苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

但馬の海へ 9/3 新温泉町〜諸寄海岸 

今日はいつもよりもう少し北上して日本海を眺めに行きます。


北近畿豊岡道の八鹿ICを降りて、道の駅但馬蔵である人がいないかチェック。
すると・・・やっぱり居られました地元の『但馬マスター』(勝手に命名しました)こと高山長さんと相方のとよべぇさん!
ご挨拶をすると「来られると思っていましたよ〜」と逆に言われてしまいました。
なんでも今日は12名様グループのツアーリーダーとのこと。
最終目的地はと聞くと〖池ヶ平林道〗で、時間があれば香住の海までということでしたが、またまたご一緒したい気持ちを押し殺してお先に出発。
(写真を撮るのを忘れた・・)
その時はなぜかピンとこなかったものの、考えてみればワタシ自身先週訪れた林道でした。
どうもトシのせいもあり、あまりに多すぎる林道の名前と場所が一致しません。
2週連続して同じところに行くのも芸がないので、単独行は正解でしょうか。


ま、とりあえず国道9号線をズンズンと北上します。
その気になれば並行して点在する林道を数珠つなぎにもできるのですが、ここは体力を温存してひたすら最初の目的地〖林道竹田甚白細見谷線〗を目指します。
湯村温泉を過ぎて県道47号線との交差点も越えると小さな橋があり、川沿いを上流い向います。

先ほどお会いした高山長さんから得た情報によれば、途中ブッシュが多く、マディな所や轍もあるのでお気を付けてとのこと。
いつも優しくアドバイスありがとうございます。

入り口からこちら竹田側は登りで陽当たり良し、路面良し。
しばらく進むときれいに分かれた三叉路に。

ここは右に進んで行きます。
山頂には電波塔があり、下りの北側斜面になると陽当たりが悪くなり、

こんな感じだったり

聞いた通りのこんな感じ。
でもいろいろ変化があって楽しめる林道です、好きです!

特に崩落は無く、倒木はこの程度

ただあまりにも自然が豊かで静寂なこの森は、いかにもクマさんが現れそうな雰囲気。
こういった写真を撮る時もエンジンは止めずに、ホーイ、ホーイと声をあげていました。
鈴よりも声をあげたほうがクマには良いそうです。

それにしても気持ちがイイ!
今日はこれまでの道中にわか雨に降られましたが、この辺りでは爽やかな青空です。
森の中は風を受けられずにやや蒸し暑く、うっすらと汗をかくくらいです。
初めての林道、そしてソロということもあり慎重には慎重を重ねるため、(ヘタクソなだけ?)けっこうな時間をかけてようやく下りきると竹林が現れました。
林道を抜けて人里に降りる手前には竹林が多いのですが、なにかそれなりの理由があるのでしょう。

抜けて少し進むと小さな橋(後山橋)を渡り県道263号線に出ます。
事前に地図で調べると、ここを左折すると林道竹田諸寄線になり、方角的には池ヶ尾林道に繋がってもおかしくないようですが、これもまた高山長さんの情報では「ダメでしたよ」とのこと。
天の邪鬼のワタシはそれでもこの目で確かめようと川沿いに上がりますが

やっぱりこれは無理か?しかし不思議と路面はどこまでも舗装です。
予算切れ??意味不明です。
途中分かれて三成山方向に登る道がありましたが、これも自信がないのでヤメました。
また誰かと一緒の時にチャレンジしましょう。

さて263号線へ戻り47号線、そして但馬漁火ラインと呼ばれる国道178号線を少し走り、浜坂中学の横から2本目の〖諸寄浜坂林道〗に入ります。
が・・・入り口はダートながら登りはほとんど舗装済み・・・な〜んや。
このパターンってわりと多いですが、なるべく車などが入ってこないようにするためなんすかね?
しかし峠のてっぺんになると・・

こんな広くきれいに整地されたダートがあり

見晴らしもなかなか
さらにその奥には

なにかスポーツの施設でもこれから造成するような広々としたスペースがありました。
そこで・・・

今月61才になるジジイですが、こんな格好をしているとごまかせます、たぶん・・
年甲斐もなく自撮りです、スンマセン。



この広場、気が付くと鹿やウサギのものらしき糞がたーくさん落ちていました。
夜になれば集会でも開いているのでしょうか?ぜひ見てみたいです。


そして下りに入るとようやくダートが現れます。

右は登山口、左が諸寄に向かう道です。
少し轍の深い区間もありましたが、ほとんどイージーな路面です。

途中景色の良いところで向かい側の山を見るとガードレールが伸びています。
雰囲気が良さそうなので後でチェックしてみましょう。

下りきると美しい田んぼが広がり稲刈りの真っ最中です。
この一週間ですっかり黄金色になりました。

1kmほど下ればすぐそこは日本海諸寄に出ます。


ここが今日の目的のひとつ!

白い綺麗な砂浜と澄き透った海‼

久しぶりに海が見たくなったんですよぉ。
8月中は観光客も多いだろうと避けていたのですが、やはり9月に入れば日曜日でも人はほとんどいません。
昼飯は漁港内の防波堤でローソンおにぎり。

30代から40代の半ばはソルトウォーターのルアーフィッシングにとち狂っていました。
特にショアからのキャスティングが好きで、しばしば舞鶴の辺りにも通いましたが、あることを理由にきっぱり辞めました。
でもまたいつかやりたいんですよね〜、血が騒ぎます。


すぐお隣はカニで有名な浜坂漁港、こちらには大勢のオンロードバイクのグループの方々が海鮮料理のお店を利用されていました。
そう、オンロードだとそうなるんですよねぇ・・・高速を飛ばして、ちょっと景色のいい道を走り、美味しいものを食べて帰る・・・いえ否定はしません、楽しみ方は人それぞれ。
ワタシ自身もかつてはそんなふうにもやりましたが、オフロードの楽しみを知ってしまったからには、もうそういった楽しみ方はまずやることはないでしょう。


休憩も済ませ地図をチェックすると、現在位置は鳥取砂丘のほんの30kmほど手前。
先ほどの山間を走るルートは〖池ヶ尾林道〗のようです。
事前調査では全線舗装済みのはずですが、雰囲気が良さそうだったので行ってみます。
淡々と国道、県道で戻るよりはマシでしょう。
美しい川沿いに南下すると、途中反対岸になにやら林道標識らしきものが・・


〖林道居組諸寄線〗でした、寄り道します。
ここもショートで舗装区間も多かったですが居組側のフラットストレートはとても気持ち良く

こんな変わったトンネルもありました。

右側は川です。
なぜ切り通しにしなかったのか?これも謎です。
道路と川の高低差がほとんどありません、大丈夫なん⁇
ピストンで戻り〖池ヶ尾線〗を目指します。

非常に綺麗な舗装の落石もほとんど無い広域基幹道で、三川線・蘇武線に良く似た雰囲気です。
ここも対向車はゼロで、モタードで走るにはもってこいでしょう。

景色も良く、さっきまでいた日本海も見渡せます。

画像では霞んで判りませんね・・


総延長14kmほどあるようですが、そろそろ半分くらい過ぎたところでこんな支線がありました。
入り口に標識はありませんが、なにかのイベントのなごりなのか赤いリボンがあちらこちらにあります。

入ってみます。
イイ感じじゃないですかぁ!



この道すっごくいいです!
尾根を進むので見晴らし良く、明るく路面も最高です。


残念ながら小さく後ろ姿しか捉えられませんでしたが、カワイイ雌鹿としばしご対面もあり。

途中遠くの山を見ると、往路に過ぎた電波塔が見えます、ということは・・・

ややっ、見覚えのある三叉路に出ました!

そう、ここはさっき通った〖竹田甚白細見線〗の分岐です、そうだったのかぁ。
つまりこの道は〖坂本林道〗だったようです。
兵庫県は林道標識が無いことがほとんどなので、自分が何処を走っているのか判らないことが少なくありません。
でもこの謎解きゲーム感も楽しみのひとつでもありますね。
ともあれ、あのまま〖池ヶ尾線〗を進むよりもはるかに正解でした。
宍粟の阿舎利林道にも似た雰囲気で、いうなればもう少しだけ距離があれば申し分ないんですが。


下って国道9号線に戻り八鹿IC方面に向かいますが、時刻は2時前。
まだ少し余力が残っているので途中で、耀山(かかやま)から金山峠を登り蘇武山方面に向かう道すがら・・

おおっ!3週連続してウシさんと遭遇です!
さすがにこのあたりの放牧牛は美しい!!
ワタシも山のひとつやふたつくらい持っていれば、ペットとして飼いたいくらいですが・・夢のまた夢か。


登りの入り口を忘れてしまったので下りに〖日影耀山林道〗を選びましたが・・

失敗でした、この先のヘアピン連続は難しい〜!
この区間まだ新しいたくさんのオフロードバイクのタイヤ跡が残っていましたが、きっとあの方達が通られた後だったのでしょう。
再会できずに残念でした。


余力があれば帰りに寄ろうと思っていた福岡作山林道、笠波八井谷林道や八木谷大谷林道を諦めてエアを補充して帰路に着きます。


はい、体力の限界、もうお腹いっぱいです。
これはトシのせいにはいたしません、トレーニングが足りないだけです・・・。


振り返ってみればオフロード林道の本数は少なかったですが、やっぱり今日も楽しかったなあ。


但馬は海もいいですよー!


本日の走行距離401.8km

但馬にぞっこん 8/27 ハチ高原〜小代〜蘇武ツーリング 

さて、前回のご挨拶から初めてのツーリングに関しての記事スタートです。


今回は、というかこのところほぼ毎週通っている但馬方面の林道めぐりです。
林道を走ること自体楽しみの大きな部分を占めますが、ワタシは棚田や展望の良い場所には目が無く、それらを繫ぐのが林道みたいなところもあるのです。


そんなかんなで今回のスタートは東ハチ高原からのエントリーで、まず最初の目的地の別宮(べっくう)の棚田です。

上の画像は駐車場側からですが、写真家たちの人気アングルはこちらだそうで

田植え前の水を張った時期に見られる、水面にシンクロする逆さ氷ノ山が定番だそうです。
ワタシとしては初夏から今頃の方が好きです。


ハチ高原スキー場から瀞川氷ノ山に林道に入りすぐにヒルクライム、そして・・・

これこれ、もうこの圧倒的な開放感はたまりません!
この風景を眺めるためだけでも、片道100kmあまりの単調な移動も苦になりません。

ここは標高約1200mですが、バイクでこれほどの山の三角地点に来ることができる場所など、他に国内でいくつあるのでしょう。


野間林道を下り、次に向かうのは小代・佐坊地区からの仏ノ尾林道。
画像中心の棚田が佐坊です。

上から見ても本当に美しい集落。
まさに古き良き日本の原風景とはこのようなことを言うのでしょう。
下りきったところにある展望広場とやらに行ってみると

こんなすてきなブナ(?)の木陰がありました。
ここで昼食をと思いましたが、もうちょっと我慢。
佐坊地区に入り、来た方向を振り返れば

山歩きもいいですが、この移動しつつの風景の変化が好きなんですよね。
さきほどの山頂は画像小さな雲の下の少し尖ったところです。


仏ノ尾林道に入り、2本目の支線にちょっと入ってみます。

最初はイイ感じ・・・が

すぐに身の丈ほどの草におおわれて路面が見えません、撤退!
登山口を過ぎて

大照林道(舗装)に入りしばらく進むと、本日の次の目的である

通称〖あずまや展望台〗に到着。
いや〜、ここ最高です!

先週バッタリお会いした高山長さんとつるべぇさんから頂いた情報で、とても楽しみにしていたんです。
爽やかな風が吹き抜け、ローソンおにぎりがとんでもなくご馳走に思えてきます。
こんな場所をこの時期の日曜日に独り占めなんて、もしも関東ならば奇跡に近いことでしょう。(そもそもソッコーで立ち入り禁止か)
すっかり満足しての昼休憩でしたが、すぐ次の場所も高山長さんに教えて頂いたお気に入りの場所。

ここはかつて放牧場だったようですが、今は使われていないようです。
ご先祖さまは内陸で暮らしていたというDNAのせいか、こんな草原にすごく惹かれるワタシです。(さらに祖先を辿ればモンゴリアンか??)
もう長いこと使われていないようで、牛さんの落とし物もすっかり土と同化してクリーンなことも幸いです。

その少し先にある謎の林道入り口。
グーグルで確認すると、村岡区熊波方面に繋がっているような・・・
しかしこの時期に入り込むのはこれまた到底無理なようで、またの機会とすることに。
どなたかご存知ならば教えてください。→【熊波林道】と判明しました!


さて482号線〜9号線〜4号線のリエゾンを経て、林道本谷線に入ります。

ここは6月に初めて来たところですが、1/3ほどは荒れた簡易舗装ながら陽当たり良し、路面良しの優しい道です。
ベテラン、エキスパートの方には物足りないかもしれませんが気に入っています。

少しだけ集落を抜けるリエゾン区間を走り次の池ヶ平林道に

こちらも陽当たりの良い区間が多くイイ雰囲気です。
4号線に戻る手前の牛舎に沢山の但馬牛が飼われていましたが、なんだかあまり環境は良さそうではなく(クラシック音楽のBGMは流されていましたが)、牛さんたちもストレスが溜まっているように見えました。



さて後半戦もあと少し、O林道で三川山方面に駆け上がります。

途中倒れた細い木のバリケードがありましたが、かんたんに手でどかすことができました。
ここは前回よりもやや荒れています。


そして崩落通行止めとの情報を得ている三川林道(舗装)へあえて突入!
あちらこちらの大小落石とプチ崩落をクリアしていくと・・・

これか〜
でも観察するとワタシのテクニックと体力でもなんとか行けそうで

途中ステップがひっかかりポテゴケしましたが無事通過!
しかし心配はもう一つ、出口(入口)は開いているのか?

OK!!
小城分岐のところでこうなっていました、やれやれ・・
兵庫県はこういったユルさが大人ですね。
「危険がありますがあとはご自分で判断してくださいね〜」と思っているのかどうかはわかりませんが、林道に関しては至極おおらかです。
もちろんこちらサイドも充分な備えと覚悟を持って、もしなにかあっても行政や消防、警察などのお世話には極力ならない準備と気構えが必要だと思います。


広域林道蘇武線(舗装)に入り最後のダート林道は万場アタック!(林道店長さん命名ですが、下りは違うかも)
一般的な名称は〖神鍋蘇武林道〗を途中ゲレンデまで下ると、おや?電柵ができていて入れません???

理由はこれでした。
りっぱな但馬牛が放牧されています。
とよべぇさんに教わった「ル〜ルル」と言ってみましたが見事に無視されました。
しかしさきほどの牛舎の中の牛さんに比べるとやはり活き活きとしているように感じてしまいます。
その先の駐車場までのダートはこの夏のゲリラ雷雨でせいでか、かなりの荒れようで流水溝が酷くなって走りにくいことったらありません。
それでも無事に本日の予定を終了。


おおむね本日のコース全般にビッグオフでも楽しめるレベルです。


482号線から北近畿豊岡自動車道を利用して帰路につく。
本日の走行距離420km、天気も良く大満足の一日!

ブログ始めます!



みなさん、こんにちは。


わたし自身、過去20年間ほどはロードバイク(自転車)とランニングを趣味の中での優先順位1、2にしていましたが、一昨年ふとしたきっかけでまた以前からのバイク(オートバイ)をトップにすることにしました。
ただこれまで楽しんできたオンロードではなく、ずっと逡巡してきたオフロードの世界に足を踏み出しました。
そこで出会ったのはこれまで見たことのない自然や風景の素晴らしさ、そしてひょんなきっかけで出会ったオフローダーの皆さんの素敵さです。
自分への備忘録として、またそんな方々とより良い繋がりを持てるようになれば、という思いでこのブログを始めます。


歳もトシなのでいつまでこの趣味を続けられるかは分かりませんが、ロードバイクやランニングで蓄えた体力が続くまで楽しんでいくつもりです。


なにとぞ駄文ではありますが、お付き合いのほどよろしくお願いします!
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2017.8/24