2018 改訂版『鳥取周辺の林道NAVI』 9/23 鳥取市近辺
何度も拙ブログで取り上げている、ワタシのバイブルでもあるウェブサイト「鳥取周辺の林道NAVI」ですが、この15年ほど更新はありません。
つい先日、もう一つの素晴らしい自転車によるサイト「路面と勾配」のgonzoさんからは嬉しいコメントをいただいたばかりです。
こちらはますます精力的に更新をされ続けておられます。
前者の最近のご様子をうかがい知る手立てはありませんが、感謝と尊敬の気持ちを込めて今回のタイトルにさせていただきました。
正確ではないかもしれませんが、記載された林道の8割以上は検証したつもりで、ようやく最近それ以外の掘り出しモノを見つけられるようになってきたのは嬉しい限りです。
さて今回は新温泉町の上山高原からスタート。
上山の三角点に登れるということが判ったので、そのチャレンジだったのですが・・・
2本のルート(といっても、ダート自体はどちらも2〜300mくらい)があるのですが、こちらは丸太の階段がツルツルで勾配もキツイ!
もう一方は勾配はゆるいのですが、黒土質の路面が明け方までの雨でチュルチュル!
無理をすれば何とかなりそうでしたが、1本目で体力を奪われるのも辛いので止めておきましょう。
河合谷林道(舗装)を通り、日本の滝百選のひとつ『雨滝』に行ってみました。
駐車場から整備された遊歩道を歩いて5分で到着する、これぞ滝とも言えるほどの整った姿でした。
このところの降水量の多さは困ったものですが、滝を楽しむのには幸いしています。
31号線から37号線に右折して、前回発見した「岩美オーシャンビュー林道」(仮称)の反対側にある大茅山を探ってみます。
入り口はすぐに判ったのですが・・
う〜む、それほど難しい太さではないのですが、万が一失敗したら左に崖落ちですね・・・。
こんな誰も来ないような場所での無理は禁物、さらっと諦めます。
あらためて「岩美オーシャンビュー林道」の入り口を紹介します。
37号線を木原から北上して行くとこの岩美町の標識(反対車線には鳥取市の標識)があり、使われていない倉庫が左手に数軒あります。
林道の入り口はその建物のすぐ横手です。
入ってしばらくはこんな感じで気持ち良く走ることができます。
2kmほど過ぎると一部軽い藪漕ぎありです。
その先で視界が急に開けて・・・
ドーンと感動的な景色が広がってきます!
もっと天気が良ければ山々の向こうに日本海も望めますが、今日はやや曇っていて残念です。
道端のアザミの花の白い綿毛がたくさん舞っていて、
昼食を食べていると、こんな美しい蝶のツガイが挨拶に来てくれました。
今日はそれ以外にも3匹のウリ坊を連れたイノシシファミリーと、生まれたばかりのような子鹿にも会えました。
お腹も満たされ、今日は支線も探ってみます。
ループで戻れる作業道もありました。
さらにゴルフ場方向に進むと・・・
前回間違えてゴルフ場内に入ってしまった場所です。
右手にはすぐにメッシュワイヤーのゲートがありますが、左手にダートがまだ伸びています。
鳥取平野も木々の間からチラチラと見えます。
路面は赤土質でグリップは良いですが、ややワイルドな雰囲気に変わります。
そしてクラブハウス手前の舗装路に合流します。
問題はここを通過できるかどうかだったのですが・・・
チェーンゲートと電柵のダブル!・・・しかしよくよく見れば解決策が見つかりました。
こちらも、入り口側もあの四文字熟語はありませんね。
もちろん通過後はきちんと元に戻しておきます。
はい、これで抜けられる林道としての検証ができました!
この素晴らしい林道(作業道)を発見できたのも先人たちのおかげです。
自分の引き出しに大切にとっておきましょう。
稲葉山、殿ダム周辺も一通り探りましたが、こちらはコレといった再発見はありませんでした。
中でもここくらいが展望の良い場所でしたが、短い作業道ループでしかありません。
奥まった集落の近くの道端にこんなまるでマリオのキノコみたいなヤツが生えていました。
見た目からは想像ができなかったのですが、帰ってから調べてみると「タマゴタケ」という美味な種類であったようです。
他に抜けられたダートはこれくらい、ぬちゃぬちゃでした!
ショートでしたね。
走りにくい〜!
さて、本日のもう一つのハイライトはこの「林道大石線」。
ここは古い林道でありながら、なぜかバイブルにも載っていなく、Googleでその存在を確認しました。
場所は37号線の大石集落の奥に進めば簡単に見つかります。
標柱から1キロほどはコンクリート舗装がありますが、そこからはフラットダートの始まり。
むむっ!ここは良さそう・・・
素晴らしくグリップの良い路面です!
しかも台風や大雨による被害は全く無しのオールグリーン!完璧です!!
4kmほどで行き止まり・・・しかし
振り返ればまだ赤土路面の作業路が続きます。
パッカーンと景色が開けたところには出られませんでしたが・・
いろんな支線もあって・・・
こんなとこや
あんなところと、ラビリンスは果てしなく続いています。
地理上では奥へ進むと河合谷林道に繋がっても良さそうなのですが、どうもそれは別の登山道だけのようでした。
素晴らしい!もっともっと探りたかったのですが、その先は谷へと下るルートが多いのでほどほどにしておきました。
新規探索においての下りでの無理、深追いは禁物です。
帰りは十王峠(四輪は通れません)を抜けて9号線で但馬に戻り、最後は八木谷大谷を連続して止まらず走りお腹一杯!
我が家からは504キロのトータル距離ですが、この大石林道+日本海オーシャンビュー林道(日本海リッチランド林道とも言います)+落岩山志谷林道の3本セットは、「フラット愛好会会員」および「絶景中毒者」にとってはパラダイス以外の何物でもありません。
できれば良く晴れた日に、あなたも一度訪れて見ませんか・・・