Summer Breeze 夏の香りに包まれて 6/25 但馬
まだ梅雨は始まったばかりだというのに、この週末も天気予報は晴れ。
このところはグループでの探索でいつも汗まみれ、泥まみれになっていたので、久しぶりにソロでのんびりと走ってきました。
それにあの店の料理も食べたくなってきたことだし・・。
最初は悩んだ末に粟ケ尾林道から。
ここは大体いつも下りで走ることが多かったので、たまには登りで走ってみました。
同じ林道でも走る方向によって、イメージって変わるものなのですよね。
なんだかここは登りの方が距離が短く感じられます。
でも停まって写真を撮るのは、いつもほぼ同じ場所。
そこから妙見蘇武線を北上して、最近人気の奥神のてっぺん。
そして廃村の小城を俯瞰してから。
村に入るとやや盛りの過ぎたジキタリスですが、その数はさらに増えていました。
林道沿いにも範囲を広げて、このままだとどんどん勢力を拡大していくようですが、これってマズイなんじゃないかな。
まあ、花に罪はないのですが、生態系に与える影響が心配です。
さらに三川山山頂から・・
水口林道、そして三原水口林道を走り・・
ちょっと寄り道をしながら日本海方面へと向かいます。
それにしても山に入ると、もうすっかりと夏の香りが充満しています。
昨夜はかなりの雨が降ったようですが、湿度も低めで過ごし易い。
日本海の安木浜に到着。
ここは初めて来ましたが美しい砂浜で、こぎれいな民宿が立ち並ぶ良き雰囲気でした。
柴山港との中間にある入江から透き通った海を眺めますが・・
Googleの衛星画像で見ていたのですが、ここ、ちょっと無理をすればこの水辺にバイクで入れるんですよねぇ。
この日は子連れの先客があったので遠慮しましたが、いつかまたチャンスがあればこの海を間近に写真を撮りたいなあ。
ここで時刻は昼前、第一候補の店に行くと、なんと開店5分前にもかかわらず満席のサイン。
きっと予約客だったのでしょう、何せ客席数が少ないので仕方ありません。
仕方なく?第二候補の店に行き、ホワイトボードの今日のおすすめを見ると・・・
なんと、大トロ丼 2000円也!
こ、これって近海物でナマなんすよ!普通だったら握り一貫で1000円取られておかしくないようなネタが10切れくらい乗っています!!
もしかしたらクロマグロではなかったのかも?
それでもこれまでの人生最高の『丼』と言っても過言ではないくらい。
なんと言っても、その甘みと香りが抜群に良かったな〜♫
あ・・すみません、ちょっと調子に乗り過ぎたかもしれませんが、ここで閑話休題。
僕は暑さには強いのですが、それに加えて夏場の水分補給はこんな工夫をしていますよって話です。
今使っているエンデュリスタンのバッグにはハイドレーションの収納部分がありますが、これに以前から使っていたドイターの保冷バッグがピッタリと入ります。
保冷バッグの中にはSourceの3ℓのバッグに1.0〜1.5ℓのスポーツドリンクを入れて凍らせて、朝さらに0.5ℓくらい液体で追加します。
そうすると真夏でもまる1日、常に冷えたドリンクが飲めるのですが、これが身体を中から冷やす効果大なんです。
感覚的には一回ゴクゴク飲むと2〜3度は体温が下がる感じ。
喉がカラカラに乾いてから、いちいちヘルメットを脱いで、生暖かいドリンクを飲むのとでは大きな違いです。
特に暑さに弱い人はぜひお試しくださいね。
矢田川温泉の裏の田んぼはもう稲が風になびき始めました。
池ヶ平林道に入り、山の中を南下していきますが、思えばこの林道で他のライダーに出会ったことがありません。
ま、そもそもこの日トータルでも、三川山でハスクのライダーおひとりと出会っただけでしたが。
ちょっとバラスが多い区間があって走り難いところもありますが、適度な距離と景観も良い林道なんですよ。
そこから次の本谷林道に入る手前の公園で、睡魔に襲われてかなり真剣に昼寝しました。
誰か通りがかったら、きっと行き倒れかと思われたかもしれません。
でもそんな、いつもグループではできない気儘さも、ソロではできるのが良いところです。
繋いでお馴染み、本谷のグリーンカーペット。
ここを含めて、氷ノ山方面から日本海に通じている林道繋ぎでのルートは5本あります。
帰りに使うのはそのうちのこの1本を走るのが、比較的に穏やかで良いかなあ。
なにせ、たいていお腹いっぱいになっていることが多いですから。
昼頃に一度、風が止まり蒸し暑くなり。
午後は雲が増えてきたのですが、風が変わり気温も程よく過ごし易くなりました。
後で知ったのですが、南部ではかなり強い夕立があったようですね。
うへ山の棚田(ウエヤマ)も美しい季節を迎えています。
ただ地元自治体にひと言申したい!
あのガードレールはなんとかして!!
せっかくのこの風景をカメラで撮るには、あまりに無粋で邪魔なんですよ。
せめて木製で作り直すとか工夫をすれば、きっと訪れる人も増えますよ。
なーんて、心の中でブツブツ言いながら秋岡の廃スキー場へ。
ここは冬場にスノーシューで登りましたが、2本の老木もまだ立ち続けています。
もうこの季節でも葉をつけることもなく、じっと余生?を過ごしているようです。
ここはこれからますます深い草に覆われて、頂上まで登るのはとても難しくなります。
とちのき村を過ぎて、おじろじろキャンプ場を横目で眺めながら野間林道を登り。
瀞川氷ノ山林道に出ます。
そして最後は今や多くのライダーの人気と憧れの場所となった東鉢。
嬉しいのは今でもゴミが落ちていないし、路面も荒らされていることが見当たらないこと。
管理している方達も僕達が来ていることはご存知かと思うけれど、今の寛容さを保ってもらうためには、これからもマナーを守って、きっと次の世代に渡しましょう。
氷ノ山、この次の冬にはモンスター樹氷を見たいな。
青空が無くても、夏の雲は絵になります。
さーて、そろそろ帰りましょう。
久しぶりの土曜日ライドは、とてもお気楽で満腹でした。