苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

絶景!発見!快走! 因幡の国ツーリング 10/8 佐治〜板井原〜沖ノ山

世間では3連休のド真ん中。
ワタシにとっては年間でも数少ない2連休の一日目であります。
いつもは中国道から舞鶴道へと北に進路を取りますが、今日は一路西に向かいます。
佐用JCTから無料の鳥取道に乗り、そこから一気に北に向かい、鳥取手前の用瀬ICで降ります。
ここまで拙宅からおよそ160km約2時間でした。
R53→R482と進み、美しい渓流添いの素晴らしい路面の道を辰己峠に向けて西進します。
佐治川ダムを過ぎると右手に山王谷キャンプ場・たんぽり荘の案内板がありますが、その脇から山に向かって伸びる登山道に、本当は見たかった森林鉄道跡があるそうです。
しかしそこを制覇するには、5時間ほど歩かないといけないそうなので今日はパス!
さらにR482を数百メートル進んだ右手に、ようやく本日1本目の林道入り口があるのです。

分かりにくいですが、赤錆びたガードレール左端に木製の案内板「三国山登山口」とかろうじて読めます。
このルートを事前調査していると、福知山のあの方のブログがヒットしました!
ちょうど3年前の同じ時期に泊まりがけでこちらの方面を廻られたようですね。
本当にいつも参考になります!ありがとうございます!!
入り口は舗装ですが、すぐダートに変わり・・

う〜ん、いい雰囲気!
小さな滝も数カ所あり・・

見晴らしも良く・・

路面は一部流水轍の深い所もありますが、概ね小砂利系の締まった路面でとても走り易く・・

7kmほど進むと

登山口に着き、チェーンゲートがあります。
コンプライアンス重視の林道店長さん(あ、言っちゃった)が来られた時は、ここにハイカーさんが大勢いて引き返したらしいですが、良く見ると例の四文字熟語は見当たらずに施錠もされていません。
なのでさらに進んでみます・・

美しいブナの森です・・
さらにこんなカッコイイ切り通しや・・

開けた場所と、もう文句ナシです!
ゲートから2、3kmで・・

この先プチ崩落があり無理はしませんでしたが、まだまだこの先も谷に向かってダブルトラックのルートが続いていました。
もしかするとこの先で森林鉄道の最高峰地点と接続していたのかもしれません。
なぜならこの山王谷林道は「第二」となっているのですが、その訳は昭和30年代後期に台風被害で森林鉄道が壊滅した代わりに作られた林道という記事がありました。
つまり森林鉄道が「第一」だった訳と推測できます。
ここはまたぜひ、有志を募って本格的に探索をせねばなりません。
往復で約20km、ここまで来るのは遠かったですが、1本目ですでにかなりの満足感です。


そしてさきほど来たR482を用瀬IC方面にまた戻ります。
途中かなりの数のSS系バイクに乗ったライダーとすれ違いましたが、その先の辰己峠や人形峠に向かっているのでしょうか?
ワタシは行ったことがありませんが、多分かなり良さそうな峠なんでしょうね。


R53の鷹狩交差点を右折して一旦途切れたR482に再び入り、少し進むとr40の分岐があります。
次の目的地はその先の板井原、杉森集落とその2ヶ所を結ぶ林道です。
このr40は赤波川添いを進みますが、この川が本当に本当に美しい!
大げさでなく、これまでの人生のなかで出会った「車が楽に走れる程度の道路添い」にある川の中ではナンバーワンです!

そして左手に林道入り口

「板井原杉森林道」です。
とても締まった土混じりの路面です。
そういえば、ここも下調べをしているとkinopomさんの動画がありました。
皆さん本当にお好きですね〜!

舗装路面もところどころあり、走りやすさは抜群ですが、特にドラマは無い区間でした。
しかし、そこを抜けると・・・

ありました!「今日の廃・その1」
この板井原、杉森地区は廃村で知られていると同時に、一部地区は県選定伝統的建造物群保存地区でもあります。
かつては養蚕などで栄えていたらしく、どの家もかなりの立派さです。

「今日の廃・その2」、でもこれは作業小屋でしょうね。
真横から見ると完全に傾いています。
このあたりも冬は豪雪地帯でしょうから、人がいなくなると傷みが進むのは早いのでしょう。

そしてその3。
さらに進むと・・・

素敵です!
ここはかつて学校だったようです。
向かい側には・・

文化財の藤原家住宅と古民家をリフォームしたカフェ「歩とり」があります。
この家の向こう側の集落内は昔から一度も車が進入したことが無く、日本の山村集落の原風景として村おこしされているそうです。


その集落の裏手に気になる林道が・・

さらに・・

とか、隧道手前には・・

いくつか入った中で、この坂ノ谷線が一番良さそうでした。
すぐにノコで切れそうではあった倒木で引き返しましたが、ここもまた再調査必須のルートです!
とにかくこの地区のメインの林道はそこそこでしたが、それ以外にもあちこちに林道があるまさに宝庫です。
バイブルにも載っていない新しい林道や、情報の無いルートがまだまだありそうですぞ。


さてさて、本日の三つ目の目的地は沖ノ山林道の支線です。
養父のあの方の先を越そうとする企みです。
r40からR53に戻り南下し芦津渓谷方面の分岐をr6に進みます。
しばらく行くと雑誌「サライ」に出てそうな山菜、懐石料理の名店「みたき園」

がありますが、今日はものすごいお客さんの車の数です。


ここはかつて一度訪れましたが、まさに大人の隠れ家といったところです。

森のなかにこのような棟がいくつもある、味も雰囲気も抜群のお店です。
あ、今日はもちろん素通りです。
泥だらけの派手なオフローダーが独りで入っていったらドン引きでしょう。
大人のデート・・・いやいや愛妻家の方がおられたらご一緒にぜひどうぞ。
アナタの株は間違いなく上がります!


さて林道沖ノ山線(全線舗装済み)を進むと・・

バイブル記載、「支線1」の入り口がありますが今日はパス。

ここは三滝ダムです。
そしてさらに進むと・・

橋の手前側にあるのがこの入り口。
「沖の山林道」表示になっていますが、バイブルでは「支線2」となっています・・・??そしてピストンであるとも・・
今回はこちらには入らず、小さな橋を渡った反対岸の作業小屋の横から「芦津中山作業線」に入ります。


実はこの区間があまり画像を撮る余裕のないくらい、なぜだかすご〜く楽しいルートでした!
距離は4kmほどでしょうが、リズムに乗れるというか、なんというか・・土質が柔らかいタイプなんですよね。
伐採が平日は行われているようですが、とにかく一度走ってみることをオススメします。

走り終えて本線に再合流してしばらく進むと・・

たぶんこれは先ほどの反対岸の並行して伸びている林道出口になるのでしょうが、なぜか名前に「大川線」と付いていますね。
チェーンはありますが、ムニャムニャしようと思えばどうとでもなりそうで、これもまた次の機会に。
この横に案内板がありますが、それによればここでも森林鉄道跡を見ることができるそうです。


その後は岩屋堂からR29に出て宍粟方面に向かいますが、R429やr8で帰るのはちょっと飽きたし、明日も休みということで「やまめ茶屋」から瀞川氷ノ山林道を快走!
先日の崩落ヶ所もきれいに修復されており、ルンルン走っていると轟安井を過ぎたあたりでオフロードバイクの対向車が・・先頭KTM ADV、KLXと続き3台目は白のXR・・・・!!!!!
あれは間違いなく最近ブロ友となっていただいた、かめはめはさんの一団「回遊魚一家」ではありませんか!?
しばしためらってからUターンして追いましたが、その姿はすでにありませんでした。
ちょうど気持ち良さそうに走ってはったし、こちらも帰りの時間が気になっていたのでまあいいかと。
次回あらためてご挨拶させていただきます。


鵜縄から下山し、R9関宮からKZTさんから教わった農道を抜け北近畿道へ乗り帰路へ。
さすがに今日は渋滞混雑が酷かったですが、なんとか6時過ぎに帰宅。
夕方は雲ひとつ無い快晴でしたが、秋の日暮れはどんどん早くなっています。

本日の走行は472,8km.
500km越えを覚悟でしたがそこまでは伸びずに収まりました。
満足度は120%!楽しすぎる1日でした。

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