苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

気分は代打逆転サヨナラ満塁ホームラン!新発見・乗幸山林道 11/20

『歳をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから歳をとるのだ。』
つい最近こんな一文に惹かれました。
これは敬愛するライターであり冒険家・野田知佑さんがモンベルの冊子の中で書かれたものですが、もともとは劇作家バーナード・ショーの言葉だそうです。
そうだよね、人間にとって遊びってとても大切だと思うんですよ。
そこから受ける感動って、僕にとっては欠かせない栄養源のひとつに間違いはありません。


何を言っているんだろうと思われるかもしれませんが、今回も探索シリーズです。
パートナーはえでーさん&Kちゃんペアとの3人体制。
場所は先々週訪れた岡山県北部エリアに絞りました。
大好きな場所のひとつとなった白賀渓谷の北側の山岳地帯は、最初に連れてきてもらってからずっと気になっていたのですが、前回の再訪でその思いはピークになりました。
絶対にここには何かある・・と。


これは事前にえでーさんに送った画像です。
Googleの衛星画像によーく見ると鮮明にそれらしき道が写っているのですが、完全に繋がっているようには見えません。


地理院地図で見ると、その間は全く何もありません。
まあ地理院地図の場合はアップデートされるのにかなりの時差があるので、こういった場合は当てにならず、あくまで地形を確認する程度です。


とりあえずは白賀渓谷の奥から探っていきます。

かなり雰囲気は良く、思っていた以上に奥が深いのですが、分岐がこれまた多くて悩みます。


ひとつひとつしらみつぶしに当たって行くのですが・・


中には細い廃道もあって・・・


プチアクシデント発生❗️
道の真ん中に生えていた細い木に弾かれてKちゃんが軽〜く崖落ちです。
本人曰く『これくらいなら避けなくてもイケるやろーって思っていたら、ぽよよ〜んと跳ね返された💦』とのこと。
いやしかし、僕と同じSHERCOは総重量80kg程度ですが、いざ引き上げるとなると男2人女1人でも結構大変でした。


そんなこともありながらもあちこち探っていきますが、どれもこれも途中までは気を持たせてくれながら、最後はジ・エンドでUターンの繰り返し。
まるでいいところまでは思わせぶりで期待させてくれていながらも、最後にスルッと身をかわす美人のようです。


しかし、この季節の落ち葉に覆われたふかふか路面は本当に気持ちイイ!


途中、びっくりするような桜(エドヒガン)の大樹がありました!


樹齢250年だそうです!
種類としては養父・樽見の大桜と同じですね。
これは来年の春には絶対に観に来なくてはなりません。


思いの外、紅葉がまだまだ残っていたのは嬉しい誤算でした。
今年の紅葉は大当たりだったと言えるのではないでしょうか。

ある場所では稜線に出ることができて、『これは!』っと思ったのですが・・


しかしその先はまたしても行き止まり。


またあるところではこんな素晴らしい道が遥か彼方まで続いているのを見て、思わず歓声をあげましたが・・これもまたスパッと行き止まり⤵️


とうとう南側から探るのはもう諦めて、反対側の県道からの入り口まで舗装路をグルッと移動します。


画像では左よりに写っている場所(出入り口)をストリートビューで見ると・・


こんな感じに写っていましたが、実際にその場所に着くとチェーンも看板もありませんでした。

まあ、ダメもとで行ってみようという感じで入ってみました。
もうこの日は期待を裏切り続けられてばかりだったので、人間不信ならず林道不信となっていたのです。


入ってしばらくは最近補修されたような新しさがあり、眺めも最高に素晴らしく、スムーズに奥へ奥へと進みます。


途中に乗幸山登山口がある、この道のピーク付近に到達しました。
ここまででもかなりの距離ですが、えてして初めての林道は長く感じるものです。


さらに下り基調で道はどんどん続いています。
最初は軽トラならばすれ違いができるほどの幅員も途中では狭まり、ややガレた区間や熊笹漕ぎを強いられるシーンもあったものの、崩落や倒木は皆無でその点は安心でした。
でも谷底は果てしなく深く、ここで落ちたら一巻の終わり・・。
いやいや、今回この道での画像はあまり撮っていなかったのですが(どーせまた行き止まりでしょ、って思っていました)、バラエティーに富み、距離もたっぷりとあって、これで抜けられたらまさに大本命、いやそれ以上の大物を釣り上げたことになる予感をこの辺りから感じ始めてきました。


そして川沿いの道になってきたので、今度こそ夢は徐々に叶い始めてきたのかと思いつつさらに下って行けば・・・


ゴールは近い!?見たような風景だぞ??


その先には・・・


抜けました!!やりました!!!


なんとその場所は改めて見ると、この日唯一と言っていい、あえてスルーした入り口でした。
喜びはマックスながらも、内心少し複雑な気分でもありました。
さっきここも調べていれば、喜びはもっともっと大きかっただろうに。
しかも実はこの道には、まだ新しそうな先行車のタイヤ痕もあって『オフローダー人類初』にもならなかったようです。


もしかすると地元の方にはすっかりとお馴染みかもしれませんね。
このブログより先にFacebookに投稿したところ、県内のお知り合いから、そこらしき道を以前に案内してもらったことがあるとコメントをいただきました。


もし今回の先行車ご本人がこのブログを見てくださっていたならば、ぜひコメントをお寄せください。

南側の出入り口にはこんな表示もありますが、これは先ほどの分岐の入り口までのことでしょう。
そこから先の名称は見当たりませんでしたので、私的には『乗幸山林道』と呼ばせていただきます。
あの伝説の林道『美作北2号線』と県道を挟み、並行するように実在する夢の林道の発見でした。

県道54号側から入り口付近の風景はこんな感じです。
この季節、稲刈りが終わった後にまたほんの一時期、新芽がちょっぴりと出てくる風景が好きです。
美しい日本の里山は未来永劫、その姿を保ってくれることを祈るばかりです。

えでーさんが後で送ってくれた走行ログにちょっと書き加えてみました。
①から探索を始めて②〜④までヘトヘトになるまで探りながらも発見できず、諦めて白矢印のルートで迂回して北西の入り口から入り、出口の東富谷に戻るように抜けました。


今年は三川東などいくつもの未踏林道を発見できましたが、今回の成果も本当に嬉しいことで、協力してくれたえでーさん&Kちゃんには大感謝です!!
探索用にと購入したSHERCO TY125もすっかりと馴染み、僕にとってもう欠かすことはできません。


この日の前半は思っていたよりも時間がかかってしまい、もうひとつの本命には辿り着けませんでしたが、それはまた次回のお楽しみに。

そして最後はまた、恩原高原の丘の上に登って夕陽を楽しみました。

いつも陽気なKちゃん♪


前回の不調からすっかりと挽回したえでーさん。


このタイミングで自分のiPhoneをKちゃんに渡して撮ってもらいました。
とっても気に入った1枚ですよ、ありがとうね〜!


今日も日が暮れるまで、9時間拘束でたっぷりと遊びました。
身体のあちこちにガタがきていることは自覚していますが、トータルでの衰えを自分ではほとんど感じていません。
こんな楽しくて、ワクワクして、感動がある林道ツーリング遊びを続けられれば、少なくとも内面は若さを保っていられそうです。
さて、来週はどこに行こうか♫



僕のスタイルTWO WAY FOR TWO DAYS 11/13.14 但馬

晩秋から初冬に変わるこの時期は、オフローダーにとっては楽しみいっぱい!
そして本格的な冬が訪れる前の、駆け込み状態でもあります。
先週に続いてこの土日の天気予報は期待できそうだったので、たっぷりと二日間存分に走ることにしました。


ブログは先週のようにふたつに分けて書こうかと思ったのですが、今週は長くなりますがひとつにまとめます。


DAY1

朝の最低気温は2°Cと冷え込んでいましたが、車から降りるとさほど寒さは感じません。
身体の方が順応し始めてきたのかな?
   
この日の目的はこのシーズンにやり残していた、2本の林道とひとつの場所を訪れること。

まずはここです。
ここに来るのは今年の春以来ですが、これまでに終点まで行ったのは2回です(いずれも複数人で)。
その前にソロでやはり2回行っていますが、その時は途中で倒木があり撤退でした。


入ってしばらくは渓流沿いに古い舗装路で登っていきます。


ダートに変わってからいくつか途中で分岐がありますが、この三叉路を右に曲がれば最後まで一本道です。(左は行き止まり)

ちなみにこんな赤く小さな杭が道の真ん中に立っているのを見たことがある方も多いと思いますが、僕の経験上この杭がある場合その先は99%行き止まりです。


徐々に高度を稼いで行くと空が大きく広がり始めます。


左上の山並み付近が目的の場所です。


ヘアピンの連続でさらに登って行くと・・


それまでの土質の路面から、シダに覆われた厄介な区間になります。
なにせここは落石が多く、シダに隠れたそれはまるで地雷のような存在です。
不用意に踏んでしまえばフロントが跳ねられてコントロールを乱しかねません。


さらに大きく景色が広がっていき路面は安定しますが、まだ油断は禁物です。


一旦下りとなり、またモジャモジャの道になるので、多分知らずにソロで来たらほとんどの人はここで引き返すでしょう。
(春に来た時はシダが枯れて、もう少し走りやすかったです。)


しかしそれをクリアーしてまた少し登ると、そこは・・・


超絶景の尾根道に出るのです!


お分かりになるでしょうか?
画像右手やや下に見える道が、先ほど見上げていた場所です。

尾根の両側に絶景が広がります。


この日は雲海を期待していたのですが、それは残念ながら見られませんでした。


でもそれを差し引いても充分すぎる眺めです。


これまでの中でもこの場所では最高の天気に恵まれ、紅葉の山々は神々しいほどです。
僕自身ソロでこの場まで来たのはこれが初めて。
正直に言えば少し不安で悩んだのですが、本当に来て良かった!!




時間をかけてたっぷりと写真を撮り、満足のうちに次の場所へと移動します。


そこからほど近いこの場所もこの春以来。



春には毎年この桜の大樹が満開になるのを欠かさず見に来ています。

今年の春に撮影




  





今年の紅葉はスタートが遅めでしたが、そこから強雨、強風に見舞われることが無かったからなのか、結果的に見事な色づきのまま長く楽しめました。


渋柿もすっかりと熟して、そろそろ農家の軒先にズラリとぶら下がる頃です。


お次は大きく移動して、神鍋から羽尻線に入ります。
するとなんとこんな美しい黄葉の並木道です。


この光と影がたまらなく好きなんです。


この日はこの場所でコンビニおにぎりで昼食。
予算は明日のために節約です。


春一番には探索チーム(別名ゴムボーイズ&ガール)で逆側から入って大奮闘した道です。


あの苦労は何だったのか、と思うほどその後に整備されたのですが・・


それにしても本当に、本当に美しい!
葉が落ちて見晴らしも良いので格別です。


そしてふかふかの落ち葉が敷き詰められたダートを走る心地良さたるや。






一部、あの時の奮闘の証が残っていました。


金山方向からの路面整備区間が、今回でさらに伸びているので、そこからは極上フラットです。





そしてふと入ってみた支線でしたが、突然あたりの植生がガラッと変わりました!


これは素晴らしい!
たぶんカラマツだと思うのですが、こんなふうに針葉樹の葉が黄色くなる風景はまるでカナダあたりにいるような錯覚に陥ります。(行ったことないけど)


さらにさらにその奥には、心地よく優しいブナの森が広がっていました。


蘇武岳への登山道で行き止まりではありましたが、これは大きな収穫です。


この日の最後は、いつもの東ハチ。


今シーズン最後(たぶん)のお別れとお礼を兼ねて。
今年も素晴らしい景色を楽しませてくれてありがとう。


DAY2

もともとの週末の予定はこちらがメイン。
前日のソロ絶景巡りは天気予報を見て急遽決めたのですが、サラッと走るつもりがつい長くなって、何度も何度も撮影をするために乗降を繰り返していたら、帰りの車中で脚が攣って悶絶していました。
朝に予防&対処薬のコムレケアを服用しましたが、この日もまた途中で同じ苦しみを味わうのではないかと爆弾を抱えた気分です。
(主成分はツム◯の漢方と同じく芍薬甘草湯ですが、こちらの方が効き目が良いと感じています。あとは攣り始めたら深呼吸して、いかに脱力して、患部から気を外らせるかがカギです)


この日の探索メンバーはえでーさん&Kちゃんペア、まこっちゃんとそのカヤック仲間のMKさんが初参加です。
一番の目的は今年発見した三川東作業道群の完全解明。
完抜けルートの他に三つの大きな支線(青い線)が地図上に載っているのですが、果たしてその通りそれは本当に今も行き止まりなのかを確かめてみたかったのです。





本線の途中にあった、以前には苦労したアトラクションも、その後お仲間たちが走ってくれたおかげか、ずいぶんとイージーになっていました。

景色はやはり素晴らしく香住港と日本海が樹々の間から臨めます。


グループの時は林道内では先頭を譲り、僕は後から付いていきます。


それは好きな場所で止まってこんな風景を撮影するため。
みんなはもう心得てくれて、どこかその先で文句も言わずに止まって待ってくれています。


しかしこの日、爆弾を抱えていたのは僕だけではなく、えでーさんも同様でした。
その上とことんツキのない日だったようで、途中何処かに消えたと思っていたら、メガネを無くして探していたそう。
結局その支線を引き返す途中にKちゃんが見事に発見!(タイヤで踏んでいたけどね・・)


不幸は続き、今度はテールランプを止めるボルトのベースが壊れたために外れてブラブラ。


果てはいつもに比べて遥かに多い転倒数 ・・


それでも柴山駅に抜ける道のアトラクションでは汚名返上か?


Kちゃんはこの日は対照的にライディングが冴えています!

この道も良い雰囲気です。
この日これまでのうち、特に三川東作業道群は秘境感に溢れて適度なガレ、難所を繰り返しながら絶景も眺められるという一級品です。
ただし経験の乏しい方にはおすすめはしません。


早朝からたっぷりと楽しんで、香住港に到着したのは11:20頃という理想的なタイミング。
タッチの差で目当ての店に待ちなしで入ることができました。
このところ通い続けていた店とは違い、それ以前から来ていたお店(W)です。
店に入りこの日のおすすめを見ると、なんと焼き魚定食に『ノ・ド・グ・ロ』の4文字が!


通常の定食の値段よりも少しアップしているのですが、迷いなくこれを選んだのは大正解!
いや〜人生これまで食べた焼き魚の中で、間違いなくベストスリーに入ります。


その後浜辺でゆっくりと休憩した後には恒例のアトラクションです。
僕が企画したグループツーリングには、たいてい何かひとつはこんなお楽しみタイムがあります。
それにチャレンジしたのはカヤックとオフの二刀流まこっちゃんでした。

実はココ、僕も含めて対岸(中洲)まで渡った人は皆無だったのですが、彼にそれは伏せていました。
ベテランカヤッカーの眼力でイケると判断したそうですが、意外に深くてキャーって嬌声を上げながら走っていましたね。
見た目では足首程度の深さかな〜って、僕も思っていたのですけどね。
ちなみにそれを見ていた他のみんなは揃って辞退。
ま、また濡れても良い暑い季節にチャレンジしたいものです。
その時はモトパンの下に水着を着ておいて、あの奥の淵にも潜って遊びましょう。

そこからはまた探索タイム。
目的は池ヶ平林道周辺のの支線調査です。

この道、かなり古そうで昔は生活道路として使われていたような雰囲気です。


しかし長いこと放置されていたようで倒木、倒竹そして崩落でアウト。


反対側の出入り口と思われる区間もやはり良い雰囲気なのですが、そろそろ太陽も傾いてきたので次回に持ち越し。


と言いながらもまた気になる支線があれば入ってみたくなってしまうのですよね。






満腹した後は集中力低下でポテポテこけていたKちゃんでしたが、ここでは見事にクリア!


あ〜楽しかった!!
ソロでゆっくりと、じっくりと好きな場所で自分のペースで楽しむのも好きですが、気心の知れた仲間たちとワイワイ言いながら、ソロでは入れない、躊躇うような場所で一緒に過ごすのもこれまたイイもんです。
結局この日は大きな成果は挙げられませんでしたが、それもまた次への期待につながります。
初参加MKさんもオフロードを始めたばかりとは思えない安定した走りでお見事でした。


振り返ってみれば、最高に充実したそれぞれの二日間でした。
天気も朝晩は冷えますが、どちらも小春日和の最高の天気に終始しました。


二日目の僕の抱えた爆弾も何とか不発に終わりホッとしましたが、えでーさんの爆弾はというと?


前日トランポに積み込む時に発覚したという、クラッチワイヤーの損傷・切れかけも、最後までギリギリセーフだったようです。
次回はお互いに万全の体制で臨みましょう。
次こそは完抜けできる道を見つけてやるぞ〜!


紅葉ツーリング締めくくり 11/7 但馬

今シーズンは後半特に週末土日とも好天とはならないことが多かったですが、ようやくここにきて予報が反転して2日連続の晴れ予報となりました。
そうとなれば貴重な1日を見逃すわけにはいきません。
昨日の岡山の疲れはありながらも、翌日曜日にはいつもの但馬へと行ってきました。


ここは村岡の中心にある、昔の陣屋跡に造られた御殿山公園です。
毎年欠かさず訪れていますが、全体的には色づきがいつもに比べてやや遅れ気味。
それでも樹によってはこんなに鮮やかに紅く染まっています。


だいたいいつも、この門のところの樹が一番色が濃くなっています。

もみじが遅れている分、銀杏の黄葉の盛りにぴたりとシンクロしました。


さて、今日もダートを走るのは少なめになる予感ですが、まずは鹿田・釜谷から始めましょう。


一部アトラクションはまだ残っていますが、春先に比べればだいぶ落ち着いてきました。
でもそう思っているうちに、もうすぐまた長い冬がやってきます。


来週には葉も落ち切って裸樹となり、日光が多く差し込むようになることでしょう。

後で知りましたが、昨日ここの拙宅に訪れてくれた方があったようです。

定点撮影は柤大池で。
バックの青空と水面の写り込みの良さは、これまでのベストではなかろうか?




ここまでくれば、その先はもちろん中辻肥前畑線ですね。
この前とあるSNSで見たのですが、四国や北海道を走った後では氷ノ山では物足りないと仰っていた方がありました。
そんな方はぜひグルっと一周コースで、この道を含めて走ってみてください。
ここは裏氷ノ山とも言える区間で、表氷ノ山よりも秘境感があってダート率も格段に上です。
鳥取側のそれ以外の林道区間も、それぞれ個性と変化があって楽しいですよ。
ご希望であればいつでもルート全体を提案いたします。











この中辻肥前畑線は今現在はまだ昨年冬からの荒れた区間が一部残っているので、トレール車やトラ車あたりでないと厳しいかもしれません。
腕に覚えのある方ならば、ビッグオフでもどうぞ!

この日は昼飯をどうするか決めかねていたのですが、途中でピンと閃きました!
そうだ、一度も入ったことの無い海上集落の店「うみがみ元気村」にしようと。
ここは村おこしを兼ねて、地元婦人会が村で唯一食事を提供できる店を開いているのです。
そんな理由でメニューはとても少ないのですが、地元のブランド但馬牛を使ったうどんや牛丼が美味しいと聞いていました。
僕は今回肉うどんにしましたが、優しいお出汁と、さすがと思える牛肉がとても美味しかったです。
煮物が付いて(サービスだったのかも?)600円はお得です。
さらに加えてお店のおばちゃんとの話が弾み、楽しい時間が持てました。
食べ終わって店を出る時、そこに最近NHKでも1時間番組で取り上げられた畜産業者の方と入れ違いとなって、「これから上山に行くんかい?いいバイクやの〜!」なんて言ってもらえてこちらも笑顔になってしまいます。
この地は深い山奥の農村なのですが、なぜか1ミリも暗いところが全体に感じられません。
そんな土地柄だこそ、人々も明るいのかな・・なんて思った瞬間でした。



その後、今シーズンの嬉しい発見のひとつである「草原界」を抜けて・・







上山高原に到着です。


紅葉の季節に撮りたかったショウブ池の眺め。

こちらはそのさらに奥にある天空の「天神池」


そしていつものこの眺めをまた楽しみに来ました。
九州でも北海道でもなく、こんな風景が手軽に味わえるって、僕にとってはかけがえの無い幸せです。







天候にはヒヤヒヤさせられましたが、振り返ってみれば今年の秋はかなりお腹いっぱい楽しめたと思います。
絶景巡りは十分楽しめたので、そろそろまた未踏林道の探索に行きたくなってきました。
ネタの仕込みはそれなりにできているので、後は実行に移すのみ。



そこで帰りがけに、そのうちのひとつを入り口まで確認してきました。
倒木処理がされているということは、もしかして見込みアリ?
この先があの道と繋がっていれば大成功となるのですが・・・さてその結末は


夕陽に向かって走れ 11/6 作州・鏡野町

表題はロバート・レッドフォード&キャロライン・ロスという『明日に向かって撃て』でも共演した二人の映画の題名です。
原題はまるで違って、内容もシリアスなものなんですがね。
単なるパクリで使いましたが、この日のフィナーレはこの言葉をふと思い出した瞬間がありました。


例年数回は訪れていた岡山県北部のエリアは大好きなところなのですが、このところの影響で丸一年行くことができませんでした。
到着した時はちょうど毛嵐(湖霧)が出ていて幻想的な風景。
一人赤いジャケットを着たアマチュアカメラマンが慌てて真ん中に向かって走っています。
この日走ったエリアをマップで見るとこんな感じです。


マップ①の場所が今日のスタートです。
ここ恩原高原は紅葉の名所ですが、真っ赤になるわけではなく、ブナ、ナラ、ミズナラの樹々が広範囲にオレンジ色に染まり、毎年とても楽しみにしている場所です。


早速とびっきりのお気に入りであり、撮影ベストポイントに登ると・・アレレ、すすきが中途半端にボーボーで良いポジションが取れません!


これは昨年の画像。

少し位置を変えて・・なんとか納得できる絵が撮れました!

北東方向の眺め。

バイクの向きを変えて・・などなど、こんな良い場所ではいろんな角度から構図を変えて写しています。

高台から降りて湖畔に向かいます。

ありゃ〜、渇水で水位が低くすぎー!

うーん、これならいいかぁ・・
高台の上からと、この湖畔の2ヶ所から朝方の撮影を心待ちにしていたのですが、ちょっと思うようにならずテンションは下がり気味⤵️


ま、それも仕方ないですね、②の場所では良いことが待っていそうな気がします。

ここは #越畑ふるさと村 というテニスコート2、3面ほどの面積の公園です。
近くには奥津峡という、温泉街のほとりに紅葉の名所があるのですが、観光客はそちらに集中して、ここは完全に穴場となっています。
奥津峡は交通規制に提灯などで悪趣味に飾り付けられ全く好みではありません。
大型バスでもガンガン人が訪れていて風情が台無しです。
その点こちらは土日の見頃のピークでも、早朝を狙えばこんな絵も撮れてしまいます。
もちろんバイクからは降りて押しています。
(出入り口に傾斜があるので、重量車は無理でしょう)

とにかくもみじの樹々の密集度が高くて紅のトンネル、紅の天井、紅のカーペットを満喫できます。

その樹の日当たり具合で色づきが変わるので、こんなグラデーションが楽しめたり・・



真紅に酔いしれたり

この日は8時過ぎに着きましたが完全に貸切でした。

かつてこのあたりはたたら(製鉄)が盛んだったので、その作業場を復元したものもあります。
正面の銀杏も見事です、やっぱりここは期待にしっかりと応えてくれました。
今年の見頃はあと1週間は続きそうです。

さて、その北側に流れる香々美川には越畑の滝と天人の淵があり、川に沿って途中からダートが伸びています。
以前来た時は滝まででダートへは入らなかったのですが、今回はさらに少し奥まで走ってみました。

おっ、意外に長いぞ・・

あ〜いい感じです、どうしてもっと早く走ってみなかったんだろう。


途中、支線の奥にも面白そうな感じのところがあったのですが、洗い越しが崩落して入れない・・? ん、よく見ると渡し板が先に置いてあるぞ!
これはまた来年の探索ネタですね。

越畑の滝

天人淵

さらに先のルートに進もうとすると、またまた良さそうなダートが!

なんだか今日は林道レーダーがビンビンに感度良好のようです。
以前は見逃していたダートがゴロゴロ出てきました。

ここは途中から登山道となってボツでしたが。

あっちにも・・

こっちにも・・
やるなあ岡山美作国(みまさかのくに)!

奥津峡の賑わいをパスしてやってきたのは #白賀渓谷。(マップ③)
ここは我が親友むぎこさんにアテンドしてもらった場所。
妹分YUKAさんと3人でホットサンドを作ってもらって食べたりと、本当に楽しい一日でした。
このところ諸事情があって3人で集まれないのがとても残念ですが、来年こそはまた願いが叶うことでしょう。

ここは本当に美しい渓流に沿って上流へと道が続いています。
途中までは舗装路面で普通車でも走れますが、駐車スペースから先にはフラットダートになっていて、それでもちょっと頑張ればスクーターでも走れるほどです。

この日はここも、以前は引き返したところからさらに奥へと進んでみました。

するとやはり思っていた以上に奥が深い。
情報では行き止まりと聞いていましたが、本当にそうなのだろうかと疑問が湧いてきます?
しかし今日はこの後に行きたいところがまだまだあるので、ガレ始めた区間で引き返しました。


今日のランチはこんな場所です。
コンビニサンドイッチ、焼き芋、ゆで卵のリッチな(?)組み合わせ。

川面を眺めつつ・・


ふと見上げると愛機の姿・・贅沢なひとときです。

ここでもすれ違ったのはたった2組のみ。
バイク通行を規制されてはいませんが、歩いて楽しんでおられる方もいらっしゃるので絶対に徐行厳守です。

そこからはしばらく、次の目的地まで舗装路での移動が続きます。

マップ④の津黒高原から⑤県立森林公園にかけては、伝説の道『美作北2号線』を進みます。
先輩のTさんなどから教わったことによれば、ここはかつて四国の剣山にも劣らないスーパーロングダートで、四輪ラリーの公道レースとしても使用されていたそうです。
もうかなり昔に全線舗装化されてしまいましたが、我がバイブルのキャプションにも絶景の道とされていたので、いつかぜひ一度走ってみたかったのです。

それは期待を裏切らない、いやそれどころか想像を遥かに超える素晴らしさでした!

そしてその途中には・・・

なにやらとんでもなく見晴らしの良さそうな林道(作業道)を発見しました!

これはすごい!
その途中からは舗装された本線が遥か彼方まで伸びているのが見渡せます。


ホームグラウンド但馬とはまた違った良さのスケール感!
そして広葉樹の割合がこちらの方がやや多い気がして紅葉の範囲が広いです。

作業道はまだまだ奥へと続いていたのですが、ここも完全解明はまた来年でも。
美味しいものは最後にとっておくタイプです。



さらにそれ以外でもいくつかダート入り口がありました。
ここも二輪ならば入っても構わないのですよね。
完抜けできる可能性は低いでしょうが、前々から睨んでいた通り、このエリアは宝の山のようです。
あ〜毎週でも通いたくなってきた!!

県立森林公園を過ぎ、人形峠を越えて能谷奥林道に進みます。

ここもねえ、良い林道なんですよ・・ただし

頂上区間に現れる舗装区間とガードレール。
拙ブログのヘビーリーダーの皆さんならばお分かりでしょう、僕はガードレール大っ嫌いだということを。

で、ちょっと意地になってなんとか撮れたのがこの画像。
名山『大山』(だいせん)や倉吉の街並み、日本海が眺められる絶景ポイントなんですけどねぇ。

人形峠を戻り裏土地林道(面白いネーミングですよね)。
ショートながら気持ちの良いフラットだったのですが、少し雨裂が増えたかな。


国道482号線を恩原湖に戻る途中、それと並行して伸びるのが『平作原林道』←自称です。

途中、小さなジャンピングスポットが数カ所ありますが、こちらはアップダウンも少く崖落ちなどのリスクも少ない、ビギナーにもとてもフレンドリーな林道です。

恩原湖に戻りいつもの場所よりも良い撮影場所がないかと探していたら、有りました!

こういったあたりはは自分でもしつこいくらいの執念?だと思います。


そしてスキー場付近の周回林道のそのまた支線を探り・・


朝方とは少し違う高台へと登れば、そこでまさに夢のような光景が現れたのです。




この日を締めくくる、納得の一枚が撮れました。(三脚とセルフタイマー使用・iPhone11 Proにて)
どうしてもゴースト(緑の点)が入るのは仕方ない、プロではないのですから。


そう、そしてこの時ふと浮かんだフレーズが『夕陽に向かって走れ!』だったのです。


The Mountains, rivers and the ocean 10/30

天気予報はサイトによってバラバラでしたが、朝方は良い天気となりました。
このまま1日晴れてくれたらいいけど。
このところ全体のルートは2パターンくらいで変わり映えしませんが、ここは自分向けのブログということでご勘弁くださいまし。

福岡作山林道からの黒田笠波池から見える瀞川山から鉢伏山は頂上付近が色付いてきました。


用野和佐父林道はこの時期特に外せません。

この日のパートナー、煮過ぎ大隊長殿もその意見は一致しています。

中でも見逃せないのはこの幻の池。

ここはまだ紅葉には早かったようですが、朝陽が差し込むその風景は神秘的ですらあります。
ただし撮影にはややテクニックが必要かも。


その周囲の広葉樹の森はThe forestと言いたくなるくらい。

雪が積もったらどんなだろう?
一度そんな季節にも足を踏み入れてみたいものです。

じっくりと撮影をしながら味わうように走っていたらあっという間に時間が過ぎていました。
少し慌てて北上して、大隊長は初めての、僕にとってはいつもの河原にご案内。

来年の夏は絶対にここで泳ぐぞ!

行き着いたところは、今日も同じく香住の海。
今日はいい感じの潮目とサラシが出て、ルアーを投げたらヒラスズキが釣れそうでした。

香住でイチバンの展望が良い岡見公園は、バイクを乗り入れてこの海をバックに写真を撮れないのが残念。
でもこの海を眺めていると飽きることはありません。
ルアーマンの性でベイトを探したり、ナブラが起きたりしないかと目を凝らします。

そしてこの日も昼食はこの店の刺身定食。
大隊長たってのご希望でもありました。
カンパチの刺身と、右上の紙皿に乗ったエテガレイの肝が絶品でした!


海辺に戻ってしばしの休憩。
飛行機雲ができやすい気象条件だったようですね。

村岡方面に戻る途中一ヶ所だけ探索しましたが、砂防ダムでスッパリと終了。
上流を覗くと矢田川の支流がありましたが、釣り人にとっては手付かずだろうなあ。

山田集落から宮神に続く林道は所々で蘇武岳方面が眺められます。
時間があればそちらも走りたかったんだけど、翌日走ったオトモダチによればかなり紅葉していたみたい。

この林道はいつもサラリと走り流していましたが、よくよく観察すると面白そうな小さな支線もいくつかありました。

ロータリーのような広場から・・


オフロードを走り始めた頃に入りかけて、荒れていそうなのでビビって引き返した一番大きな支線。


あらためて走ってみれば、こんなに良い感じの道だったんだ。


距離も3キロ近くあったでしょうか。


行き止まりにはこんな絶景ポイントも!
ここは気に入りました、リピート確定。


本当は十分に熟した渋柿を撮りたかったのだけど、林道の出口の農家になっていた、これは柚子かな?


この日もまた、メインディッシュはこの場所です。

愛する小代地区の風景は、季節ごとに美しさを奏でています。

鉢伏山の西側斜面。


途中マシントラブルがあったものの、なんとかこのタイミングに間に合いました。

ススキはもう最後の輝きを放っていました。
しばし同じ場所からの風景画像を並べます。















最後にこの日のベースとした道の駅但馬蔵の少し手前の山間に、まだ見ぬ林道に入ってみました。
思いの外奥深く、こんなところにこんな良い林道があったことにビックリ!
これは灯台下暗しだったか?もしや抜けられるのか?と思いきや、後でBOSSに確認するとやはり数年前に調査済みで、抜けることはできないピストン林道だったそうです、残念。


もみじ&かえではハチ高原にあったこの樹が唯一の色付きでした。
御殿山公園も来週か再来週がピークかな?


翌日曜日、小野市ひまわり公園に訳あって行くと、その前の畑にコスモスが満開。
お花畑の撮影は難しいな。
お口直しのデザートにでもなれば幸いです。