絶景スカイライン林道・粟鹿山線とその周辺 3/20 朝来
桜の花もそろそろ咲き始めてきましたが、我がホームグラウンドである但馬・氷ノ山周辺はといえば・・・
・・と、相当荒れ模様のようで、まだしばらくは存分に走れる状況ではなさそうです。
それにこの週末はまた雨模様の予報。
このところ平日快晴〜週末崩れる・・のパターンができてしまい、特に土曜日はさっぱりでした。
しかーし、なんとかこの土曜の午前中だけは晴れ間も期待できそうなので、ワンポイントを狙って早起きしました。
ここは朝来市山東地区側の林道粟鹿山線出入り口。
まさに入り口ゲートまで100mくらいの場所にトランポを停めました。
林道店長さんも書いておられたように、入り口すぐ手前で結構規模の大きな工事が始まっていました。
後で探ろうかとも思っていたのですが、週休二日を掲示していながらも関係者の姿があったのでそれは叶いませんでした。
日中はかなり暖かくなりそうですが、走り出しはちょっぴり冷えます。
でもようやくパッチを履かなくても良くなったのは身軽でありがたい。
この区間、タイミングが良ければ眼下に和田山の市街地が広がり、日本のマチュピチュと言われる『竹田城』が雲海に浮かぶ姿が見られるのですが、今日は谷間にほんの少しだけ霧がかかっています。
惜しいなあ〜、先週だったらきっと良かっただろうに。
次第に高度を上げて行き、前方にこれから走る路線が見えるスカイライン林道は心ときめきます。
この虎臥城(とらふすじょう)大橋というのは12のアーチのコンクリート橋で、その名は竹田城が虎が臥せたような形をしているために別名として親しまれていたそうです。
竹田城の撮影は立雲峡や藤和峠からが一般的なようですが、ここから超望遠で撮ったらどうなるのでしょう。
虎臥城大橋(通称めがね橋)
※画像は朝来ポータルサイトから拝借
それにしても意外と青空の割合が多く気持ちの良い朝になりました。
この年度末の繁忙期に、まる2週間ダート成分を補給できなかったら心が干上がってしまいます。
どうしようかと迷ったけれど、やっぱり来てよかったなあ。
高速を使えば1000円ちょっと、1時間でこの空間に身を置けるのは幸せです。
乾季は硬い路面と浮いたバラスでやや走りにくいこともありますが、ちょうど今はベストコンディションと言えるでしょう。
すでに雪も完全に消えています。
緩やかに登り基調で進んで行くと。
左手に山頂の電波塔群を眺めつつ・・。
石碑のある展望台へと。
兵庫県内ロングフラットで私的にはベストスリーのひとつです。
画像ではなるべく写らないようにしていますが、実際には8割方ガードレールもあり、ガレているところも無いのでビギナーの方にもおすすめです。
自転車のグラベルロードやハンターカブなどでも楽しめるでしょう。
この場所でバイクの置き場所やカメラアングルを変えてパシャパシャと。
ふと足元を見るとこんなものが・・・
まあここは四輪でも来ることができるし、決してバイク乗りの仕業とも限りませんが、大バカ者の行いには腹が立ちます。
でもね、大人は声を荒げず黙ってバッグからポリ袋を取り出して拾うのですよ。
なんたってこんな風景を独り占めできれば、自ずと心は豊かになれるのですから。
懸念していた冬場の被害はこれくらいでした。
ただしここの場合、この方向からブラインドコーナーを全開で立ち上がったらヤバいですが・・
それ以外はざっとこんな感じですよ♫
そろそろ生野側の出入り口に突き当たる手前では・・。
下りの支線が現れ、これはこの先の与布土ダムに繋がっているはずなのですが・・。
入ってすぐのところで崩落があり抜けられません。
まあ2、3人で協力すれば可能でしょうが、先を見てみるとコンクリート舗装で続いています。
ダムは2017年に完成しているとのことですが、反対側からの正規ルートはその後も通行止めが続いていて入れません。
噂では何かアヤシイことも囁かれているようですが、それはともかく無理をしてこの道を行く価値は無いようです。
黒川ダム周回路に出ると終点となり、今日はピストンで引き返します。
復路は撮影もほどほどでテンポ良く走ります。
先週は久々に乗ったBETAにリズムが合わなくて困りましたが今日は快調です!
ついでにもうひとつ、登りの支線に入ってみましょう。
なかなか雰囲気は良いのですが・・
ヘアピンを繰り返しトータル1kmもないくらいで行き止まりです。
画像で見れば登ってみたくなるような感じですが、こういった植林地の斜面で遊ぶのはNG!
ああ、それにしても天気は思っていたよりも長く青空が続いてくれて気持ちの良いことったらありません!
往復26キロあまりを満喫して一旦下山します。
トランポまで戻り、バイクを積んで遠阪峠を南下して青垣方面へと。
そこでまたバイクを降ろして南側から山頂方向へ登ります。
残念ながら1時間も経っていないのに雲が広がってきました。
でもここからの風景もやっぱり大好きなひとつです。
しばらく入っていなかった支線も走ってみましょう。
こんな奥まで以前は走れたかなあ・・?
一部、見晴らしの良さそうな区域は厳重に封鎖されていて残念でしたが、面白そうな別のエリアもありました。
これはまた特別探索班の招集ですね。
フラットを走るのならばBETAが楽しいのですが、こんなシーンではやっぱりSHERCO。
ここは美しい加古川水系の源流なのですが、イマイチその良さを画像で表せないもどかしさ。
というところで時刻は11時すぎ。
トランポに戻り、今日はカレーかなあ・・と思っていたら
あ、そうだった!
このイベントはいつも大人気で車が停められないほどになるのです。
そうなりゃ、やっぱりここですね!
このランチを食べると、もうその日の夕食はお茶漬けでもいいかな・・っていうほど。
並んでも待つ価値はありますよ。(店の裏に第2駐車場もあり)
帰路は下道オンリーでも3時には帰宅して、のんびりと洗車を済ませられるという有意義な1日となりました。
このブログは日曜の午前中に書いていますが、午後は自転車では自身初のチューブレス化作業で楽しみます。
またねっ!!