今週は甲子園球場がゲリラ雷雨で水浸しになったりと雨の多い一週間でしたが、土曜日は快晴に恵まれました。
いつもの場所に着けば、やはりいつものメンバーが集まってきます。
まあこの日も僕はみんなとは別行動で、次回のグループツーリングの下見、他のみんなはコマ図ラリー・スペシャルステージの開拓です。
スタートする前に道の駅の販売所が開くのを待って、この連休に開催される新米フェアで我が家のストックも無くなりかけていた米を買いました。
先週あたりから田んぼはどこでも稲刈りに大忙しで、順調に新米は出回っています
・・が、それは都市部を除いての話。
まだまだ近所のスーパーの棚は空っぽです。
購入したのは右から2つ目のもので5kg2900円(税込)。
近所の農家のおじさんらしき人が偵察に来ていて『たっけーな!ワシもこんな値段で売りてえわ!!』と叫んでいました。
どこかのTVクルーも来ていて、20kgの米を買っている人にインタビューしていましたが、わざわざ大阪から買いに来たとのこと。
もっと家の近くの篠山あたりでも店先に並べられていましたが、いつもお世話になっている所だし、僅かながらでも地域にお金を落とすのも恩返しかなと。
さてこの日の課題は神鍋の東にある大岡山のリサーチ。
そばで有名な床瀬を過ぎ、県道1号線番屋峠を越えていきます。
途中で石碑があったので見入ると、なんとこの峠道は自衛隊が開設したとのこと。
それほど地形的に難易度の高いものだったのでしょうか?
そのまま通過して大岡山に入ろうと思っていたのですが、ヘアピンコーナーの脇から何やら良さげな道があり入ってみると・・これがスバラシイ!
フラットな土質路面で林道レベルの幅員で広葉樹林の中に伸びています。
途中からは馬の背状になった尾根道も🎵
途中で三叉路になり、ここで気が付きました。
以前に別方向から入ったことがある矢次山林道群だったのです。
ただここは注意が必要で、宮井や野垣集落からは「入山禁止」の立て札があって入れません。(今回の入り口には何も無い、林道あるある)
それとルートによっては伐採重機が入っていて、路面はヌッタヌタの泥地獄となっているのでとんでもない目にあったこともあります。
参照地図:林道NAVIより
そんなこともあり今回はどこにも抜けることはせずに、この分岐で引き返しましたが、グループで行く時は山頂をループするのも良いかなと思案中です。
県道に戻りリエゾンの途中、真っ青の空に飛行機雲が。
でもなんか角度がおかしい、どうしてこうなったんだろう?急上昇した戦闘機なのかな?
そしてこの日の目的のエリアに入ります。
大岡山は652.4mの標高で、2007年まであったスキー場跡をゴルフ場としたため、頂上三角点もゴルフ場内になっている珍しい山です。
ゴルフ場の脇には園田学園のグリーンキャンバスや別荘地がありますが、どちらも今はすっかり寂れていて、今回来たのはその反対側のエリア。
ここが良かった🎵
なだらかな森が広がり、その中にいくつもの小径があります。
小径をわざと外れて森の中を探索するのも気持ちがいい。
山頂方向に繋がる作業道も発見しました♪
その先ではもう少しで狙っていた場所に繋がるなというところでプチ崩落。
少し無理をすれば充分に行ける状態でしたが、開通式はまたグループで来た時のために残しておきます。
それに今回は絶対にバイクにダメージは残せません。(理由は後ほど)
それ以外にも小径がいろいろとあって楽しくってもう・・
これは渡れるかな?
向こうの端のあたりで板が割れています。
ただ先週に続いて、ここでも女郎蜘蛛のおかげで、バイクも顔も蜘蛛の巣だらけ。
僕はクモは益虫というスタンスなので、巣を壊してゴメンねと謝りっぱなし。
以前、岡山のRさんがそんな蜘蛛の巣だらけの状態のまま昼食を摂ろうと店に入ろうとしたら、店員さんにドン引きされて即出禁になったという話を思い出しました。
それを教訓として、身なりを整え?初めての店で天丼ランチ。
八鹿にある『ふなき』という寿司仕出メインのお店ですが、大将や女将さんがとても感じ良く、店内とても清潔で、海老が2匹入って1000円ポッキリのリーズナブルな値段はリピート確定です。
次回は刺身定食を食べてみようかな。
そんな訳で午前のリサーチと昼食には大満足で、昼からのリスタートは以前に探索した日髙I.C近くの電波塔のある山への別なアプローチルートのリサーチ。
その候補は2ヶ所あったのですが、どちらも不発に終わりました。
ここはそのうちのひとつですが、山に入るとすぐに道が消滅。
沢沿いの道なので、久しぶりにサワガニを発見。
唐揚げにしたら美味しそう?
このルートはちょっと無理ですね、残念!
気を取り直し、先週訪れた旧大岡寺庭園に繋がる、前回とは別ルートに進んでみました。
ここは地図で見ると普通の車道として描かれていて舗装路かと思っていたのですが、入り口を過ぎればすぐに魅力的なダートに変わりました。
林間部に進むと可愛らしいお地蔵様が2体。
とても古そうで、ひとつは風化してお顔が完全にのっぺりしています。
左の方はとても穏やかで柔和なお顔。
この先にかつてあった大岡寺は奈良時代に建立されたそうなので、これもその当時のものなのでしょうか?(だとしたら約1000年前??)
いずれにしてもこの道が本来の参道だったのでしょう。
この辺りは針葉樹の森が広がり、緩やかにターンをしながら高度を稼ぐ素晴らしい道です。
倒木もごく僅かで・・
普段ソロで走る時は体力温存のため倒木処理は行いませんが、これくらいの倒竹なら瞬殺できます。
さらに進むと・・
今度は普通の倒木でしたが、これくらいなら処理も楽々。
広葉樹林帯へと変わってきました。
その先には明るく開けた空も見え隠れしてきたので、目的の庭園跡にも近づいただろうというところで小崩落あり。
ここもどうしようかと悩みましたが、初志貫徹で引き返します。
99%の確率で抜けられることが分かったので、ここもまた開通式はみんなと一緒に行います。
昼イチの残念な結果から、また思いがけない嬉しい発見にウキウキしながら走っていると、県道脇に林道標柱を発見。
まあどうせ舗装済みだろうと進んでみれば、素晴らしいフラットダートがあるじゃないですか!
一体どこに出られるのだろうと思いながら走っていると、それはなんと先ほど走った大岡寺へと向かう道の入り口分岐でした!
さっきそこを過ぎた時もちょっと気になってはいたので地図で確認したのですが、やっぱり普通の車道表記だったのでパスしたところです。
いや〜こんなこともあるんだなぁと驚きましたが、これで但馬での林道発見自己記録は13本目で、他の地域も合わせれば25本になりました、うれしー!!
気分をさらに良くしてしばしの移動をして、やって来たのは妙見山名草神社近く。
とある限界集落からこれも昔に使われていた参道があり、妙見の廃村へと繋がっているようなのでその確認です。
川沿いに進み、心配していた橋も渡れて、さらにつづら折を登っていると大きく派手なキノコが!
これは下の画像と同じ種類で、以前にも別な場所で見かけた絶品の味『タマゴタケ』の傘が開いたものでしょう。
しかし味は絶品と分かっていても、なかなか食べるのには勇気が要りそうですね。
このルートも抜けられる目処が付き、またひとつルートのストックができました。
まだ時間があったので、そこから妙見蘇武線を挟み反対側に平行に伸びる作業道のチェックへと。
最近得た情報では猿尾滝の奥の行き止まりから、破線ではありますがそのまま登ることができればこの作業道に交差して繋がるというものです。
この道の途中にそれを表す標識があるはずで、それを探してみましたが今回は見つからず。
まあたとえあったとしても、難易度は高く成功確率は低そうですが、もしできたらこれも特筆ものです。
いや、しかし新たな発見がこんなにあって、とても楽しく充実した1日でした。
最後はススキの穂がさらに伸び始めた万場から下山。
トランポを停めた場所に戻ると、他のメンバーも直前に戻ったところ。
見慣れないハイエースが増えているなと思っていたら、ハスクバーナに乗ったライダーさんも間も無く帰着。
話しかけてみれば拙ブログの読者の方で、しかもご近所にお住みの、X(ツイッター)では相互フォローしていた<とんぷす@tonpooth>さんでした!
(翌日には他のメンバーに拉致監禁されたらしい・・)
さて本編のタイトルにもあるように、今まで約4年半に亘って活躍してくれて、楽しい想い出をたくさん供にしてきた愛機 SHERCO TY125 Classicを手放すことに決めました。
そのラストツーリングに華を添えるかのような中身の濃い1日となり、本当にありがとうと伝えたい気分です。
現在コンディションはベストに近く、最後にオイル交換など諸々を済ませ、ひと月以内にヤフオクへ出品する予定です。
出品ができましたらこのブログでもお知らせしますが、興味のある方はコメント欄からでもお伝えください。
もちろんまだオフロードを卒業するのではなく、当分はもう一台のTRRS X TRACKで走り続けるので、これからもよろしくお願いいたします。