感じで激痛が喉まではしり、唾も飲み込めずよだれをたらしたままの悲惨な状態が何時間も続くとのこと。動物にも食べられずにいつまでも秋の野に残っている理由はこれなんですね。恐るべしマムシグサ。


えー、そうなの!!
おっそろしいなー、触らなくてヨカッター。




最後の締めくくりに、またお馴染みのあの場所『東ハチ』にも行くつもりでしたが、黒い雲が迫ってきたので早めに撤退。
いつもに比べれば疲労度もまるで感じられないくらいですが、たまにはこんな日も良いでしょう。
TRRS X-TRACKには久しぶりに乗りましたが、やっぱりこれは素晴らしいバイクです🎵


但馬の残りシーズンはあとわずか、いよいよ山々が紅く染まる季節です。


氷ノ山ブルー  10/2

今回は登山です。
日本の二百名山に名を連ねる氷ノ山。
兵庫県と鳥取県の県境に位置し、那岐山や瀞川平とともに「氷ノ山後山那岐山 国定公園」に指定されている自然豊かな山です。
標高は1510m、中国地方では大山(1,712m)に次ぐ高さを誇ります。
「秘境100選」にも選ばれ、天然記念物のイヌワシやツキノワグマ(僕、どちらも見たことあり)、ブナの自然林など多くの動植物を見る事ができます。
天照大神が旭日に映える樹氷を見て、『ヒエの山』と呼んだことが名前の由来であるといわれ、今でも冬季には巨大な樹氷が登山者に人気で、それはモンスターと呼ばれています。



いつもはオフロードバイクに乗って、その周辺の林道を楽しんでいますが、これまで一度もその山頂に立ったことはありませんでした。
しかし下から見上げる度に、いつか機会があれば・・と想い続けていたのですが、ちょうど平日の休みと晴天がマッチしたので、車の荷台を空っぽにして(いつもはバイクが積んである)大段ヶ平(おおだんがなる)という中腹の駐車場に到着。


氷ノ山には兵庫側と鳥取側、合わせてざっと9つのルートがあるのですが、ここからは兵庫県側の最もビギナー向けのルートです。
なにせこの駐車場は瀞川氷ノ山林道の途中にあるのですが、そもそも林道は1000m付近を横断しているので頂上までの高低差は400mほどで、距離も片道2.7km。
関東にお住まいの方ならピンとくるかもしれませんが、あの日本一登山客が多く訪れる高尾山のルートとほとんど変わりません。
もちろん絶対的な標高は違いますし、冬場になれば最大8mを越す積雪もあり、まるで別世界になりますが、この時期ならば小学生でも登れるでしょう。



この画像は大段ヶ平の駐車場からのもので、いつも見慣れた風景ですが、これがどれほど変わるのか楽しみです。



駐車場から林道を挟んで、この登山口がありますが、この先はバイクやスノーモビルは立ち入り禁止となっています。





歩き出すと思わず『うわっ!』と声が出てしまうほど、緩やかで美しい登山道が伸びています。



氷ノ山はブナの木が多いことでも有名です。



下草と呼ぶには背丈の高い、笹の茂みもずっと続きます。



歩き始めてすぐにあるこの標識。
先ほども述べたように、片道は約2.7kmです。



なだらかな、まるでウォーミングアップの区間を過ぎると、やや傾斜が増してこの丸太の木段が現れます。



時折、樹々の間から下界の景色が広がります。



また緩やかな登りが続き、最初に現れる建造物。



真冬はホワイトアウトになって犠牲者も出るくらいですから、こうした避難小屋はいくつあっても良いですね。



その後も、ところどころ小さな難所はありますが、むしろ丹波地域の低山の方がよほど急峻です。
あちらは平野からニョキっと突き出たような小さな山々があり、登り始めからいきなり急勾配になることが多いのです。



それでも正直に言えば僕自身はこの半年ほど山登りはしていなかったので、結構ゼイゼイハアハアしてしまいます。
オフロードバイクは乗ったことの無い方の想像以上に、体力はひどく消耗するものですが、やはり使う筋肉や心肺にかかる負荷も違います。
だから山登りのシーズン初めはかなりキツイのですが、その意味ではちょうど良かったかも。



ふと振り返ると、宍粟方面の山並みが。



左前方に見えるのは東ハチかな?



その先、2つ目の建造物は『神大ヒュッテ』。
神戸大学山岳部が60年以上前に建てたもので、一般の方でも利用できる山小屋だそうです。



ここまで来ればもうあと少し。
絶対許されることではありませんが、もし許可されるのであればバイクで乗ってみたくなるルートです。
ここまでも2、3ヶ所はトライアル中級以上の腕が必要かと思われるものがありましたが、
ヘルプがあればこの僕でもなんとか・・。
4、50年前だったら許されていたのかなあ。



ただ、その先のこの太い角材で組まれた道は、とても滑りやすくて歩きにくい。
もっと横板(棒)があれば良いのですが、多分大勢の人が通ってるうちに無くなってしまったのでしょうね。



頂上が近づくにつれて、背の高い木はほとんど少なくなってきました。



逆水の国際スキー場が眼下に見えています。



ラストスパート区間です。



植林された杉と違って、古代杉は迫力がありますね。





氷ノ山はとても水が豊かな山でもあります。
だからこそ、こんな場所に湿原もあるのでしょうか。



秋の空の代表、うろこ雲やいわし雲とも呼ばれていますが、学術的には拳積雲というそうですね。
こんな雲に映える夕焼けをそろそろ見たいなあ。




さあ頂上直前から360°雄大な風景が広がってきました🎵
こちらは鳥取市内方向かな?



これは若桜方面。



宍粟方面。



ハイカーお馴染みポーズで一枚。
気温は13度ですが、陽射しがあるのでそれほど寒くない。



三脚立てて、セルフシャッターでパシャリ!
iPhoneとApple Watchを組み合わせると文字盤にカメラファインダーの画像が映り、リモコンでシャッターを押せるのでとても便利です。




避難小屋の内部はこんな感じ。
土日の天気が悪い時は、ここが登山者でいっぱいになるそうです。
この日は月曜で、歩き始めたのは9時でしたが山頂は貸切状態!
行き帰り、すれ違った登山者も全部で6人だけでした。
これがもし東京都心から2時間くらいのところにこの山があれば、平日でもすごい数の人が訪れていることでしょうね。



それにしても空の蒼さがスバラシイ🎵



撮影はいつものようにiPhone 14Proです。



僕が但馬で一番好きな場所、小代越から高丸山、鉢伏山に繋がる区間は見晴らし最高の稜線です。
ここからだと今いる場所まで片道約8kmですが、最もハードなもので通称『ぶん回し』と呼ばれる周回ルートは約15kmで周囲の山々をいくつか含みます。
これだと何ヶ所かの鎖場(補助のためのチェーンが張ってある難所)もあるそうですが、いつかはきっと踏破してみたい。




秋らしく、いろんな形状の雲が浮かんでいますね。



氷ノ山ブルーと中国山地の山並み、たっぷりと心に焼き付けました。



この山頂で買ってきたパンでも食べようかなと思っていましたが、ふと気が変わって下山します。
途中の地面には鳥たちに啄まられたのかナナカマドの実が落ちています。
姿は見えませんでしたが、素敵な囀りがずっと聞こえていました。



見上げればまだ枝にもたくさん生っています。



無理とは分かっていても、つい習慣で攻略ライン(バイクで走った場合の)を考えながら降ります。
もしかしてe-MTBなら許される?
もちろん土日や人が多い季節ではそれでも御法度でしょうが。



それにしても期待を裏切らない、いやそれ以上に素晴らしい山であり森でした。
散々迷ったけれど、来てみて本当に良かったなあ🎵



車に戻り、瀞川氷ノ山林道を初めて四輪で走ります。
鵜縄に向かって分岐を降りたので、それほどダート区間は走りませんでしたが、親水公園まで走るのも面白いかも。



そこから1時間も走れば日本海の香住港。
これが但馬良いところで、日本中見渡してもこんなロケーションはそうそう無いでしょう。
前回訪れた時は日曜日だったのでこの店は満席でしたが、今回はすぐに入れました。
猛者エビ(山陰地方の名産品ですが、空気に触れるとすぐに変色してしまうので地元でしか食べられない)の陶板焼きという新メニューにするかとても悩みましたが、やっぱりここは刺身定食。
刺身定食と言いながら、ハマチのあら炊きの存在感が光ります。



食後は浜辺でコーヒータイム。
車なのでいろんな道具を持ってこられます。
JET BOILで湯を沸かし、豆を携帯用ミルで挽いて、HARIOの真空二重マグコーヒーメーカー Zebrangというものを買ってから初めて使ってみましたがこれは美味しい♪
豆は深煎りの粗挽きが合うかな。


本当は午後からもう一ヶ所、以前に探索しながらも途中で断念した古道を、もう一度歩いて検証したかったのですが、この時点ですっかりと頭から消えました。
オンショアの風を受けながら、しばしウトウトすれば至福の時です。



さて、これで何かスイーツがあればもう思い残すことは無いという状態で、閃いたのは夜久野にある牧場直営ジェラートの製造直売『あいす工房らいらっく』。



ここの製品は家の近くのスーパーでもカップで売られていますが、やはりこの直営店で食べるそれは一味違います。
とてもフレッシュさに満ち溢れていて、後味がとても爽やか。
真夏にアイスを食べたらかえって喉が渇くことがありますが、ここのジェラートにそれは全く当てはまりません。



今日はピスタチオとみるくの香りのダブルカップ。
本当はナッツがたくさん入ったフレーバー(名前は忘れた)を食べたかったけれど、この日は並んでいませんでした。
でも心から満足した一日、良き休日でした。