苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

オフトレvol.12&13 スペクタキュラーな一日 2/23・2/26

冬場の楽しみ、そしてトレーニングとしてのスノーシュートレッキング2連発です。
まずは23日天皇誕生日には、Kちゃんに誘われて、彼女の山の師匠Yさんをリーダーとする男女3人ずつ6人で、宍粟・三久安山(さんきゅうあんさん)に行って来ました。



音水湖の脇から伸びる、バイクでも来たことのある林道をしばし歩いてから登山道に入り、時にはスノーシューのメリットを活かして斜面に取り付いたりしながら進んでいきます。




雪は少なめであまり状態は良くありません。
ひと足で下の土が見えてしまったり、ススキを踏むと滑って登れなくなるほどです。



それでも一人だったら躊躇う場面も、大ベテランYさんやKさんのアドバイスでみんな遅れずに着いていくのはさすがです。



三久安山は反対側の蓮花岩山林道から林道終点までは走ったことがありましたが、一度その先がどんな様子なのか知りたかったのでワクワクしてしまいます。



途中でこんな自然の造ったゲージュツがありました♪
まるで大きなロールケーキのようですが、斜面でわざと雪を転がしてみても、どうやってもこんなふうな形にはなりませんでした。



何度かアップダウンを繰り返しながら先に進みますが、『え〜、まだ山頂は先なの?』と少し心が折れてしまいそうでした。
どうせならずっと登りが続く方が、帰りのことを思うと気が楽です。



機材のトラブルもあったりしながら、予定よりも遅れてやっと山頂に到達。



山頂部からの見晴らしはこの時期でもさほど良くはありませんが、少し奥に移動すると・・・



氷ノ山や鉢伏山が綺麗に見えるポイントがありました♪



カエルのアイテムが大好きというFさんは、お気に入りと記念撮影。



僕は行き倒れをリクエストされたのでバタリ!


ややスケジュールが遅れ気味になったので、復路は大幅にショートカットしての激下り。
あんなルートはYさんのガイドでなければ絶対に着いて行かなかったことでしょう。
嬉しいことにYさんとご一緒すると、スノーシューでの限界値が必ずアップして自信も付いてきます。


ともあれ普段は皆無に等しいグループトレッキングは、最後までワイワイと賑やかで楽しい一日でした🎵
ご一緒してくれた皆さん、どうもありがとうございました。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


その三日後の日曜日。
この日はコンビを組んで3回目の山歩き、Tさんとは2回目のスノーシューを楽しむために但馬の蘇武岳に行って来ました。


この日の天気予報は朝方は前夜からの小雪が残り、そののち曇りがちで夕方から晴れてくるとのこと。
サイトによっては雨マークもありましたが、流れとしては回復傾向なので、一縷の望みを含めて決行しました。


蘇武岳は地元の誇り植村直己さんが愛した山として有名ですが、今は9合目まで舗装林道が伸びており、ピークまでの残り数百メートルを歩くだけのナンチャッテ登山もできてしまいます。
バイクでも山頂手前の展望台には数えきれないほど訪れており、その数百メートルをオフロードブーツを履いたまま登ったこともありますが、麓からずっと登山道で登ったことはありませんでした。
それをスノーシューでというのは以前からやりたかったことなのですが、Tさんという良き相棒ができて遂にその時がやってきたのです。


ところが!途中にコンビニに寄った時、大変なことに気がつきました!!
自分の車の中にスノーシューでは欠かすことのできないポール(ストック)を忘れてしまったのです・・・。
さらにしばらくすると今度はTさんが『あ”〜っ!!』と悲鳴を・・。
彼は足首に巻くゲイターを忘れてしまったとのこと⤵️
それがないと靴の中に雪が入って濡れてしまいます。
なんとも締まらないふたりでしたが、ポールはレンタルスキー屋さんで200円で借りることができ、ゲイターはホームセンターで作業用のものが600円ほどで見つかってやれやれ。
(後から発覚したのですが、実はさらに僕はサングラスも、食後に飲みたかったコーヒー豆も忘れていました)


そんなこんなもありながら、いくつかある候補の中から選んだのは、道の駅・村岡ファームガーデンの裏からの『大糖ルート』。
入り口は林道の途中にあり、バイクでは何度も確認しています。
土曜日に登られた方の日記を見たところ、麓付近にはあまり雪は無かったそうですが、昨夜は吹雪いていたようであたりは真っ白。
9時にスタートしましたが、先行者の踏み跡がふたり分続いています。
このルートは地元ボランティアの皆さんが整備されているので初めてでも安心ですが、それでもやはりこの状況では踏み跡があればさらに心強いのです。



登り出してすぐに広がるこんな世界、もうサイコーです♪
前夜に風が強かったせいか樹氷が美しい!




風はやや強く、しばらくすると青空も消えて小雪が舞ってきました。



三合目で林道に合流、ここはバイクを停めて写真を撮ったこともある場所です。



さらに緩やかに登りながら森の中を進みます。
まだ3日前の疲労が取りきれていないので、身体はやや重めな感じ。



この辺りまではつぼ足で歩けましたが・・



四合目の手前からいよいよスノーシューを装着します。
ベストではありませんでしたが、雪質はまずまずで気持ちイイ🎶





四合目を過ぎた頃から景色が良くなってきます。
この辺りもまだ時には林道と重なり合い、また並行して伸びています。



今シーズンスノーシューを始めたTさんは2度目、僕は今シーズン4度目になりますがペースはほぼ同じ。
時折先頭を交代しながら登っていきます。


六号目を過ぎると林道は行き止まりになり、急な斜面を越えていくと・・



それに伴い雄大な風景もその全容を現し始めてきます。



そして七合目からはちょっとスリリングな区間になります。



それは通称『馬の背』という幅の狭い稜線歩きです。
最も狭いところはスノーシューで歩くとほとんど左右の幅はいっぱいです。



無事に過ぎればまたしばらくは穏やかな登りで・・



基幹林道妙見蘇武線(舗装)に合流しました!
ここはGWの頃でも雪が残っているほどですが、真冬の様子は初めて見ることができました。


いつもの展望台東屋も雪に埋もれかけています。



そしてここからがこの日のハイライト!
これまでのスノーシューでの中でも、最高の瞬間が待ち構えていたのです🎵



思わず大きな声をあげてしまうほどの雄大な風景!
前回ははるかに見える鉢伏山近くからこちらを眺めていました。



最後の登りを越えると・・・



遂に到着!!
自分の足でここまで来ると、その感激は全く別物。



この日の中ではこの時が一番の青空!
僕は晴れ男?それとも?



Tさんの撮影テクニックは、僕がもう教えることは何も無いほどに上達しています。



スノーシューわずか2回目でこの風景を青空の下で楽しめるとは、Tさん恐るべし強運の持ち主です。



この日の最低気温は−7度だったそうで、東屋で湯を沸かそうとするも、なかなか沸騰せずに苦労するほどでした。
暖かいカップ麺が五臓六腑に染み渡ったけれど、寒かったなあ〜。


ドタバタ珍道中でしたが、お互いの忘れ物を知恵を出し合ってリカバリーし、ほぼ予想通りの所要時間で道の駅に戻れて、疲れた身体を温泉で癒して帰ったサイコーな1日でした🎵



さてこのところご無沙汰なバイクネタですが・・


前々から気になっていたバッテリー部分への泥ハネ防止カバーをカイダックで作ったり。



彦星さん特製のデカールキットを施工してみたり。



入荷が遅れていたXTRACKのパーツを取りたりと、ぼちぼちやっています。
アタックベルトはアップフェンダー用なので長めですが、使いやすさは良いかな。



ハンドガードはオープンタイプ。
今はカラーリングがアンバランスですが、ブルー系に統一したいと思っています。
さあ来週はもう3月、仕事も遊びも忙しくなりますゼ🎵



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