妖艶な風景を楽しむソロライダーとしての1日 11/17 但馬
11月も半分を過ぎて、一昨日は氷ノ山に初冠雪との便りが届きました。
とはいえ、まだ山頂付近にうっすらと積もった程度で、本格的には月末以降になるでしょう。
4日前にも訪れたばかりですが、今年の残り少なくなったチャンスを活かさないワケにはいきません。
今日も道の駅但馬蔵までは120kmを自走してやって来ました!
スタートは先日も訪れた寺河内林道。
この前は本ルートを探すのにウロウロしていたので、もう一度すっきりと走って全体を楽しもうと思います。
木立の中を朝の降り注ぐ光のなんとも言えない雰囲気が大好きで、このために早起きする価値を十分に感じます。
このルートのポイントは途中の左分岐からのこの右分岐。
ついまっすぐ進んで迷いの森に入りがちですが、それでは抜けることができません。(たぶん)
概ね道幅は車1台がやっと程度ですが、全体にフラットで本当に素晴らしい林道です。
村岡近辺から蘇武岳方向に登るルートは数本ありますが、私的にはこれがピカイチとなりました。
妙見蘇武三川林道からの紅葉は、スケール感が大きくて見事です。
先日は伐採工事が手前で行われていたので、行くことができなかった栗ヶ尾林道に入ります。
山頂付近の樹々はかなり葉を落としてしまっていますが、これはこれで艶かしいような枝や幹の美しさに見惚れます。
ここは大きめのヘアピンが続き、手練れの人達はどんどんショートカットして下ります。
少々ミスをしても崖落ちの心配はほとんどありません。
いつ来てもドライで明るい一級品の林道です。
昨年は少し路面が荒れていましたが、現在はふもと付近にこのトラップがあるくらいなのでビギナーにもお勧めできます。
482号線から9号線と交差するところにある御殿山公園。
FBでフォローしている村岡観光協会がもみじが見頃だと教えてくれました。
計算されて植えられているのか、先日の越畑ふるさと村ほど密集してはいない分、色付きが均等になって実に見事です!
まさにドンピシャリのタイミングで楽しめましたが、SNSってこういう時に本当に便利ですよね。
他にもハチ高原スキー場とか、いろいろな地域のサイトをフォローしておくと有意義な情報が黙っていても手に入ります。
そして3本目にはこれまたリピートでの用野和佐父林道です。
特に用野側の素晴らしさはこのエリアでも屈指です。
リピートした一番の理由はこの池(湿地帯?)での撮影です。
ずぶずぶと沈まないか確かめながら、慎重に水辺に近づきます。
冒頭の画像も同じ場所で撮影しましたが、今日の一番の目的が達成できました!
ジャンキーズ・メンバーのカメラ好き”よっしー”もきっと惹かれる場所でしょう。
西岡を抜けて4号線に出て、矢田川沿いを北上します。
ドラえもんの看板から本谷林道へ入ります。
いつもは北側の池ヶ平林道から継いでくることがほとんどですが、今日は逆走してみましょう。
見慣れたはずの風景も、逆から走るとまた新鮮で素晴らしい!
この2本は所々オープンな景色が楽しめ、やはり明るい雰囲気が大好きです。
池ヶ平の最後は遍照寺の横を過ぎ、派出所のところで4号線に戻ります。
引き返して小代に向かおうかなと思いましたが、林道の途中からちらりと海が見えたので香住方向に進み、さらに178号を西進します。
今日は出る時はノープランで来たので気の向くままに進みます。
ただ思うのですが、ある程度土地勘がないとノープランでは林道を走ることは楽しめません。
自分の中で引き出しをいっぱい増やしていけば、その楽しみは倍増していきますよ。
余部を過ぎると、ふと看板に『三尾御崎林道入り口』という文字が見えました。
おそらく全線舗装だろうということは容易に想像できましたが、余部崎灯台にも行けるというので初めて走ってみました。
波打ち際を走るルートではなく、少し標高が高いところの山間を伸びる道なので、所々で海を見下ろすかたちです。
途中の小さな漁港に立ち寄りました。
ショアキャスト(いわゆるオカッパリのルアーフィッシング)に良さそうだなと思っていると、防波堤にはペンキで『アオリイカ獲るな!』と書いてあります。
産卵期でも釣ったり、スミ跡で防波堤を汚したりする迷惑モノが多いのでしょうね・・・
丘の上にある小さな公園でおにぎりランチ。
先に見える小島(名前は三尾大島)には釣り人の姿も数人、久しぶりに釣りがしたいぞ〜!!
昼過ぎで凪だというのにカモメが数羽海面の小魚を狙っていました。
きっとその下には青物の群れでもいたのでしょう。
諸寄から南端の蒲生峠に近いところで崩落があるため、ずっと通行止めが続いている池ヶ尾林道(舗装)で南下します。
そうだ、もうひとつ先の居組に行けば林道があるのを忘れていました、まあいいか。
池ヶ尾は舗装林道ではあってもここも好きな道のひとつで2年ぶりです。
この辺りの詳しいことは以下の記事でご覧いただけます。
崩落地点の手前にある途中の分岐から、これまた久しぶりの坂本林道。
距離は4〜5km程度の「ド』がつくほどのマイナーですが、やはりこれも大好きな林道なのです。
途中あらためて2本の支線があることを確認したので、またいつか探索してみたいものです。
木立ですっきりとはいきませんが、いわゆる尾根道の区間があり、そこでは道の両側に南北の風景が見渡せます。
この北の方角の風景は普段あまり目にしないので新鮮です。
竹田甚白林道と合流します。
9号線と交わる手前の高崎モータース。
今は廃業されていますが、なかなかのお宝バイクの墓場となっています。
あの地元但馬のボスなどは、若き頃にお世話になっていたそうです。
それにしてもレストアマニアが見れば垂涎ものでしょう。
興味が無い人には、ただのゴミ屋敷に過ぎないかもしれませんが。
出合橋を渡り、のんき屋の横から草太林道を走ります。
ここはこのエリアで最もビギナー向けと言えるでしょう。
103号に出る手前にキャンプ場がありますが、今は営業はしていないようです。
(後でコメントで営業中と教えてもらいました!)
大きな広場があったのでカウンターの練習していたら大ゴケしそうになりました、あぶねー!
照来から湯村カントリーの前を通るとイチョウが綺麗だったのでパシャリ。
この奥はいつも夏場は黒毛和牛が放牧されていて、牛が近く居ればばご挨拶する場所です。
今はそれももう居なく、ふと気がつけば普段ある電柵も撤去されてオープン状態・・・
すみません、お邪魔します。
この時、惜しくも曇っていたので理想的な一枚は撮れませんでしたが、大好きなススキ野原と紅葉のコラボレーション。
去りゆく秋を存分に楽しみました。
柤大池公園もFBでフォローしていて、紅葉がピークだと教えてくれました。
小代へ向かい、ここもいつもとは逆走で釜谷から鹿田林道に入ります。
拙宅もこの1、2年で痛みが酷くなってきてしまいました。
老婆にあと1時間ほど走ってくるからと、風呂と夕飯を頼んでおきました。
途中の分岐をしっかりと覚えないと、このふたつの林道は楽しめませんよ。
今日も素晴らしい1日を楽しませてくれた但馬に感謝です。
Farewell AfricaTwin
ところでひとつご報告を。
3年間楽しませてくれたアフリカツインとお別れをしました。
いわゆる「残クレ」契約だったので、ここで一区切り。
契約延長ももちろん可能でしたが、今の環境と状況から手放す決心をしました。
順番から言えばCRF250を買う前から乗っており、最初は怖いもの知らずにこれであちこちの林道も走っていましたが、やはりソロが多い私にはリスクも高く感じて、いつの間にやらオンでのロングツーリング主体になりました。
大山などの500km以上の日帰りでも楽々で、使い方次第では素晴らしいバイクだと思いますが、如何せん私の未熟なテクニックと体力でダートでは使いこなせませんでした。
つい先日もブラッシュアップされた最新モデルが発売されましたが、この弟分でも将来出たらまたいつか乗りたいと思います。
これを購入したのはドリーム店でしたが、次回はウイングショップエースさん、どうぞよろしく!