苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

兵庫県中央部・フラット林道リポート 9/19 笠形線・千ヶ峰線・黒川新田線・粟鹿山線

注:この記事は少しでもお役に立てるように随時加筆・修正をしています。
ただし状況は天候や伐採工事などによって変化しますのでご了承ください。



追記:2022年4月7日時点


▽林道笠形線の路面状況


南工区9.5km、うち未舗装路(ダート)4.1kn。


中工区10.5km、うち未舗装路(ダート)7.5km。


北工区13.8km、全線舗装済み。


林道笠形線、トータル33.8km、うち未舗装路(ダート)は、11.6km。


下記リンクの公式情報もご参考ください。


先日、昨年から台風の影響で崩落による通行止めだった林道・粟鹿山線が復旧したというブログ記事をお届けしました。
そしてこれをきっかけに、兵庫県中央部のフラット林道が実質的に繋げられることになったため、改めて紹介したいと思います。


以前からワタシだけでなく、多くのオフローダーが参考にしている『鳥取周辺の林道NAVI』ですが、拙ブログも先々10年ほど経っても見ていただけることがあればと、秘かに願っています。
そしてその頃にも今と同じようにダートが残っていれば良いのですが、これから紹介する林道群は県の計画では全て舗装されることが決まっています。
実際に予算が付いて施工されるのはずっと先だと思いたいものですが・・・



笠形線南工区からスタートします。
意外にも昨夜ひと雨あったようで、朝の空は曇りがち。


入り口から2kmほどは舗装とダートのハーフミックス。


※その後舗装化が進んでいます。


その後この区間は舗装化が進んだとのことです。


新しい支線も完成したようです。
一応ゲートが設けられていますが、脇はガラガラ・・・

むぎむぎチャレンジでご一緒した皆さん、あの時はちょっとフラット詐欺的な部分もありましたが、こちらは正真正銘の爽やかフラットです!

10km弱で県道145号線にぶつかり右折します。

500mほどで中工区の入り口。


景色を楽しめるのもこの区間。

ビッグオフでも安心してスロットルを開けられます。

中間地点にあるベストな展望ポイントの記念碑は、何と工事中でした!



もしもオフロードビギナーをデビューさせるとすれば、ワタシならば文句なしにこの林道を選ぶでしょう。
中工区は10.7kmで県道34号線に突き当たり、ここもまた右折。

すぐにまた北工区の入り口があります。
ただ残念ながら、この北工区は全て舗装済みです。

2kmほど進むと分岐あり。
この分岐は冬場に凍結している時のエスケープルートとしても使えます。
(県道143号線・八千代区大屋に繋がっています)


モミジがほんのり色付き始めています。

全舗装ですが、結構荒れていますのでお気をつけて!

すっかり天気回復ですが、明日はまた崩れるらしいですね。

14km弱で県道8号線に突き当たり右折します。
いいですか、ここテストに出ますよ!突き当たりはここまで右、右、右ですよ!


すぐに左に入り口があるのが林道「千ヶ峰・三国岳線」です。
手前に細い道がもうひとつありますが、それは旧道なのでお間違えなく。

この林道はたっぷりと道幅がありますよ〜。

山肌の緑の切れ目はこれから進む先のルートです。

8kmほどでロータリーのような場所に出ます。
右はこの本線ですが、この先は現在まだ工事中で、次の黒川新田線と合流する予定です。
ここは左に進路を取ります。

先日来た時はやや荒れていましたが、工事車両も多く通るようになったのか、重機で均してありました。


越知川沿いの347号線に突き当たり、ここもまた右です。
新田ふるさと村に向かい北上します。


ちょっと変わったこの三角は杉ん子キャビンと言うそうです。
ここはオートキャンプ、コテージ、テントとあり、夏場は大いに賑わっていますね。

その先にゲートがありますが、これは閉まっている時は自分で開けましょう。
(開けたら閉める)
害獣ゲートなので違法性もありませんよ。
ただこの「黒川新田線」は伐採作業が多く、途中で道を阻まれたのですが、さて今日はどうでしょう・・


やはり入り口付近でも伐採が盛んに行われていますが、通行止は出ていません。

ごく一部を除き、この区間もこんな路面状態です。

中間の記念碑のある場所で、先ほどの千ヶ峰・三国岳線の延伸部分が繋がります。
開通が心から待ち遠しいですねぇ・・舗装はヤメテね、お願い!

下りに入ると、ガラッと雰囲気が変わります。

やや道幅も狭くなりますが、楽しい区間・・・なのですが・・・

ショック!まだ通せんぼは続いていました。
作業中の看板はありましたが・・・それだったら通行止にしておいてくれたらな〜


注1
その後、作業は行われてはなく通れるはずですが、林道内の状況は刻々と変化しますので、臨機応変に楽しみましょう。



注2
本来ならば川沿いの道を抜けて神社を左に見てT字路を左折。
(大外長野へは右折して、2台の廃車が右にある手前を左折)


川沿いを進み429号線と合流したら右折して、しばらく先の黒川温泉に向けて左折。
ダム周回路をだらだら10km近く走ると、ダム湖一番奥の方に粟鹿山林道の入り口があります。






先週も来ましたが、何度でも訪れたくなる場所(ふれあい広場、トイレの先を右折して下る)です。
ベンチと東屋があり、入って右手フェンスを越えると湖畔にも行けます。


注:その後フェンスが施錠されて湖畔には降りられなくなりました。

追加画像:2020.3.7



食事を終えてふと周囲を見渡すと小さな小さな池がありました。
中を覗くと、カエルとイモリがたーくさん暮らしていました。


周回路に戻り2kmほど進むと・・・

<追加画像:2020.3.7>
ダム周回路からの出入口


仕上げの林道は「粟鹿山線」でキメます。
広場の入口からさらに少し進んで、左手のダートに進みます。
間違ってそのままダムの周回路に進むと、途中で行き止まりになります。
つまりダムから反時計回りでは入り口に進めません。

天空のスカイライン林道という形容詞がピッタリですね!

昨年から比べれば荒れた部分も増えましたが、それでもやっぱりここは楽しい!

遥か彼方にこれから走るルートが延々と見えて、楽しみを倍増してくれるのです。

これでガードレールさえなければ風情も増すのにと思うのは贅沢でしょうか?

麓に見えるのは北近畿豊岡道。
あちらを走っている時は、いつも指をくわえて見上げています。


北の出入り口は国道427号線の遠阪トンネルの山東側にある建物施設付近です。(道の向かいには藤本塗装の社屋)
この林道は99.9%ダートで、全長13.6kmは県内有数の規模です。
朝方にタイミングが合えば、素晴らしい雲海の景色の中に、あの竹田城跡も見ることができます。

2018.11.18 撮影


夕暮れは・・

2019.12.25 撮影


崩落工事などが行われている時には通行禁止のサインが出ていることもありますが、基本的にはここの通行は順法で、以前に管理者の市職員と遭遇した時にも何ら咎められることもなく問題はありませんでした。


今回は黒川新田は完走できませんでしたが、そのすぐ近くにある「大外長野線」も加えれば、本来のダート区間トータルは60キロ越えとなるはずです。


注:2022年4月現在、大外長野線は大規模な伐採工事で通ることはできません。


のんびり、休みながら走れば、これだけでもお腹いっぱいになれるかな?
苦楽園、オススメのルートでございます。


本日の走行 355km


また、これでも物足りない方は、この出口から30分ほど走れば床尾山林道に繋げられます。
その様子はこちらから・・
あるいは、さらに北上して氷ノ山周辺にも脚を伸ばせば、満足になること間違いなしです。



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