苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

紅葉の絶景を撮り、そして晩秋を駆け抜ける! 11/3・6 但馬・作州

秋も深まってきた11月の初旬、まずは3日の文化の日には、いつもお世話になっているトライアルショップTOM'S社長の吉川さんと二人でツーリング。
昔、雑誌などでよくそのご活躍を目にしていましたが、かつては全日本トライアルIAから海外のSSDT(スコティッシュ・シックス・デイズ・トライアル)やエンデューロまで。
今でもトライアル近畿選手権や、超ハードで知られる長野県の平谷のツートラに参加されているスーパーなシニアライダー兼社長です。
しかもお店では唯一のメカニックということもあり、超多忙なのでたまには息抜きを、ということでご指名がかかるという光栄の至り。



神鍋高原道の駅周辺の銀杏並木は美しく色付いていました。



早めに約束の場所に着いたので、ちょっと辺りを走ると蘇武岳から三川山の稜線も綺麗に紅葉しています。
吉川さんも到着し、準備をしているとさらにもう一台バイクを積んだトランポが到着。
なんと、ぱわあくらふとの児玉社長がお仲間と林道ツーリングに来られたとのこと。
関西トライアルショップの二大巨頭がトライアル会場ならばいざ知らず、こんな場所で偶然にお揃いになるとはビックリでした。
(お二人はな〜んかフツーにされていましたケド)



まずは万場から登りますが、その昔ここでエンデューロレースが行われていた時は出場されていて、ゲレンデをフルスロットルで駆け上がっていたそうです。



三川線に出ると、目を見張るような紅葉が広がっていました!
行く前から『絶景を見せてくださいよ〜!』とプレッシャーをかけられていましたが、天気も最高でその願いは叶えられたようです。



それにしてもその走りは流石です!
とにかく無駄がなくとてもリラックスしていて、後ろから見ているとホレボレしてしまいます。(すぐにブッチ切られて見えなくなるのですが・・)
普通、速い人は林道を1本走るとすぐに休憩をする人が多いですが、吉川さんは2、3本続けて走っても涼しい顔をしたままです。


バイクに限らず、趣味を仕事にすると本人はその楽しみから離れてしまう場合がほとんどですが、吉川さんはきっと80を過ぎても乗っておられることでしょう。



ツーリング用の愛車はGASGAS ランドネTOM'Sスペシャル。
一度試乗させてもらいましたが、びっくりするくらい乗り易い!
リアサスにはオーリンズまで入っていますからね。



そんな吉川さんでも『弘法も筆の誤り』・・・がこの後あったのはナイショですが、無事に復活。



昼食にはいつも僕が行くお店で海鮮料理を楽しみ、かすみ矢田川温泉裏のコスモス畑でパシャリ!



トライアルライダーの習性で、ちょっと間が開くとウイリーしたりジャックナイフしたり自由自在。
言っておきますが、この方これで古希ですよ。



最後は温泉に浸かりながら、よもやま話に花を咲かせてお開き。
まだ決してお付き合いは長くはないですが、丸一日ふたりっきりで過ごしても自然体でいられる、とても貴重な、まるで実の兄貴のような存在です。


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そして4日後の日曜日。
この日は毎年恒例となった紅葉の撮影ツーリングに、岡山県北部に行ってきました。
え〜、よくそんなに走るなあ・・なんて思われるかもしれませんが、僕から言わせて貰えば、この時期に走らないでどーすんの!といった感じです。


前日は早寝をして3時に起きて、まず最初の目的地に着いたのは7時過ぎ。
もちろん陽は登ってきていますが、谷間にあるこの場所はまだ朝日が当たっていないのでしばしの待ちです。



ここも例年イベントが行われているので日中はそれなりに人が訪れるのですが、この時間帯なら貸切だろうと思っていたら、もうひとりドローンを飛ばして撮影をしている方がおられてお互い苦笑い。


そして待ちに待った陽射しが差し込んでくると・・
















もうキャプションなど何も必要ではありませんよね。
最後の画像は朝靄ではなく、前日に行われていた野焼きの残火の煙です。
使えるかな?と思いましたが、なかなかイイ感じでしょ。


毎年このあたりの紅葉の進み具合をチェックしながら、天気と休日がマッチするかハラハラしているのですが、今年はまさにドンピシャだったようです。


ここは全体でサッカー場くらいの場所ですが、この近くの紅葉の名所である奥津渓などは紅葉を見ているのか人の頭を見ているのか分からなくなるくらいです。
なんでそんなところにわざわざ混む時に出かけるのか、僕には全く理解不能です。


この場所は鏡野町・越畑ふるさと村、毎年11月第1週から2週にかけてが見頃です。
(※ 敷地内は走れないのでエンジンを掛けず押して入って撮影しています。アンジュレーションがあるので軽量なバイクでないと無理です。他に人が多い時は歩いて入りましょう。)



その北にある天人渕は楽しかった想い出の場所。
またいつか必ず、その時のメンバーで訪れたいな。



そのまま奥に進むと、行き止まりのピストンとは分かっていましたが、予想以上に面白い道がありました。
この周辺、まだ未開拓なところがいくつも残っているので、また春にも再訪したいなあ。
もう少し家から近かったら、月イチくらいで来たいのだけれど。



廃道は秋はとにかくススキや熊笹が多くてどうにもこうにも・・



そしてトランポに積み直して次の定番ルートである白賀渓谷へと向かいました。



ここは意外にも少し来るのが遅れた感じです。
むしろ他の場所よりも遅いくらいが良いかなと思っていましたが逆でした。



それでもここは隠れた名所のひとつ。
いや隠れたと言っても岡山県民はご存知なのでしょうが、なぜか県北にまで足を伸ばす人が少ないようです。



真紅のモミジも美しいのですが、ここの黄色いカエデ?もまたひときわ美しい場所です。



そしてその後は昨年発見したロング絶景林道に進みます。
発見した、などと偉そうに言ってはいますが、地元の方にはわりとお馴染みだったようですが、みなさんここは荒れ放題になっていて入れないと思われていた様子。
今回走ってみるとごく一部の法面か何かの小工事が行われていてヌタヌタの轍が多くありました。
しかし道を塞ぐように生えていた熊笹は綺麗に刈り取られて、トータルでは走りやすくなっています。
勝手に命名シリーズでの林道名はなんだったかな?
『不溜山(たまらずがせん)林道』としておきましょう。



ここは富の集落方面から入って来て急坂を登ると、あとは延々と稜線の少し下を、右手にずっと谷を見ながら走る豪快なスカイライン林道です。
その距離も景観も県内随一と言っても過言ではないでしょう。




走り切ると県道445号線に合流し、右折してしばらく走るとその先にはまたそれ以上の絶景林道が待っています♫



ここは一昨年に偶然発見して、この春にはグループでも訪れました。



この角度で見るこの風景が大好きなんですよねー♫
左の山肌には伝説のスーパー林道、美作北2号線がクネクネと伸びています。(現在は舗装済み)



北側に目をやれば、その先の谷間に日本海も見えています。



支線を探ってみましたが、ススキに覆われて道がどこだか分からず遭難しそうで撤退。





そこからトランポに戻る途中、レーダーに強い反応が現れました!
ここはなんだ?公園でもなく、道でもないのですが、綺麗に植樹されたような広い空間です。



スバラシイ!名もないモミジの名所がまたひとつ見つかりました!!
こんな出会いや自分だけと思われる発見が大好きです♫
常にアンテナを張って、その感度を上げていることが大切なんです。



すごーくハッピー♪🎶
この岡山県北部に来るようになったのは5年ほど前からですが、僕はこれまでの他の趣味(釣りや自転車)や食べ物屋さん選びなどでも、同じ場所にずっと通い続けるというクセがあります。
そしてそこの良さをとことん探って魅力を引き出して楽しむのが好みです。
なぜか別の分野では何度か、『この浮気性め!』と罵られたこともありますが・・



そしてまたもう一回トランポに積み直して移動。


恩原湖はこの数年いつも渇水気味です。
それでも紅葉では人気の場所なので、カメラ好きの人がこの時期は必ず数人はいて、この時も西陽に輝くチャンスを逃さんとばかりに、慌てて湖畔に降りてくる人もいました。



日暮れまでにはまだ少し時間があるので、すぐ近くのショート林道を走ります。





そして約束の場所に登れば・・・



毎年この時期のこの風景を見ることが本当に楽しみなんです♪




そしてその向かい側の丘に登り、画像がマンネリにならないように、今まで以上の場所がないか探していたら・・うわーありましたー‼️



ススキがこがね色に輝いています・・



4時に家を出てから、休憩らしきのは昼食の30分ほど。
それ以外は美しい場所を、最高のタイミングを逃さないように動き続けてきました。
時刻は6時前、涙が出そうなこの日のフィナーレです。



自宅に着いたのは8時過ぎ。
帰路の車内でも、全てを終えてベッドに横たわっても、まだ感動と興奮が収まらない1日でした。




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