雪の便りが届く前に 11/26 南但馬
この日の県北部は午後から荒れる予報。
そろそろ週間予報には雪マークが現れ始めました。
紅葉はたっぷりと楽しんだので一片の心残りもありませんが、先週の探索課題は引っかかるものがあり、2週連続して粟鹿山周辺に出かけることに決定です。
この日の朝は風もあり、それ以外の条件が合わなかったせいか霧は出ていませんでした。
遠くの神鍋高原にある但馬ドームもはっきりと見えています。
前回、途中までサラッと確認した山頂から下る道を、次に来るときはグループでと思っていたのですが、都合が合わずに再びソロとなったのでこの日は歩いて森をウロウロと。
しかしこれがサッパリ見当たりません。
いろんな方法でなんとか事前リサーチもしたのですが、どれもこれも答えには繋がらず・・。
諦めて山を降りる途中には、まだ紅葉が美しい区間も残っていました。
麓にまで降りて集落の中を走っていると、神社の入り口がひときわ美しいことに気づいたので寄ってみれば・・。
鳥居の周りには大銀杏と楓、そして咲きはじめの椿が競い合うように彩りを放っています。
足元を見れば質素な土俵がありました。
相撲はもともと神に捧げる儀式だそうなので、昔は神社ごとにおこなわれていたのでしょうか。
そこから前々から行きたくても行けなかった、幾つもの謎が残る与布土ダムへ。
ここについては、また今回もブログ仲間のgonzoさんの記事を紹介させてもらいます。
gonzoさんとは違い南側の正門から入って行きましたが、途中ダムの近くにはコーンが立てられていたものの、侵入禁止とは何も書いていなかったのでそのまま進みました。
そしてその奥には見てみたかった『双竜の滝』があり、ついにご対面。
小さな滝でしたが、滝好きの方々にとっては幻ともされていたそうです。
その滝がある沢に沿って伸びる林道はかなり荒れ気味。
歩いてしばらく進んでみましたが、奥の方は倒木が多くて一人では無理との判断。
gonzoさんのブログにもあるように、こちら側から林道に繋がる可能性もあるだけに、これはまたいつか必ずチャレンジしてみたいところです。
元々のダムに通じる道は、林道と交わるところまでは舗装されていました。
しかしこれがコケで滑ることったらありません!
ただ思っていたよりは呆気なく林道手前の崩落地点まで行くことができました。
長年のギモンが解けて気分はスッキリ♪
これは先週に反対側に行った時の画像です。⤵️
つまりこんな感じです。⤵️
まあ、こんなこと人によってはどーでもいいことだと思うんですが、僕やgonzoさんにとっては止められない楽しみなんですよねー。
さらにもうひとつの坂根集落と黒川湖周回路を結ぶルートの確認です。
ここは以前はこの山の中に神社があったのを、ずっと手前の平地に移転してありますが、今も階段が残っていて、その左にシングルトラックあるのをやっとのこと見つけ出しました。
その入り口付近は倒木の処理もされているのですが・・
少し進むとこの有様・・
でもまたその先は割合にスッキリとした踏み跡が残っています。
ここも距離的には2kmと表示があるので、どんなにひどくても半日もあれば行ける・・かな?
この二つのルートはまたあらためてグループで調べることにしておきましょう。
その手前にあった作業道に入ってみると、嫌いなシダシダとそれに隠れた落石のトラップ。
さらにはトゲトゲ(ジャケツイバラ)はもっと嫌い!
これはとても危険ですから、眼を守るゴーグルやシールド、それにウエアやプロテクターをきちんと着用しておかないと酷い怪我を負うことになります。
そこから青倉神社を経由して黒川湖に出ました。
さっきの道が抜けられたらものすごいショートカットになり、こちらからだとかなりの大回りになってしまいますが、それでもこんな風景に出会うとホッとします。
粟鹿山林道で先週グレーチングが盗まれて危険な状態になっていたのを、朝来市役所の所管の部署にメールで知らせておいたのですが、思っていたより早々に対応してくれていました。
でもこれはそのうちの1本だけで、さらに東側の箇所はそのままだったので注意が必要です。
完璧ではありませんが、こんなことに迅速に対応してくれた朝来市には感謝ですね。
今まで何度も入ってみたいと思いながらも、いつも満席で入れなかった『右衛門五郎』。
この日も開店前に行ってみるとすでに待っている人がいたので、時間をずらしてやっと入ることができました。
店内に入ると大きなガラス窓の先には、確かに竹田城跡が見えます。
そして先日解禁になったばかりの、この地の名産である「岩津ネギ」を使った天ぷらそばがお品書きにありました。
即決で注文してひと口食べるとこれが天ぷらはサックサク、ネギのとても品良い甘さが際立ち、冷やの新蕎麦の香や味と合いまって、もう素晴らしい一品でした🎵
さしたる成果には恵まれず、なんとなくモヤモヤしたこの日のバイクでしたが、最後のこのひとときで全てが報われた気分です。
さあ、来週はそろそろ氷ノ山の山頂が白くなっているのでしょうか。