苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

スノーシューでDream Come True!    2/26 但馬


次の週末はどこに行こうかと考えているうちに、ひとつのアイデアが生まれました。
それは前々からここでスノーシューができたならばどんなに良いだろうと思っていた杉ケ沢高原です。
今年初めて知ったことは、人家さえあればかなりの山奥でも除雪はされているということ。
しかし杉ケ沢は轟から先には農地の作業小屋があるのみ・・さて?

あ〜、集落から少し先でアウトでした、やっぱりねー。


仕方なく、というかもともと次はここ行くよって、宣言をしていた高丸山ルートを目指します。
そこはこれまで冬場以外では少なくとも30〜40回は走ったことのある道です。
しかし冬場でしかも今年ほど深い雪が積もっていたらどうなんだろうと危惧していたのですが、前日にスタート地点であるとちのき村のスタッフが、Facebookにガイドツアーした様子を動画でアップされていました。
よ〜しよし、それならソロでも安心して行けそうです。

敷地内の普段は舗装路の上にラッセルをして踏み固められたルートがバッチリ!
これは想定通りで嬉しいことです。
ルートを迷うこともないだろうし、これだけの深いパウダースノーのまっさらなルートを進むのは体力をかなり消耗します。


それにしても前日までとは打って変わり最高の天気になりました。
日本海側のこのエリアで2月に快晴って、一いったい何日あるのでしょうか。


敷地内から林道に合流しますが、この辺りからは時おり林道から外れてショートカットしたりまた戻ったりの繰り返し。



ここは林道のはずなのですが、いつもとは全く様子が違って戸惑います。


左の急斜面にラッセルの跡がありましたが、これは復路で滑り降りてきたのでしょう。


左が本線のはずですが、再びショートカットで右方向に登って行きます。


ゲート(すっかり埋まっていましたが)からは、林道と並行にかなりの斜面をアップダウンして進みます。
やはり林道は急な斜めキャンバーになってしまっているので、安全面からもこのほうが良いのでしょうね。

森を抜けて山々が見え始めてきました、ワクワクします!



大きなボール状になった樹氷。


かなりゼィハァと息は上がりますが、目指す地点はもうすぐか・・?
この頃からは写真を撮る余裕も無くなってきました。
何度も心の中でこのまま進むか、引き返すか、自分自身に問いかけていました。


そして・・・



見えました!
ここからの小代集落の眺めは何度見ても最高です!
その向こうには蘇武岳、右手は瀞川山かな。


そして氷ノ山に続く稜線もクッキリと!!
もう気分はハイテンショ〜ン!!!


スマホを三脚にセットしてタイマースタート。

記念にパシャリ!



ここが一本松ピークと呼ばれる場所です。


右奥が兵庫県最高峰1510mの氷ノ山です。
ほとんどいつも、たとえ晴れた日でも山頂は雲がかかっているのですが、この日はスッキリとその姿を表していました。
この日に山頂まで登ったハイカーさんは、さぞや良い思いをできたことでしょう。

こちらは左が鉢伏山、右手が高丸山です。

鉢伏山はスキー場があるので、アップにするとリフトが見えます。

こちらは鳥取との県境にある扇ノ山。
ぐるりと360度パノラマで、ほぼ但馬の主要な山々が一望できます!


そして雪が積もっていなければ絶対に歩けないこの稜線が、ずっと先まで続いています。


ふと振り返ると、思わずニンマリ!


これがね、夢だったんですよ!
これがしたいからスノーシューを始めたんです!!


ただ私的にはこの先の小代越まで行きたかったのですが、ここから先はガイドツアーでも行ってなかったようでラッセルの跡は無し。
スノーシューを履いていても、この雪の中をそこまで行き、また戻るという体力の残量が不安だったので今日はここまで。
誰かパートナーと同行して、1台の車を鉢伏高原に停めておけば、そのまま降っていくことも面白そうなんですが・・。

家に帰ってから気が付いたのですが、中央に小さく3人のハイカーさんが写っていました。
実は僕も3月にベテランの方と氷ノ山登山に連れて行ってもらう約束をしました。
さて、その予定の日もこんな天気だったら良いのですが。

たっぷりと絶景を楽しみ同じルートを戻りますが、ショートカットできるところは激坂でも尻ソリも交えて滑り降ります。


BCスキーができる技量さえあれば、この斜面を滑ることもできるでしょう。
なにせ戻る場所が見えているので、方向を失う心配もありません。


拡大画像のとちのき村


まあそれでも、スノーシューでこんな斜面もキャッホーと叫びながら降れるほど、雪山は自由度があるんです!

ただどうなんでしょう、来週はかなり気温が上がるそうなので、こんな落雪も増えて雪崩の危険性も増えるのでしょうか、ちょっぴり心配。

それも、とちのき村の敷地内に戻ればもう安心。
聴き慣れぬ野鳥のドラミング?かと思える音が聞こえていました。


誰か聴き分けられる方があれば教えてくださいね。


この時に気が付いたのですが、敷地の道路脇の電線が腰あたりの高さになっています!


そして車に無事到着。


いや〜最高でした!!
夢が叶って最高の経験ができて、心の中にまたひとつ宝物が増えた気分です。


帰る途中に要滝に行こうとしたのですが、そこもやはり除雪がされていなくてダメでした。
でもその代わりにこれまで何度も何度も目の前に姿を表せてくれながら、どうしても撮れなかったヤマドリの撮影に成功!
この鳥って少しとぼけているのか、自分は気がつかれないと思っているのか、かなり接近してから急に慌てて飛び立ちますが、この時はのんびりと川面に降りて行きました。


とびっきりに満足できたこの日の、神様からのオマケだったのかな。




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