苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

シルバーウィークの二日間   9/19&9/23 但馬

中秋の名月と満月が一致したとかで盛んにニュースで言われていましたが、家からiPhoneで撮っていたらこんなSFチックな画像が撮れてしまいました。
おそらくレンズの乱反射か何かでしょうが、まるでUFOからレザー攻撃でも受けているようでした。


そしてこれは夕暮れの一瞬を撮ったもの。
西側は山で遮られているので我が家からはまともに夕焼けは見られませんが、時折こんな風景にも出会えます。


さて、バイクの話題では広島県福山市から、良き友のたらさんが来られて1年ぶりに一緒に走りました。
たらさんは片道自走250kmの日帰りでの遠征ですが、何かと但馬ではアンラッキーが起こりがち。
さらに前回ご一緒した時は僕のBETAがトラブルでDNF。
さて今回はどうなりますやら・・


1本目はたらさんのご希望で寺河内から。
前回のブログでもお伝えした絶妙な倒木処理をかわしながら進みます。


万場で下り再び三川線に登ろうかとしたところで、たらさんの GoProの電源が繋がらず・・・やっぱり何かある!!


応急処置で走り続けて・・



小城廃村俯瞰ポイントを楽しみ、大野に下るその入り口で停まると・・・



サイドスタンドを出し、バイクを傾けたらそのままバッタリ!
え〜っ、なんでーと思ってよく見ると、サイドスタンドが根本からポッキリと折れているではありませんか!!
ま、バイク、自転車、四輪といろいろイタリア車を乗ってきたおかげでこれくらいのことで動揺はしません。
たとえこんなことがあろうとも、イタリア製の乗り物って色気があって、有機的で、楽しいから許せちゃいます。

というわけで、それ以降はほとんど写真は撮れず、この日単独でのブログ不成立と相成りました。
でも、たらさん自身が組んだスケジュールはスムースに消化できて喜んでもらえたようです。
とにかく理系バリバリということもあり、ほぼ完璧な事前準備で僕は単なる伴走者で済んでしまうくらい。
実にお見事な走りっぷりでした!

その4日後、この日はソロで扇ノ山を一周することに。
事前情報では中辻肥前畑線は大雨で荒れているとのことでした。

まだこの辺りでは天気は上々!
最近、天気予報は晴れでも現地では崩れることが多くて困ります。

しかし何回きても良い林道だなあ!
トータルでは但馬の中で一番好きですが、もうちょっと近かったら・・なんて贅沢ですかね。

さて、そのあれ具合はと言うと。


こんな感じや・・

こんな感じで、ちょうど3年前の台風後に近い状態です。
まあここは割合と早く修復されるので、そう遠く無いうちに元に戻ると期待しています。



ここは紅葉も綺麗ですから、1ヶ月後くらいがまたとても楽しみです。



途中で入ったことのなかった支線に入ってみました。



う〜ん、なかなか良い感じでしたが、予想通り行き止まり。
周囲の地形からして抜けられることはまず無いでしょう。


肥前畑側の出口付近にはこんな落とし物が!
アンダーカバーが落ちているのは見たことがありますが、フロントバンパーがナンバー付きで落ちているとは・・・
荒れた路面を無理やり走っているうちに脱落して、それに気付かず撤退したのでしょうね。


県道103に合流して畑ケ平林道(舗装)に進みます。


ここはまさに滝銀座の道。
道路から少し歩かなければならない滝もありますが、こうして道沿いにも何本かあります。



マイナスイオンに溢れていますが、現在は北側からしか四輪やオンロードバイクは入れないので人出は限られています。



その途中にある古道『左馬殿道』に入ってみます。
ずいぶん以前に一度入ってみたことがあるのですが、その時は怪しい雰囲気にすぐ引き返しました。


その時のイメージを覆すように、途中まではとても良い感じ。

しかしやはりハイカーさんのブログでもあるように、途中からは険しい登山道となりオフロードバイクでは無理なようです。

なにせ徒歩であってもこれですから・・


その先、左右に大根畑入口が現れるところから扇ノ山林道に繋がります。
入り口にはロープが張られていて四輪などは入れませんが、オフロードバイクならばそれほど問題ではありません。(ビギナーには荒れ気味と感じるでしょうが)

流水ワダチにはご注意を。

途中にある東因幡林道の入口。
チェーンとロープのダブルロックですが・・それ以上は申しません。

この日は過去最高に多くの鹿と遭遇しました。
そのほとんどがまだ若い、あるいは今年生まれたばかりと思われる小鹿ちゃんたち。
すぐに逃げてしまいますが、このコだけはじっと見つめ返してくれました。


これはカモシカではなくシェルコです・・


この道は水捌けが悪く、一年中こんな感じで水溜りが消えることがありません。
そんな瑞々しい道がお好きな方は、この支線の『広留野林道』は強くお勧めします!
なんたってアナタ、まるで田んぼですから!

終盤の南側になると、こうしてオープンな雰囲気で明るくなります。


そして舗装林道河合谷線と合流して、今度は扇ノ山の西側を北上します。

ここはただひたすらクネクネと進む道ですが、途中2箇所ある展望台、特に「風の広場展望台」からの景色は一見の価値アリです。
今回は先客がいたのでスルーしましたが、望遠鏡があり鳥取砂丘も見えますよ。

「水とのふれあい広場」の近くで、前日Google mapで目星をつけた場所に入ってみます。


ビンゴ!!
予想通りまたしてもだーい好きなススキ野原を見つけてしまいました♪

この辺りで標高は1000m少し切るくらいですが、すでに見頃を迎えていました。

まあこんな場所を見つけたからって喜ぶオフローダーも珍しいかもしれませんが、僕自身は心の中で喝采です。


さあ、そしてこちらは昨年発見した大草原。







ここのススキも見事でしたが、残念なことは広範囲に猪が野芝を掘り返してしまっていいることです。
我が家でも過去何度もあるのですが、この秋の時期になるとヤツらはこれをしでかすのですよねぇ。
専門家によれば掘り返してミミズなどを食べているそうですが本当なのでしょうか?

そこからこれまた今年発見のショートダート。


ここの雰囲気もとても好きなんですよね〜。
紅葉もとても楽しみです!


舗装路を海上地区に向かって下る途中の「シワガラの滝」駐車場には消防のレスキュー、パトカー、上空にはヘリという物々しい雰囲気でした。
ここはとても個性的かつ幻想的で有名な滝のひとつなのですが、アプローチが普通の方にとってはかなりリスキーで、今年の5月にも滑落事故で亡くなった方がおられます。
今回は翌日の地元紙で確認しましたが、記事にはなっていなかったので大怪我や命を落とされることはなかったようです。
最近はSNSに投稿をするためにムチャをして事故を起こすケースが世界中で増えているようですが、我が身も振り返り気を付けなければなりません。


以前に僕が行った時のブログも貼っておきますので、興味がある方はどうぞ。



そしてその先の集落、海上との中間のこの風景が大好きです!


昼過ぎから天気が悪くなり、すっかりと曇ってしまったので探索モードに切り替えます。

虫嫌いな方、ごめんなさい!


昆虫界の芸術家が見事な作品を作り上げていました。



そしてずいぶんその古道へのアプローチに苦労していたのは実は大きな間違いで、どうもここではないかと確信させるルートを見つけることができました。
ここはあらためてまた仲間達と探ってみようと思っています。



他にもいくつか有望な小径を発見しながら・・



あっちでウロウロ、こっちでウロウロしていると・・



えっ、え〜、立派な但馬牛が1匹フリーになって道路にいるではあーりませんかっ!


ソローリ、ソローリと近寄って、目を合わせないように静かに通過すると無事に通れましたが、なかにはバイクと並走するようなウシさんもいますからねぇ。
と、思わぬ肝試しをフィナーレで、今日も無事に走り終えました。


追記


後日、BetaをTOM'Sに持ち込むと見事な技で溶接して、あっという間に完治しました!
ホントーに頼りになるショップです、吉川さん、金本さん、ありがとうございました!!




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