苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

絶景巡りリクエスト 付録:氷ノ山周辺現況レポ 5/4 但馬

今年のゴールデンウィーク前半は天気が悪く、おまけに我が兵庫県も◯◯事態宣言中・・。
天気好転したこの前日にはアウトドアへ沢山の人たちが、ライダーも含めて出かけたようですが、それが当たり前で積極的健康維持だと思います。


さて僕はというと、かねてからのお約束が実現して、初めてご一緒に走るTOM'Sの吉川さんと但馬に向かいました。
吉川さんは現在の愛機であるSHERCOとBETAで一昨年からお世話になっているお店の社長ですが、元YAMAHA契約のトライアルライダーとして数々の戦歴を残してこられただけでなく(今も現役ライダーであり協会重鎮)、国内外のエンデューロレースにも参加してしてこられた、いわば雲の上の存在のような方。
でも実際には物腰柔らかく、そんな過去をひけらかすようなことがない、笑顔に茶目っ気あふれた生粋の京都人です。



僕の写真が掲載されたKRAZyを見て『ここに連れて行って!』と言われた時は社交辞令かな・・?と思ったのですが、それはそうではなく本意以外のナニモノでもなかったようです。
かつて神鍋高原で行われていたエンデューロレースには何度も参加されていたそうですが、けっして京都からさほど遠くはない但馬の林道をツーリングとして走ったことは無かったとのこと。
レースやコンペを主体にされてきた方々は、案外そんなケースが珍しくはないようですね。

さてそれではこの日の流れをレポートしますが、今回はいつものグループツーリングよりもさらに画像は少なめです。


まずは福山作山を走り、お決まりの黒田笠波池でパシャリ!

空は青く気温もぐんぐん上昇してベストコンディションです!

がしかし、2本目の寺河内はダートに変わって1kmも進まないうちに大規模な倒木群でOUT!
先日はこの横の舗装林道耀山線でも同じような光景が女郎滝の先でもありましたが、それと全く同じような酷さです。
普通、根っこから倒れるものが多いですが、これほど太い木の幹が途中から破壊されたように折れるとは・・

仕方なく撤退をして日影金山(地元BOSSの高山長さん情報では開通とのこと)に回ろうかとも思ったのですが、ランチ予定の店に早く入りたかったので、先ほど話題にした耀山峠から登ってふたつ目の絶景ポイントへ。

草が多い繁ると走れないエリアですが、お好きなように走ってもらいました。
さすが滑らかで自由自在のライディングは見ていて惚れ惚れしてしまいます。

そして僕の愛機SHERCO TY125 Classicとはベースエンジンを共通とする兄弟車ですが、フレーム以外の全てがスペシャルな吉川さんのGasGasランドネに試乗させてもらうと、あまりのその違いに驚愕しました!!
僕のバイクも吉川さんによってチューンアップされていて、オリジナルよりは2ランクも3ランクも良くなっているのですが、それを遥かに超える素晴らしいバイクです。
ご本人曰く『僕の理想を追求した一台!』とのことで、ご自身の最高のオモチャであり、お店のアイコン、そして商品開発のベース車両でもあります。
探索主体の林道ツーリングにもこれ以上のモノは無いと確信して、意地でも欲しくなるくらいだったので、『これ、もう一台作ってと言ったらできます?』と聞くと、『データは全て残してあるので可能だけどメンドクサイ!』とのお言葉・・
く〜、でも強い熱意とその対価を懐に忍ばせて懇願すれば請け負ってくれるかな??
まっ、その後者が今の僕には足りませんけどね。


登りきって妙見蘇武三川林道を少し走り栗ヶ尾林道を下ります。
この林道は周囲に植林が少ないせいか倒木はほとんど無く、路面の荒れにさほど変化はありませんでした。
(これも画像は無し)

こちらも吉川さんたってのご希望で、昼は美味しい蕎麦が良いということだったので、11時過ぎに新温泉町の人気店「春木てっぺん」に到着するとすでに満席でしたが、幸いにすぐにテーブル席が空いて打ちたてのそばと天ぷらの定食を堪能。(画像は無し)
お腹が膨れたまま次のアトラクション満載の熊波林道をクリアすると胃袋がシェイクされました、ウプッ!
(ここもまた画像無しですが、前日に高山長さんが倒木処理&開通確認してくれています、感謝!)

そして3つ目の絶景ポイントは小代の展望台。

映えるのはもう少し青葉に覆われてからですが、今のこの時期は一番草がなくて走り易く楽しめます。
トライアルのトップライダーにかかれば、ここの斜面などどこでもフリーライド。
いいなあ、こんなに自由自在に一体となってコントロールできたらさぞかし楽しいだろうなあ!

次いでこれもまた、BOSSに前日開通していただいた仏ノ尾林道を走り、記念碑の前でパシャリ!


そして、とちのき村の横を過ぎて四つ目の絶景ポイントで小代集落を一望。

正面には鉢伏山と高丸山。

そのままちょっとした難所を抜けると五つ目の絶景ポインに到着。

そして最後にはこれまたお決まりの東鉢展望台。

トライアル界の超大御所には80才を超えるレジェンドの方々がおられますが、この吉川さんもまもなく古希を迎えるそうでありながら、全くそんなふうには見えません。
好きなことを仕事にされて、いつまでもとことん楽しみながら生きる・・なかなかできることではありませんよね。
いろいろと考え方では共感できることが多いのですが、その中でも最たることはお互い目指すピンコロな人生のフィナーレ!(死ぬ直前までピンピンしていて、コロッと死ぬこと)
勝手ながら5才年下の僕とピンコロ兄弟の契りを結ばせていただきます。
そしてOSC(Over Sxties Club)の名誉会長としてお迎えいたします。

ナニモノにも変え難い、楽しく有意義な一日でした。
次回は秋の紅葉シーズンの美しい但馬でまたご一緒することをお約束。
その前にお誘いを受けて、吉川さんの地元京都であちこち引き摺り回されてみようかな。


最後にあらためてこの日走ったコースの紹介をしておきます。


福岡作山(倒木は全て処理済み)〜三叉路を笠波峠に向かって下り黒田笠波池(この区間も無問題)〜寺河内(途中倒木で撤退)〜耀山峠(倒木処理済み)〜妙見蘇武三川線(路肩に残雪あり、蘇武岳山頂付近で通行止めのバリケードあり)〜栗ヶ尾(問題なし)〜熊波(以前からの深い溝に加えて細めの倒木が次々に現れてアトラクション満載・通行は可)〜大照林道(舗装・問題なし)〜仏ノ尾(崩落あり、ビギナーでも複数ならばOK?)〜野間(無問題・おじろじろキャンプ場は盛況にて営業中)〜瀞川氷ノ山(全線開通


※ 友人からの追加情報では池ヶ平〜本谷開通(倒木多し)、用野和佐父開通(倒木多し)


5/5追記
轟安井開通情報あり(その他も含めてあにぃさんより提供)


以上ですが、それ以外にもこんなとこ走ってきたよ〜というお声があれば、ぜひコメントを
お寄せください。


一般社団法人 兵庫県治山林道協会発行マップ

https://www.chisanrindou.jp/tourism/road.html

https://www.chisanrindou.jp/tourism/road.html


×

非ログインユーザーとして返信する