陸の孤島に残る道 8/15 但馬
この日は少し久しぶりのグループツーリング。
トラ車仲間のchiharuさんと彦星さんをお誘いしての計画だったので、いつもに増して天気予報にハラハラドキドキ。
ま、この時期だから濡れてもいいか・・と開き直って強行しました。
集合場所に向かう途中は結構な雨量でしたが、スタート時にはこんな青空も!
今日のゲスト、先行のchiharuさんが乗るスコルパのTY-Sは僕がトラ車が欲しくなったきっかけを与えてくれました。
そして後続の彦星さんは、仲間内ではシェルコTYの先駆者で、今やTOM'Sフルチューンとしても兄弟車。
ご一緒するのはかなり久しぶりでしたが、いつも情報交換をさせてもらっています。
最初の三原水口林道ではこんな雲海もまだ残っていました。
先日の大雨の影響でしょう。
前回走った時には無かった小規模の崩落がありましたが、これは特に問題では無く簡単にクリア。
次はこのところ伐採作業で通れないことが多かった大山林道で三川山山頂までピストン。
同行固定メンバーのえでーさんがまだ登ったことが無かったということで、これでまた登頂数の記録がひとつ増えました。
そこから三川東作業道群へと進みます。
先頭のRYOTAクンもこのルートは未経験。
そのRYOTAクンが撮ってくれた一枚。
今回は何枚も彼が撮ってくれた画像を載せます。
出口の廃校でひと休み。
本当ならば固定メンバーのKちゃんが加わって、シェルコTYだけでも3台が揃う貴重な日になるはずでしたが、今回は諸事情で急遽DNSだったのが残念。
駅裏ルートに進み・・
次々に現れるアトラクションを楽しむ?
あちゃ〜、ここは好きな所だったのに初コケでした。
これを撮ってくれたのはchiharuさんかな?
この倒木は最初なかなか苦労させられましたが、お仲間のあにぃさん御一行様が手を入れてくれたおかげでかなりイージーになりました。
完全に切ってしまうよりも、今くらいがちょうど良いかも。
昼食は香住で海鮮丼。
RYOTAクンはいつもブログを見ては食べてみたかったという願いが叶い、満足してくれたようです。
天気が良ければ食後のひと時もゆったりとくつろげるのですが、あいにくと遠くでは雷がゴロゴロと鳴り雨粒も次第に増えてきました。
三田浜を抜けて、お隣の鎧駅から展望台に上がってみるものの、さらに雨脚は増してしばし雨宿り。
本当ならば両側に鎧港や余部鉄橋も見下ろす良い景色だったのに残念です。
それでもどうせ濡れても影響はないくらいで雨具を着るほどではなく、あまり気にせずに本命の探索ルートをチャレンジします。
かつては交通の便が非常に悪く、陸の孤島と呼ばれていた余部は高さ40mに及ぶ鉄橋が有名でしたが、悲しい事故の後その鉄橋も新しくなり、今や観光名所として人気があります。
その近くに見つけたここは、地図では奥で二手に分かれて行き止まりになっていますが、実際にはどうなっているのか?
抜けられることはできないのか?展望の良いポイントはあるのか?が探るのが目的です。
入ってみると幸い倒木や崩落は無く、程々の荒れ具合と秘境感があって、なかなか良い雰囲気です。
しかし分岐した先のひとつめはスパッと行き止まりでした。
樹々の先には日本海が広がっているはずですが、それも見渡すことはできません。
分岐ポイントまで戻り、もう片方を調べてみます。
すると途中で少し開けたポイントがありましたが・・
生憎とこちらも同じ程度の距離で行き止まり。
ただなんとなくその先も微かな道がありそうだったのでRYOTAクンが偵察に出ましたが、やはり残念ながら結果はやはり同じ。
それにしても彼のフットワークの軽さにはいつも大いに助かります。
そんな彼は写真の腕も上げつつあるので、ちょうど霧が出てきて良い雰囲気のところを撮ってもらいました。
お〜、なんかいい感じに撮れていますね〜!
これは構図的にちょっと地面の比率が多すぎるかな?
こちらは僕自身が彦星さんを撮ったものですが、比べてみてどうでしょう?
結局ひとつ目の探索は、僕らにとっては残念ながら地図と現地の誤差はなく正確なものでした。
そこで余部でのもうひとつの探索ルートに入りますが、こちらもやはり地図以上のものは無く倒木の先で道が消えていました。
ただここはかつて炭焼き小屋でもあったのか、かなり古い苔むした石垣がいくつも残っていました。
こんな場所は古い林道、作業道で度々出会うものですが、往時の状況を想像するのも楽しみのひとつです。
この日はウエットということもあり、泥だらけになったので洗車代わりに水遊び。
矢田川の方はこれも大雨があった影響か、川底の石が泥をかぶっていてツルツルと滑る滑る!
鮎で有名な川なのですが、これでは生育環境として宜しくはないだろうなあ。
そこから先日chiharuさんがブログで本谷奥林道に入れなかったとあったのでご案内するも・・・
うわ〜、旧道から新道に出た途端にたくさんの伐採された木が道を塞いでいます。
盆休みで作業をしている人は誰もいませんでしたが、これは『通るなよ!』という無言の圧力かな。
僕自身の前回のブログで、今は工事も行われておらず通れますよと書いていましたが訂正します。
暗くなるにはまだ早い季節なので、体力が残っていればいくらでも林道を繋いでデポ地に戻るルートはありましたが、ここは大人らしく腹八分目?デザート代わりの爽やかな場所にてフィニッシュです。
空模様もここにきてようやく青空が復活してきました。
やはり同じトライアル車が増えるとペースも合い、とても楽しい1日でした!
公道を走れるトライアル車は、今や新車も中古車も入手困難、値段高騰ですが、もっともっと乗る人が増えるといいなと思います。
以前にも書いていますが、facebookにてシェルコTY 125のオーナーズクラブを管理しています。
実際にオーナーでなくてもご参加や閲覧は自由にできますので、ぜひ一度ご覧ください。
https://www.facebook.com/groups/1133329270542407
ずっとどんよりとした空が広がっていたので満足できる写真は撮れず、今日はブログを書くのもヤメにしておこうかなあと思っていましたが、最後にこんなワンショットが撮れて少し気変わり。
Photo by Ryota Inoue
さらにRYOTAクンがこんな一枚をプレゼントしてくれました。
これこれ!僕の好きな構図はこれなんですよ♬
ありがとう、タイトル画像に使わせてもらうね!



































