但馬の秘境大岡山の謎を解く 9/21・28
皆さんこんにちは♪
まずはお知らせから、前回も告知しましたが、これまで4年半ほど伴にしてきたシェルコTY125を手放すことに決め、9/26〜10/6でヤフオクに出品しています。
これからオフロードを始めてみたい人や増車を考えていらっしゃる方、ビギナーからベテランまで楽しめるバイクですので、どうぞこの私に代わって可愛がってください。
さてここからはいつものようにツーリングの話題です。
先週はブログをアップしていませんが、21日土曜日に4名で新しいルート開拓を行なっています。
場所はこれまたいつもの神鍋高原を中心としたエリアで、メインとするのはそこからほど近い大岡山です。
天気予報は曇り一時雨が多く、いつもは楽観的なYahoo天気が一番悪いのはどうしてだったのか。
まあそれでもほんの少し青空が見えているので大丈夫でしょう。
メンバーはレーサー組の2人と、トライアルライダーY本さん。
いつもはモンテッサで参加されていましたが、航続距離が短いためにフル参加はできないこともあって中古セローを購入して初参加。
前回にも少し触れましたが、今僕がその全容解明に最も力を入れているのはこの大岡山。(写真奥の山)
標高は652.4m比較的のっぺりとした穏やかな斜面で、周囲をぐるっと回っても1時間もかからないくらいです。
以前は完全にノーマークだったのですが、これが実はスゴイんです🎵
まずは南側からの道を進みます。
前回ソロで途中まで行きましたが、その後も多少の倒木や崩落がありながらも、むしろそれを楽しみながら8合目付近まで到着。
ここからは樹々の間から、東の床尾山や法沢山が眺めることができます。
その先からはほぼ標高が変わらない周回ルート。
しかし、いつもだったらまるで問題のないようなところで、 Y本さんが前に進めず・・
なんとタイヤの選択ミスというか、もっと穏やかなルートかと思っていたそうで、装着されていたのはON/OFF兼用的なタイヤ。
車体の重量も、トライアル車に比べたら倍近くなので、Y本さんの腕を持ってもアップアップ。
レーサー組のお二人はどんどん先に進んでしまったので、しばらくその場で待っているとやっと引き返してくれました。
そう、そんな時にヘタに動くとお互い迷子になってしまうので、その場で待つのが鉄則です。
そんな訳でこの日は人数が少なく、いつも頼りっぱなしのヘルプや倒木処理もこなさなければならないので大変です。
本当はこの周回路から、麓付近の外周路へと繋げたかったのですが、そのルートがどうしてもみつからず。
やむなくこの周回路をそのままグルッと回って抜けようと思ったのですが、その途中でまあまあな崩落が行く手を遮断しています。
なんとか行けなくはなさそうだったのですが、すでにお昼をかなり回っていて皆ハラペコになってしまったので一旦下山。
食事を摂る前にもY本さんは手の指が攣りまくってリタイア宣言。
午後からは3人で麓側を探り続けたのですが、決定的な結論を出すことができず後日持ち越しとなりました。
まあなにせ、このK川さんとS川さんについて行くのは大変で、僕の体力も後半は力尽き、トランポに戻って着替えをしようにも脚が攣りまくってモトパンが脱げない!
仕方なくそのまま車を運転して家に帰りましたよ、ハイ。
そんな状態だったので、いつものように写真を撮る余裕はなく、今回のブログは2週合併したものとなりました。
ここからは28日の出来事です。
いつものメンバーは他でイベントがありソロで。
天気はこの日も予報は曇りだったのですが、いつものデポ地に着く前から雨が降り始め、車の中で1時間ほどやり過ごしてからスタート。
その頃には晴れ間も見えていたのですが・・
前回の大岡山麓側から再調査する前に、地図で見つけたショートカットできそうな道に入ってみました。
そこそこ良い雰囲気だったのですが・・
ここも大雨の影響でしょうか?
斜度が強くなる辺りから道が無くなっていました。
そして前回、ここは解明できた麓側の外周路。
問題はこのどこから頂上付近の周回路に繋げられるか?なのです。
地図と自分の位置を GPSで照らし合いながら進むと、そのポイントが見つかりました!
それはこの道の一番標高が高いところで、赤い矢印は下り始める外周路。
青い矢印は頂上へ向かう小尾根で、地図上にある476ピークを経て頂上側の周回路と繋がるのです。
ここは熊笹など下草は無いのでその点は楽ですが・・
画像で見るとその斜度は伝わりにくいものですが、高度差100mほど稼ぐこの区間はかなり難易度が高そう。
それを過ぎれば穏やかな斜面となるはずなので、ここさえクリアできれば・・
こちらは上から眺めた画像ですが、下りならばなんとか僕でもなりそうかな?
ただしドライコンディションでないと、どちらにしても苦労しそうです。
しばしの休憩タイム、ここはあと1カ月もすれば美しい紅葉を見ることができそう。
そしてこちらはその隣の谷筋、耕作放棄地が奥まで広がっています。
地図で見るとそのさらに奥に作業道らしきものがあったので探ってみます。
地図では3本に分かれて途切れていましたが、どうやらもっと複雑でループになっているようでした。
時間がある時にまた解明してみましょう。
この日のランチはあまり期待せずに(失礼)入った、円山川沿いのベーカリー&レストラン。
これが当たりでしたね🎵
平日日替わりランチ950円が土曜日でもOK、この日のメインはハンバーグとカニクリームコロッケ。
パンもちゃんと温められていてとても美味しく、しかもおかわり無料!
接客の女性もとても感じが良く、またお気に入りの店ができました。
さてお次はそこから少し南西の、三谷という集落から八鹿(ようか)の中心部にほど近い場所にひと山越えて抜けるルートです。
これは以前から地図で気になっていたのですが、仕事関係でよく話す機会のある地元出身者から得た情報で確信に近いものができました。
この道は地図上では実線(車道)として描かれていますが、おそらくかなりの歴史がある古道の雰囲気です。
所々に桃リボンが残されているのはハイカーさんのものでしょうか?
それにしても素晴らしい雰囲気で、途中ソロでも行けるところまでは惚れ惚れする道です🎵
これでそのさらに先、途中に崩落などなければ最高なのですが、沢沿いではないので可能性はかなり高いかも!
ただーし!地図や衛星画像でも分からなかったのですが、八鹿中心部側からの出入りがこんな状態・・
距離にすれば20mほどですが、道が途切れていて見つけるのにはホントに苦労させられました。
その上になんとなく道らしきものがありそうだと分かっていたので、強引突破してみれば大当たり!
こりゃスゲーぞ🎶
このエリアでは滅多にない、抜けたらそこは旧市街地(宿場町&船着場)という面白さは独特なルートです。
気分を良くして、お次は以前に訪れた電波塔のある山にアプローチできるかもしれない新ルートの確認。
以前に行った時は分岐から道らしきものが麓に向かっていましたが、このまま降るとどうなっているのか分からなかったので引き返した西のルートです。
こちら側からの入り口は、これもまた大変分かり難く何度も行ったり来たりでやっと判明。
ようやく見つけた出入り口からは、やはりソマ道(かつての炭焼きや山で働く人が通った道)が続いていました。
ここもまた日を改めて、みんな揃っている時に開通式を行いたいものです。
そして再び大岡山へ。
これはまだ来たことがなかった、頂上付近の周回路の反対側からのアプローチ。
広い幅員の道がすぐに行き止まりになっていて、アレっと思っていたら手前で鋭角ターンしていました。
その先は霧に包まれて、もう最高に秘境感溢れた素晴らしい道です🎵
これはなんとしてもあの崩落を越えて制覇したいところです。
標高差はほとんど無いに等しいので、その可能性は大いにありでしょう。
もちろんここもまた、開通式は取っておいて皆んなで楽しむことにします。
今年はとにかく女郎蜘蛛の当たり年のようで、ここでも油断しているとすぐに蜘蛛の巣だらけになってしまいます。
霧雨に濡れた巣が綺麗だなとスマホで撮っていると、画面に反射した背後で何か黒い影が・・・
バイクからはもちろん降りていたので、恐怖心はマックス!
思い切り大声で叫びましたが、振り向いて周囲を見てもその姿は無かったので気のせいだったのかも。
ただお知り合いの専門家がこの画像を見て曰く『こんなところに熊さんいそう。霧のときは良く出ます』ですって・・
最後は同じ周回路に繋がる、これもまだ未踏の分岐ルート。
練習にはもってこいの太さの倒木がありましたが、今日はここまで。
それにしてもこの山、本当に魅力的で味わい深い🎵
こんな場所がトランポのデポ地からすぐのところにあったなんて、まさに盲点だったとしか言いようがありません。
最後は以前からの僕らしく、絶景ポイントでパシャリ!
自らを絶景ハンターなどと謳っていましたが、それはどこへやらのこの頃です。
道の駅に戻り、今月から売り出されたヒマラヤミルクのソフトクリーム。
久美浜の本家で食べたものよりもあっさり気味ですがなかなか美味しく、しかもかなり安い。
天気は終日、雨が時折パラパラと落ちてくるコンディションでしたが、収穫は盛り沢山で大満足な1日でした🎵