今年最初のグループツーリング、午前は楽園、午後は・・?4/14
昨年から一緒に走り始めたレーサー組の皆さんとは半年以上ご無沙汰でした。
秋は皆さんイベントやら海外ラリーやらお忙しく、僕は最近冬にバイクは乗らないし、やっとご一緒できる機会ができました。
空はスキっと晴れ渡り、絶好のツーリング日和です。
この日はまず7人でスタート。
koma2さんは午前中に地域の行事があり、RYOTAくんは家から自走でスタートするなりのメカトラブルで、やはり午後からになってしまうとのこと。
まあどちらも家から比較的近いので、それもアリってところですね。
それとあにぃさんはこの日、芦屋ファンランというランニングイベントに参加で、こちらには来られずとても残念でしたが、無事完走だったそうでオメデトウゴザイマス。
さあ行くぜぃとスタートして、最初のコーナーを曲がったところで振り返ると後続が来ない・・・えっ?
少し引き返すとK川さんが何やら作業中で、聞けばブレーキから煙が出て効かなくなったと!
まあそれはちょっとした調整ミスですぐに直りましたが、何やらこの日の波乱の幕開けのようでもありました。
しかーし、そんな嫌な予感を吹き払うように、最初の1本目の未踏林道はあれよあれよと言う間に完抜けです!
やっぱりレーサー組の人達の走破能力は非常に高く、躊躇なく進むので仕事が速い。
そんな訳で途中の写真は1枚も撮れず、皆さんは冷静でしたが僕ひとり新規完抜けに感動していました。
この日はそのレーサー組にはヤマチャンも初参加してくれました。
お会いするのはこれで2度目なのですが、前回は訳あってなんとノーマルカブで林道を爆走するという離れ技を見せてくれた抜群のキャラの持ち主です。
kazuさん、動画をお借りしま〜す
【セロー225 vs スーパーカブ90】 サンダル林道暴走ニキ出現
さて途中までは残念ながら舗装されてしまっていますが、現在もなお延伸工事中の基幹林道の奥にはお宝が眠っているという情報があり、その場所に向かうと・・
お宝というのは、なんと初代TOYOTAハイエースです!
原型はおそらくこのタイプかと思うのですが、発売開始は昭和42年とのことで、それから20年使用されてから廃棄されたと仮定すると、この場所でだいたい40年近く眠っていたことになりますね。
ボディは錆だらけでひしゃげていますが、ワイパーアームやドアハンドルなどメッキ部分は結構綺麗で、ガラス部品も美しさを保っています。
ナンバーはもちろんありませんが、ディーラーステッカーは石川トヨタとありました。
ここに放置したのは廃車費用をケチってのことでしょうが、しかしなぜこんな山奥のこの場所に?
ともあれ、僕自身のこの日の目的はこれでほぼ満たされたのですが、探索好きの皆さんにも満足してもらえるように、とりあえずその奥の行けるところまで行ってみます。
その先は思っていた以上に深く伸びていましたが、途中で嫌な倒木が道を塞いでいます。
T橋さんとS川さんは、なんと前日に六甲連山縦走をやっているので体力温存。
K川さんはフレッシュなコンディションと、持ち前の探索スキルで一人偵察を行なってくれました。
それにしてもいつも度胸がいいなー!
往きは嫌らしい間隔で並んでいた倒木に苦労されていたので、戻って来る時には楽になるように1本はカット。
無事に難なく戻って来られました。
先の様子はちょっと無理かなということで、やっぱりここで引き返します。
この林道は反対側からも工事しているので、なんとか繋げることができれば面白いルートになるのですが。
午前の部、最後は美しい渓流沿いの、まるで楽園のようなフラット林道。
まだ山の斜面にもあちらこちらに山桜が咲いています。
ちょっと但馬では珍しく、蛇行せずにゆったりと流れ周囲が開けた渓相なので、のびのびとフライロッドが振れそうです。
ソロだったら、絶対にどこかで川に入って写真を撮るのですが、皆さんをあまり待たせるのは気が引けるのでこの日は自重。
そんな感じであっという間に3本の林道とプラスワンを爽やかに楽しみました。
koma2さんがいたら、きっと喜んでいたのにね〜と話していました。
昼食を挟んでRYOTAくんとそのkoma2さんが合流して午後の部がスタート。
ここからはいずれも2度の下見をした場所になりますが、まだ一人では解明できていないルートばかりです。
いきなりの倒木に大きな身体を折り曲げて苦労しているのはkoma2さん。
僕からの誘いということで、すべて爽やかフラットを期待していたようなのですが・・
その先の尖った岩がゴロゴロしているガレ場にも苦戦の連発。
ご本人曰く、すでにこの時点で80%の体力を使い果たしたとか。
すっかりとトライアルライダーとなったまこっちゃんは、トリッカーの低速トルクを活かし、あまり苦労せずに通過しますが、この岩でタイヤが裂けてパンク!
取り敢えず一人で直して後で合流しますということで、まこっちゃんを残して進むと、その先ではヤマちゃんが同じようにタイヤのサイドウォールが裂けて修理中!
恐るべし魔のパンクゾーンです。
それぞれ手こずりながらも、なんとか修理して再スタートしたものの、午後の最初はその先でジ・エンドとなり、次の探索へ。
先頭グループはここでも難しい沢渡りはあっという間。
遅れまいとkoma2さんもそれに続き・・
最近セカンドバイクとしてのTLRを手に入れて、久しぶりに参加してくれたMondoさんも頑張っています。
まこっちゃんにとって、これくらいの倒木越えはおちゃのこサイサイ。
その先は二股に道が分かれていて、どちらが抜けられる可能性があるのかを探りますが・・。
本命っぽい道の先はガレた沢沿いになって無理な様子。
残念!ここはけっこう可能性を感じていたのですが・・。
フラットを諦めきれないkoma2さんは、イゴイゴせずに済んでほっとしたようです。
しかしまだネタは残っているのですよ。
ここも前回の下見ではかなりの望みを持っていました。
しかしいい所まで行きながら、GPSで確認するとあと500mくらいで抜けられるかという場所で大規模崩落!
少し戻り、別な支線を探ってみます。
こちらは倒木&倒木で最後はやはり行き止まり。
まあでもこの日、切らなければならなかった倒木はごく少なく、押したり引いたりもなく体力的には楽な一日でした。
残念ながら午後は新規完抜け林道の発見には至らなかったですが、パンク修理中にも冗談を言い合ったり、ワイワイと楽しい一日となりました。
最後は絶景ポイントでリフレッシュ🎶
360度パノラマ風景に、鉄塔や送電線も目に入らないのがサイコーです!
陽もどんどん長くなってきていますね。
この場所は全員に喜んでもらえたようです。
さて、最後に改めて本日の参加者の紹介です。
まずはハスクのヨンゴーマルを乗りこなす、オフ一筋のK川さん。
六甲縦走を余裕でこなす、アスリートS川さんはKTM150。
同じくKTM150に乗るT橋さんは、S川さんと共にアジアクロスカントリーラリーAXCR上位入賞者でもあります。
YZ250FXに乗るkoma2さん、次は思いっきりフラットを走ってください!
別名グルメバカマスターやまちゃんは、噂通りの楽しいヒトでした!
ぜひまた次回もご一緒に!!
愛車はKTM250。
トリッカー改で、パンクと最後にはエンジン不調にも見舞われたまこっちゃんでしたが、完走できてヨカッタ!
コワイ人達との初対面にビビっていたMondoさんでしたが、ほとんどコケることも無く、振動でヒビも入ったフロントフェンダーも最後まで保ちました。
ツインショックのTLRもいいアジを出しています。
昼から参加のRYOTAくんはせロー225。
いつものように献身的にヘルプに奔走、そしてたくさんの写真を撮ってくれて、今回のこの記事中の画像にもたくさん使っています、ありがとう。
そしてワタクシ苦楽園でした。
このエリア、まだやり残したことがあるので、またご協力お願いします。
いやー、やっぱりこのメンバーは楽しいわ🎵