苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

成るか?19番目の新発見☆ 7/22

先週の激戦(探索)の後、いろいろと足らなかった点を復習したり、また次のターゲットに向けて課題ができてきたのでそのリサーチに出かけてきました。
今回はいつもとはちょっと違うデポ地ですが、傍には綺麗な沢が流れているので涼しくて心地よい。



いつもは情報オープン主義を貫いていますが、今回は全ての地名や林道名を書きません。
別に苦情とかが来たわけではありませんが、これから書くネタの数々は自分にとってとても価値が高く、どなたかに先を越されるのも癪だなというケチな考えからなんです。
小さいオトコですみませ〜ん!



まあ見る人によっては「ははーん、これはあそこだな」と見破られてしまうでしょうケド。



まずは森に入って、1週間の心の垢を落としてリフレッシュ。



何度も何度も書きますが、広葉樹の森は美しくて走りやすい♪



ススキは一気に伸びてきて、走り慣れたはずのこの野原でも走行ルートが分からなくなってしまいました。
一部湿地帯もあるので要注意ですよ。



走っていると昆虫や虫たちが一斉に飛び立ちます。
せっかくくつろいでいる時に脅かしてゴメン。



まさに真夏の青空が広がっていますが、心地よい風が吹いて暑さはほとんど感じません。



ここは野焼きとか刈り取りとかほとんどしませんが、毎年本当にススキの美しい場所です。



さあ、ここからが今日のリサーチの始まりです。
今まで5年以上、この場所はドン詰まりでどこにも抜けられないと思っていたのですが、前回来た時にほんの50mほど緩い斜面を降れば、あの人気林道に抜けられることが分かったのです。



ただ前回は1日の最後だったのでガス欠が心配になり、その実証ができていませんでした。
降った先には新しい作業道が見えています。



ほとんど苦労も無く、その作業道に出られました。
ただとても複雑に入り組んでいるようなので、分岐では路面に印を付けておきます。



実際に走ってみると想像以上に複雑です。
ただ場所によってはそのさらに下に繋がるべく林道が見え隠れしています。



この日はまだ1日の最初だし、日暮まではタップリあるので大丈夫ですが、一度最後に入った作業道群があまりに複雑でパニックになりそうになったことがあります。
走行ログを記録しておくことも大切ですね。



その点、ここは幅員も広く路面もまだ極めて良い状態なのも安心材料です。
あっちこっち彷徨いましたが、結局この倒木を越えるルートが正解でした。



前にもお伝えしたことがありますが、作業道でこんな小さな杭(普通は赤)が道の真ん中にあると、この先は行き止まりだという意味です。
ごくごく稀にガセであることもありますが、僕の経験上99.99%間違いありませんが、習性上行き止まりまでいかないと気が済まないのですよねぇ。



林道の本線を少し走ると左側にある、ずっと前から気になっていた支線に入ってみます。
どうせ短いピストンかなと思っていたのでこれまでは入ったことがなかったのですが、前日に衛星画像を見ていたら想像以上に距離がありそうだったのです。



入ってビックリ‼️
えっ、すっごくいい感じじゃん、好みだわ〜🎵



ソロの時は夏場は倒木処理をすることは、体力温存のためにまずしないのですが、この道があまりにも素晴らしいので頑張ってしまいました。



ここは途中で分岐があって2方向に分かれているのですが、その一方は太い倒木があってここで引き返し・・



分岐からもう一方にも進んでみると・・



こちらは転石がシダシダの下に隠れて危険な状態になってきたところで撤退。
どちらも見えている範囲では先の道もまだまだ続いていました。
それでもこの時はどうせどこにも繋がることはあり得ないだろうと思っていたのですが、帰宅してから地図を見直していたら、この先走る道とさほど距離は無く、そこにはそれらしき出入り口も発見して、疲れているはずなのにコーフンして眠れませんでした!



兎にも角にもソロではあまりにリスキーで不安あり。
ひとまずは元の林道に戻ってリエゾンをこなします。



改めて感じましたが、この林道も本当に素晴らしく人気があるのも頷けます。
この日はここで新型ジムニーとすれ違い、大段ヶ平などの駐車場ではさらに数台を見かけました。
すごく売れている車種なので、手に入れられた方々もきっとダートを走ってみたいのでしょうね。



さーて、自分の中では今日のメインと思っていた本命ルートのリサーチに入ります。
入り口付近はありがちなことで、そこそこ荒れていましたが・・



中に進んで行くにつれて、ここもまた想像を越えるグッドコンディションとゆとりのある造りの道がありました🎵



ここはいわゆる「路網」地帯、言い換えれば迷路のようでもあるのです。
こんな所で迷ったりトラブったりしたら誰も助け来ることもできないでしょう。
なので深追いはせず、最初の倒木であっさりと引き返しますが、イケそうな感覚は十分に掴めました。



最も好きなのは古道や廃道の探索ですが、こんな迷路の謎解きも楽しいものです。
ヘンタイモノズキと言われても、はいそうですかとしか言うことはできませんが。



元に戻って渓谷沿いの道を下ります。
ここは悲しい平家落人伝説もある地ですが、姫が身を投げた下流には滝とまでは言えない、美しい段差が目を惹きます。



そしてこれまで入ったことのなかった分岐の先に進みました。
するとこんなに美しい岩盤の出た切り通しが🎵



まるで印象派の絵画のようです!
切り通しは明らかに人の手によって造られたようですが、いったいなぜこんな場所で?
行き止まりのピストン林道には興味が無いと言い切る人も少なくはないようですが、僕はこんなたったひとつのポイントがあるだけでもその価値を認めます。



さらに奥に進むと・・



森の中に進む道と、耕作放棄地らしき広場に出る道がありました。
森の中に進む道は倒木で引き返しましたが、どちらもその奥にも道が見えています。
これも帰宅してから地図で確認すると抜けられそうな可能性が浮かび上がってきました!
そんなことですから、目が冴えて眠れなくなることも分かってもらえるでしょうか。



ただこの時はまだ頭の中でモヤモヤしたまま、基幹林道を走ります。



中間点の高原で定点撮影。



朝は雲ひとつ無いくらいだったのが、気がつけば青空の方が少なくなってきました。
そのおかげもあってか、高原全体は心地よい風が吹き爽やかです。



ここから今日のランチに決めていたお店に電話して、食べたかったハンバーガーを注文。



予定していたお店の近くの公園は先客がいて、仕方なく10分くらいバッグに入れて走っていたら、せっかくのバーガーが潰れてしまいました。


なので、ここはお店のFacebookページから画像を拝借。


1階は地元でも特に人気の肉屋さん、2階のカフェで息子さんがその食材を使って作るバーガーのパティは美味しくないはずがありません。
手切りで荒めのソレは歯応え良し、ジューシーで旨味は抜群🎵




本当は但馬行き2回に1回くらい訪れたいのですが、山奥に入っているとこの店の場所まで戻るのがルートプラン上難しいことだけが残念です。



切り株の椅子にはセミの抜け殻。
セミって短命と言われていましたが、とある小学生(だったかな)の研究で、実は結構長生きだと言うことが明らかになってきたらしいですね。



一旦トランポ(車)に戻って積み直して移動していると、村岡の街中は路面がしっかりと濡れていました。
アプリで見たら、ピンポイントで今いる場所だけ雨雲があ・・!
まあどうせこの時期は濡れたとしてもすぐに乾きますが、やっぱりできれば濡れたくはありません。
濡れたまま長い蘇武岳トンネルを走ったら、寒くて凍えそうになったことでしょう。



そしてこの日の最後の探索物件は、先週に完抜けはできなかった歴史ある古道と、現代の道の交差する地点。
どう考えてもこの画像の矢印のところしかありません。



歩いて森に入ってみるとそこそこの斜面ですが、先週くらいのコンディションであれば登りでも下りでも踏破できそうです。
画像でみると斜度は伝わらないものですが、トレールバイクに普通のタイヤでは難しいでしょう。




万が一に備えてエスケープルートも探してみました。
しかし針葉樹が多くなると折れた枝がたくさん落ちていたりで路面状態が良くありません。
こちらは下りではなんとか使えるレベルで、エマージェンシー用と言ってもいいくらいかな。



なんだかんだと大きな可能性を持った物件がいくつも浮かび上がり、この日は大満足な1日になりました。



ラストに2本の林道を繋げてデポ地に向かいながら・・



春に見つけた景色の良い支線でパシャリ!



少しだけにわか雨に降られましたが、持ちきれないほどの収穫があって素晴らしい一日でした🎵


これでまたスキモノ達を唸らせる(?)ルートを組めそうな気がしてきました。
皆さん海外遠征などあってしばらくは都合が合いそうにありませんが、その時がやって来るのが待ちきれないほどです。


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