苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

絶景林道ジャンキーズ2020始動! 恩原周辺 5/30 鏡野町

みなさん、こんにちは。
武漢熱のおかげでいろいろありましたが、やっと日常が戻りつつありますね。
さて、昨年から主にブログを読んでいただいた方からの同行ご希望が増えてきて、僭越ではありますがタイトルのようなグループ名を付けて、不定期にグループツーリングを実施しています。
今回は今年初の開催で、私的に大好きな岡山県・恩原高原周辺をファーストステージに選びました。

今年から水、日の休みから土日休みとなったため、基本的には土曜日に乗ることが多くなりました。
今までの参加者でお休みが日曜日だけの方には申し訳ないのですが、それもあって今日は初参加の方が多く割合を占めました。
なんとその中にはたくさんの方が師と仰ぐあの「Over Boiled」さんも・・・
長すぎるので「Nさん」とさせていただきます。

第二集合地点では倉敷から参加のKさんも合流。

昨年も同じ時期に訪れ、念願の火方林道制覇は成功しましたが、今回は岩渕西原林道の解明と、そこから分岐して三原台に行けるのかが大きな課題です。

482号線から加茂方面に左折して、県道沿のショートで肩慣らしを終えて、まずは火方から。

この林道は一部藪漕ぎが厳しい区間もあり、見晴らしの良いポイントは無いのですが、この美しい森が大きな魅力です。
グループの時はいつものように入口までは先導して、林道に入れば速い方に先頭をバトンタッチ。
最後尾をスイーパーとして、そしてお気に入りの場所で撮影をしながらのんびりと走ります。

こんな場所はグループでは素通りしがちですが、じっくりと見回しながら走れば森はいろんな表情を見せてくれます。
いや〜、やっぱりここは良い林道だ!

さて、次はいよいよ本日のメインディッシュである岩渕西原林道へ進みます。
最初は古道をも感じさせる雰囲気のとても良い区間だったのですが・・・

どんどん道の左右から熊笹の張り出しが多くなり行く手を阻みます。
但馬などと違い、このエリアはどこも熊笹が多いので、ススキなどより茎が太く苦労させられてしまいます。
ここで備前から2度目の参加のMまこっちゃんが転倒した時に、スタータースイッチボタンが壊れて行方不明となり、再始動できなくなるというアクシデント!!
一瞬こんな山奥でかよ〜と思いましたが、手早くスイッチボックスをバラしてリカバリーできました。
この後さらにMまこっちゃんはブログネタを連発することに・・

画像提供:tooruさん


ここではトライアルライダーのtooruさんに先頭を任せましたが苦心惨憺。
(さんたんって、こんな漢字でしたっけ?)
ご本人はブツブツ言っておられましたが、内心は別だったようで。


クリックしてください ⇩



岩渕川沿いの道に合流して出ると、そこはまた絶品のフラットへと変わりました。
昨年訪れた時は時雨ていたのですが、この日は天気が良かったおかげでまた別物です。

そろそろ出口という時にNさんが引き返してくるので、一体どうしたのかと思えば、先ほどの藪漕ぎのおかげでミラーが片方無くなったとのこと!
しばらく捜索されましたが、結局は発見ならず。
う〜む、恐るべし熊笹の藪漕ぎなり。
ソロだったらきっと早々に撤退していたでしょう。


結局、三原台へのルート解明はなりませんでしたが、「完抜けできる林道」認定ができたことに大いに満足です。

今回の出口付近のせせらぎでランチタイム。

この時はNさん、確かにメガネをかけられていますが・・・

出口でよく見ると林道表示案内が朽ちていました。

地図を拡大して見るとこのようになります。

恩原湖方面に一旦戻り、遠藤の集落の中を通って地図③の遠藤林道へ進みます。
ここは全長5〜6キロほどのピストンです。
Mまこっちゃんはここでシートバッグの上に挟んでいたベストを落として、Yまこっちゃんに拾ってもらうという2つ目のブログネタ提供。
何かを「持っている」おひとであります。

遅れて到着するとどん突きの広場で皆さん休憩中。
先頭に伝えるのを忘れていましたが、ここはすぐ手前の場所が絶景ポイントであります。
みんなヘルメットを脱いでしまっているし、まぁいいか。


休憩を終えて走り始めると、Nさんがまたしても引き返してこられたので尋ねると、なんとメガネを忘れたとのこと。
しかしそれほど見つけにくい場所でもないのに、結局はなぜか探しても見つからなかったとのことでした。


林道の途中には美しい沢もあって・・

今年は水量が少なくて洗い越しになっていなかったのですが、昨年はこんなショットも撮れました。

この出口でNさんはもう一度ランチの場所にひとり戻ってメガネを探すためにDNF宣言。
何かとハプニングもあり、時間も押していたのでお一人で向かってもらいましたが、後から思えばみんなで全力フォローすべきだったなと反省をしております。
大ベテランだからとその判断にお任せしてしまいましたが、今後から一切あらためます。
「困った時は何があろうと全員でフォロー」これを大原則にします!

さあ、そして予定の④の支線はパスをして、482号線と並行に走る⑤の極上フラット。
これはバイブルにも無かったルートで、Google mapから推測して発見したところです。
グリーンカーペットの滑らかな路面が続きますが、3箇所ほど小さなコブのジャンピングポイントがあるということを先頭のひろぽんさんに伝えるのを忘れていました。
後で聞いたら、「おっとっと」となりながらもクリアーされたそうです。
さすが大陸ソロ横断2万4千キロの実績は伊達ではありません。

さて最後は恩原湖周辺の絶景ステージ!

新緑が眩しいヒルクライムにアタック!!

Mまこっちゃん、今日はバイクもKXからKLXに乗り換えて颯爽とスタートしましたが・・・
画像無しですが、途中の一番斜度のキツイところでリアを滑らせ転倒リタイヤ。
よく見れば、フロントはグリップの良さそうなタイヤでしたが、リアはノーマルの古めなタイヤを装着。
う〜む、ここはノーマルではキビシイですよね〜。
起こしてリスタートしようとしても、フロントブレーキだけしかかけられなければ、ズルズル落ちて止まらなくなります。
兎にも角にも、三つ目のブログネタ提供ありがとうございました。

こんな場所もトラ車ならばスイスイと。
腕ではなく、バイクの性能に助けられています。
画像提供:tooruさん

頂上から奥へのルートへと向かうひろぽんさん。
プロレスラー並みの体格でKTM450を豪快に操ります。

私のやりたいスポーツのひとつである、カヤックのベテランYまこっちゃんは、オフロードバイクはビギナーとのことでしたが、なんのなんの、安定した走りで終始していました。
やはりバランス感覚が研ぎ澄まされているのかもしれません。


西方向を眺めれば、大山蒜山も遥かにそびえます。

シェルパのえでーさんは元IAロードレーサー!
私と同じく、若き頃トライアル挫折経験者でもあるそうです。

倉敷からのKさんもテンションアップ!

画像提供:tooruさん


私の知る限りでの、岡山オフロード・ベストポイントがこの場所。

喜んでくれる笑顔を見ると、企画して良かったな〜と思いますね。


そしてこれでお開きかと思いきや・・・

お目当てのものがありました!
昨年から発見していたのですが、見つけた時にはまだ少し肉片が残っている状態で、1年間完全白骨化を待ちました。
なにせこの場所は、私たちのグループ以外で知る人は皆無に近いでしょう。

これが1年前の画像です。
他の部分はほとんど見当たらなくなっていました。

トランポが持てたことで、こんなこともできるようになりました。
この姿で自走160kmを帰るのでは躊躇いますが、近くの集合地点までならOKです。
あとは宅急便で福知山の友人にプレゼントします。

ではみなさん、次回またお会いできることを楽しみにしておきます。