苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

氷ノ山ブルーな1日 3/27 但馬

今週もまたバイクではありませーん。
期待されていた方があったとすれば、ごめんなさい!もう少しで復活します。


この日はクロカンスキー専門のショップ・クロスさんから紹介された、京都北部にお住まいのスーパーアスリート坂根さんのプライベートレッスンを受ける幸運に恵まれました。
何がスーパーアスリートかというと、ベテラン競技スキーヤー&指導員だけでなく、自転車ロードの実業団にも所属されていたというほど。
ウインタースポーツの選手が夏季トレーニングに自転車を選ぶのは珍しいことではありませんが、両者でそれなりの結果を残されるということは稀でしょう。


ハチ高原スキー場はこの日が最終営業日。
雪はかなり溶けて土が露出している箇所も目立ちます。


しかしまあ、これまで縁の無かった冬場のスキー場にこの僕が来るとは、自分でも不思議な気分です。

ニューマシンがありました。
いつ見てもこの手の重機はかっこいいなあ!


さて、レッスンは基礎中の基礎から丁寧に教えていただき、これまでの疑問がいくつも晴れました。
まあ、教えていただいたことがすぐにできたかと問われれば、全くまだまだ未熟ですが。
ボヤくつもりはありませんが、若い頃は割とすぐに再現できたようなことでも、この年齢になるとなかなかです。

2時間ほどマンツーマンで教えていただき、その後ゲレンデを離れて別な場所でダウンヒルの練習をしますが、これが転けてばかりでメロメロ・・。


独りで練習を繰り返す間、他の方はもう少し奥へとミニツアー。

駐車場に戻り、昼食を食べていると、もうひとりお仲間がスキー板を積んでハンターカブでやって来られました。
三田市にお住まいで、下道2時間かけて走って来られたそうです。
リーダーの坂根さんもXLRにお乗りだったり、この日は来られなかった方で全日本にも出られていたトライアルライダーの方もグループメンバーの中にいらっしゃるそうです。
そのうちご一緒にバイクで林道ツーリングも!なんて話で盛り上がりました。

午後からは、僕はスキー場の隅っこで再び自主練。
もちろんリフトは使わずに、登っては下りの繰り返し。
2時間足らずで体力の限界だったので、僕は一足先に失礼をしました。


他の方々は小代越えから高丸山を巻いて滑られたようです。


左の方がリーダーの坂根さん。
スキーにアロハシャツというのが粋ですね!

でもこの日の天気にはぴったりだったかもしれません。
前日が台風並みの暴風雨だったそうで、空気の汚れも取れ快晴で氷ノ山もクッキリ!
夜になってなんだか顔がヒリヒリするなあ・・と思っていたら、しっかりと雪焼けしていました。

こちらは鉢伏山方向の眺め。

この画像は昨年の秋に撮ったものですが・・

同じ場所がこちら。
ススキの季節には欠かすことなく訪れている大好きな場所ですが、来年こそは純白の雪にすべて覆われた時に来てみたいものです。

その場所でちょっとした構造物にスマホを置いて、セルフシャッターで自撮りしたのですが、右上の枯れ枝にピントが合ってしまいボケボケ・・

確認した時は日差しが強すぎてよく分からなかったんですよねぇ。
せっかく我ながら良い構図じゃね、と思っていたのに。


余談ですが、こちらは昨年の5月に撮った、氷ノ山林道のヤマメ茶屋出入り口です。


今日アップされていたハイカーさんの画像を借用させていただくとこんな感じで、但馬の春はまだ遠しです。
国道29号線は土砂崩れで現在通行止め区間もあるのでご注意ください。


それにしても前回のスノーシューといい、今回のクロカンスキーといい、素晴らしいリーダー、指導者に恵まれて感謝しかありません。
ふと自分自身を振り返り、バイクの分野で何か少しでも貢献できたらと思うばかりです。


さて来週こそは・・バイク? それとも・・・


氷ノ山ストレートの冬景色 3/20・21


三連休の初日は京都のTOM'Sさんまで 、とある理由で車両を預けに行きました。
うっかりとこの日を選んだことに後悔するほど道路は渋滞・・。
店頭には話に聞いていたSHERCO TY125 CLASSICの中古車が並べられていました。
まだ整備も終わっておらず、この後ホイールも変わる予定ですが、お値段は60万円台後半だそうです。
え、高いって?いえいえ、こちらは距離も少ないうえにほぼTOM'Sフルチューン&ビッグタンク付きなのでとてもお買い得ですよ!
興味がある方は電話でお問い合わせください。
TOM'S トムス(吉川さん、金本さん)
TEL:075-415-1700

土曜日は県北部の但馬に行こうと思っていましたが、天気予報が良くないし、ガソリンは高いしということで、久しぶりに拙宅からダイレクトに繋がっている六甲山系のハイキングコースを歩きました。

家は赤丸付近にあって、庭の横の階段からすぐに山道に入れてしまうんですが、人間贅沢っちゅうか慣れてしまうとそのありがたみを忘れがちで、つい他に目がいってしまうのは性分でしょうかね。


しばらくは沢沿いの穏やかな道なんですが・・


結構な区間もあって脚にも心肺にもバッチリ負荷をかけられます。

ところどころでこんな風景も楽しめて、こちらは神戸六甲アイランドから芦屋浜の眺め。


こんな生命力を感じる大樹があったり。

登り切ると芦屋奥池という、かつては別荘地だったものが、今は定住者がほとんどの瀟洒な住宅地が突然現れたりします。
ハイキングロードが家のすぐ脇を通っているので、家の中の人と至近距離で目が合いそうです。


愛嬌のある石碑ですが、この場所は展望ゼロ。


ここで分岐して、下り方向に進むと、また穏やかな区間。


カベノ城という場所からは東側の風景が広がっています。
丸い池は北山ダムで、その隣は甲山、その向こうには千里ニュータウンから万博記念公園があります。

そしてこちらは大阪中心部の眺め。


3時間ほど歩いて、昼からはメルカリ出品と、インド風チーズ作りという、健康的で経済的な1日でした。

これがそのチーズ『パニール』で、カレーに入れたりして食べます。


連休はあっという間に過ぎていき、最終日はなんとか天気予報も良さそうなので、いつもの但馬へ出かけました
今回も兎和野高原に着くと県道の除雪が進んでいて、林道入り口まで車で行けました。
雪の様子次第で決めようと、クロカンスキーとスノーシューの両方を持って行き、選んだのはスノーシューでした。

スノーシュー、クロカンスキーとこれまで2回来た瀞川氷ノ山林道は、こうして見ると1mくらい雪が溶けています。


前回までは本線を進みましたが、この日は少し近道になる旧道で登ります。

すると途中で雪がすっかりと溶けている箇所がありました!
ん、どうして?と不思議だったのですが、どうやら道路脇に並んでいる常緑樹がその原因のようです。



落葉樹の周りはこんな具合に溶けています。


いちばん最初は2時間かかって登ったハチマキまでのコースが、身体も慣れてきて、しかもショートカットだと1時間で到着しちゃいました!


しかしスタート時から降り出した小雨がみぞれに変わり、ここに着いた時には雪へと変わって、せっかくの場所がな〜んにも見えません。


山小屋の西側も、やはりヒノキが並んでいるので雪が溶けていました。
これで遮られて、積もる量が少なかったのでしょうね。

ここまでは先行者の足跡がついていましたが、この先は新たに積もった雪のおかげで足跡は僕のものだけ・・?


おっと、これはヤマドリかな?

突然直径1m深さ2m近いブラックホールもありました。
こんなのに落ちたら捻挫か、ヘタしたら骨折ですね。


雪質も標高が900mを超してくるとどんどん良くなっていました。
これならば、クロカンスキーを履いてきても十分楽しめたかもしれません。

積雪量もまだまだたっぷりとあります。


そして遂に見たかったこの風景の場所に到達しました!
関西のオフローダーにとってはお馴染み、少し大袈裟に言えば『聖地・氷ノ山ストレート』です。
バイクに興味がない人に少し説明をしておきますと、本州山間部には大変珍しい(北海道あたりでは平野部に林道があるので珍しくもありませんが)約2kmに及ぶフラットなストレート区間なんです。
これまで僕自身も数多く訪れてはいますが、一度この目で雪に覆われたその姿を見てみたかったんです!



この日の最終目的地は、このストレートの先にある瀞川山山頂だったのですが、この辺りから雪と風が強くなり、このままでは山頂まで行っても、どうせ何にも見えないだろうと途中でUターンしました。


ぽっこりとまあるく積もったその下は、なにか盛り土でもあったかなぁ?


すると復路で10分も経たないうちに、な〜んと青空が顔を見せ始めました!
こうなると分かっていたら山頂まで行ったのにぃ!!



日差しが無いと、どこで撮っても同じような画像になってしまいますが、影ができると風景が変化に飛んできます。



ハチマキ展望台に戻る頃にはガスも取れてスッキリ!
いいねえ、いいねえ、こうでなくっちゃ!!

オフロードバイクのブログを楽しみにしておられる読者の皆さんには、このところ変わり映えしない内容と画像で申し訳ありませんが、本人はとても楽しんでおります!




来年の目標のひとつは蘇武岳に登ること。
普通のコースは村岡ファームガーデン裏からの登山道ですが、デサント工場のある高井交差点から舗装林道か牧場の中を登ることもできるかも?(とある方の発信情報なのですが)
体力と技術さえあれば、スノーシューやBCスキーの自由度って素晴らしく広がります。


ハチマキ展望台からの眺めを西から東に切り取るとこんな感じです。


今年はあと何回雪で遊ぶことができるかなあ・・?


まあ内心はそろそろバイクに乗りたくて仕方ないってことも、正直を言えばもちろんアリアリです。
ただこのところの雪遊び、山歩きのおかげで、体力は少し戻ってきたという手応えを感じてもいます。


そんな訳で途中にある林道入り口を調査すると、福岡作山はこんな具合で入り口は除雪した雪のバリケードで塞がれています。


奥を覗くと・・う〜ん、ちょっと無理かなぁ。


但馬トンネル側の八木谷大谷は・・おおおっ雪が無い!


まだどなたも入ったような形跡すらありませんが、これはなんとか行けるかも?
これまでの経験で言えば天谷加保坂あたりは日当たりが良いのでもう大丈夫でしょう。
舗装路の峠には冬季通行止めのバリケードはあるかもしれませんが。


帰路の途中の粟鹿山の雪もすっかり溶けているように見えます。
こちらは毎年のように最後まで雪が残っている区間があり、ヘタに突進すると前にも後ろにも進めなくなるのでご注意を。
さ〜て、そろそろ始動しましょうか?それとも・・・


それぞれな季節ごとの楽しみ方 3/5・6 但馬・宝塚


相変わらずこの冬はこれまでとは打って変わり、スノーシュー&クロカンスキーそしてトレッキングで楽しんでいます。
前にも書いたように、そろそろ体力貯金が底をついてきたので、それを再構築するのが一番の目的。
そしてやっぱり絶景中毒なので、冬場でもどこかで良い風景、景色を見ていないと心の病にかかりそうになってしまうのですよね。
この冬は雪が多かったから、今月いっぱいはこの調子が続きそうです。


そんなワケで平日は次の週末の天気予報と、どこが良さそうかいろいろと悩んでいますが、今回はハチ北の麓にある『木の殿堂』から十石山〜瀞川氷ノ山林道のストレートを経て、瀞川山山頂を目指しました。
駐車場に着くと1台も車が停まっていません・・アレ?
前回来た時は満杯に近かったけど、どーゆーこと?
ま、あまり気にせずにスノーシューで歩きはじめましたが、どうもルートがはっきりとしません。

霧雪期はビギナー向けのルートということですが、目印がほとんど雪に埋もれています。


しかも雪は先週までと全く違い、たっぷりと水分を含んだ重いシャーベット状になってしまっています。
上から斜面を下ってきたようなトレースはいくつもあるのですが、登りのトレースは途中で分からなくなり、地図を見ながら進んでもまともに登れません。
他に誰もいなかったのはこのせいだったのか!


う〜ん、残念ですが、プランBに急遽変更します。


そこでやってきたのは数年前から廃業したスキー場。
昨年の5月にはバイクでも登ったことのあるコースで、野間林道とクロスしてイヌワシ撮影ポイントに向かいます。
前回スノーシューではおじろじろキャンプ場を経由して行こうとしたのですが、途中雪崩の危険性がありそうな箇所で撤退したので、そのリベンジでもあります。


歩き出すと、どなたか先行者があったようでトレースあり。
別にここはトレースが無くても大丈夫なのに皮肉なもんです。


ゲレンデ中腹の2本の老木までやってきました。
この辺りは一面ススキに覆われているのですが冬景色もやっぱり素敵です。

同じ場所で昨年7月に撮影。


いつもの小代地区の風景。
何度見ても、いつ見ても良いですが、こちらからだと東を向いているので、いつかきっと朝焼けの風景と雲海を見てみたい。

さあ、そろそろゲレンデを離れて作業道に入っていきます。

去年の5月の時はこんな感じでした。


この場所では上から一人の女性がスノーシューで降りてきたのでびっくり!
と思ったら、後からスノボの男性が滑ってきて、お二人は同じ仲間だったようです。(それ以外にも、スキーの方と後で会いました。)
みなさんお好きですね〜、だってリフトは動いていないのですよ。
でもやっぱり貸切だから気持ちイイでしょうね。


最初の場所と比べれば、まだ雪質はマシですが、それでも先週の高丸山とは雲泥の差。
この1週間で、だいぶ様子が変わってきたのでしょうね、そりゃ3月にもなったことだし。


もうこの辺りでは下半身に乳酸が溜まってパンパンの状態。


去年の同じ場所での撮影。

もうちょっとだ、ガンバレ自分!女性だって登っているんだぞ〜と鼓舞しながら・・


やった〜、野間林道にクロスしました!

左がハチ北方向に進む本線です。

春から秋にはススキがボーボーな場所ですが、よく停まってこの風景を見ています。

そして去年は達成感に浸っていましたっけ。


さてここからはゲレンデの最上部をもうひと頑張りして登ります。
そして・・

とうちゃーく‼️
やったゼィ‼️


三脚&タイマーでパシャリ。
ここでおにぎりを食べようと思っていましたが、北風があまりにも強くて寒いのでさっさと下山します。

これも同じ場所での撮影。

さあ、帰りは北側の『ワニの背コース』という方から降ります。
一番最初に調べた時は、こちらからバイクで登ろうとしたのでしたが、ほとんど入り口付近で断念した場所です。

馬の背のように(名前はワニの背ですが)なっていて良い眺めです。


傾斜はかなりあり、上級者向けのコースだったようです。
これはよほどパワーのあるレーサーでもなければ登りは無理でしょう。
それにしても僕は普通のスキーはやらないのですが、こんな急斜面を意のままに降れたら面白いでしょうね、
僕はといえば、特に斜度のあるところでは尻セード(=ソリも使わずにお尻で滑る)で降るしかありません。


振り返れば、やっぱりスゴイ傾斜です。


西の風景が見えてきました。

延々と降っていき、方角的には間違っていませんが、時々ちょっぴり不安にもなります。


あ〜、やっと建物が見えてきたので安心です。

しかしFB友のベテランスキーヤーの方も言っていましたが、この場所を放っておくのはもったいないことですね。
もうリフトなどが老朽化して、復旧にはかなりのコストがかかるそうですが、上山夫妻(おじろじろキャンプ場オーナー)いっそここも買っちゃわない?



そして無事に生還、ただ道路際の雪を歩いていたらズボッて首まで踏み抜きましたが・・
以前バイクでも穴に落ちて前転したり、浮石にフロントを取られて転けて顔面強打したり、ここはどうも鬼門のひとつかも?

屋根の雪もだいぶ少なくなってきました。

道路脇の雪も先週までは純白だったのが、こんなに汚れ始めています。
道の駅但馬蔵周辺などはもう殆ど雪はありません。
それでも林道は標高の低い「福岡作山」や「八木谷大谷」あたりでも入り口からまだまだたっぷりと残っています。

歩いたルートはこんな感じでした。(ピンクの矢印)



その翌日の日曜日。
天気が悪かったら家の用事を片付けようかと思っていたのですが、予報は晴れ。


となればじっとしてはいられません。
昨日の疲労が抜けてはいませんが、最近のアスリートならば常識になった、積極的リカバリーで回復を図りましょう。
人間、血行を良くするのがとても大切です。


選んだのは宝塚市の北部にある大岩ヶ岳と丸山湿原群です。
宝塚というと、おなじみ歌劇で有名ですが、その劇場から国道を挟んで北側は山だらけなんです。
ここには以前CRFで駐車場までは来たことがあり、一度どんなものか見てみたかった場所です。
それにちょっと調べたら、そのすぐ近くの大岩ヶ岳も標高は300m台(384.1m)にもかかわらず景色が抜群だとのこと。

綺綺麗に整備された駐車場(トイレは無し)から緩やかな登山道を進みます。

なんでもこのエリアは低山でも不思議と迷う人が多いことが有名で、学術的な研究までもされているそうです。
そのせいか、目印は黄色杭がシングルトラックに点々と打たれています。
2週間連続で迷ったらシャレになりませんから、これはとてもありがたい。

距離も短く、斜度は山頂手前だけ厳しかったですが、概ねビギナーにも優しいのは間違いありません。
電車利用の場合はJR道場駅からのルートもあります。


山頂に到着しました。
多少は息が上がりましたが、駐車場から30分くらいだったかな?
ここはなんと三国ではありませんが、三市(宝塚、三田、篠山)の境界点に位置しているそうです。
こういうところ、大好きです!


360度パノラマは、参考にしたサイトで書かれていた通りに素晴らしい!
こちらは北西の千刈ダム湖ですが、こんなアングルで見るのは初めて。
次回はダム湖を一周してみようかな。


これは千刈カントリーと羽束山方向。
この日は晴れ予想だったのに、突然ミゾレや雨が降ったりの変わりやすい天気でした。


これは三田市街方角ですね。


アップにするとよく分かります。


これは反対側の川西方向。



そんな予想を超える良さの山頂も、風が強く寒くて汗冷えをしてしまいそうなので、何も食べずに丸山湿原を目指して下山します。

間違えて『露岩危険!』とされているルートを降っていました・・
やっぱり今日も間違えてるやん。

ま、それでも迷いはせずに湿原に到着。
それは思ったよりも広く、尾瀬のような丸太の回廊もありました。

こちらは夏場の風景。
(画像はお借りしています)

この季節はやはり見るべきものもありませんが、逆に新緑の季節はグッと楽しみが増すでしょう。
それにしても、この場所のことは最近まで知らなかったのはなぜだろうと思っていたら、整備して天然記念物に指定されたのはこの10年ほどのことだったのですね。

駐車場に戻る途中、ちょっとお椀のような丸山にも登ってみました。
景色は良いけれど、駐車場への近道にはならず。

超近場、手頃で見るべきものが豊富にあり、とても気に入りました!
もし今もトレランができたら、ここなんて最高なんだけどなあ・・。
でもこれからきっと頻繁にリピートをすること決定ですね。
ちょっと人が多くて、しかも老人クラブ的なのが難点だけど・・


危機一髪!あわや遭難の危機??? 2/27 三田

先週徒歩で探索して目的を達した三田の母子エリアには、まだその西側に課題と謎が潜んでいました。
それは、母子大池からゴルフ場につながる道はあるのか?
そしてそのゴルフ場の周辺にある地図上の道はいったい何なんだろうか?ということでした。
昨年少しだけMTBで入ったことがあったのですが、感じとしては結構良かったので、今回はトレッキングのトレーニングを兼ねて行ってきました。


この謎の道は地図上では実線で描かれているので登山道ではなく、しっかりとした道であろうと想像できます。
しかしどうして入り口もはっきりとせず、また途中で消滅しているのか?
もしかすれば、さらにゴルフ場の西側の怪しい別荘地からエントリーが可能なのか??
それをこの目でどうしても確かめたくて行って来たのですが・・・


まずは先週と同じ場所に車を停めて、池の西側から入って行きます。


少し進むと木の根本から大きめなリスが上に登って行きました!
残念ながら写真に撮ることはできませんでしたが、スタートはラッキーと感じていたんです。
なにせ僕は齧歯類が好きなんですが、特にリスは大好きで以前飼っていたこともあります。
たぶん見たのは灰色の毛並みだったからニホンリスでしょう。


今回はブログに書くつもりはなかったので画像少なめですが、そこから沢沿いに登っていくと幅4、5mはゆうにある林道が忽然と現れました。
これが謎の道の正体のようですが、なぜこんな場所にこんな広い道を造ったのでしょう。

金網フェンスの向こう側は、以前のゴルフ場がメガソーラーへと変貌する工事の真っ最中でした。
実はこの成り行きは、我が同志であるgonzoさんも昨年にブログで書かれています。



それにしても最近のソーラー建設は目に余り、憤りすら感じます。
熱海の悲惨な例もありますが、こんな広範囲に自然を破壊してまで再生エネルギーに頼る必要がある訳がありません。(ここの場合はすでにゴルフ場建設で山林を切り開いていますが)
ましてや初期に設置したものは間も無くパネルの寿命を迎えるそうですが、その処理問題が迫っています。
経済的にも国内企業の利益にはほとんど繋がらず、パネルメーカーはほとんど中韓とのこと・・。
ヨーロッパ各国はすでに舵を切り直して新しい原発の建設に向かっているのですが、カーボンニュートラルの面でも、現時点ではそれが正解だと思えてなりません。


そんな僕の意見はとりあえず置いておいて、話を元に戻します。
この林道は一旦南西で行き止まりでした。
しかしゴルフ場をフェンスでぐるっと取り巻くように北西に延々と伸びています。
そうか、これはゴルフ場ではよくある外周の管理道なのだろうと、僕の中で確信に変わってきました。

長い年月、誰も通ったことがない雰囲気で、古い一升瓶や空き缶がところどころに落ちています。
バイクで走るには申し分のないふかふかのフラット林道であり、適度なアトラクションもいくつかありました。
これはなんとか一度バイクで走ってみたいなあ・・。

これで片側にフェンスさえなければ雰囲気として文句なしなんですが。

そのフェンスは数カ所の壊れたところがあり、今日は日曜日で工事も休みのようだったのでちょっとだけ中に入って写真を撮らせてもらいました。



工事事務所には乗用車も停まっているので無人ではなく、管理、監督者は出勤されているようです。


一番高いところからは素晴らしい景色が広がっていました。
今こうして見るとゴルフ場としては地形的にもアクセスも良い条件だったのに、どうして倒産してしまったのかが疑問に思えるくらいです。
南正面には六甲連山が見えます。

こちらは東の猪名川方面

結局この林道である外周路は最後まで行くとかなりの距離になってしまいそうだったので途中で引き返しましたが、その先にある別荘地からはやはりgonzoさんがレポートされています。


自分勝手を言うならば、これが完成したら以前にこのブログでもリポートした多可町安田のメガソーラーのように、周囲が自由に入れるようになれば良いのですが、さてどうなることでしょう。


引き返す途中に支線入り口があり、地図上では池の北側の道につながっているようなので入ってみました。
これは目障りなフェンスも無く、抜けられれば別ルートとなり、とても雰囲気の良い道だったのですが、途中から道が消えて引き返すことに。
思えばこれが悪い兆候の始まりでした・・


その後、来た道を戻ろうとしたのですがどうしてもそのルートが分からず、1時間近く行ったり来たり、登ったり降ったり・・・
来た時はこんな山の中にどうして?というほど延々とフェンスがあり、それに沿ってきたので迷うはずは無いと思っていたのですが、なんとフェンスは分岐していくつもの方向に伸びていたのです。


焦る気持ちを抑えて、地図アプリのジオグラフィカを頼りに池に注ぐ沢に向かって激坂を降りました。
もしそれでダメならば、さっきのゴルフ場に戻り、その中を通してもらい、さらに20km以上一般道を遠回りしないと車まで戻れません。



しかしなんとか、ジオグラフィカの素晴らしい性能で元の道に戻ることができました!
このアプリの良いところは、歩くスピードでもはっきりと移動しているのが判り、進むべき方向が確認できます。
このアプリ、バイク仲間から教えてもらったのですが、それが誰か忘れてしまい感謝できずにスミマセン。

バッテリーの消耗が早いのでいつもはトラックの記録を取っていないのですが、こんな誰も通らず目印もないエリアは必ず取らなければいけない、という教訓を得ました。


やれやれ、池ほとりに出られた時は安堵と疲労でしばし呆然。



山歩きは標高がもっと高くさらに険しくても、人気のある場所には案内や目印がしっかりと備わっています。
遭難は意外にもこんな低山が多いというのは、この世界ではある意味常識。
次回からは自前の目印テープも忘れずに持参します。
スマホのバックアップ用にモバイルバッテリーも必需品ですね。



興味がある方(僕やgonzoさんくらいしかいないかも?)は以下のリンクをご参考に。





https://www.pacificoenergy.jp/wp-content/uploads/2021/08/Sanda_Press%20Release_JPN_202100802(c).pdf


スノーシューでDream Come True!    2/26 但馬


次の週末はどこに行こうかと考えているうちに、ひとつのアイデアが生まれました。
それは前々からここでスノーシューができたならばどんなに良いだろうと思っていた杉ケ沢高原です。
今年初めて知ったことは、人家さえあればかなりの山奥でも除雪はされているということ。
しかし杉ケ沢は轟から先には農地の作業小屋があるのみ・・さて?

あ〜、集落から少し先でアウトでした、やっぱりねー。


仕方なく、というかもともと次はここ行くよって、宣言をしていた高丸山ルートを目指します。
そこはこれまで冬場以外では少なくとも30〜40回は走ったことのある道です。
しかし冬場でしかも今年ほど深い雪が積もっていたらどうなんだろうと危惧していたのですが、前日にスタート地点であるとちのき村のスタッフが、Facebookにガイドツアーした様子を動画でアップされていました。
よ〜しよし、それならソロでも安心して行けそうです。

敷地内の普段は舗装路の上にラッセルをして踏み固められたルートがバッチリ!
これは想定通りで嬉しいことです。
ルートを迷うこともないだろうし、これだけの深いパウダースノーのまっさらなルートを進むのは体力をかなり消耗します。


それにしても前日までとは打って変わり最高の天気になりました。
日本海側のこのエリアで2月に快晴って、一いったい何日あるのでしょうか。


敷地内から林道に合流しますが、この辺りからは時おり林道から外れてショートカットしたりまた戻ったりの繰り返し。



ここは林道のはずなのですが、いつもとは全く様子が違って戸惑います。


左の急斜面にラッセルの跡がありましたが、これは復路で滑り降りてきたのでしょう。


左が本線のはずですが、再びショートカットで右方向に登って行きます。


ゲート(すっかり埋まっていましたが)からは、林道と並行にかなりの斜面をアップダウンして進みます。
やはり林道は急な斜めキャンバーになってしまっているので、安全面からもこのほうが良いのでしょうね。

森を抜けて山々が見え始めてきました、ワクワクします!



大きなボール状になった樹氷。


かなりゼィハァと息は上がりますが、目指す地点はもうすぐか・・?
この頃からは写真を撮る余裕も無くなってきました。
何度も心の中でこのまま進むか、引き返すか、自分自身に問いかけていました。


そして・・・



見えました!
ここからの小代集落の眺めは何度見ても最高です!
その向こうには蘇武岳、右手は瀞川山かな。


そして氷ノ山に続く稜線もクッキリと!!
もう気分はハイテンショ〜ン!!!


スマホを三脚にセットしてタイマースタート。

記念にパシャリ!



ここが一本松ピークと呼ばれる場所です。


右奥が兵庫県最高峰1510mの氷ノ山です。
ほとんどいつも、たとえ晴れた日でも山頂は雲がかかっているのですが、この日はスッキリとその姿を表していました。
この日に山頂まで登ったハイカーさんは、さぞや良い思いをできたことでしょう。

こちらは左が鉢伏山、右手が高丸山です。

鉢伏山はスキー場があるので、アップにするとリフトが見えます。

こちらは鳥取との県境にある扇ノ山。
ぐるりと360度パノラマで、ほぼ但馬の主要な山々が一望できます!


そして雪が積もっていなければ絶対に歩けないこの稜線が、ずっと先まで続いています。


ふと振り返ると、思わずニンマリ!


これがね、夢だったんですよ!
これがしたいからスノーシューを始めたんです!!


ただ私的にはこの先の小代越まで行きたかったのですが、ここから先はガイドツアーでも行ってなかったようでラッセルの跡は無し。
スノーシューを履いていても、この雪の中をそこまで行き、また戻るという体力の残量が不安だったので今日はここまで。
誰かパートナーと同行して、1台の車を鉢伏高原に停めておけば、そのまま降っていくことも面白そうなんですが・・。

家に帰ってから気が付いたのですが、中央に小さく3人のハイカーさんが写っていました。
実は僕も3月にベテランの方と氷ノ山登山に連れて行ってもらう約束をしました。
さて、その予定の日もこんな天気だったら良いのですが。

たっぷりと絶景を楽しみ同じルートを戻りますが、ショートカットできるところは激坂でも尻ソリも交えて滑り降ります。


BCスキーができる技量さえあれば、この斜面を滑ることもできるでしょう。
なにせ戻る場所が見えているので、方向を失う心配もありません。


拡大画像のとちのき村


まあそれでも、スノーシューでこんな斜面もキャッホーと叫びながら降れるほど、雪山は自由度があるんです!

ただどうなんでしょう、来週はかなり気温が上がるそうなので、こんな落雪も増えて雪崩の危険性も増えるのでしょうか、ちょっぴり心配。

それも、とちのき村の敷地内に戻ればもう安心。
聴き慣れぬ野鳥のドラミング?かと思える音が聞こえていました。


誰か聴き分けられる方があれば教えてくださいね。


この時に気が付いたのですが、敷地の道路脇の電線が腰あたりの高さになっています!


そして車に無事到着。


いや〜最高でした!!
夢が叶って最高の経験ができて、心の中にまたひとつ宝物が増えた気分です。


帰る途中に要滝に行こうとしたのですが、そこもやはり除雪がされていなくてダメでした。
でもその代わりにこれまで何度も何度も目の前に姿を表せてくれながら、どうしても撮れなかったヤマドリの撮影に成功!
この鳥って少しとぼけているのか、自分は気がつかれないと思っているのか、かなり接近してから急に慌てて飛び立ちますが、この時はのんびりと川面に降りて行きました。


とびっきりに満足できたこの日の、神様からのオマケだったのかな。