苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

シルバーウィークの二日間   9/19&9/23 但馬

中秋の名月と満月が一致したとかで盛んにニュースで言われていましたが、家からiPhoneで撮っていたらこんなSFチックな画像が撮れてしまいました。
おそらくレンズの乱反射か何かでしょうが、まるでUFOからレザー攻撃でも受けているようでした。


そしてこれは夕暮れの一瞬を撮ったもの。
西側は山で遮られているので我が家からはまともに夕焼けは見られませんが、時折こんな風景にも出会えます。


さて、バイクの話題では広島県福山市から、良き友のたらさんが来られて1年ぶりに一緒に走りました。
たらさんは片道自走250kmの日帰りでの遠征ですが、何かと但馬ではアンラッキーが起こりがち。
さらに前回ご一緒した時は僕のBETAがトラブルでDNF。
さて今回はどうなりますやら・・


1本目はたらさんのご希望で寺河内から。
前回のブログでもお伝えした絶妙な倒木処理をかわしながら進みます。


万場で下り再び三川線に登ろうかとしたところで、たらさんの GoProの電源が繋がらず・・・やっぱり何かある!!


応急処置で走り続けて・・



小城廃村俯瞰ポイントを楽しみ、大野に下るその入り口で停まると・・・



サイドスタンドを出し、バイクを傾けたらそのままバッタリ!
え〜っ、なんでーと思ってよく見ると、サイドスタンドが根本からポッキリと折れているではありませんか!!
ま、バイク、自転車、四輪といろいろイタリア車を乗ってきたおかげでこれくらいのことで動揺はしません。
たとえこんなことがあろうとも、イタリア製の乗り物って色気があって、有機的で、楽しいから許せちゃいます。

というわけで、それ以降はほとんど写真は撮れず、この日単独でのブログ不成立と相成りました。
でも、たらさん自身が組んだスケジュールはスムースに消化できて喜んでもらえたようです。
とにかく理系バリバリということもあり、ほぼ完璧な事前準備で僕は単なる伴走者で済んでしまうくらい。
実にお見事な走りっぷりでした!

その4日後、この日はソロで扇ノ山を一周することに。
事前情報では中辻肥前畑線は大雨で荒れているとのことでした。

まだこの辺りでは天気は上々!
最近、天気予報は晴れでも現地では崩れることが多くて困ります。

しかし何回きても良い林道だなあ!
トータルでは但馬の中で一番好きですが、もうちょっと近かったら・・なんて贅沢ですかね。

さて、そのあれ具合はと言うと。


こんな感じや・・

こんな感じで、ちょうど3年前の台風後に近い状態です。
まあここは割合と早く修復されるので、そう遠く無いうちに元に戻ると期待しています。



ここは紅葉も綺麗ですから、1ヶ月後くらいがまたとても楽しみです。



途中で入ったことのなかった支線に入ってみました。



う〜ん、なかなか良い感じでしたが、予想通り行き止まり。
周囲の地形からして抜けられることはまず無いでしょう。


肥前畑側の出口付近にはこんな落とし物が!
アンダーカバーが落ちているのは見たことがありますが、フロントバンパーがナンバー付きで落ちているとは・・・
荒れた路面を無理やり走っているうちに脱落して、それに気付かず撤退したのでしょうね。


県道103に合流して畑ケ平林道(舗装)に進みます。


ここはまさに滝銀座の道。
道路から少し歩かなければならない滝もありますが、こうして道沿いにも何本かあります。



マイナスイオンに溢れていますが、現在は北側からしか四輪やオンロードバイクは入れないので人出は限られています。



その途中にある古道『左馬殿道』に入ってみます。
ずいぶん以前に一度入ってみたことがあるのですが、その時は怪しい雰囲気にすぐ引き返しました。


その時のイメージを覆すように、途中まではとても良い感じ。

しかしやはりハイカーさんのブログでもあるように、途中からは険しい登山道となりオフロードバイクでは無理なようです。

なにせ徒歩であってもこれですから・・


その先、左右に大根畑入口が現れるところから扇ノ山林道に繋がります。
入り口にはロープが張られていて四輪などは入れませんが、オフロードバイクならばそれほど問題ではありません。(ビギナーには荒れ気味と感じるでしょうが)

流水ワダチにはご注意を。

途中にある東因幡林道の入口。
チェーンとロープのダブルロックですが・・それ以上は申しません。

この日は過去最高に多くの鹿と遭遇しました。
そのほとんどがまだ若い、あるいは今年生まれたばかりと思われる小鹿ちゃんたち。
すぐに逃げてしまいますが、このコだけはじっと見つめ返してくれました。


これはカモシカではなくシェルコです・・


この道は水捌けが悪く、一年中こんな感じで水溜りが消えることがありません。
そんな瑞々しい道がお好きな方は、この支線の『広留野林道』は強くお勧めします!
なんたってアナタ、まるで田んぼですから!

終盤の南側になると、こうしてオープンな雰囲気で明るくなります。


そして舗装林道河合谷線と合流して、今度は扇ノ山の西側を北上します。

ここはただひたすらクネクネと進む道ですが、途中2箇所ある展望台、特に「風の広場展望台」からの景色は一見の価値アリです。
今回は先客がいたのでスルーしましたが、望遠鏡があり鳥取砂丘も見えますよ。

「水とのふれあい広場」の近くで、前日Google mapで目星をつけた場所に入ってみます。


ビンゴ!!
予想通りまたしてもだーい好きなススキ野原を見つけてしまいました♪

この辺りで標高は1000m少し切るくらいですが、すでに見頃を迎えていました。

まあこんな場所を見つけたからって喜ぶオフローダーも珍しいかもしれませんが、僕自身は心の中で喝采です。


さあ、そしてこちらは昨年発見した大草原。







ここのススキも見事でしたが、残念なことは広範囲に猪が野芝を掘り返してしまっていいることです。
我が家でも過去何度もあるのですが、この秋の時期になるとヤツらはこれをしでかすのですよねぇ。
専門家によれば掘り返してミミズなどを食べているそうですが本当なのでしょうか?

そこからこれまた今年発見のショートダート。


ここの雰囲気もとても好きなんですよね〜。
紅葉もとても楽しみです!


舗装路を海上地区に向かって下る途中の「シワガラの滝」駐車場には消防のレスキュー、パトカー、上空にはヘリという物々しい雰囲気でした。
ここはとても個性的かつ幻想的で有名な滝のひとつなのですが、アプローチが普通の方にとってはかなりリスキーで、今年の5月にも滑落事故で亡くなった方がおられます。
今回は翌日の地元紙で確認しましたが、記事にはなっていなかったので大怪我や命を落とされることはなかったようです。
最近はSNSに投稿をするためにムチャをして事故を起こすケースが世界中で増えているようですが、我が身も振り返り気を付けなければなりません。


以前に僕が行った時のブログも貼っておきますので、興味がある方はどうぞ。



そしてその先の集落、海上との中間のこの風景が大好きです!


昼過ぎから天気が悪くなり、すっかりと曇ってしまったので探索モードに切り替えます。

虫嫌いな方、ごめんなさい!


昆虫界の芸術家が見事な作品を作り上げていました。



そしてずいぶんその古道へのアプローチに苦労していたのは実は大きな間違いで、どうもここではないかと確信させるルートを見つけることができました。
ここはあらためてまた仲間達と探ってみようと思っています。



他にもいくつか有望な小径を発見しながら・・



あっちでウロウロ、こっちでウロウロしていると・・



えっ、え〜、立派な但馬牛が1匹フリーになって道路にいるではあーりませんかっ!


ソローリ、ソローリと近寄って、目を合わせないように静かに通過すると無事に通れましたが、なかにはバイクと並走するようなウシさんもいますからねぇ。
と、思わぬ肝試しをフィナーレで、今日も無事に走り終えました。


追記


後日、BetaをTOM'Sに持ち込むと見事な技で溶接して、あっという間に完治しました!
ホントーに頼りになるショップです、吉川さん、金本さん、ありがとうございました!!




スッキリとしない1日もたまにはあるさ 9/12

ようやく夏の長雨が終わったと思っても、なかなか休日と晴れの日が一致しません!
これほどミスマッチになると遊びのはずが逆ストレスになってしまいそうですね。
まあ自然相手にグチをこぼしても仕方ないので、そんな中でも楽しみを見つけていきましょう。

まずはいつかチャレンジしたい廃スキー場の下見です。
以前にも一度来たことがあるのですが、高山長さんいわく『但馬最凶ヒルクライム』はエントリー区間から雰囲気たっぷり。
以前よりもさらに荒れているようですが、ゲレンデに出られれば多少は楽しめるかなあ・・。


久しぶりに鵜縄から瀞川氷ノ山林道に向かうと出合川の渓相が美しく道沿いに続いていました。
氷ノ山は本当に水が豊かで、訪れるものを楽しませてくれます。

その途中の古びた作業道に入ってみるとこれまた良い感じ。
地図で見るとループになっているようですが、倒木が点々と現れたのでここはあっさりと諦めます。


まど登山口から伸びる支線を進むと太めの倒木に出会いましたが、逆にここは突破します。
シェルコならばこれくらいヨイショと持ち上げて越すことが簡単にできます。
もちろん?乗ったままでもなんとかイケそうなレベルですが、ソロの時は無理をせず安全を優先です。



それにしてもこんな支線があったとは、今までまるで意識したことがありませんでした。


その突き当たりの脇には、先程の廃スキー場のゲレンデが樹林の向こうに見えています。
ただ画像では伝わりにくいですが、その間の傾斜はかなりのもの。
探した限りでは繋ぐルートも無いようなので、やはり突き抜けるのは不可能なのだろうか?



本線に戻り福定方面に向かいます。



ここは大久保のとある場所。
先日は草刈りをしていて入れませんでしたが、今日は問題無しでした。



びっくりするくらいのオートキャンプのテントと車の数を横目で見ながら、その奥のススキ野原に。




毎年楽しみにしているビロードのような眺めも、もうすぐその季節が訪れようとしています。



野間峠を下る途中で高山長さんとバッタリ!
実はこの日の朝イチにも出会っていたのですが、特に合わせた訳でもないのに再会できて、
いろいろと情報を頂いて参考になりました。
オフローダーにとって情報は本当に大切!!
林道の状況、バイクに関することなどなど、得ることができるかどうかで大きく変わってきます。
もちろんインテリジェンスはギブアンドテイクが基本。
今回もボスの目がキラリと光る情報もご提供しておきました。


さて、今日最も期待して望んだこのルートはこの有り様で・・・



画像中段のやや左にある避難小屋に続く道がこれまでどうしても分からなかったのですが、前日地図を眺めていてようやくピンときたのです。
しかしこの深い藪漕ぎ状態ではソロには厳しい・・
また探索班と共に、あるいは春先の草の少ない季節に出直しましょう。



今テレビにも出まくりの『おじろじろキャンプ場』のさらにその上からの眺めは、何度も書いているように僕の大好きな風景です。



9号線に戻り、コンビニでサンドイッチを仕入れて但馬大仏裏の廃牧場で昼休憩。
その後どうしようかと迷った末に、選んだのは春先にあまりの酷い倒木群に絶望を覚えた寺河内林道。


高山長さんから仕入れた情報では、どなたかが処理をしてくれて通れるようになっているとのこと。
しかしその場に着くとこの有り様・・・変わってないやん


それでもバイクを降りてよくよく見れば、絶妙な処理でなんとかすり抜けられるではありませんか!!
どなたかは存じませんが、大変ご苦労様でございました。



さらにそんな酷い状況はその一部区間だけで、上部の妙見蘇武岳林道に繋がるまでは平和そのもの。



やっぱりここは変化に富んで好きな林道ひとつ、それが復活して嬉しい限りです。



そこで右鋭角の分岐を過ぎて、しばらく先の左手に伸びる新しい作業道に入ってみました。
僕の見立てでは妙見蘇武岳線にできたあの出入り口に繋がっていると踏んだのですが・・



途中に現れた比較的細い倒木をサクサク(本当はヒーヒー言いながら)切って奥へと進むと・・



ブラインドコーナーの先で行き止まり・・ああ・・林道あるあるです。



北上して最後の一本は神鍋蘇武線(通称万場)。



スキー場ゲレンデは最近の傾向に漏れず、オートキャンプ場がオープンして一部その近辺だけ舗装化されていましたが、トータルでは快走路としての存在を維持しています。


この日も空は最後までグレーのままで、抜けるような碧さはどこへやら。
来週こそ台風一過の清々しい風景に期待しましょう!



過ぎゆく夏・忍び寄る秋を感じる但馬の一日 9/5 但馬

早いもので1年の2/3が過ぎてしまいましたね。
但馬は12月に入れば雪で乗れなくなってしまうので、実質残り3ヶ月ほど。
天候不順であまり乗れなかった夏ですが、秋の気配が漂いはじめ、そろそろスパートをかけましょう。

今日はいつものチーフメカのえでーさんとKちゃんのコンビは所用で不参加ですが、大隊長とまこっちゃん、そしてRYOTAくんの4人で走ります。
まずは村岡の用野和佐父林道からスタート。


春の雪解け後は大変な有り様になっていたのが、ボランティアの皆さんのおかげで走れるようになっていましたが、また新たに?厄介な倒木がお出迎えしてくれました。

『幻の池』はやはり朝陽を浴びると輝きを増します。
でも満月の夜、水面にその月が姿を映したらどんなに神秘的だろう・・怖くて来られないけど。

道の傍には何やら白いものが・・

オオシロカラカサタケでしょうかね・・?
そうだとしたら、食べると死ぬそうDETH。

2本目は以前探索した但馬大仏裏の作業道群を反対側から抜けられるか検証しようとしたのですが、どうやらそちらは私道だったようでトラックに塞がれていて断念。
仕方なく前回と同じルートで走ることにしました。

ここは取っ付きがやや難しく、この日は雨上がりということもあってグリップが得られません。

さすがの大隊長もタイヤがすぐにドーナッツ状になってお手上げです。

ここは倒木をかわして突破しようと試みるも上手くいかず。


エスケープするもV字の溝にハマるとローププレイが必須です。
気温はそれ程でもなかったのですが、かなり汗をかきました。

脱出成功しての移動途中では、早くも稲刈りが始まっていました。
秋が来るのは嬉しいのですが、僕は青々として風になびく稲田の風景が大好きなので、刈り取られてしまうととても寂しい。
いや、単なる部外者の勝手ですが・・。

この前から気になっていた、最近ようやく作業が終わったエリアに入ってみました。
ここは以前に入口前を通過(舗装路)した時に、若い伐採作業員のおふたりにガン見されたのですよね。
あのおふたりはきっとオフローダーだったんじゃないかな?

たぶんショートで行き止まり、もしくはループだろうとは予想していたのですが、想像以上には奥行きがあって楽しめました。
奥にはこんな迫力のある老木の姿もありました。

続いて入った稲荷尾線の支線奥にはこんな廃車の姿が。
ここまで崩壊してしまうと全く車種がわかりません。

稲荷尾線は2週連続での訪れ。

さらにその先の展望台に登るルートは新しく別ルートが整えられていました。

その奥の奥も探索をするも、特に成果は見当たらず、とちのき村方面に移動。
とっておきの絶景ポイントを未経験のRYOTAくんに見せてあげたかったのですが・・


まずこの登り始めはなんとかクリア!


しかしそこからの登りがチュルチュル!!


深い藪でラインも全く見えません。


なんとか登り詰めても霧がかかって青空も無く見晴らしがききません、残念⤵️
朝イチは晴れていてツーリング日和になるかと思ったのですが、途中からすっかりと曇り空で覆われてしまったのです。
おかげでただでさえグループだと写真の撮り高が少ないのに輪をかけてしまいました。


ただここからの下山ルートのひとつを初めて走ったのですが、下りだと予想以上にイージーだったのは収穫です。


そしてとある区間を抜けて・・


今日もまた一日の締めくくりはこの場所です。

補修中だった東屋も床はすっかりと綺麗になって、希望していた座る場所もベンチではなく丸太スツールが用意されています。

さて、撮り高不足を補うように、ここではたくさんの写真を撮りました。
最後にその中からセレクトした数枚をアップロードしておきます。
好きな写真をあまり撮れなくても、変化に富んだルートが組めて心地よい疲労に包まれ、満足して帰路につきました。
同行者の皆さん、お付き合いありがとうございました!







小代の里山、香住の海と川 8/29

いやはや、この夏の長雨にはほとほと嫌になりましたね。
思い起こせば前回フルに1日走ったのは8月1日。
ちょうど合間の15日も少しだけ走りましたが、ほぼ1ヶ月ぶりと言っても良いでしょう。
まあそれでも月2回乗れれば、恵まれている方かもしれません。

さて満を持して迎えたこの日、いくつかのお誘いを丁重にお断りしてソロで走ることに決めました。
のんびりとじっくりと走りながら、好きな写真をたくさん撮りたかったからなのです。
選んだステージは愛してやまない香美町小代地区。
まずは鹿田&釜谷林道からですが、この林道群は支線が多く迷いやすいのでじっくりと説明しましょう。
エントリーは9号線の大きな村岡温泉の看板の横からです。


少し田畑の間の道(農作業をよくされているので徐行厳守)を登ると左手に『グランドゴルフ場』の看板がありますが、その横のダートに入ります。


登り基調でクネクネと進みます。

右分岐がありますが、ここは直進。

黄色い看板のあるT字路は左折。

草に覆われた路面(水溜りに注意)をしばらく進むとまた畑が左右に広がります。

大きめの白い倉庫の先を鋭角に右折するのですが、これが見逃してしまいがち。

行き過ぎると牧場があります。
その手前を右折すると八岡林道です。

黒毛和牛のルーツ、但馬牛(たじまぎゅう)が元気に過ごしていますよ。

先程の分岐に戻り、この向きから見れば左方向に進みます。


しばし進むと最初に現れる左分岐から先が釜谷林道です。

ここからは小代集落に向かって下り。

近年、路面が荒れ気味で倒木も増えましたがなんとか通れるように処理はされています。
ビギナーの方だとちょっとビビるかもしれませんが・・

それを過ぎればオープンで明るい区間になります。

初めて通った時にはこの数倍くらい草で覆われていました。

その時はまだまだ原型をとどめていた拙宅?も、そろそろ崩壊してしまいそうです。

そこから右に下るとまた数カ所の倒木がありますが、ここは左端を落ち着いて走れば問題なし。

その先、急な下り舗装路面になり矢田川沿の道に出ます。
むしろ注意すべきはその間の路面がとてもウエットで滑りやすいことです。
当たり前のことですが、舗装路でコケるとダメージも大きいですから慎重に!

さあ、ここからは大好きなポイントを巡ります。
ここは日本の棚田百選のひとつ『うへ山の棚田』。

こちらは吉滝キャンプ場展望台。

そこから移動する途中に脇道があったので入ってみると、そこそこのダートになっていてループで抜けられました。


まだ奥にも作業道があったので、また別の機会に解明してみましょう。


こちらは久須部渓谷の入り口にある滝見亭。

その対岸に残る鉱山坑道跡。

中を覗くと冷蔵庫のような冷気(霊気??)が漂っていました。
なんの柵や規制もありませんが、これ以上中に進む勇気はありません。

その上流には右に三段滝、左に要滝。

この滝はエントリーが容易な割に迫力があって大好きです。

こちらは三段滝と名付けられていますが、残りの二段は見えません。

要滝の横の階段を登るとこれまた美しい渓谷が楽しめるのです。
一度ここでキャニオニングをしてみたいのですが、間違って滝に落ちたら助かりませんね。


他にもこの小代地区には裏見の滝『吉滝』や『八反の滝』などいろいろあって滝好きにはたまりません。
またそういったことだけではなく、それぞれの地の歴史や独自の文化なども調べていくと、いっそう楽しみが広がっていきますね。


話題を林道に戻しましょう。
”ジキルとハイド林道”(ちょっと大袈裟かも)の稲荷尾林道です。

昨年あたりからこの林道のススキもかなり少なくなりました。
ただウエットでわちゃわちゃした区間は相変わらずです。

広場に出て右の爽やか区間に進むのが僕のお気に入りルート。

いつ来ても美しい森です。

本線から膨らむように並行する短い区間なのですが、停まってその雰囲気を味わうことを欠かしたことはありません。
ただ誰かをアテンドしてここで停まっても、『ん、どうかしました?』なんて顔をされるとちょっぴり寂しい。

そしてふたたび本線に合流して・・

右手に広がる絶景を見ながら進みます。

ここも幅員が広くフラットなのですが、水気が多く足元をすくわれることがあるので要注意。

その先で舗装林道大照線と交差します。

僕のブログ読者の皆さんにはお馴染みの場所。

あれっ、いつの間にかこんな鐘が付けられていますよ!?


自分では『但馬のチロル』と呼んでいる風景が広がります。
このところキャンプ場としても人気なようです。

そして但馬のボスこと高山長さんから教えてもらったルートにやっと来ることができました。

ここ、いいですね!!
この日はサラッと走りましたが、まだ支線もあったのでこれもまた再調査を要しますね。
う〜ん、こことあそこと・・それにまだアレにも行っていなかったなと、プランはどんどん広がります。

そこから小代きってのロングフラット『仏ノ尾林道』へ。

大好きな林道のひとつです!

アトラクションはだいぶなだらかになって、左側はビギナーの方でも余裕で通れるほど。
四輪車では改造ジムニーでもちょっと難しいくらいなので、対向車の心配は少し減ります。

この記念碑広場も今年は草が少なめです。
いつもだと林道標柱も隠れるほどなのですが。


本線から外れ、仏ノ尾山頂に続く道。

左からバネット、ファミリア、サンバーと屋根を潰された不憫な車たち。

佐坊集落を抜けて、とちのき村にちょっとお邪魔します。
今は休業しているのか?綺麗に整備されたキャンプ場には人っこひとり姿が見えません。

街路樹に生っていた赤い実は南天のようだけど季節が違うし、いったい何だろう??

人気爆発のおじろじろキャンプ場に久しぶりにやってきました。

上山さんファミリーにご挨拶したかったのですが、お昼時だったせいかお留守のようでそれは叶いませんでした、残念。
まだ仮設トイレ(それさえごく最近で、その前までは各自スコップ支給で・・)のプレオープンだそうですが、トイレ棟の基礎はできていますね、ボチボチいきましょ!


そのキャンプ場方面から眺める佐坊・東垣・鍛冶屋集落は小代の中でも特に美しい眺めです。

そこからどうしようかすごく悩んだコース全体だったのですが、結局北に進路を取りました。
なぜならば最近になって頼みの綱のガソリンスタンドが、また一軒日曜定休となってしまったからなのです。
途中の稲田はすっかりと秋の香りが漂い、稲穂が頭を垂れ始めています。


ジャジャン!
お馴染みの店で今シーズン2度目の白イカ丼は、ますます味わいを増して抜群の旨さでした!!
店に着いた時(1時過ぎ)は表に『本日の営業は終了しました』と出ていて焦りましたが
、一人ならなんとかと入れてもらいギリギリセーフ!(白飯が無くなってしまったそうで)


追記:前回白イカとはケンサキイカのことですと書きましたが、正確にはブドウイカという近種だそうです。
僕自身イカはアオリイカが一番美味いと思っていましたが、これを食べたら前言撤回です。



食後にはもう一度矢田川戻りこのアングルでパシャリ!
前回は青空がなかったので、是非とももう一度ここで写真を撮りたかったのです。
こんな時アルパインスター・テックTのブーツはくるぶしくらいまでならほとんど浸水しないので助かります。

香住のお隣、柴山港には立派な蟹漁船が泊まっています。
これくらいデカくないと冬の荒れた日本海には出られないのでしょう。

こちら方面に来たのは、先月グループで探索した2本の林道を、改めてソロで再確認するため。

一本目、東のルートは北側区間は穏やかなのですが・・


峠の頂上から南側区間の下りは路面が荒れ気味で楽しめます。

折り返すように入った西のルートは・・

こちらは倒木が多めでRPGのような楽しさ?

ビギナーの方はソロで入るのは控えたほうがよいですよ。

この2本は地理院地図にもはっきりと描かれておらず、Googleマップの衛星画像などと突き合わせて調べ探し出したもの。
もちろんバイブルにも無かったので、完抜け達成できた時の喜びはひとしおでした。
それをまたじっくりと、ソロで味わいながら走る愉しさたるや。
スピードはまさにトレッキングと言っても良いくらいですが、こんな楽しみ方がシェルコTY 125にはベストマッチなんです。


大満足の1日でした、来週も晴れてくれると良いのだけどな🎵



美味しいものと絶景林道でリフレッシュ! 8/15 但馬

いや〜長く激しい雨が続きましたね!
まさか長梅雨の後に、再び前線が停滞するなど思ってもいませんでした。
おかげで長いこと(僕にとっては)バイクに乗れずメンタルはボロボロの状態・・
なんとかこの日は午後から晴れマークが並んでいたので早起きするも、朝はまだザーザー降りの雨。

仕方なく暇潰しにプリンを作りました。
これは夕食後のお楽しみ。
 

10時頃になるとやっと雲が切れてきたので、篠山にあるマグナムコーヒーの敷地内に出店しているスリランカカレーのキッチンカーに向かいました。

タイアップされているので、マグナムコーヒーの店内に持ち込んでいただきます。

実はコレ、同じカレー作り手のVERO CAFEオーナーが絶賛されていたのです。
こちらのご主人はスリランカまで修行に行かれたそうですが、こんな美味しいダール(豆)カレーは久しぶり。
僕は以前に友人のインド人の経営するインド料理店を一年以上手伝っていたことがあり、その頃は賄いで平日夜はほぼ毎日カレーで過ごしていました。
アーユルヴェーダの効用のせいか、毎日食べていると体調が良かったです。
(この日は夕食も前日仕込んだ自家製カレー!)

食後にはスペシャリティコーヒーで言うことなし!
最近、篠山周辺にもどんどん素敵なお店が増えています。

さあ、いつもならば考えられないほど遅いスタートですが、悩んだ末のオンリーワン!
雨風にも強い粟鹿山林道に進みます。
入るとすぐに5匹のウリ坊のお出迎え。
画像は撮れなかったけれど、可愛かったなあ〜。

う〜ん、やっぱり青空はたまりませんね!
大気中のゴミもすっかりと洗われたのか空がスカッと澄んでいます。


山東側から進めば山頂付近までは登り基調。

このタイミングだったら氷ノ山、蘇武岳方面も晴れていたのかな。

長雨でズタボロになった心が、まるで乾いたスポンジが水を吸うようにどんどん元気になっていきます。

この道は絶景ポイントがあちらこちらに。

路面はところどころ荒れていましたが、トータルとしてはさほど大きな変化なし。

道幅全体が沢のようになっているところもありましたが、それもどうということもなく。

黒川ダムに近づくと、新しいバラスで補修されていました。

むしろ怖いのはダム周回路(舗装)の上の泥や落ち葉。
何人かこの餌食になっているので要注意ですよ。


そして大好きなこの空間。
この日は数こそ少なかったですが、いつも通り鹿の群れが出迎えてくれました。


雨上がりは空だけでなく、野芝もその美しさを増しています。

ここはほとんど手入れをされていないはずなのにいつ来ても美しい。


どうしようか迷ったけれど、やっぱり来て良かったなあ・・

そしていつもの定点観察。
鹿にかじられたベンチの脚はまだかろうじて繋がっていました。

ビオトーブの池にはトノサマカエルと・・

水中では数匹のイモリたちが気持ち良さそうに漂っていました。

タンポポの綿毛のような草はノゲシ?だったでしょうか。(リトルターンさん、間違っていたらご指摘お願いしまーす)
この綿毛があたり一面に飛ぶ様子は幻想的でもあります。

以前はここからこのダム湖では唯一と言って良いほど湖畔水辺に近づけたのですが、残念ながらロックアウトされてしまいました。
(バイクのせいではないようですが)

さあ、この日はUターンして戻ります。
この林道はこの方向のほうが景色は良く、先々の道が遥かに見えてテンションが上がります。


崩落は唯一ここだけですが、これは以前からあったものです。



和田山方面が見えてくると出入り口はすぐそこ。
往復26kmほどのお楽しみでしたが、気分は爽快!
次の週末はたっぷり走るぞ!!(晴れてくれ〜)


そして夕食後のデザートに今朝作ったプリン。
もうちょっと改善ポイントもあったけれど、美味しくできました!