但馬のブナ原生林と渓流を歩く 5/16
兵庫県北部の但馬地域、そこにはたくさんのブナ原生林が残されています。
氷ノ山、扇ノ山、蘇武岳、白菅山など数え出せばキリが無いほど。
またそれらは主に山の斜面であることがほとんどですが、この日訪れたエリアは美しい渓流沿いを遡れるのもまた魅力です。
このルートは途中まで一昨年に歩いていますが、その時はバイクで走れるかということが主眼だったので、途中の難所でこれは無理だと諦めて引き返しました。
その後、別ルートからその先の峠まで走破できるようになったのですが、あらためてこのエリアの新緑を味わいたくて、そしてまた自分のスキルが変わった上での見極めをし直したいと思ったのです。

スタートは神鍋渓谷公園の駐車場。
朝着いた時には僕の車だけでした。

堰でできた池なのですが、ここは枯れた立木が良い景色となっています。
昨年夏は水不足で池の水が無くなっていました。

林道沿いには今が見頃のタニウツギが満開です。
ピンクが美しいのですが、稀に白花の品種があるそうで、一度見てみたいと思っています。

稲葉川の支流と合流しているところから谷間に入っていくと、また堰で溜まった池があります。

その上流に沿っての取り付きには明確な広い道も残っています。

10分ほどのどかに歩いていくとまだ山藤が咲いていました。
この辺りは標高が400〜500mくらいなので遅咲きなのでしょうね。

山奥の渓流沿いの山藤、素敵ですね〜🎵

この辺りの川床は平らな岩が多いです。
左右の傾斜やゆとりが場所によって違うので、歩きやすさを求めると何度も何度も渡渉しながら遡ります。

場合によっては苔で滑りやすいので慎重に。

途中何度もミニ滝と出会えます。

進んでいくと周囲が広がる空間があります。
ここは前回来た時もそうでしたが、目を見張るほど素晴らしい!

巨木が自らの枝葉に新緑を、そしてツルの類の寄生植物がその幹にまとい、実に神々しく輝いています。

川幅は徐々に狭まっていき水量も減ってきます。

スタートから1時間近く経った頃だったでしょうか。
対岸の斜面から直径50〜60cmほどの岩が2つ上から転がってきました。
そちら側を歩いていたら非常に危なかったでしょう。
その姿は確認できませんでしたが、おそらくは「あの動物」がこちらに気付いて去る時に落としたものだと思います。
効き目があるのかは分かりませんが、爆竹を鳴らして追い払っておきました。

基本的にこのルートは途中まで沢を遡るので迷うことはありませんが、1箇所だけ同じような支流が交わるところがあるのでチェックが必要です。

そして間違っていなければ出会うのが上流最後のこの滝です。

ここが一番の難所です。
ロープでもあれば苦労はしないのですが、おそらく画像で見るよりは歩いてでも巻くのが難しく、もしもバイクで登ろうとするのならば、トライアルIA以上のスキルが必要でしょう。

その滝を上から見た画像で、落差は3mくらいです。

その先にはキャンバーが続き踏み跡もほとんどありません。
地図アプリを確認しながら慎重に進みます。

ここもバイクで走ったら、さぞかし気持ちが良いでしょう。

しかし稜線が見えて空が広がってくる頃は、たっぷりと落ち葉が溜まった涸れ沢を登っていきます。

ようやく目的ポイントの峠に出られてホッとしました。
これで既知のルートと合流です。
ここまでの距離は普段歩いているよりもずっと少ないのですが、ルートファインディングをしながら急キャンバーや、倒木を跨いだりくぐったりしながらだったので、疲労度は倍ほどありました。
この道は昔、日本海の香住漁港などから、神鍋日髙地域に魚を運ぶために使われていたとの記録が残っています。
いつも思うのですが、昔の人たちは平坦な道よりも、たとえ険しくても最短ルートを選んでいました。
地図上の直線距離で香住から神鍋まで約15km、それを草鞋で険しい山道を重い荷を担ぎ歩いていたのですから驚くばかりです。

この日の最大の目的目標は、このブナ原生林を見ること。

本当に来てヨカッタ、素晴らしいです!

国内では世界遺産白神山地が世界最大級とされていますが、皆さんはブナの森を歩いたことがありますか?
人生のうち、一度は体験することをお勧めします。

雪の重みに耐えながら育ってきたのでしょう。
もう芸術的な枝ぶりです。

既存のルートからはなれて離れて分岐を下ると、そこからは僕たちが協力して開いた秘蔵の区間。
今度は小尾根にブナやミズナラが立ち並んでいます。

気分はまるで桃源郷、もしかしてこの世からあの世に踏み込んだのか?と思うほど。

あとはゆったりと下っていきます。
ただし特に下りは迷いやすく、GPSとログが無かったらとても危険でもあるエリアです。

最後の取り付き部分は急坂ザレザレで難しいポイントです。
僕のレベルではバイクで単独で行こうなどとは決して思いません。

林道に出ると藪手毬(ヤブデマリ)が咲いていました。

その林道の入り口には一年中紅く染まったモミジがあります。
ノムラモミジという品種のようですが「ノムラ」は濃い紫という意味だそうです。

タニウツギとの共演もまた良しでしょう?

駐車場に戻ると見覚えのあるN -VANが停まっていました。
西脇のK氏かなと思いましたが、やっぱり後で僕ですよと連絡をくれました。
なんか遠くで2stのエンジン音が聞こえた気がしていたんですよ。

早めに終わって、まだなんとかランチタイムに間に合いそうだったので日本海香住港に車を走らせました。
山を下りて、数十分で海鮮料理が楽しめる但馬って本当にスキ!

この店のお刺身定食は、前浜とれ(地場)の刺身だけでなく、小鉢(というよりそれだけでも一品の)が素晴らしく、この日は鯖の南蛮漬けと白身のフライが付いて、お値段は昨年から変わらず1980円。
たぶん普通の女性では食べきれないでしょう。

この日の自分へのお土産は羽渕精肉店で但馬牛を3種類。
帰ってからすぐに白ネギと肉だけですき焼きを作りましたが、もうぶっ飛びます!
一番安いすき焼き用でこれならば、一番高い(すき焼き用だけで3種類あり)のだったらどうなってしまうのでしょう。
すじ肉はすじ肉丼用に、切り落とし肉はゴボウと実山椒と共にしぐれ煮にしました。
この原資は、いわばあの「おねだり知事」として連日報道されていた兵庫県知事の斉藤さんのおかげ。(圧倒的大差で出直し選挙再選されています)
今回3回目のデジタル商品券は2万支払えば3万円分得られるので1万円のお得。
一時は僕も騙されかけましたが、実はあの時の報道は全てフェイク!
真実は不正や利権と戦う、本当に誠実な知事なんです。
プライベートな週末は各地に赴き、無償で特産品や見どころをSNSで自ら発信しています。
そしてもっと素晴らしいのは、どんなに罵声を浴びせられても冷静で、決して他人を非難せずに着実に仕事をこなしているところ。
ちなみに我が西宮市は左翼系市長のせいで4400円のお米券だけですが、この店のある養父市はさらに全市民一人当たり15000円が無料配布されたそうです。
養父市長もやってくれるよなあ!
