苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

まだあった!大岡山のヒミツ 11/9

週の半ばに本格的な冷え込みがあり、関西も木枯らし1号が吹きました。
それでも過去の記事を見直すと、やはり今年の秋の移ろいはかなり遅いですよね。
さて今日もまた、いつもの神鍋高原であの人たちとグループツーリングです。
道の駅の横の銀杏並木もやっと色づきが進んできました。



早めに到着すると僕が一番乗りでした。
直前にK川さんがキャンセルとなって、今回はT橋さん、S川さんと僕の3人のみ。
広島でコマ図ラリーが開催されているので、そちらへ参加している人が多いのです。
人数が少ないとしんどいな〜と思っていたら・・



先日この場所でバッタリお会いした、Xでの相互フォロワーしていたK辻さんが偶然に来られたので、『良かったらご一緒にどうですか?』と尋ねたら即OK。
僕がご一緒に走るのはこれが初めてとなりますが、他のメンバーとは2回目だったり、それ以外のスピードスターとのお友達ともつい最近走られているので、今日のルートくらいなら大丈夫だろうと思っていました。
なにせ僕にとっても、ひとりでも増えるのは好都合でしたし。




途中のロードサイドの気温計は3度を示しているところもあったのですが、心配していた冷え込みは全然大したことはなく、走り出しはジャケットの袖を外してベストでちょうど良いくらい。



最初の林道の入り口にはほんの10分ほどで到着です。
いつもこの走り出す直前のワクワク感がたまりません🎵
特にこんな快晴の日は尚更のことです。



本線の方はすでにTOM'Sの吉川さん&浜松のU山さんと一緒に走った時に解明していますが、今回はちょっと気になっていた支線にまず入ってみます。



するとこれが!
地理院地図にさえ全く描かれていませんが、しっかりとした作業道が奥へ奥へと伸び、さらにその先は獣の踏み跡さえありませんが、尾根伝いに走れる区間が続きます。



時折広い場所や鞍部がありながら降っていきます。
おや・・これはもしや・・



地図で確認すると、ずっと以前にひとりでリサーチしたものの、どうにもこうにもならないと諦めた作業道に交わりました!
左右にその道はありますが、右はかなりの倒木があるようなので左に絞ります。



しかしこちらもあとほんの僅かなところで傾斜も厳しくなり断念⤵︎



ここまで来て登り返すのはかなりの難易度。
全く外装ならしが終わっていないK辻さんが『僕こんなん登ったことありませんよ!』と。



かなり苦労して体力削られていましたが、なんとか作業道まで脱出成功!
(そういう僕もT橋さんやS川さんのヘルプを受けながらでしたがw)
それにしても気温がぐんぐんと上がって、みんな冬用のインナーを着てきたことを後悔するくらいに汗だくです。



本線に戻ると、またいくつかのセクションがありますが、それがまた先日の大雨で難易度がかなり上がっています。



そしてその途中で事件が・・



K辻さんがひとりで倒木を動かそうと、バイクを降りたその直後にスタンドが土にめり込んで5mくらい下に転落してしまいました!
これって僕もヒヤリとしたことがあるのですが、十分に注意しなければなりません。
今回は横に転がりながら1回転してタイヤから着地し、地面も柔らかだったのでバイクの損傷は最小限で済みました。
オフロードバイクって本当に丈夫にできています。



そこから道に復帰するのも、ロープを使わずに緩やかな斜面からできたのもラッキーです。
これがもし深い谷だったりしたら、後日人数を揃えて仕切り直しになるところでした。




そんなことがありながらビューポイントへ到着すると、これまで気が付かなかったとても立派な銀杏の木があり、その葉が色づき始めていました。
もみじもそうですが銀杏の木は標高で影響される温度よりも、陽当たり具合で色付く速さが違うようです。



今日は霞も無く、遥か遠くの山々までくっきりと見えています。



お昼は神鍋高原道の駅に戻って給油してから、近くの『いわき』でチキン南蛮。
ご年配の方が調理をしているのか、出てくるまで時間がかかりましたが良い味でした。
見た目は地味ですが、小鉢の野菜も美味しく、特にねばねばのジュンサイが嬉しい♪



午後イチは先ほど撤退した反対側の出入り口の調査。
ここは一昨年ひとりでリサーチに来ましたが、あまりにも草ボーボーで断念した場所です。
しかし今回はすっかりときれいに草が刈られてました。
むむむっ・・ということは!?



入っていくといきなり斜度が強くなり、傾斜部分の路面も岩盤が剥き出しになっていて登るのが難しく、僕とK辻さんは待機組です。



元気なT橋さんとS川さんがその先を偵察に。
それによれば『道らしいものがあった!』とのこと。
となれば、先ほど撤退した場所からエイヤっと激坂を降れば完抜けできる!!!?
それにこの道は別方向に元々繋がっているので、あの倒木と戦う気力体力があればその方向に抜けるのも可能かもしれません。
それ以外にもまだ分岐があったので、可能性が秘められている気がしてなりません。
支線区間は全く地図に記載が無く、航空画像からも分からなかったルートですが、こんな発見が堪らなく嬉しいんです🎵



ここはぜひ今日来ることができなかったK川さんたちも加えて、またいつかリサーチして完全に解明したいと思います。



そこから20分ほど走ってある場所に到着。
ここも以前に下見をしていた待望のルートですが、いよいよその時がやってきました♪



ここも登り始めの九十九折りがちょっと厄介です。
車体大柄でパワーのあるハスクに乗ったK辻さんは、どうしてもまだこんな状況に慣れていないので、『怖え〜!』とか『どうしていいのかワカラン!』などと叫びながら・・・



キャンバーに残されたイヤらしい倒木も、みんなと協力しながらなんとか無事にクリア!
この新ルートはある方(バイク乗りではなく)のブログを参考にしたので、自己記録更新にはカウントされませんが、とても面白い道でした🎵
結構な距離もあり、そこそこ時間もかかりましたが、いろいろと事情もあって画像は少なめです。
それにしてもK辻さんはこんなルート開拓に初参加で、いきなり成功体験ができるなんて超ラッキー!
今はまだ実感ができなくても、そのうちこのことがどれほど貴重なことか分かってもらえる日がやって来るでしょう。



だいぶ太陽が傾いてくるなか、蘇武岳山頂の横を舗装林道で通り過ぎて帰路に着きます。
この方角は日本海側で、ここからでも水平線が見えました。
画像なしですが、蘇武岳周辺から小城付近は一気に紅葉が進んでとても美しかったです!



この方角は村岡方面、遠くに氷ノ山も見えています。
その後は万場を下ってフィニッシュ。


着替えを終えて雑談をしていると、K辻さんが『いや〜オフに乗り出してから、今までで一番楽しかったです🎵』と言ってもらえたのには胸を撫で下ろすと同時に、こちらもすごく嬉しく思えました。
だってあの状況だったら、もう2度と一緒に走りません!と言われても無理はないよなぁと思っていたくらいでしたからね。
フフフ、またこれでオフ中毒患者がひとり増えたかな・・?


秋の絶景トレッキング&ルート開拓 11/3

本来の予定は土曜日にトレッキングをして、日曜日は大阪シティトライアルを観に行くつもりでしたが、土曜日が雨となって一日順延。
トライアルに誘ってくれていた皆さん(特に吉川さん)ゴメンなさい、それにしてもよく降りましたね。
たぶん但馬の林道もヌタヌタになっているところが多いでしょう。



大好きなススキの季節はほぼ終わり、でも紅葉にはまだ早いということで、懸案となっていた大岡山に残った最後のひとつのルート解明にトレッキングで行ってきました。
他のルートはいちおう『道』ですが、このルートは完全に山中を抜けるので、地図では分からない詳しい状態を知る必要があります。



麓側の登り口は前回に特定できたので、そこからスタートします。



まず出だしがかなりの傾斜があり、岩や木などの障害物もあるので直登とは行かず、よほどドライでコンディションが良くないと難しそう。



100mほどそれを登り切れば尾根に出ます。



ちょっと意外でしたが、そこから先で一旦下りとなって広い鞍部に出ます。



そして登り返すとまた平地がありますが、ここが地図上の476ピークのようです。



そこから痩せた尾根を登っていくと・・



次第に傾斜が強くなり、路面も根っこや倒木で苦労しそうです。



さらに進むと・・



周回作業道に出会いました🎵



作業道右方向



作業道左方向


事前に想定していた場所よりも北側に出てしまいましたがこれで良かったのだろうか?



とりあえず少し周回路を歩いてみます。



ミニ滝がありましたが、走っている時には気が付きませんでした。



旧庭園跡の方からの道と合流する付近がとても良い雰囲気です。



巨木の森です!



大好きなブナの木もたくさん残されています♪



途中でクマさんの足跡もありました。
鈴を持つのは嫌いなので、ずっとイーグルスのDesperadoを歌いながら歩いていました。



先ほどのポイントに戻り同じルートを引き返します。
この先の事前予想していたポイントから戻ろうかなと思いましたが、これをもう一度じっくりと確かめながら降ります。



復習します、降り始めはやはり根っこが嫌な感じです。
フロントを斜めに当てたら即転倒間違いなし。



こんな尾根の区間は極楽です。



476ピーク付近はやや迷いそうですが、後から思えばこの右後方から事前予測していたルートと合流していたのかもしれません。
次回来た時のために、所々に赤テープを巻いておきました。



ここの下りも要注意。



一旦下っての登り返しも、間伐した木が残されていて障害物になっています。
十分にラインを読まないとダメですが、不可能ではなさそうです。



一旦の登りきってから・・



最後の尾根下り区間に入ります。



画像ではわかりにくいですが、左手に麓にある建物が見えてきました。



ドライならばこの下りもさほど難しくはないかな?



そして麓の周回路に合流です。




距離は片道2kmほどでした。
これが使えればゴルフ場のある頂上側の周回路を半周してから一旦このルートで下り、また別の道(昔の参道)で登り、別荘地がある方から抜けるという、かなり走りごたえのあるルート構成ができたことになります🎵
あ〜、これで長らく試行錯誤してきた全容が判明して、あとは実走行あるのみでスッキリしました!



この日は秋の行楽シーズン真っ盛りの連休ということもあり、いろんな場所でイベントが行われていました。
その中でどうしても行ってみたかった、但馬牛ブランドの名門・上田畜産の直売場での特別ランチに向かいました。



1枚目の写真はサービスのホルモン鍋、2枚目はステーキ串と焼肉丼です🎵
(どちらもピンボケで面目ない⤵️)


上田畜産は香美町小代地区を中心に、数少ない繁殖〜肥育〜精肉加工〜販売まで一貫して行っている伝統ある会社です。



もちろんその母牛は日本の黒毛和牛のルーツである、あの伝説の名牛・田尻号の直系!


特に今回食べたステーキ串は500円というサービス価格で(ロースかと思いましたがモモ肉かも?)本当にうっとりする味🎵


こんな赤身肉はこれまで食べたことがありません。


ありきたりで陳腐な言葉で僕ごときが表現できませんが、この日の夕食を摂るまで、その風味と後味が口の中に残り、とても幸せな気分が続いていました。


次回また利用できることがあれば、その時はステーキ串3本を白ご飯で食べたい!
なにせ白米の旨さもまた別格だったんです。




そこからまた車で30分ほどかけて、ハチ高原まで移動しました。



途中モミジの色づきも銀杏の黄葉もほとんど見ることができませんでしたが、ここにきてやっとそれがありました。



スキー場の草刈りは終わっていますが、ゲレンデに最初に撒く人工雪作りはまだのようです。



オートキャンプ場は昨日の雨のせいで、この日からのお客さんが次々とテントを張っています。
なんかどれも高価そうで、炊事道具やテーブルチェアにも凝っています。
しかしもうちょっと各自のスペースを広く取って、散らばれば良いのに何でそんなに固まるの。



もう期待していなかったススキでしたが、こんな青空と傾き始めた太陽の日差しがあれば、まだ輝きを失っていませんでした。



氷ノ山の山頂も今日は大勢のハイカーさんで避難小屋は満員だったことでしょう。



こちらから続く道が工事中ということで、一体何のためかと思っていたら、今までの木段をコンクリート舗装に変えていました。



それを登り切ったところが小代越。
そこから東に高丸山があり、さらに木段が伸びています。



登り切り、頂上からの鉢伏山方向。
ここからもずっと登山道で繋がっていて、それを目当てに来るハイカーさんも多いようです。
ここまで来て氷ノ山に登らないなんてどうなの思っていましたが、サクッと半日コースでならこれも良いのかも。
以前はこの鉢伏山にバイクで登るのも黙認されていましたが、今は禁止されています。
あの頂上からの景色も本当に見事で、そこから眺めるこの場所もとても魅力的でした。


もしもハチ北とハチ高原スキー場両方を繋げたレースやファンライドができたら?
なんて夢想が浮かんでは消え・・



反対側には氷ノ山に続く稜線、天空の道。
これが僕が但馬で一番好きな風景です🎵



この3枚の画像は昨シーズン、スノーシューで登った時のものです。
雪景色も秋のススキと紅葉も、春から夏の緑も、どれも本当にスバラシイ!
ふと思ったけれど、氷ノ山〜高丸山〜鉢伏山の三座同日制覇も夢ではない!?


あっ、それっていわゆる『氷ノ山ぶん回し』ってやつか。



高丸山頂上からの大久保方向



小代方向



扇ノ山方向



そしてこの日、先週から連続でここに来た目的のために、氷ノ山へ向かって歩いていきます。



スキー場オープン前は、この稜線の道も草刈りをされて幅が広がっています。



歩き進むと頂上の避難小屋も肉眼ではっきりと見ることができます。




逆光で上手く撮りことができませんでしたが、この辺りの斜面の紅葉が美しかったのです。



頂上まであと5kmの標識を過ぎたあたりで、目的の道を見つけました。
ここもしっかりと草刈りをされていますが、夏は草ボーボーで分からなかったかもしれません。




歩いてきた方向を振り返ります。



降り始めてから全体の2/3ほどは傾斜も緩く、こりゃ楽勝かと思っていたらそこから先は結構な斜度になりました。



右へ左へと九十九折りとなって難易度が増してきます。



極端に細くなったキャンバーを過ぎると平地が見えてきました。



振り返るとこんな感じ。
実は何回もここには来たことがあったのですが、まさかこんな道があって稜線と繋がっているとは全く想像できませんでした。



いつもより水量が増えている小さな沢を超えると・・



大きな木があり、右に進むと大久保方向、左に進むとキャンプ場の奥へ。



大成功です!素晴らしいルートがまたひとつ見つかりました🎵



特に長生きをしたいとは思いませんが、こんな風景はまた来年も再来年も、この先ずっと何回でも見たいなあ。



今年もまた良い思い出ができました。





美景激写♪美味共感ツーリング 10/26


例年ならばそろそろ紅葉が始まっても良い頃ですが、今年は猛暑と残暑でやはり遅れているのでしょうか?
いつもの神鍋高原銀杏並木も実はたくさん落ちていますが、葉が黄色に染まるのはもう少し先になりそうです。



この前の月曜日から、このところグループツーリングが続きます。
先月の僕がソロで行った美景礼賛・美味優先ツーリングの記事にハゲしく反応したお友達のダマさんに、『じゃ、行きますか?』と聞けば『スケジュールを確認して新型車両で参加します!』とのこと。
ん、新型車両ってなんだろう??



その他の参加者は、そのダマさん紹介で初対面の若き女性ライダーのみっちゃん。
こちらも最近手に入れたばかりというブロンコで。



そしてこちらもやはり先日手に入れたセローで参加の鳥取のY本さん。
この前はいつものトライアルコンペマシンの軽さと踏破力との差に戸惑っていましたが、今回はカラーリングも変わり、フラットツーリングに安心して参加。
まずは万場からのスタートです。



みっちゃんはこのブロンコ以外にも僕と同じTRRS 125ccのトラ車なども所有しているそうで、ダマさんとはラリー仲間でもあるマルチ人間。
今日は一体どんなライディングを見せてくれるのでしょうか?



万場を登り切ってから少し移動して、奥神の撮影&展望スポットへ。
いつもは仲間につられてガンガン走ってばかりのことが多かったようですが、今日はこんな絶景スポットで気が済むまで撮影して楽しんでもらいます。
早速これはみっちゃんご本人の作品。
シングルレンズのiPhoneですが、とても上手く撮れています。



ダマさんの新型車両とはCRF230F。
本人曰く某有名シートメーカーのNさんからシートを買ったら付いてきたそうなんですが、これが実にグッドコンディション!
デカール、カラーリングも決まっていて、本当に良いデザインです。


なんかもう不滅の名作って感じがします。
ダマさんは10年前に同じタイプに乗っていたそうで、本人は『これが終のバイク』って言ってましたが、そういう人に限ってまたいろいろ増やしていくのでしょう。



今日は移動路、舗装路多めですよと事前に宣言し、走るたびにこれがダートだったらなあ・・と思わずにはいられない舗装林道・妙見蘇武〜三川線を北上していきます。
その途中の展望駅(駅といっても電車もバスも通らないけど)でみんな撮影会を繰り返していきます。



目的地はもちろん日本海の香住漁港。
スカッと晴れていれば、ここからも青い海が見えるのですが、今日はちょっと霞んでいます。



昼食で利用する店には今回予約をしてあったのですが、まだその時間には少し早かったので、その前にいつもの場所へ。
深さとかしっかり説明をする前に、ダマさんが深みに向かって走り出し・・



うわー、やっちまいました!



あ〜あ、これで一番楽しみにしていたランチには参加できないんじゃないかと思ったくらいでしたが、エンジンはかかりにくかったものの、なんとか再始動に成功。
ブーツの中もびしょ濡れですが、まあこの日の気温ならばなんとか我慢できるかな。



みっちゃんはそこまで酷くはなかったものの、やはりブーツの中は湿らせながら、そんなことには怯まずに愛車ブロンコを撮りまくります。



ハラハラしたり、大笑いさせられながら川遊びを終えて、無事予約時間の直前に到着しました。
今回一番気を使ったのはその予約時間に遅れずに行けるかということでしたが、これでこの日のミッションは成功したのも同然です。
なにせ林道ツーリングはどんなトラブルやアクシデントが起こるか分からず、その確率も多いので気を使いますね。


ともかくみんな揃ってテーブルに付いて、『おすすめは?』と聞かれれば、この海鮮炙り丼のネタを使った刺身定食一択ですと伝えると、すんなり満場一致で決まりました。



通常のメニューには無い、いわば裏メニューなのですが、絶品のノドグロやイカゲソの炙りが大好評🎵
今日の煮付けはサバでしたが、この味付けもまた最高!




ダマさんひとりご飯大盛りを注文するとこの違い。



表メニューの刺身定食1500円から500円のアップですが、その価値は補って余りあるほど。
もちろんみんなきれいに完食でごちそうさまでした🎵
独りでじっくりと味わって食べるのも好きですが、やっぱりみんなで美味しいねと言いながら食べるのは幸せな時間。




食後のコーヒータイムは三田浜で。
残念ながらイチオシの撮影ポイントは釣り人に占領されていて入れませんでしたが、ここでも撮影会や試乗会。



三田浜奥のショート林道を走ってから、次に向かう途中の畑でもまた撮影会。
コスモスと秋のひまわりが一緒に咲いていますが、今年はいつもの田んぼではなくそのお隣。
そのせいなのか、花の密度もパラパラです。




それでも工夫して、これはみっちゃん作の一枚。
ボケ感を出していい感じですね🎵



そこから池ヶ平林道に入り、牛舎を過ぎたところにある溜池で、これは僕が撮りました。



久斗側の出口付近にある、昨年の台風による被害箇所ですが、ダマさんが気付くまでコンクリート舗装の下がこれほどごっそり無くなっていたとはつゆ知らず・・
これ、もちろん鉄筋など入ってなく、しかも継ぎ目があってそこは僅かにV字に凹んでいます。
以前のブログで問題なく走れますよと書きましたが、改めて訂正しておきます!
工事が入ったら、この林道も2年くらい使えなくなりそうですね。




そこからフラット林道繋ぎで本谷林道。



Y本さんはここを走るのは20年ぶりくらいだと言っていました。



この林道、走るのはフラットで距離もあるので良いのですが、撮影スポットはガードレールで制限されてしまっています。



唯一と言っても良いほどの撮影ポイントは、本線を少し外れたところにあります。



みっちゃんは入り口付近にあるちょっとした崩落越えにも、まるでビビることなくスムーズにクリア!
ブログネタ第二弾に期待していたある人は『チッ!』と残念そうでした。


そこを出た先にある道の駅で小休止してから、そこでY本さんはおウチの事情で途中離脱。
僕の知らぬうちに帰りを待つ人ができたようで、鼻の下を伸ばしながらサヨナラしていきました。


心配していた天気も午後から晴れ間が増えてきたので、この日のクライマックスと決めていたあの場所へ3人で向かいます。



林道を走り、そこからやや難易度の高いヌタと草ボーボーの登り口で、さっき他人のブログネタ作りを期待していた人が自ら演じてくれました、アザース。



さすがにここだけはブロンコ(タイヤもオンロードよりのものだったので)では無理と判断して、僕のTRRSを貸して、みっちゃんにも登ってもらいました。
(3度目の正直で登れたのはナイショです)
たとえ自分のバイクではなくても、やはりそれを入れての写真撮影。



ちょっとススキの見頃は過ぎていて、西陽も雲に隠れてしまいましたが、それでもこの場所の素晴らしさには共感してくれたみたいです🎵



秋の釣瓶落とし、完全に暗くなる前に帰路に。



でも野間林道のイヌワシポイントは外さず・・



ブロンコくん、汚れも最小限、トラブル&ダメージ無しの林道デビュー。



最後はハチマキ展望台に寄ってからフィニッシュ。


考えてみればダマさんと走るのはまだこれが3回目でしたが、これまではハードなルートが多くて、今回みたいなアレンジにはすごく満足してくれたみたいです。
みっちゃんもブロンコ愛がやまず、終始写真を撮りまくっていましたが、いつもはなかなかそんなことができなく走り中心だったようで、この機会を喜んでくれました。
アテンド役としてはそんなリアクションがとても嬉しくて、こちらもすごくハッピーな気分です🎵
それもこれも但馬の素晴らしい自然と食材のおかげ、兵庫県民でホントに良かったなあ!




ついに解明!神鍋エリアの新ルート 10/21



本来はこの日の2日前の土曜日にいつものメンバーで予定していた新ルートの開拓が、前線の通過で激しい雨風となり中止。
そして月曜日に休みを取り、春秋恒例となっている京都TOM'S吉川さんとのツーリングに、はるばる浜松から6時間をかけて内山さんという方が参加してくれました。
僕と同じTRRS XTRACKを所有(さらにSHERCO TY125も!)されていてやはりTOM'Sの常連さん。
そして人気ツートラであるサンデーファミリートライアルSpecial in 平谷のスタッフとしてのお手伝い、コース整備などにも関わってこられたという方です。
(ちなみにファミリートライアルというイベント名ですが、内容はかなりハード)
拙ブログも読んでいただいていて、一度但馬を走ってみたかったということで、吉川さんからのお誘いにふたつ返事で了承されてご対面が実現しました。
そんな実力者であるなら、ただのフラットツーリングでは物足りないのではと吉川さんと相談したところ、ならばその開拓中のルートを走ろうという運びになりました。



土日の大荒れの天気から一転し、素晴らしい青空が広がっていたので、いつもならば最後に案内する場所に。



雲海こそ出ていなかったのですが・・



バードウォッチングがお好きな人が見れば大興奮?する光景が見られました!
タカ(正確な種類は分かりませんが、ノスリ?ハイタカ?サシバ?それともハチクマ?)が10羽ほど集まって旋回しています。
これはおそらく鷹柱(たかばしら)と呼ばれる行動で、上昇気流に乗って舞い上がって滑空し、高度が下がるとまたそれを繰り返しながら移動するそうです。
僕自身これを見るのは2度目ですが、いや〜貴重なものを見られて幸先がイイぞ🎵



さてトランポを停めたベース基地からほんの10分ほど走り、これまで何度か訪れながらもまだ完全に解明していないルートを進んで行くと、以前に出会った崩落地点に到着。
前回反対側から来てここで引き返したのは、この先にも同じような難所がいくつもあれば人間がガス欠になってしまうと思ったからなのですが、意外にもそれは無く呆気なく到達したわけです。
ということは、ここさえクリアできれば、このルート解析と完抜けは成功することになります。



トライアル界の大ベテランと、ツートラ大会での移動ルート&セクション作りの実績十分なおふたりが軽く下見をすれば、あっさりとアタック開始。


 
内山さんが志願して一番乗り!



僕と同じバイクとは思えないくらいのスムーズさで、まるでハラハラするようなこともなく・・



あっさりと通過!



2番手は吉川さん。



マシンはお店の試乗車でもあるテナシウォン TWJ200L 。
コンペモデルベースであり戦闘能力の高いTRRS に比べると、ややオフロードツーリング向けのモデルです。



この日はオリジナル新製品のリアサブフェンダーのテストも兼ねて。
この難所もやはりそつなく通過。
僕の画像はありませんが、おふたりにアドバイスをもらいながらへっぴり腰でなんとか通過。
ここでその差を改めて感じて、この先ちょっと不安になりました。



しかも前日まで降っていた雨のせいでコンディションは悪く、全体の難易度が上がっています。
倒木を越えようとするにも滑ることったらありません!



ヒーヒー言わされながら、なんとかレストポイントに到着。



吉川さんのオヤジギャグやダジャレにも、絶妙な返しで応える内山さんの会話がオモシロイ🎵



そして美しい森の中を走り、バイクで来ることのできるこの山の唯一の絶景ポイントへ。



積雪時はこの山のゴルフ場が閉鎖となり、ハイカーさんはその中に位置する山頂まで登れるそうなので、そこからの風景もぜひ見てみたいものです。



ここからは下山ルートです。



その先で鋭角の分岐があることを伝えていなかったので、先頭の吉川さんは見事に見過ごしてスルーしてしまい、僕はしばし待つことに。
はぐれても絶対に慌ててはダメです、その場で待ちましょう。



案の定10分もしないうちに戻ってきました。



走り出したら止められないヒトなので、毎回これも恒例となりつつあるような。



昼食はこの山の麓にある小さな集落、椒(はじかみ)にある床瀬そばと、1羽からひとつしか取れない貴重部位の「松葉」の炭焼き。



それに加えて地元で採れた椎茸焼きも。
この近くの出石そばは超有名ですが、この床瀬そばも隠れた人気で風情もあります。
なんでも江戸時代に信州の殿様がこの但馬に移動となった際に、そば職人も連れてきたのがその発祥とか。



ここからは午後の部、超フラットな(ウエットだけど)名色羽尻線を走ってから三谷に向かい、そこから八鹿に抜ける新ルートです。
知り合いの地元出身者がかつてよくカブトムシを取るために使っていたというルートですが、最新の情報ではかなり難易度がアップしているとのこと。



僕はいつもアテンドをする場合、林道などの入り口までは先導し、入ったら交代して最後尾を走ります。
それも人数が多い時ほどそのやり方は楽なのですが、今回のように人数が少なく手練れのメンツだと着いていくにもタイヘンです。



このルート、雰囲気良く峠を越えたところまでは抜群だったのですが・・



その先かなりの斜度の下りとなると、いくら手練でも計3人では人数不足で厳しい状況になりました。



時刻も3時を回る頃となり、暗くなり始めるのも早い時期なので、ここは諦めて撤退しました。
残念でしたが午前の部で自己記録はまた更新することができたので、僕自身としてはかなりの満足度です。



最後にまたベースキャン地の近くに戻り、内山さんがたっぷりと時間をかけてテナシウォンの試乗会。



上手い人が乗るのを見ているのはそれだけでも楽しいものですね♪



内山さんも大変気に入り、増車も決定的か!?



いや〜それにしても楽しい1日で、できることなら毎回でもご一緒したいくらいでした🎵



最後は吉川さんからノンアルをいただき、みんなで乾杯!
内山さんはまた6時間かけてそのまま無事に帰宅されたそうです。
なんてタフなんだ!!


秋の恒例・氷ノ山ススキの楽園 10/13


前回に続き、今週もまたソロで爽やかなフラット林道とススキを楽しむために氷ノ山の周辺を走ってきました。
最近は神鍋周辺ばかりだったのでこのエリアは久しぶりで、まずは杉ケ沢高原からスタート。
X(ツイッター)で相互フォローのとんぷすさん@tonpoothの投稿にも刺激されました。



轟という集落から舗装路を登り、石碑の横のススキ野原を横断します。



この前の上山高原もそうでしたが、今年のススキの勢いは凄まじく、ここでも背丈を超えるほど育っていて、慣れている僕でもルートを外れて湿地帯にハマるところでした。
慣れない方は抜けられなくなるのでご注意ください。



この案内板のところまで来ればもう大丈夫。
梅ケ久保林道から来ると、トイレの前から入ることになります。



その先の森にある、いつもの空間。



いつ来てもここに寄るととても穏やかな気持ちになれるのはどうしてでしょう。
ま、下界に戻ればすぐにまたリセットが必要になってくるのは性分かもですが。




入り口付近にキャンプをしていたジムニー乗りの方々を横目で見ながら、その反対の北側の森へと。
なんとなく今までの雰囲気と違うなと思っていたら、その先の新しい作業道と繋がっていました。



そして奥の耕作地帯へ。



僕は勝手にここを『但馬のトスカーナ』と呼んでいますが、もしも糸杉がポツンポツンとあったら、間違いなくトスカーナ出身のイタリア人は郷愁を覚えることでしょう。



以前にも一度ここの秘密をバラしましたが、ここは行き止まりではなく並行している轟安井林道と繋げることができます。



とはいえ、そのことは地元の農家さんでもご存知ないようで、僕も発見するまでには数年かかりました。
ある場所から緩い斜面を降れば、その下にできている轟安井の支線作業道に合流するのです。



ここがその斜面を下り、作業道に交わったところ。



初めてこの作業道を走ると、誰でもクルクル迷いまくると思いますが、眼下には本線もすぐそこに見えています。



右斜め上に伸びているのがその支線です。
まあだからといって威張れるような発見ではなく、杉ケ沢が好きで、そこから轟安井を走る場合に一旦入り口まで戻らなくて良いだけの話ではあるんですが・・。




そしてメジャーの瀞川氷ノ山林道に直接繋がる道の中では、一番人気のミドルダート轟安井線を走ります。



この前、観光協会の方が投稿で、今年はもみじやかえでの葉がチリチリになっていて、これから赤く染まるのかどうか心配ということだったのですが、たしかによく見ると葉の先が焦げたようになっています。
これもまた今年の猛暑の影響なのでしょうか?



ただありがたいことに台風の影響はほとんど受けなかったために、路面状況は良好で倒木も皆無です。



瀞川氷ノ山林道と合流して北上します。



逆水の氷ノ山国際スキー場でパシャリ!
ここは立ち入り禁止なのでロープの外側から写して、後でロープを編集で消してあるので誤解なきように。



そして大久保のロッジ民宿街を抜けてハチ高原スキー場。
こちらは唯一、侵入を禁止されていない場所です。



傾斜は急ですが、エスケープルートもあります。



さらにスキー場繋ぎで東鉢のあの場所へ。



空の蒼さがキモチイイ🎵



杉ケ沢よりもススキの穂が開いて綺麗です。



モーゼの十戒のシーンのように、ススキの海がパッと開いてい道ができているようなこの景色が何度見てもたまりません。



ここから眺められる南但や宍粟の山々は、これまでバイクやトレッキングで本当にあちこち楽しんできました。




どれもせいぜい1000mクラスなので迫力は無いですが、逆にそこがバイクでも、僕の脚力でも楽しめる魅力かなと思います。



ハチ高原に戻って一番奥まった場所へ。
三連休ということもあってキャンプ場は大賑わいで、駐車場の呼び込みのオネエさんに僕も案内されそうでした。



それを笑顔で振り切って、誰もいないこの見応えのあるいつものエリア。



この眺めを観光のコンテンツにしないなんておかしいんじゃないっていつも思うのですが、かといってこのままそっとしておいてくれて、独り存分に楽しめる方が僕にとってはありがたい。



そしてこの画像は知る人ならばすぐに分かる、そうあの「氷ノ山ストレート」です。



実は前々から気になっていたのですが、この区間の西側にいくつか作業道の入り口があり、航空写真で見ると路網があるのです。
でもこんなメジャー林道のあるあるで、ついパーっと走ってしまうため「次でいっか」ってスルーしてしまいます。
今回は何十回と走っているこのストレートから外れて、どんなふうになっているのか探ってみます。



入ってみるとすぐに驚かされました!
幅員も十分にあり上質な土のフラットですごく走りやすい!!



奥に進むと緩やかに登りとなって、その先は下りの急斜面があるはずなので、その稜線のどこかから美しい景色が広がっていないかが、僕にとっては一番興味があることです。



期待していたほどのオープンスペースは今回無かったのですが、木立の間から見渡せるわずかな空間は見つかりました♪



まだ新しいオフロードバイクのタイヤ痕も残っていて、どこかの同じようなスキモノの方も走っていたのだなと微笑ましい気持ちにもなりました。



この日走ったのはまだまだ一部で、他にも面白そうな道が続いていますがなにせ複雑。
おまけに熊さんの気配もありそうなので無理はせず、また仲間を誘ってくることにします。
くれぐれも慣れていないような方は気軽に入らないように。
ソロだと絶対にGPSの走行ログを記録しておかないと迷うこと必至デス。



一角だけシダの一種に覆われたグリーンカーペットの美しい空間も。
逆になぜかやたらとウエットで沼地のような場所もアリです。



氷ノ山ストレートをハチ高原に向かって戻ります。



スキー場の手前から鋭角右折して野間林道へ。
この林道、基本フラットで走りやすい道ですが、一部区間(2か所)コンクリート舗装されていて、その上を年中水が流れているので、水苔が生えていてムチャクチャ滑ります!
特に下りで侵入してフロントブレーキを強くかけると絶対に死にます!!
コーナーの向きからいって崖落ちはないでしょうが、十分にお気をつけください。



さあ最後は僕が但馬で一番好きなあの場所へ🎵



眼下に広がるのは小代の谷間。



前方に見えてくるのは右〜高丸山、左〜鉢伏山。



着いた場所はススキの楽園🎵



前方には氷ノ山。



いつもだったら一部ススキが刈られてしまうのですが、今年はまだのようです。



ここは八分くらいの穂の開き具合で、ちょうど夕日を浴びると銀色に光ります。



この場所を訪れるのは午後3時頃がおすすめです。(陽差しの加減で)
でもずっと思っているけれど、いつか満月の明かりの下で眺めてみたい。
リタイアしてキャンピングカーでもあればいいんだけどな〜。



来る途中にはアマチュアカメラマンの人たちが独占していた、人気のイヌワシポイントが空いていました。



小代の東垣、佐坊の棚田。
ここに移住したいと、結構未だに本気で思っています。



今回は日曜日だったので、ガソリン難民にならないようにハチ高原にトランポを停めて、そこを中心に走りました。
そのおかげでハイカーの素敵なおばさま達とも会話が弾み、楽しいひとときでした🎵