ついに解明!神鍋エリアの新ルート 10/21
本来はこの日の2日前の土曜日にいつものメンバーで予定していた新ルートの開拓が、前線の通過で激しい雨風となり中止。
そして月曜日に休みを取り、春秋恒例となっている京都TOM'S吉川さんとのツーリングに、はるばる浜松から6時間をかけて内山さんという方が参加してくれました。
僕と同じTRRS XTRACKを所有(さらにSHERCO TY125も!)されていてやはりTOM'Sの常連さん。
そして人気ツートラであるサンデーファミリートライアルSpecial in 平谷のスタッフとしてのお手伝い、コース整備などにも関わってこられたという方です。
(ちなみにファミリートライアルというイベント名ですが、内容はかなりハード)
拙ブログも読んでいただいていて、一度但馬を走ってみたかったということで、吉川さんからのお誘いにふたつ返事で了承されてご対面が実現しました。
そんな実力者であるなら、ただのフラットツーリングでは物足りないのではと吉川さんと相談したところ、ならばその開拓中のルートを走ろうという運びになりました。
土日の大荒れの天気から一転し、素晴らしい青空が広がっていたので、いつもならば最後に案内する場所に。
雲海こそ出ていなかったのですが・・
バードウォッチングがお好きな人が見れば大興奮?する光景が見られました!
タカ(正確な種類は分かりませんが、ノスリ?ハイタカ?サシバ?それともハチクマ?)が10羽ほど集まって旋回しています。
これはおそらく鷹柱(たかばしら)と呼ばれる行動で、上昇気流に乗って舞い上がって滑空し、高度が下がるとまたそれを繰り返しながら移動するそうです。
僕自身これを見るのは2度目ですが、いや〜貴重なものを見られて幸先がイイぞ🎵
さてトランポを停めたベース基地からほんの10分ほど走り、これまで何度か訪れながらもまだ完全に解明していないルートを進んで行くと、以前に出会った崩落地点に到着。
前回反対側から来てここで引き返したのは、この先にも同じような難所がいくつもあれば人間がガス欠になってしまうと思ったからなのですが、意外にもそれは無く呆気なく到達したわけです。
ということは、ここさえクリアできれば、このルート解析と完抜けは成功することになります。
トライアル界の大ベテランと、ツートラ大会での移動ルート&セクション作りの実績十分なおふたりが軽く下見をすれば、あっさりとアタック開始。
内山さんが志願して一番乗り!
僕と同じバイクとは思えないくらいのスムーズさで、まるでハラハラするようなこともなく・・
あっさりと通過!
2番手は吉川さん。
マシンはお店の試乗車でもあるテナシウォン TWJ200L 。
コンペモデルベースであり戦闘能力の高いTRRS に比べると、ややオフロードツーリング向けのモデルです。
この日はオリジナル新製品のリアサブフェンダーのテストも兼ねて。
この難所もやはりそつなく通過。
僕の画像はありませんが、おふたりにアドバイスをもらいながらへっぴり腰でなんとか通過。
ここでその差を改めて感じて、この先ちょっと不安になりました。
しかも前日まで降っていた雨のせいでコンディションは悪く、全体の難易度が上がっています。
倒木を越えようとするにも滑ることったらありません!
ヒーヒー言わされながら、なんとかレストポイントに到着。
吉川さんのオヤジギャグやダジャレにも、絶妙な返しで応える内山さんの会話がオモシロイ🎵
そして美しい森の中を走り、バイクで来ることのできるこの山の唯一の絶景ポイントへ。
積雪時はこの山のゴルフ場が閉鎖となり、ハイカーさんはその中に位置する山頂まで登れるそうなので、そこからの風景もぜひ見てみたいものです。
ここからは下山ルートです。
その先で鋭角の分岐があることを伝えていなかったので、先頭の吉川さんは見事に見過ごしてスルーしてしまい、僕はしばし待つことに。
はぐれても絶対に慌ててはダメです、その場で待ちましょう。
案の定10分もしないうちに戻ってきました。
走り出したら止められないヒトなので、毎回これも恒例となりつつあるような。
昼食はこの山の麓にある小さな集落、椒(はじかみ)にある床瀬そばと、1羽からひとつしか取れない貴重部位の「松葉」の炭焼き。
それに加えて地元で採れた椎茸焼きも。
この近くの出石そばは超有名ですが、この床瀬そばも隠れた人気で風情もあります。
なんでも江戸時代に信州の殿様がこの但馬に移動となった際に、そば職人も連れてきたのがその発祥とか。
ここからは午後の部、超フラットな(ウエットだけど)名色羽尻線を走ってから三谷に向かい、そこから八鹿に抜ける新ルートです。
知り合いの地元出身者がかつてよくカブトムシを取るために使っていたというルートですが、最新の情報ではかなり難易度がアップしているとのこと。
僕はいつもアテンドをする場合、林道などの入り口までは先導し、入ったら交代して最後尾を走ります。
それも人数が多い時ほどそのやり方は楽なのですが、今回のように人数が少なく手練れのメンツだと着いていくにもタイヘンです。
このルート、雰囲気良く峠を越えたところまでは抜群だったのですが・・
その先かなりの斜度の下りとなると、いくら手練でも計3人では人数不足で厳しい状況になりました。
時刻も3時を回る頃となり、暗くなり始めるのも早い時期なので、ここは諦めて撤退しました。
残念でしたが午前の部で自己記録はまた更新することができたので、僕自身としてはかなりの満足度です。
最後にまたベースキャン地の近くに戻り、内山さんがたっぷりと時間をかけてテナシウォンの試乗会。
上手い人が乗るのを見ているのはそれだけでも楽しいものですね♪
内山さんも大変気に入り、増車も決定的か!?
いや〜それにしても楽しい1日で、できることなら毎回でもご一緒したいくらいでした🎵
最後は吉川さんからノンアルをいただき、みんなで乾杯!
内山さんはまた6時間かけてそのまま無事に帰宅されたそうです。
なんてタフなんだ!!