苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

そこは楽園か!それとも悪夢となるのか? 3/30


今シーズンの2度目のソロツーリングも、来月に企画しているグループ探索ツーリングの下見に行ってきました。
狙いを絞っているのは兵庫県北部の朝来市と養父市の辺り。



今日はまず約7年ぶりとなるこの林道からスタートです。
入り口にはミツマタの花が満開で、大好きな上品で甘い香りが漂っていました。
このミツマタという植物は落葉性低木なのですが、面白いのは葉が出る前に下向きに花が咲くということではないでしょうか。
そして花が散り、葉が育つとまるで別物のようになります。
兵庫の北中部には群生地があちらこちらにあり、僕にとっては春を告げる花です。




少し走るとオープンな雰囲気となり見晴らしがよくなってきます。



僕が乗っているトライアル車ではあまり楽しめませんが、EDレーサー乗りのお仲間にはぴったりなコーナーも。



この日は日陰では少しウエットでしたが、本来ここは最高の土質路面コンディションなんです🎵



奥に進むにつれて支線がいくつか分かれています。



最も完抜けできる見込みがありそうな区間の先はちょっとデンジャラス。
ソロではちょっとやばいので、グループで来た時には誰かに人身御供となってもらうかな?



しかしなんか見覚えがあるなあ・・と過去のブログを見直していたら、全く同じ場所で撮影していました。
この頃はまだオフロードバイクに乗り始めた頃、重たいCRFで、しかもソロで、よくここまで来ていたなあと感心するやら呆れるやら。



とりあえず一旦引き返し(と言っても片道6km強)、入り口から分かれて続いている現在も延伸中の舗装林道へ。
一部ではまだ路肩に雪が残っていました。


ここは少しずつ距離を伸ばしていくごとに、すぐに舗装してしまうのですが、その風景は本当に素晴らしく、惚れ惚れするようなスカイライン林道です。
もし舗装されずに全線ダートだったら、間違いなく但馬でベスト3に入るであろうと思うと本当に残念です。
ただまだ一部はダートがあり、その先にはあるお宝が眠っているとの情報を得たのですが、この日は伐採作業中で途中まで。
またグループで行った時にはその様子をお伝えできるでしょう。



この道も結局引き返すこととなったので、今度は最初に入った林道の出口となることが予想できる場所のチェック。
こちら側はラフな作業道が谷に向かって伸びていて、かなり苦戦しそうな感じです。
でも耳を澄ますと、先ほど途中で遭遇した重機が作業している音が聞こえてきます。
ということは、やはり抜けられるという見込みが高いのでしょうか?




移動中には小さな滝の周りに咲くミツマタの花。
ちなみにミツマタの名前の由来は、枝が三又となるからという単純な理由だそうです。



この日は黄砂の飛来注意報が出ていましたが、少し霞んでいた程度で安心しました。



以前も入ったことのあるショートピストン林道の傍に、良さそうな河原がありました。



ちょっと無理やり、その河原に降りてパシャリ!
今日は前回と違って防水ソックスを履いてきたので、落ち着いて撮影できました。



昼食の後は山々を挟んだ反対の東側からいくつか調査してみます。
こちらからは抜けられそうなルートが2つあるのですが、そのうちでも最も有力なのがここ。



部分的な舗装路面もありますが、コーナーで横を向いて走るのが好きな方には喜ばれそうな区間です。



僕みたいにノロノロトコトコ走っている人間には、こんなふわふわな路面が向いています。



奥に進むと分岐があり、何やら小さな祠のようなものが。



彫られた文字を読むと、このそばにある播但連絡道路の開通(1973年)を祝って云々とあるので、それほど古いものではなさそうです。



それまでは幅員も広く走りやすい道でしたが、沢を渡った先はシングルトレイルになっています。
地図を見ると破線で繋がっているのですが、この先のピークを越える辺りは等高線も詰まっているので、さて結果はいかに?



もう一つの有力候補は、前回も来たこの沢の向こう側。



この日はここから先は少し歩いてみました。
しばらくはこんな穏やかな道が続いています。



するとまたここでも分岐があり、そこには道しるべのお地蔵様が。
『右 ヤマミチ 左 タキノヤ』と記されています。
タキノヤというのは近くの知名『建屋』のことで、本当は右ルートを有望視していたのですが、どうもそちらは走れそうな道ではなく、左が抜けられるかもというところ。
いずれにしてもこの道はかなり歴史がある古道のようで、県道が出来るまではこの道を往き来していたのかもしれません。




ふと足元に動くものがいたので目をやると、この陽気に冬眠から目覚めたのかカナヘビ君がお散歩中。(足はありますよ、トカゲの一種です)
ツヤツヤで派手な体表のニホントカゲよりも、ザラ肌のこいつの方が好きなんですよね。
クリっとした目がとてもカワイイんです♪


さて、これでグループツーリングのプランは完成しました。
このうちのどれか1本でも完抜けできて、あとは天気が良くなることを願うばかりです。


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