苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

新規探索ノウハウ教えます 神河町 2/13


冬場のこの時期は毎年の恒例で新規探索にハゲんでいます。
雪さえなければ、下草も無く走り易いし、葉が落ちて見通しも利き、イゴイゴしても汗をあまりかかないので適しているというワケです。
夏場だとUターンひとつしても汗だくになりますからね。
だいたい家に居ても最近のくだらないテレビなどは見ずに、好きな音楽を流しながら夜な夜なパソコンでGoogle Map(Earth)と睨めっこをして、次はどこへ行こうかと考える毎日です。


例えばココ、ため池の上に林道か作業道らしき道が伸びています。

同じ場所を地理院地図で確認しますが、ここの場合は何もありませんでした。
まあ、地理院地図は決して最新の情報でもなく、正確ではないことも多いですが、等高線でどれくらい険しいかの判断にはなります。


とりあえず入口を特定して侵入しますが、ここの場合は道なりなので容易でした。
そうでないケースの場合は後述します。

時にはものの数百メートルで行き止まりなんてことも珍しくはありませんが、ここは予想以上に奥まで進めます。

景色もまずまず。

ふむふむ、結局2、3キロのショートでしたが、ウォーミングアップにはちょうど良いところでした。

たぶんここはかつて別荘地奥の公園であったのでしょう。

2本目はこちら。
以前は縮尺を合わせると、まるで蛇のようにニョロニョロと林道が浮かび上がってきたのですが、なんでもゼンリンとの契約?が切れてしまったとか何とかで、それ以来林道を探すのが難しくなりました。
でも見慣れてくるとこれほどはっきりと道らしきものが見えなくとも、樹々の微妙な変化などで想像ができるようになってきます。

ここはミツマタロードでした。
まだこれから咲き始めるところですが、満開の時が楽しみな林道です。

三叉路にぶつかりました。
左だけ行き先が表示されていますが、本線は右っぽいのでそちらに進みます。

その先も左右はミツマタの群生地帯です。

グイグイと高度を上げて行きます。

次第に展望も良くなってきました。

これはスゴイ!
スイッチバックしながらまだまだ奥に進めそうです。

楽しい道だな〜♫

空が明るくなってきて、もうすぐ頂上か!?
・・というところで倒木が行く手を塞いでいます。

合計6本で、いずれも50〜60cm級の太さ、ひとりでは無理です。

バイクから降りて歩いて進むと、樹々の先にはダム湖が見下ろす絶景がありました。

道はさらにその先へもまだ続いています。
残念ですがここで引き返します。

戻る途中の支線はやはり行き止まり。

大きな分岐に戻り、南小田という方へ向かいましたが、こちらも行き止まり。

いやあ〜楽しい道でした、また来よう!

そしてお次は以前から何度も来ているお気に入りの林道です。
入口付近のヘアピンの連続がお分かりでしょうか?

実際の様子です、行き過ぎると行き止まりですよ。

この道は全線にわたって落石が多いので要注意です。

グイグイ高度を稼ぎ、展望の良いところに一旦出ます。

そこからまた樹林帯に入っていくと・・

ややガレた区間もあり・・

こんなフラットもあり・・

南側の斜面は深い深い谷となっています。
そのいちばん下には県道8号線が走っています。

もう少しでゴールというところで危惧された倒木銀座は綺麗に無くなっていました!

これは数年前の画像。

同じくtohoo.jpさんの撮影ですが、この時おひとりで獅子奮闘して開通してくれていましたっけ。


そしてゴール地点に到達!
曇っていたのがちょっと残念。

誰もいないひっそりとした空間、それもそのはず、ここは正面からは厳重なゲートがあって入れません。
したがって物理的には抜けられる林道なのですが、残念ながらここで引き返さねばなりません。

それでもひと粒で2度美味しいと思えば良いのです。

久しぶりにこの林道を満喫できたな〜!

さて、こんな楽しい林道の名前はこちら、『林道カクレ畑線』
変わった名前ですが、昔は年貢の取り立てから逃れるため、今で言う脱税を計るために隠田(人目につかない山奥に田畑を作る)ということが結構あったそうです。
きっとこの辺りも昔はそんな田畑があったのでしょうね。

さあ、お次はこちら、今日の本命と目しています。

ここはなかなかエントリーが見つかりませんでした。
先週もこの辺りをウロウロしていたのですが、ストリートビューで遂に見つけました。
つまり、GoogleMapでおよそのアタリをつけ、地理院地図で地形や道の有無を調べ、入り口が定かでなければストリートビューで辿ってみる・・といったプロセスです。
(ストリートビューは全てを網羅しているわけではなく、あったとしても積雪のシーズンの撮影でダートかどうか分からない💦なんてこともあります)
もうひとつ大切なのは、普段から馴染みの林道を走っている時や、リエゾンの途中であって目を光らせてアンテナを広げておくこと。
忘れないうちに、帰ってから気になるところをすぐに調べることも、いつものルーティーンです。
もちろんこれらはあくまで一つの方法であり、ワタシなりのスタイルを押し付けることではありません。


もともとワタシがオフロードバイクに乗り始めた動機の一つが『この道の先はどうなっているのだろう?』ということが大きな割合を占めていました。
なのでこうして初めて走るダートはいつもワクワクドキドキ。
もちろん人類初なんてものではありませんが、事前に情報が無く、何年も人が入った形跡が無いような道は本当に冒険心がくすぐられ、宝探しゲームのようで楽しいものです。
そしてその先に素晴らしい絶景が広がっていればもう最高!
もちろんリスクも伴いますので、ソロの場合はくれぐれも慎重に。


さあ、そして入ってみると・・・

うっひゃ〜、ダイナミックな道じゃあないですかー!!

これは大当たり!!

緩く上りが続き・・

さらに展望が広がっていきます。

もう感動です、まだこんな道がこのエリアに残っていたなんて。

この辺りで何となく違和感を感じていました・・

でもあまりの景色の良さに気を取られて撮影に無我夢中。

何やらリア付近からおかしな音が・・?

これか〜い!!!

はい、長い結束バンドは必需品ですね。

そして道はどんどん下り、これは抜けられそうだと鳥肌が立ってきました。

電柱が現れ、一旦行き止まりかと思いきや、振り返るとさらに続いていました。

やったー、抜けられたぞー、と思うのも束の間。
なんとこの先は大きな工場の敷地の中でした。(しかも産廃関連?)
その上、何とか頭を下げて通り抜けさせてもらおうと思ったのですが、どうやら休日のようで守衛さんも不在で門はがっちりと施錠されてどこからも出られません・・

仕方なくここも引き返し、播但道に並行した出入り口から脱出します。
ま、楽しかったしいいんですけど、完抜けできる林道とはカウントできませんね。
それでもここはリピートの価値ありだな。

最後はこちら、砂防ダムの先に道が伸びています。

しかしここは入ってすぐ、伐採作業が盛んに行われていたのですぐに撤退。
林道は林業があくまで優先ですから、決して邪魔をしないことが鉄則です。


全てが良い結果ではありませんでしたが、今週二日間にわたっての探索は、生まれ変わったシェルコのおかげでとっても楽しく、収穫も溢れんばかりのものでした。
気温も上がり春の気配も少しずつ感じられるようになりましたね。


さーて、次はどこへ行こうかな?


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