苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

ラストランTAJIMA 12/3  但馬

2日前に地元の観光協会からのお知らせで、初雪の便りが届いた我がホームグラウンド但馬。
一昨日と昨日は天気が悪かったようでしたが、土曜日には高気圧に覆われて終日晴れの予報。
これは今年のラストランに行かなければ一生悔いが残りそうです。


朝イチは冷え込みが残り、我が家の近くでも初霜が降りて、外に停めてある車の窓は真っ白でした。
途中では丹波霧も深く、今日またあの山頂に行っていたら見事な雲海が見られていたことだろうとちょっぴり後悔も。


そんなことを思いながらいつもの御殿山公園に車を停めて、やや遅めのスタートは用野和佐父林道から。
空は文句なしに晴れ渡っていて空気はキーンとしていますが、本格的な真冬パターンで着込んでいたら寒さはそれほど感じません。



林道に入って行くとすぐにこんな景色に出会い、思わず声をあげてしまいました♫
すっかりと葉が落ちた広葉樹林帯は明るく輝いて、春の新緑とも秋の紅葉とも違う美しさに溢れています。



路面は落ち葉で深く覆われてフカフカ。
そこに木洩れ陽が差し込んでくる様子がたまらなく好きです。






途中にある『幻の池』もそのほとんどが落ち葉に覆われて、少しだけ見える水面には薄い氷が張っています。




和佐父に近づくにつれて周囲には雪はチラホラ。



今日は決してスノーライドを楽しもうというわけではなく、まだ走れる林道のいくつかと冠雪した山並みを眺められたらいいや、という思いです。



県道に出ると、途中にはまだところどころに秋が残っています。



プランには無かったのですが、北に進む途中にある白菅山林道にふと入ってみました。



ここに来るのは久しぶりで、ピストンでショートな林道ですが、好きなブナの森に出会うことができればと思っていたのですが・・



残念ながら林道の終点までは難しそうなので途中でUターン。



また県道に戻ると、途中にはこんな無名のミニ滝。



こちらは有名な『サナの滝』を上から眺めるだけ。
寒さ対策で着膨れしているので、滝壺まで降りるのはシンドそうだったので・・。



そのまま途中の林道はスルーして、香住のいつもの店で『アカガレイの煮魚定食』。


食べている途中に写真を撮り忘れたことに気がついたのですが、食べかけのものを他人様に見せてはいけませんというのが会津生まれの亡き母の教え。


浜辺でのこの写真、あ〜海水で錆びてしまうー!!って思っているでしょうがダイジョウブ。
濡れたのはタイヤだけ、釣り人の波を読む目は確かです。



引き返す時もやはり途中にある林道はすっ飛ばし、30分ほど走ってまた山の中へ。
稲荷尾林道の入り口から振り返ると、左にはゲレンデが白くなった鉢伏山、右手にはうっすら全体に白くなった氷ノ山。



入り口は南側だったので雪は皆無でしたが・・



奥へ進んでいくと、次第に雪の量が増えてきました。



ここも普段とはまるで違い開放的で明るく、道を外れてどこまでも行けるような雰囲気です。



こんな時はどんな構図で写真を撮ろうかと、頭の中はフル回転。



青空が綺麗だから、こんなローアングルもいいかな。



さらに小代スキー場に近づくと雪は多くなり・・



展望東屋に登るのは控えて『ちょっこし海の見える丘』にて休憩。
正面に見えるのが蘇武岳、左が三川山ですが、海が見えるとするならばさらにその左にあるはずの、さっきまでいた香住湾かな?




今年もスキー場にとっては十分な雪が降ると良いですね。
またクロカンスキーとスノーシューで遊びたい♬



大照林道(舗装)を進むと、これは絶対に完抜けしたかった仏ノ尾林道の入り口手前で、路面がアイスバーンとなって辿り着けません。
こういう時はまだダートに雪が積もった方がずっとマシで、トライアルタイヤでもグリップは望めないのですよね。
こんな状況になると思い出すのは、峰山にアフリカツインに乗って行き、気が付いた時には止まって立っているのすらままならないほどのミラーバーンに捕まってしまい、嫌な汗をいっぱいかいてなんとか脱出したこと。
軽いシェルコでも、最悪の場合は谷底に向かってまっしぐら・・なんてことにも繋がりそうです。



これを戻ると時間のロスはかなりのものになってしまいましたが、途中に廃牧場があるとどうしても見逃すことはできません。



大きな鹿の群れと、今日もまたヤマドリに出会えました。
平和に過ごしているところをお邪魔してごめんね。



とちのき村の奥から氷ノ山や鉢伏山に近づいてその姿を見たかったので、次の林道は少々雪が深くてもズンズン進みます。
なぜならこのルートは作シーズン冬場の2m以上の積雪があった時に、何度もスノーシューで訪れた場所なので勝手知ったるフィールドです。



スノーシューだと何箇所もショートカットできましたが、バイクではもちろん正規ルートで。



西側斜面は陽射しもまだたっぷり残っています。
落ち葉の上にではなく、雪の上に樹々の影ができるのも、これまた美しい。



谷間に広がる小代の風景は何度見ても素敵です♪
これもぜひ見たかったので、多少無理をしてもここに来た理由のひとつ。




もうちょっとで氷ノ山が眺められるその手前で、さすがにこれ以上はソロでは危険になってしまいました。
右の斜面から雪の重みで垂れ下がった枝が道幅を狭めています。
それにしてもここはいつも獣の足跡が多いな、熊のそれは無かったけれど。




この時点で時刻は4時過ぎ、早くも陽が傾いてきてしまいました。



野間林道にも寄って、瀞川氷ノ山の本線から帰りたかったのですが、野間の舗装区間はこれまたツルッツル!
先ほどの大照林道以上に斜度があるので無理かなあとは思っていたのですが・・


途中のおじろじろキャンプ場には立派なトイレ棟ができていました。
あとでtwitterで見ましたが、この日も何人ものツワモノ・ソロキャンパーたちが予約していたとのこと。
夜は相当冷えるだろうけれど、冬山登山でテント泊する人も少なくはないからね。



無理はせずにそのまま帰りましょう。
夏場だったらあと2、3時間は楽しめるところですが、冬場のリスクはより大きいですから。



それでもこんな美しい1日を過ごせたことに大満足です🎵
この日の行き先に但馬を選んだオフローダーは、大の但馬通で幸運にも恵まれたと言えるでしょう!
お仕事や自分の時間を取れなくてこの日を逃した方々は残念なことでしたが、もう一回神様はチャンスを与えてくれるでしょうか?
12/14の天気予報は『吹雪』なんてサイトもありますケド・・



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