苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

Vespa de Go!  5/8 三田

ゴールデンウィークが終わり2日間出勤してまた週末の連休。
年中こんなペースで好きなことができたらいいのですが、まだまだ(というか死ぬまで?)毎日が日曜日とはなりません。
だいぶ気温も上がってきたので、そろそろベスパも乗ってあげないと拗ねてしまいそうです。
秋以来まともに乗っていなかったのですが、久しぶりにガレージから引き出して走り出すとすぐにリアから異音が・・・

え〜!なんでなん??

ありゃりゃー、上の部分はツメで止まっていて、下の部分がボルト留めなんですが、そのボルトの上でベースがポッキリと折れてしまっています。
やっぱりかまってあげなかったのが悪かったのかなあ・・。

幸い家から数百メートルの場所だったので、すぐに戻って応急処置。
Assyで注文しないといけないなー、痛い出費になりそう💦

気になるところがいくつかあって調査してみるもこれといって目ぼしいものは無く、早めの昼飯はこのところ定番のこのお店で『蛸の天ぷら定食』。
う〜ん、これは前回の『ハモとアナゴの天ぷら定食』の方が良かったかも。
ここまで撮れ高もほとんどナシで不発の1日か?

その後も収穫に乏しく、天気も予想に反してイマイチだったので、そろそろ帰ろうかと思ったところで、地元民には有名な小野の林道の入り口に差しかかりました。
まあここならイージーなフラットなのでベスパでもイケるでしょ。

フフフ、ベスパにダートもよく似合うじゃん。
まあるいお尻が可愛いなあ❣️

やっぱりダートはいいよね、ウン。

次にタイヤを換える時にはブロックタイヤにしてやろうか。


林道から見下ろす場所に綺麗なため池がありました。
思えばここには近くまできたことがなかったけど、やっと最後にヒットかも。


水鳥がいればと思い、ミラーレスも持ってきたのですがまるで姿は見当たらず。
もう渡去してしまったのかな?

帰る途中の公園でも、駐車場封鎖でほとんど人がいなかったのでシャッターチャンス。

丸目の正面顔も好きなんですよね。
同じ黄色の小さな花とのコラボも良き!


久しぶりに乗った250ccのバイクはスクーターでも気持ち良かった。
こいつの名機クォーサーエンジンはホントにイタリア車らしく艶があるんです。
やっぱりバイクは乗ってナンボ、もっともっとみんな公平に可愛がってあげなきゃなー。


絶景巡りリクエスト 付録:氷ノ山周辺現況レポ 5/4 但馬

今年のゴールデンウィーク前半は天気が悪く、おまけに我が兵庫県も◯◯事態宣言中・・。
天気好転したこの前日にはアウトドアへ沢山の人たちが、ライダーも含めて出かけたようですが、それが当たり前で積極的健康維持だと思います。


さて僕はというと、かねてからのお約束が実現して、初めてご一緒に走るTOM'Sの吉川さんと但馬に向かいました。
吉川さんは現在の愛機であるSHERCOとBETAで一昨年からお世話になっているお店の社長ですが、元YAMAHA契約のトライアルライダーとして数々の戦歴を残してこられただけでなく(今も現役ライダーであり協会重鎮)、国内外のエンデューロレースにも参加してしてこられた、いわば雲の上の存在のような方。
でも実際には物腰柔らかく、そんな過去をひけらかすようなことがない、笑顔に茶目っ気あふれた生粋の京都人です。



僕の写真が掲載されたKRAZyを見て『ここに連れて行って!』と言われた時は社交辞令かな・・?と思ったのですが、それはそうではなく本意以外のナニモノでもなかったようです。
かつて神鍋高原で行われていたエンデューロレースには何度も参加されていたそうですが、けっして京都からさほど遠くはない但馬の林道をツーリングとして走ったことは無かったとのこと。
レースやコンペを主体にされてきた方々は、案外そんなケースが珍しくはないようですね。

さてそれではこの日の流れをレポートしますが、今回はいつものグループツーリングよりもさらに画像は少なめです。


まずは福山作山を走り、お決まりの黒田笠波池でパシャリ!

空は青く気温もぐんぐん上昇してベストコンディションです!

がしかし、2本目の寺河内はダートに変わって1kmも進まないうちに大規模な倒木群でOUT!
先日はこの横の舗装林道耀山線でも同じような光景が女郎滝の先でもありましたが、それと全く同じような酷さです。
普通、根っこから倒れるものが多いですが、これほど太い木の幹が途中から破壊されたように折れるとは・・

仕方なく撤退をして日影金山(地元BOSSの高山長さん情報では開通とのこと)に回ろうかとも思ったのですが、ランチ予定の店に早く入りたかったので、先ほど話題にした耀山峠から登ってふたつ目の絶景ポイントへ。

草が多い繁ると走れないエリアですが、お好きなように走ってもらいました。
さすが滑らかで自由自在のライディングは見ていて惚れ惚れしてしまいます。

そして僕の愛機SHERCO TY125 Classicとはベースエンジンを共通とする兄弟車ですが、フレーム以外の全てがスペシャルな吉川さんのGasGasランドネに試乗させてもらうと、あまりのその違いに驚愕しました!!
僕のバイクも吉川さんによってチューンアップされていて、オリジナルよりは2ランクも3ランクも良くなっているのですが、それを遥かに超える素晴らしいバイクです。
ご本人曰く『僕の理想を追求した一台!』とのことで、ご自身の最高のオモチャであり、お店のアイコン、そして商品開発のベース車両でもあります。
探索主体の林道ツーリングにもこれ以上のモノは無いと確信して、意地でも欲しくなるくらいだったので、『これ、もう一台作ってと言ったらできます?』と聞くと、『データは全て残してあるので可能だけどメンドクサイ!』とのお言葉・・
く〜、でも強い熱意とその対価を懐に忍ばせて懇願すれば請け負ってくれるかな??
まっ、その後者が今の僕には足りませんけどね。


登りきって妙見蘇武三川林道を少し走り栗ヶ尾林道を下ります。
この林道は周囲に植林が少ないせいか倒木はほとんど無く、路面の荒れにさほど変化はありませんでした。
(これも画像は無し)

こちらも吉川さんたってのご希望で、昼は美味しい蕎麦が良いということだったので、11時過ぎに新温泉町の人気店「春木てっぺん」に到着するとすでに満席でしたが、幸いにすぐにテーブル席が空いて打ちたてのそばと天ぷらの定食を堪能。(画像は無し)
お腹が膨れたまま次のアトラクション満載の熊波林道をクリアすると胃袋がシェイクされました、ウプッ!
(ここもまた画像無しですが、前日に高山長さんが倒木処理&開通確認してくれています、感謝!)

そして3つ目の絶景ポイントは小代の展望台。

映えるのはもう少し青葉に覆われてからですが、今のこの時期は一番草がなくて走り易く楽しめます。
トライアルのトップライダーにかかれば、ここの斜面などどこでもフリーライド。
いいなあ、こんなに自由自在に一体となってコントロールできたらさぞかし楽しいだろうなあ!

次いでこれもまた、BOSSに前日開通していただいた仏ノ尾林道を走り、記念碑の前でパシャリ!


そして、とちのき村の横を過ぎて四つ目の絶景ポイントで小代集落を一望。

正面には鉢伏山と高丸山。

そのままちょっとした難所を抜けると五つ目の絶景ポインに到着。

そして最後にはこれまたお決まりの東鉢展望台。

トライアル界の超大御所には80才を超えるレジェンドの方々がおられますが、この吉川さんもまもなく古希を迎えるそうでありながら、全くそんなふうには見えません。
好きなことを仕事にされて、いつまでもとことん楽しみながら生きる・・なかなかできることではありませんよね。
いろいろと考え方では共感できることが多いのですが、その中でも最たることはお互い目指すピンコロな人生のフィナーレ!(死ぬ直前までピンピンしていて、コロッと死ぬこと)
勝手ながら5才年下の僕とピンコロ兄弟の契りを結ばせていただきます。
そしてOSC(Over Sxties Club)の名誉会長としてお迎えいたします。

ナニモノにも変え難い、楽しく有意義な一日でした。
次回は秋の紅葉シーズンの美しい但馬でまたご一緒することをお約束。
その前にお誘いを受けて、吉川さんの地元京都であちこち引き摺り回されてみようかな。


最後にあらためてこの日走ったコースの紹介をしておきます。


福岡作山(倒木は全て処理済み)〜三叉路を笠波峠に向かって下り黒田笠波池(この区間も無問題)〜寺河内(途中倒木で撤退)〜耀山峠(倒木処理済み)〜妙見蘇武三川線(路肩に残雪あり、蘇武岳山頂付近で通行止めのバリケードあり)〜栗ヶ尾(問題なし)〜熊波(以前からの深い溝に加えて細めの倒木が次々に現れてアトラクション満載・通行は可)〜大照林道(舗装・問題なし)〜仏ノ尾(崩落あり、ビギナーでも複数ならばOK?)〜野間(無問題・おじろじろキャンプ場は盛況にて営業中)〜瀞川氷ノ山(全線開通


※ 友人からの追加情報では池ヶ平〜本谷開通(倒木多し)、用野和佐父開通(倒木多し)


5/5追記
轟安井開通情報あり(その他も含めてあにぃさんより提供)


以上ですが、それ以外にもこんなとこ走ってきたよ〜というお声があれば、ぜひコメントを
お寄せください。


一般社団法人 兵庫県治山林道協会発行マップ

https://www.chisanrindou.jp/tourism/road.html

https://www.chisanrindou.jp/tourism/road.html


MTB編 謎の水路 5/3 三田

今日5/3は当初とある大物?と但馬を走る予定だったのですが、先方の急用ができて明日になったためにポッカリ予定が空いてしまいました。
そのために約束をキャンセルしていた皆さんゴメンナサイ。


というわけで家でじっとしていることは論外で、またMTBで三田の青野ダム周辺へと。
最近はデイキャンプ族で大賑わいの公園広場も、駐車場から閉鎖されているのでご覧の通り誰もいません。
しかしここまでするかね?
日光を浴びて、良い空気を吸って過ごす方がよほど良い免疫力アップ→予防になると思うのですが・・・。


西側の県道309号、大堰橋を渡ってすぐ右側に、以前から気になる小径があったんです。

少し登ると平坦になり・・おおっ緑のトンネルです。

脇には細い用水路が沿って続いています。
これは意外な発見かも!?


1kmくらいで倒木が数本現れ、これはMTBでなければ越すのは無理でしょう。

2kmほど青野川と並行して北上して、民家の裏庭のような場所で道が途絶えました。

県道308号に出て引き返し、先程の入り口のその先左の農道。

すると左側にまたダートが現れ、先ほどと同じような水路が現れました!
でもおかしいな?途中県道で分断されているはずなのに・・。
よく見るとこの水路は途中で何箇所もこの下の田畑に向けての支流があります。
つまり農業用水路だったわけですが、丘の中腹を並行に伸びているのです。
いったい水源はどこ?そして最後はどこへと流れ込んでいるのでしょう??

またこちらも2kmほどで広めのダートと合流しました。
残念ながら左手の水路沿いにはもう道はありません。

右後ろを振り返ると、おそらくさっき走ってきた農道がありました。
ふ〜む、なかなか不思議で興味深い道でした。
エンジン付きのバイクであったならばすぐに終わってしまって物足りないでしょうが、MTBだとこの距離でも十分に楽しめてしまいます。
こんな道を発見して面白がるのは、僕とgonzoさんくらいかもしれませんが。

それにしても昨日、一昨日と違って良い天気ですね。
きっとみんなそれぞれ楽しんでいるのでしょう。

あとは武庫川沿のダートと、お決まりのため池巡り。

トランポに戻る途中に確認したら、こんな水路橋がありました。
これで県道を越えて繋がっていたのですね。
今まで数え切れないほど通っていたのに全く気がつきませんでした。
いやぁ、短時間でも楽しかったぁ!


すぐそこにある『天空の池』 5/1 北摂

僕のGWの休日はほぼカレンダー通り。
なので今日からの連休スタートですが、天気予報は午後から雨。
仕方なく久しぶりの自走で近場を楽しむことにしました。

まず目指すはまだ見ぬ天空の池。
距離はさほどなくピストンですが、このダートの頂上付近にそれはひっそりと存在しているとのこと。

この川の下流域はしょっちゅう通っていたけど、源流はこんなにキレイだったんだなあ。


急坂を登り切ると青空が広がり・・・

目的のその池は大小ふたつありました。

今はしばらくお休みをしていますが、もともと釣り人でもある僕は水辺が大好きなんです。

なので今日は溜め池めぐりとシャレて?みました。

順不同となりますが、ずらっと並べてみます。


近年外来種が増えてしまい残念ですが、幼い頃に父と一緒にフナ釣りから始めたあの頃が懐かしい。
フナ、タナゴ、モロコ・・日本の固有種はみな穏やかで親しみやすい姿です。

さてもうひとつの目的は、とあるルートの探索。

ふたつの市の境を越えて繋がっていると面白いのですが・・・

MTBにはMTBなりの楽しさがありますが、どんどん気軽に目についた小径にも入って行けるのはやはりこのバイクの強み。

しかしそれにしても、雰囲気がいいなあ!


ふむふむ、ここはこうなっているのか。

白のローラーコースター。



この奥はさらに岩がゴロゴロ・・苦手なんだけど・・

あった、あった!!これを探してたんだ、なるほどね〜

明後日に大きな役割を担っているので、今日は無理ができずにここまで。
急がずに真冬の楽しみに取って置いてもいいな。

農村の人たちは本当に働き者。
あちらこちらで多くの人たちが草刈りをしていて頭が下がります。
美しい里山の風景は、その住人たちによって維持されているのですね。

レトロで変わった農機具がありました。
何に使っていたのでしょう?

変わったモノをもうひとつ。
荷台に積んで運んでいる訳ではなく、こんな場所で笹が育っています。

いったいどうなってんの?とその荷台を覗くと『HONDA WORKS』のロゴが入ったカウルの一部がありました。

最近あちらこちらで麦畑が増えている気がします。

まるで波のように風になびく麦穂が美しい!
好きなんですよね、こういった風景も。


昼前に帰宅して、昼食を食べてから洗車を済ませたところで突然の雷雨!
甲子園の試合もノーゲームになりましたが、良き半日でありました。


魅惑の森 魔界の森 4/25  宍粟

先週ソロで探索をしたエリアは、仲間のえでーさん&Kちゃんの生息テリトリーでもあり、お互いに切磋琢磨して開拓を重ねてきた場所でもあります・・って大袈裟か。
いつもお互いに情報を共有してきましたが(Give&Takeが大切!)、僕が前回途中まで行ったルート探索と、かねてから寸断されているルート開通を目指して、ガッチリとスクラムを組んでチャレンジしてきました。


メンバーは僕とED&Kコンビ(そっちのEDではない?)、そして最近トライアルの練習に精を出して、メキメキ腕をあげているまこっちゃんのミニマムな構成で臨みました。

樹々はそろそろ若葉をまとい始め、今は繊細な美しさです。

それほど酷いということでもないのですが、やはり倒木は避けられません。

溝にハマるえでーさん、底がぬかるんでいて前輪が刺さりました。

実は右側からのイージーラインがあったのですが・・

なんだかんだで最初のミッションは割とスンナリ成功して、意外な場所に抜けられました!
以前からその出入り口にある作業道名に疑問を持っていたのですが、ようやくその謎が解けてスッキリ!

ウキウキしながらさらに支線をローラー作戦で探って行きます。

しかし行き止まりでUターンは数知れず。

ソロだと絶対に遭難しそうな迷路が縦横無尽に広がっています。

フォロー役のまこっちゃんは、今回の探索であらためて自分の方向感覚の欠如を自覚したそうです。
でもこんな場所では誰でも後について走れば、分岐がどうだったとか、今どっちに向かっているかとか分からなくなりますよね。

しかしそれにしてもこのエリアの森は、これほど素晴らしかったのかと思うほど。
土の部分を走ると埃だらけで真っ白になりますが、落ち葉の上はふかふかでとっても走りやすい。

Photo by K-tyan


昼ごはんを食べる前にも、独りで周辺をウロウロと。
ソロだとなかなかできないことも、仲間がいると安心してできます。

午後からは寸断されたルートの開拓に向かいましたが、こちらは以前よりもさらに酷くなっていました。
直径50〜60cmクラスの木を2カ所ずつ、4本は切らないと通ることができないので無念の撤退。
軽量コンパクトでパワフルな、夢のようなチェーンソーがあったらなあ・・。

その後もいろいろと出来事がありましたが、そこからの写真は無くThe End。


発見の喜びもありつつ、行けそうで行けないジレンマもありましたが、これも林道探索ならではのこと。
さーて、来週からは本格的に但馬を走りますよ・・って、天気予報がががっ!