苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

開幕!林道中辻肥前畑線と日本海へ続く道 4/10 但馬

キーンと張り詰めた空気とモノクロームの世界が広がる冬もまた良しですが、やっぱり春はイイですね!
何やら全ての生き物がワクワクしているような気がします。


兵庫県民が誇る(?)東の横綱が瀞川氷ノ山林道(通称氷ノ山)だとすれば、西の横綱はこの中辻肥前畑林道でしょう。
長さは16km弱とその1/3程度ですが、秘境感や景色の良さ、そしてなんと言ってもごく一部を除いて上質のダートが続いています。
そういえば目の前に子熊が現れたのも、支線で崖落ちしたのもこの林道で、思い出がいっぱいに詰まった、但馬では僕のイチバン好きな林道です。



この週末は久しぶりに土日とも晴れ予想、いったいいつ以来のことだったやら。



さ〜て、課題はこの残雪の具合です。
氷ノ山林道はまだまだメインルートにたくさん残っているようで、その開幕はおそらくゴールデンウィーク明けになるでしょう。



この時期の斜面を落ちてきた雪はこんな具合に下が空洞になっていることが珍しくなく、うっかりその上に乗るとズボッとはまることがあるので要注意です。



途中の広場から眺めは塩山地区。



徐々に高度を上げるにつれて残雪がある区間が増えてきましたがまだ余裕があります。



遥かに見えるは扇ノ山(おうぎのせん)、山頂はかなり雪が残っていますね。



但馬でも地域によってはとんでもなく倒木が多発していますが、ここはそのような被害は皆無に等しいようです。



そうそう、この感じ!
やっぱりこうでなくっちゃねっ!!



遠くの山頂の少し下に伸びる一本の道が分かりますか?
後で行く池ノ尾林道(舗装)です。



2/3ほど過ぎたところでこの日一番の残雪あり!



ダメかぁ〜・・と思ったのですが、なんとか路肩を走れました。
幸いここは谷が深くないので恐怖感もありません。



よっしゃ、これでもう安心。



と、無事に終点まで到達です。



そのまま進めば畑ケ平林道〜扇ノ山林道と繋がるのですが、この日はデポ地と他に走りたいところの関係でピストンで引き返します。





あらためて、荒れているところでもこれくらいの感じです。
小さめの台風通過後ってところですかね。



牧場公園に引き返し草太林道へと。



草が無いので気が付きましたが、あんなところに廃車が・・
林道内ではよくあることですが、一体どうやってここまで運んだのかが大いに不思議です。



ここの路面は大好きな土質なのですが、穴の補修に大き目のバラスが敷かれてしまっています・・。



でも倒木の処理はきっちりとされているのでまたひと安心です。



林道を抜けたところにある梨畑では美しい花が満開に咲いていました。
作業をされていたここの農園主の方に話を聞けば、これは全て二十世紀梨でとても手間がかかって大変だそうです。
しかし後継者が無く、以前に比べれば規模も縮小したとのこと。
いつも思うのですが、こうして地元の方に話しかけると思いのほか饒舌で話がどんどん広がります。
もっと話し相手になって、いろいろと教えてもらうのもいいなあ・・なんて思うこの頃です。



そしてこの日はいたる所で春の山菜がいっぱいでした!



わらび、ぜんまい、こごみ、つくし、ふきのとうともうあちこちに!!
その気になれば、あっという間にキロ単位で採れるでしょうね。



そこから9号線を少し走り、里山なのに「海上」という地区を抜けて上山高原へ。
この海上地区は何か感じるものがあるンです。



なんだろうな〜、自分でもよく分からないけどこの地に惹かれるんですよねぇ。



そして夏は草で覆われる上山高原も、今はすっかりその姿を変えています。
来週には大規模な野焼きが行われるそうで通行止めになるとのこと。
山間の向こうに見えるのは日本海、浜坂方面でしょう。




草が無いと、こんなに視界良好!



あ”〜、でも昨年見つけた裏ルートは残雪でアウト!



仕方なく表ルートで山頂へ。
ここは裏ルートの方が断然オモシロイ。
遥か彼方に見えるのは、先ほど走った中辻肥前畑林道です。



こちらは扇ノ山の山並み。



広場では数組のキャンパーと、山スキーの車が停まっていました。



その先のこの日の最大のお楽しみエリアに向かう道は・・
トホホ、ここまではしっかりと人工的に除雪していたのですね。
ここから先は到底無理です。
溶けるのにはあと1ヶ月くらいかかりそうな雰囲気でした。



気分チェンジに昼ごはんを食べていると、突然頭上に黒い影が過りました。
犯人はこのコです。
今日こそトビではなくタカか?と思いきややっぱりトビでした。





ここからしばしキャプションは無しで。







草が無いおかげで、また良さげな新ルートを見つけちゃいましたよ!



途中で引き返したけれど、たぶん出口はここだな。



ここは芝桜公園となっているのですが、今は放置されてしまっているようです。





さて、旧山陰道の蒲生峠から、先ほど眺めていた池ノ尾林道へ定期調査。



う〜む、まも無く復旧工事が始まるようですが、まだ崩落地点はこのままでした。
でも最初の頃よりはかなりなだらかになり、今ならトラ車であればクリアすることは可能でしょう。



9号線にまた戻り、竹田甚白林道へ進みます。
集落から三叉路までは凄まじい倒木の痕がありましたが、通行できるように処理されていました。



ここでも脈のありそうな支線を発見!
次回はシェルコの出番だな。




この時期の沢は雪解け水で澄んでいます。



本流となってもその美しさは変わらず。
山、川、海と三拍子揃った但馬の魅力は尽きることがありません。




ところで、最後に寄った草太遊園でこの写真を撮っていたら、若いご夫婦?がニコニコされながら会釈してくれたのですが、もしかして拙ブログの読者の方だったのかな・・・
もしそうであったならコメントくださいね!
あの時そのまま走り出さずに、立ち止まって話しかければ良かったなと反省しています。
実はとても人見知りなんですよ、僕。



猫パーンチ1

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