苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

オフトレ開始!大好きな多可町へ 12/18 北播

前回告知したBIG NEWSは諸事情にて今回は見送りです。
この週末はついに強力な寒波が訪れ、この冬初めてのトレッキングに行ってきました。
オフシーズンのトレーニング期間の始まりです。


なんでもホームグラウンドの氷ノ山では、日曜日の気温が標高1000m付近で最高が氷点下5度前後とか・・。
日中の最高気温がそれで、しかも雪が降ったり止んだりだったということですから、まだ積雪量はそれほどでもなく、たとえ乗れたとしても辛いだけで楽しさなんてこれっぽっちも無く、まるで修行のようになっていたことでしょう。



僕の住む兵庫県は広さは全国の都道府県で12番目ですが、南に瀬戸内海、北に日本海とあり、その中間に中国山地があります。
それゆえに特に冬場は地域によって気候がかなり変わることが多いのです。
この日も南部、中部は冷え込みはあっても青空の多い気持ちの良い朝でした。
選んだのは冬場のプレイグラウンドとしてよく使っているエリアの、牧野大池林道からいつも眺めていた多可町の妙見山。
『妙見山』という名前の山は愛宕山のように全国で多数あり、岡山県にはなんと12もあるそうです。
その名の由来は運命を司る星の王様『北極星』をお祀りする北極星信仰であり、その象徴である妙見菩薩を祀る日蓮宗の寺がそれぞれ存在する霊場だそうです。
(この辺りのことはまるで素人の付け焼き刃なので、間違っていたらお許しを)



山の南側には古墳群も残る雰囲気の良いエリアもあり、山のフォルム自体もなかなか良いので、いつか登ってみたいなと思っていたのです。



その西側にあり、さらに標高の高い千ヶ峰の方角の山頂付近はうっすらと白くなっていました。



那珂ふれあい館の広い駐車場に車を停めると、そのすぐ横から林道に入れます。



いつもはバイクで走っている林道をテクテク歩くのは、これはこれでまた良いもんです。



1kmくらい進んだところに登山口が現れます。



中に何が置いてあるのかは確認しませんでしたが、随分と親切なシステムですね。





この地図では頂上までの片道しか描かれていませんが、実際には頂上から反対側に東の牧野大池まで下り、またこの林道を歩いて戻るルートもあります。
でもこの日は早めに切り上げて、他に行きたいところがあるのでこの赤線部分を往復するルートです。



小さな丸太橋を渡るところからスタート。



北播や丹波エリアの山々はどれも標高が1000m未満ですが、そのわりには勾配がキツイことで知られています。
この山は含まれませんでしたが、すぐ近くで昨年開催されたTAMBA100(マイル)アドベンチャートレイルはNHKでも繰り返し放映されていますが、日本の屈指のトレイルランナーですらバタバタとリタイアするほどでした。
この山の標高はわずか693mですが、やはり決して油断はできません。



だけど全体に登山道の路面は土質の区間が多く、ウエットでなければ歩きやすい部類と言えるのでしょう。



途中2か所に展望台があって良い休憩ポイントにもなります。





西側の稜線に出たようです。



右手に山頂が見えてきました。



まだ半分か〜



この辺り、結構な斜度があってキツイです。
引き返す時に二組のハイカーさんとすれ違いましたが、慣れない年配者は辛そうでした。



木段(丸太の階段)が無いというのも好ポイントです。
ついここはバイクだったらどうやって登れるかなぁ〜、なーんて考えますが、あくまで想像の範疇に留めます。



久しぶりだというのに、少しハイペースで登ってきたので臀部と脚の筋肉がヒクヒクしてきました。



こうした巨人伝説はいろんな土地に残っていますよね。



かなり景色が良くなってきました♫
ここに登るか、別なところでバイク探索の事前検証を歩いてするか悩みましたが、やっぱりこんな風景を週イチで見ることができなければフラストレーションが溜まっちゃいます。




ただ、この7合目から先の区間が特にキツかったなあ。



よーし、もう少し!



着いた?



あれ??
なんかあんまり展望が効かないんですけど・・



あ、山頂とは別か?



さらに進むと朽ち果てた避難小屋らしきものが。



ついに到着!



一部にだけ微かに雪、あられだったのかも。



ちょっと樹々が展望を邪魔していますが、それがちょうど冷たい西風を遮ってくれてありがたい。
遠くの山肌にはいつも走っている林道も見えています。



早めに来たおかげで、ここまでは誰にも会わず、山頂でものんびりできます。



千ヶ峰付近の伐採は年々すごいことになってしまっているなあ。
地滑りとかが起きなければよいのですが・・。




各方角に林道でお馴染みの山々が見渡せます。



直線距離で約50km先には瀬戸内海も見えています。


翠明湖も見えます。
こうしてみるとけっこう高いところにあることが分かります。



『民の竈』ではなく単なる焚き火でしょうが、昔ならば家々のかまどから、こんな煙が立ち昇っていたのでしょうね。



そんな景色をゆっくりと堪能して同じ道を下りました。



牧野大池林道に戻りました。
ここは一部舗装もありますが、ビギナーが練習するにはもってこいの場所です。



そしてこの日のもうひとつの重大な目的は、なんといっても『鳥富』で久しぶりに食べる焼き鳥定食〜🎶

何度も拙ブログで紹介しているのでご存知の方も多いでしょう。
播州百日とりは、兵庫県多可町加美地区にある大自然の中で、太陽の光をいっぱいに浴び、通常の飼育より長い、約百日という時間をじっくりかけて飼育された銘柄鶏。


繊維質が細かやで口当たりがよい最高の肉質で、さらに運動量も多いので肉の締まりがよく歯ごたえも十分。何より鶏肉とは思えない「甘み」を味わうことができます。
ブロイラーほど柔らかすぎず、地鶏ほど硬くはなく、噛むとジュワーと肉汁が広がります。



追加ではちろん骨付きもも焼き!
骨付きもも肉というのは、料理をする人なら分かるように、上手に焼くのがとても難しい部位です。
ここの店主は炭火でじっくりと、そして何度も何度も表面から溢れ出る脂をキッチンペーパーで拭き取りながら焼いてくれます。
その細かい作業のおかげで表面の皮のカリッとした旨さと身の程よい弾力たるや・・思い出すだけで涎が溢れてしまいます。
そう、それとこの地域は清米の王様と呼ばれる山田錦発祥の地でもあるので、ご飯もとっても美味しかった🎵


焼き鳥にはビールでしょ、とおっしゃりたい方も多いでしょうが、それは言いっこなし。



程よい疲労を感じ、お腹は存分に満たされ早めに帰路に向かいます。


途中にある加古川の中流域の雰囲気も好きな場所です。
むかし何度も冬のフナ釣りに行った、父親の故郷である川越付近の入間川を想い出します。


さて、僕にしては珍しくブログを書くのが遅くなったのはいろんなワケがありまして・・・



お世話になっているTOM'Sの吉川さん、今年も一年お疲れ様でした。
それはまた次週に、焦らすようでスミマセーン。


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