苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

危機一髪!あわや遭難の危機??? 2/27 三田

先週徒歩で探索して目的を達した三田の母子エリアには、まだその西側に課題と謎が潜んでいました。
それは、母子大池からゴルフ場につながる道はあるのか?
そしてそのゴルフ場の周辺にある地図上の道はいったい何なんだろうか?ということでした。
昨年少しだけMTBで入ったことがあったのですが、感じとしては結構良かったので、今回はトレッキングのトレーニングを兼ねて行ってきました。


この謎の道は地図上では実線で描かれているので登山道ではなく、しっかりとした道であろうと想像できます。
しかしどうして入り口もはっきりとせず、また途中で消滅しているのか?
もしかすれば、さらにゴルフ場の西側の怪しい別荘地からエントリーが可能なのか??
それをこの目でどうしても確かめたくて行って来たのですが・・・


まずは先週と同じ場所に車を停めて、池の西側から入って行きます。


少し進むと木の根本から大きめなリスが上に登って行きました!
残念ながら写真に撮ることはできませんでしたが、スタートはラッキーと感じていたんです。
なにせ僕は齧歯類が好きなんですが、特にリスは大好きで以前飼っていたこともあります。
たぶん見たのは灰色の毛並みだったからニホンリスでしょう。


今回はブログに書くつもりはなかったので画像少なめですが、そこから沢沿いに登っていくと幅4、5mはゆうにある林道が忽然と現れました。
これが謎の道の正体のようですが、なぜこんな場所にこんな広い道を造ったのでしょう。

金網フェンスの向こう側は、以前のゴルフ場がメガソーラーへと変貌する工事の真っ最中でした。
実はこの成り行きは、我が同志であるgonzoさんも昨年にブログで書かれています。



それにしても最近のソーラー建設は目に余り、憤りすら感じます。
熱海の悲惨な例もありますが、こんな広範囲に自然を破壊してまで再生エネルギーに頼る必要がある訳がありません。(ここの場合はすでにゴルフ場建設で山林を切り開いていますが)
ましてや初期に設置したものは間も無くパネルの寿命を迎えるそうですが、その処理問題が迫っています。
経済的にも国内企業の利益にはほとんど繋がらず、パネルメーカーはほとんど中韓とのこと・・。
ヨーロッパ各国はすでに舵を切り直して新しい原発の建設に向かっているのですが、カーボンニュートラルの面でも、現時点ではそれが正解だと思えてなりません。


そんな僕の意見はとりあえず置いておいて、話を元に戻します。
この林道は一旦南西で行き止まりでした。
しかしゴルフ場をフェンスでぐるっと取り巻くように北西に延々と伸びています。
そうか、これはゴルフ場ではよくある外周の管理道なのだろうと、僕の中で確信に変わってきました。

長い年月、誰も通ったことがない雰囲気で、古い一升瓶や空き缶がところどころに落ちています。
バイクで走るには申し分のないふかふかのフラット林道であり、適度なアトラクションもいくつかありました。
これはなんとか一度バイクで走ってみたいなあ・・。

これで片側にフェンスさえなければ雰囲気として文句なしなんですが。

そのフェンスは数カ所の壊れたところがあり、今日は日曜日で工事も休みのようだったのでちょっとだけ中に入って写真を撮らせてもらいました。



工事事務所には乗用車も停まっているので無人ではなく、管理、監督者は出勤されているようです。


一番高いところからは素晴らしい景色が広がっていました。
今こうして見るとゴルフ場としては地形的にもアクセスも良い条件だったのに、どうして倒産してしまったのかが疑問に思えるくらいです。
南正面には六甲連山が見えます。

こちらは東の猪名川方面

結局この林道である外周路は最後まで行くとかなりの距離になってしまいそうだったので途中で引き返しましたが、その先にある別荘地からはやはりgonzoさんがレポートされています。


自分勝手を言うならば、これが完成したら以前にこのブログでもリポートした多可町安田のメガソーラーのように、周囲が自由に入れるようになれば良いのですが、さてどうなることでしょう。


引き返す途中に支線入り口があり、地図上では池の北側の道につながっているようなので入ってみました。
これは目障りなフェンスも無く、抜けられれば別ルートとなり、とても雰囲気の良い道だったのですが、途中から道が消えて引き返すことに。
思えばこれが悪い兆候の始まりでした・・


その後、来た道を戻ろうとしたのですがどうしてもそのルートが分からず、1時間近く行ったり来たり、登ったり降ったり・・・
来た時はこんな山の中にどうして?というほど延々とフェンスがあり、それに沿ってきたので迷うはずは無いと思っていたのですが、なんとフェンスは分岐していくつもの方向に伸びていたのです。


焦る気持ちを抑えて、地図アプリのジオグラフィカを頼りに池に注ぐ沢に向かって激坂を降りました。
もしそれでダメならば、さっきのゴルフ場に戻り、その中を通してもらい、さらに20km以上一般道を遠回りしないと車まで戻れません。



しかしなんとか、ジオグラフィカの素晴らしい性能で元の道に戻ることができました!
このアプリの良いところは、歩くスピードでもはっきりと移動しているのが判り、進むべき方向が確認できます。
このアプリ、バイク仲間から教えてもらったのですが、それが誰か忘れてしまい感謝できずにスミマセン。

バッテリーの消耗が早いのでいつもはトラックの記録を取っていないのですが、こんな誰も通らず目印もないエリアは必ず取らなければいけない、という教訓を得ました。


やれやれ、池ほとりに出られた時は安堵と疲労でしばし呆然。



山歩きは標高がもっと高くさらに険しくても、人気のある場所には案内や目印がしっかりと備わっています。
遭難は意外にもこんな低山が多いというのは、この世界ではある意味常識。
次回からは自前の目印テープも忘れずに持参します。
スマホのバックアップ用にモバイルバッテリーも必需品ですね。



興味がある方(僕やgonzoさんくらいしかいないかも?)は以下のリンクをご参考に。





https://www.pacificoenergy.jp/wp-content/uploads/2021/08/Sanda_Press%20Release_JPN_202100802(c).pdf


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