美女とのかけもちデート三昧 10/21 扇ノ山・岩見
この日の日没は5時15分頃。
空は雲ひとつ無い快晴での夕暮れでしたが、陽が沈むとあっという間に闇が訪れる季節になりましたね。
「秋のつるべ落とし」つるべって井戸の水を組み上げる桶のようなものって知ってましたか?
ワタシ?今更ながらググって知りました・・。
日暮れは早いですが、日の出はどんどん遅くなり、朝の冷え込みもますます厳しくなり、鳥取自動車道の気温計は「5度」。
もう今シーズン初めて薄手のフリースを中間着に選びましたが、それでも寒い寒い!
ついに我慢できなくなって、目的地よりひとつ手前の智頭で降り、ふと集落の奥へと進むと舗装林道がありそれを進んでみると・・
おー!日本海側に向けて佐治〜用瀬の集落が見える絶景ポイントがありました。
482号線を東に向かう途中にダートがチラリ・・・
うふふ、こんなネーミングに弱いんですよね。
昔の人って地名によくカタカナを使いますが、その由来を知りたくなるのが林道には沢山あります。
標柱にも1kmほどと書いてあったので期待はしませんでしたが、ぴったりその通りで行き止まり。
でも美しい苔とシダの空間に出会えて幸せなのです。
9月のむぎチャレでも皆さんお泊まりの、舂米(つくよね)のキャンプ場前の楓が色づき始めています。
そしてこの7月に初めて訪れたこの林道は、ワタシにとっては禁断の恋のお相手でもあります。
前回は初デートという事もあり、とてもキンチョーしながら走っていたのであまり周囲の景色を楽しむことができなかったのですが、今日は全てを楽しませていただきましょう。
凛とした杉林も良いのですが、やはり広葉樹林は優しさに溢れています。
駆け登ってきた方向を眺められる展望ポイントその1。
標高1000mを超える山々は紅葉が広がっています。
一番右側が氷ノ山山頂ですね。
日当たりの良い区間は走りやすい土質です。
雰囲気は申し分ない、まさにクイーン・オブ・ザ・林道!
だけど無粋なモノがやたらとあちこちに増えてしまいました。
前回来た時はなかったように思ったのですが、どうやらとあるイベントが開催されるために設置されたようです。
扇ノ山も山頂付近は紅葉が進んでいます。
惚れ惚れしますね〜、この姿!
展望ポイントその2。
それほどドカーンと広がる展望はないのですが、木々の間からはずっと遠くの山々が見え隠れしていることはあらためて感じました。
ド派手な人目を引く美人ではないけれど、よく見ればなんとも艶やかなしっとり感が溢れた大人のオンナとでも言いましょうか。
いつまでも、どこまでもこの美しさが続いて欲しいと願うのは身勝手というものでしょうか?
ブナの樹は美しくなびく黒髪か・・・
このところの多雨のせいで、かなりのウエット区間もありました。
水も滴る良い女・・・と言いたいところですが、ちょっとこの日は濡れ・・もとい、水気
が多過ぎでした。
ボディに例えればウエストのくびれってところでしょうかね?
切り通しにはいつも心惹かれます。
そしてまたブナ・・・やっぱりこれは黒髪だぁ。
デートも後半に近づいて来ました。
展望ポイントその3。
すすきと紅葉・・・実はなぜか今朝はいつものようなワクワク感は無く、家に籠ろうかとも思っていたのですが(寒さのせいかも)、こんな空間に身を置けば来て良かったなとしみじみ思います。
贅沢を言えば、少しだけ雲があったほうが映えるのですけどねぇ・・・あっけらかん過ぎる性格っていうのもどうかと思います。
時にはシバかれたいって、思うことは誰でもありますよね、いや、すすきにですよ。
さあフィニッシュに近づいてきました。
実はこのあたりに昔の森林鉄道の遺構があるそうなのですが・・・
この左の奥かな・・・?
いや、この辺りは新しい作業道ですね。
これも素敵なウエストのシルエット。
結局、それらしき遺構は見つかりませんでした。
メインルートに戻りエクスタシーを迎えます・・・って違うか。
ハァ、もう最高!
天国への道しるべ。
〇〇よ〜!
今日はノーガードでOK!
それには訳がありますが、あえて伏せておきましょう。
扇ノ山林道と繋がり、ワイドな切り通しその3。
ヒップ98のウエスト62ってところかな?
ん、今日のワタシ変ですか?
ここから見上げる扇ノ山も美しい!
河合谷舗装林道を進むとこんな展望台があります。
今日は先客のハイカーさんが昼食を取られていたので、ささっと撮影だけさせてもらいます。
鳥取市内の方角が見渡せる絶景です!
さらに牧場方向に北上すると・・
ちょっと朽ちかけている「峠の見晴らし広場・展望台」
ここからの景色もなかなかなもので、ここが「本日のレストラン」
でね、昼ご飯を食べながら景色を眺めていたら、あのもう一人の美女の姿が見えてしまったのですよ。
こりゃちょっと寄っていくしかないわなと・・・。
例えるならば(もういいって!?)こちらはいくぶん若々しい、モデル風ってところでしょうかね。(くどい!)
となればもう一人の愛人(?)にもご挨拶をと。
本当はここまで来るつもりはなかったのですけどねぇ・・。
時刻は3時半、ここから帰るのはかなりの距離です。
我が家に到着したのは6時過ぎで、もうすっかり暗くなってしまいました。
身体のあちこちも悲鳴をあげていますが、やっぱり心は溢れるほどに満たせれました。
野郎どもからのお誘いにはなかなか腰が重いのですが、美女(美林道)の誘惑にはからきし弱いワタクシでありました。
本日の走行 541km