苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

宍粟に完敗の日 12/3 黒尾山、河原山林道



先週のこと、林道店長さんのブログを見ていると、お友達が最新の岡城林道の動画をアップされたのこと。
拝見して、その他に過去アップされているリストを見ていると見慣れない地名が・・



黒尾山林道 2013/04/13
何処だろうと思って調べるとR29を挟んで岡城の西側でありました。
その北側の前地カンカケや、北西の千種方面へは何度も行っていましたが、このブロックは未踏でした。
さらに調べると・・

県道429号は蔦路峠を経て波賀町斎木に通ずるか?
とか・・・

上城林道から黒尾山登山口へ 宍粟市波賀町 2015.12.5
お馴染み高山長さんとkinopomさんも・・
そういえばこの前お会いした時に、この方面にもいいところがありますよと聞いたような聞かなかったような。
ともあれ、すごーく良さそうなので行ってみることに決定!


んがっ、当日すべてを準備していざ出発の段になってみるとリアブレーキがおかしい・・?
あ〜、なんと先日リアタイヤを交換したときに初歩的なダブルミスを犯していてアウトです。
いじけて今日は引きこもろうかと思ったのですが、この好天気を逃すのは忍びがたく、なんとか10時には修理を完了させて出発。
これでは予定の半分も回れないでしょうが、こうなったら狙いを絞って行くしかありません。
中国道山崎I.Cを降り、R29を1km弱ほど北上し、ファミリーマートのある「今宿北」交差点を左折。
ひとつ信号を越えると左にヤマザキのある四つ角を右折してr429を北上します。
集落を幾つか過ぎるとこんな看板があります。

その先のT字路を右折してr546に進みます。

しばらく行くと渓流添いの舗装の山道となり・・・

なかなか素敵な「延ノ滝」が道路の直ぐ横に現れました。
更に進むと・・

とても趣のある学校のような建物がありました。
林間学校にでも使われていたのでしょうか?
そしてその先右手に・・

「黒尾山林道」入り口があります。
一応チェーンゲートですが右のポール脇はスカスカです。
少し走ると三叉路となりますが、とりあえず直進して黒尾山登山口方向に向かいます。

適度に荒れたいかにも兵庫の林道らしい所です。


そして・・・

これだ〜!



絶景です!
稜線に近い山肌を切り開いた林道なので、最高にパノラミックです!
これがどうしても見たかったのですよぉ。
条件によっては播磨灘(瀬戸内海方面)も見渡せるとのことですが、やや霞みがかかっていたせいか叶いませんでした。
5km弱で終点になってしまいますが・・

送電線鉄塔の下で引き返します。
いや〜このルート、これからヘビーローテーション間違いなしになるでしょう。


先ほどの入り口近くの三叉路に戻り、北に向かいます。
目標は小野まで完抜けすることですが、動画は今年のものは無いので厳しいのは覚悟の上です。

少し暗めの杉植林地を進みます。

しばらく進むと・・・

また開けた所に出ました。
この先チェーンゲートがありますが、スルー可能です。

うわ〜、動画でも見ましたが、実際に見るとなんとも言えない不思議な空間です。
もしかするとススキの原は湿地帯なのかもしれません。



そしてその先に三叉路。

よしよし、ここまでは間違い無しと!


しかーし・・・・

この美しいウッズの空間・・足を踏み入れると10頭ほどの鹿が逃げ去るまるで映画のような世界・・なんですが、落ち葉の下はニュールニュル!
kinopomさんもその餌食になったことがあるようですが、なぜか目に入らない蔓にひっかかったり、スリップして転けたりと、たっぷり30分はもてあそばれてしまいました・・・。
おまけに方向感覚を失うような場所で怖くなり、ほうほうの体で退散。
kinopomさんいわく「地雷原」と表現されていましたがまさに言い得て妙!


このエリアは動画で見ても、どうもごにょごにょされていて一番の難関とは思っていたのですが、それにしても美しい容姿をした悪女のようでありました。(知っとるんかい!)


すこし引き返すと・・・

ありました、先ほどは見落とした右手の先が本当の小野方面のようですが橋が無くなっています。(見えにくいですが、細い緑のロープが張られています)
動画ではジムニーが現れた場所で、その時はみごとクリアーされていましたが、私の腕で独りでは・・・涙を飲んでシッポを巻いて撤退します。


戻って「小野」の道しるべのあった三叉路を左に進んでみます。

水量は少ないものの、美しい渓流添いの道を進みます。

右手に支線がありました。
チェーンはかかっていますが施錠はされていません。
これもまた次回にしましょう。

耕作地らしきところに出ました。

すると最初の黒尾山林道入り口に戻りました。
この時点で時刻は2時半、身体はヘトヘトです・・・。
今日はなんか乗れていないし、帰るかな〜と思っていましたが、滝を過ぎたところでなにやら良さそうなダートが分かれて伸びています。

アンテナがぴくぴくするので行ってみます。

四輪のタイヤ痕も新しい、幅員も広い良いダートです。

三叉路があり左は重機で修復中のようですが、このまま直進してみます。
案内板によれば行き止まりではなく、この林道は完抜けできるってホント?

いいです、いいです!

倒木もさほどたいしたことなく、まだまだ魅力的な道が続きますが、このあたりで3時を回ってしまいました。
ソロではなにかトラブルになって、暗くなってしまったりしてはチビリそうなので無理はしません。
はいそうです、ヘタレってやつなんですよね〜。


太陽もだいぶ傾いてきました。


絶景は楽しめた反面、今日はズタボロに打ちのめされた気分でもあります。
しかしこのエリアは想像以上に素晴らしく、ぜひとも全てを確かめたいところです。
kinopomさんにお願いして案内してもらおうかな〜。
それともどなたかご一緒したい方がおられましたら、どうぞご一報を入れてください!


あ〜苦楽園、敗れたり!


本日の走行 240km



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ちょっぴり欲求不満の林道ツーリング 11/26 多可・朝来・宍粟




寒さは一段落ついたものの、皮肉なことに高気圧の狭間で昨日と明日は晴れ予報。
今日はその合間となって、今ひとつの空模様でありました。


先日、三田の母子大池で休憩した時に、どうやら電熱ジャケットのリチウム電池を落としてきたようなので、まずは探しに向かいましたが見つからず⤵︎
なーんか最近、落とし物や忘れ物が多いので嫌になります。
誰ですか?トシのせいだと言っている人は☹️


てな訳でいつもよりやや遅れたスタートで、まずは千ヶ峰・三国岳線にr8の入り口からエントリ−。

オープンエアの広い道幅とスーパーフラットのグラベルが気持ちイイです。
特に前方の山肌にこれから走るルートが見えるというのはテンションが上がりますね。


別荘地側に下り、r367を新田ふるさと村方向に進み、途中吹上バス停のT字路を生野方面に左折します。
左折と言ってもこちらがr367の続きなんですが、美しい渓流添いの舗装路です。
途中お墓が左右に現れるところで左に分かれる道があり、壊れかけた看板を良く見ると「白綾(しろあや)の滝」と書いてあります。
入ってみると・・・

お〜、美しい渓流です!
1kmほどで橋があり、そのまま進むと白綾の滝となっていましたがバイクでは進めません。


橋で川を越えると反対岸にまだダートが続いています。

長いことだーれも通った様子はありませんが、とても雰囲気の良い道です。
しかし・・・

惜しい!
帰宅後にグーグルで調べましたがしばらくこの先も道は続いていました。
しかしこれではトライアル国際Aクラスでなければ難しいセクションです。

あ〜残念、結局片道2kmほどのピストンでしたが、美しい渓流が見ることができたので良しとしましょう。


ちょっぴり戻ってr429猪野ノ口交差点を左折して生野の街を抜け、町道栃原宍粟線へと向かいます。
先日通った時には何事もなかったこの道ですが、そのレポートを信じ直後にグループを率いて通った林道店長さんは倒木に阻まれたそうです。
幸いその時は強者揃いでクリアできたそうですが、今日はその台風被害もすっかりと修復されていました。

すっかりモノトーンの世界になってきましたね。
冬場の写真をどう撮るか・・今後の課題であります。


千町段ヶ峰線を西に進み「福中草木林道」へ・・昨日ツイッターでタケタケさんにさんざん見せつけられたおかげで、トレースしたかったんですよね〜。

ここのストレートもいいですね!

高山長さんお気に入りのポイントですが、ここも紅葉はすっかり終わっていました。


途中の支線に入ってみると・・

1kmちょっとで行き止まりでしたが、ここもなかなかイイ感じ。
植林されたものではないでしょうが、道の左右の細い木々が珍しい雰囲気でした。


今は使われてはいないらしいキャンプ場で撮影会。

近頃あらためて思うのですが、いろんな自然の風景の中では草原がすごく好きな自分に気が付きました。
モンゴリアンのDNAなのでしょうか?どーでもいいことですが。


そして今日は河原でランチ。

落ち葉でいっぱいのこの時期、山火事には気を付けましょう〜!


そしてこの先もトレースを続けようと思っていたのですが、どんどんと黒ずんだ雲が広がってきたので退散💦
夏ならば濡れてもどうってことはありませんが、冬場は絶対に避けたいものです。


結局雨に降られることは逃れましたが、家の近くの道路はすっかり濡れていました。
やや消化不良、満足半分の一日でしたが、これからしばらくはこんなところでしょう。


本日の走行 337km



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林道(?)紅葉ツーリングDAY3 11/19 丹波篠山周辺

紅葉シーズンラストチャンスと思われる週末。
しかしこの時期にには珍しく、兵庫県でも北部は雨もしくは雪、南部は晴れという厳冬期のような予報となっていました。
この日に賭けていたオフローダーの皆さんは、それでも北部突撃の方々や、西へ南へと進路を取られた方がおられたようです。
私といえば天気予報をにらめっこして、ちょうど雨と晴れの境目となりそうな兵庫中部の丹波地方へと向かいます。
以前オフロードバイクに乗り始める時までは週2、3回も自転車トレーニングのために通っていた場所。
しいて言えば元妻(ケンカ別れはしていませんが)のようなものです。
最近はすっかり通過地点となっていましたが、ひさしぶりにじっくりと、このエリアの紅葉狩りをターゲットに定めました。


生瀬橋から十万辻を抜け、まずはこちらに立ち寄ります。

「ソエ谷」入り口。
ブロ友のひで爺さんが来ておられるかもと思いましたが残念、どなたもいらっしゃいません。
西谷を抜けて次に寄ったのは千刈ダム。

ここもっとモミジがあったような気がしましたが、ぜーんぜんありませんでした。
次は自転車ではよく休憩ポイントにしていた伊丹市立野外活動センター。

台風の影響でずいぶんと荒れていました。
芝生広場にも重機が入って工事をしていてがっかりですが、本当はすごくいい場所なんですよ。

その先「木器地区」「こうづき」と読むのですが、この里山感がたまらないところです。
地区内には興福寺がありますが、このお寺は源氏にゆかりがあるだけでなく、有名な百姓一揆の最終の地でもあります。
興味がある方はググってみてくださいね。


有馬富士公園でトイレをお借りして。

南側の正門は来園客が多いのですが、青野ダム側はいつもほとんど人がいない穴場です。


下青野から「母子・もうし」(これもねぇ、いい読み方ですね〜)を目指して峠に入ります。

途中の三叉路を左に入れば母子大池に進む半舗装林道になります。

ここに来るのもたしか7、8年ぶりですが、こんなに雰囲気が良かったかなあ。


片道3.6kmで池に到着しますが、池の周回路は人しか入れないので一旦引き返して峠を登り、お茶工場の横を抜けて反対方向からエントリーします。

むふふ・・・にわか雨が降ってきたりの天気だったので、シャッターチャンスを待ちましたが、なかなか満足できる写真が撮れました。


r49の峠道で篠山中心地方面に向いR372小枕交差点を右折して、1本杉ローソン方面に向かいます。
日置東を右折してr12を南に向かい、曽地奥へと入ります。

どの地図を見ても母子と曽地奥を結ぶこのルートは通行不可となっていて、一度この目で確かめてみたかったのですが、集落の奥でこの害獣柵。
入ってみると・・・

お〜、雰囲気いいじゃありませんか!

ギャフン!300mほどでこれが出現。
独りではキケンなので諦めて戻ります。


集落の中程から後川曽地林道(勝手に命名してます)に入ります。
この道は舗装林道ですが、自転車で走るのは最高に気持ちがいい大好きな道です。

さて、そろそろお腹も空いたので本日のレストランに行きますが、その周辺の紅葉の進み具合はどうでしょうか?
そのため後川(しつかわ)から籠坊温泉に向かうのですが、途中この道ではこれまで経験したことがないほどの対向車と出会います。
きっとR173通行止めの影響なんでしょうね。


そして・・・

う〜ん、一週間遅かったかな〜。

落ち葉の方が絵になるかも。


でも充分です!
本日のレストランはこちら、籠坊温泉中心にある公園です。


もう少し早い時には銀杏の黄葉も美しい、毎年必ず訪れる場所でバーベキューにも最適ですよ。


のんびりとステーキを焼いてカップ麺を食べていると、オフローダーのツイ友さん達から悲惨なツイートが次々に入ってきます。
「雪で真っ白!」「チュルチュルで登れない」「寒すぎて死にそう!」
ふふふ・・・「他人の不幸は蜜の味」という言葉、好きです。
この時は自分の読みが当たった喜びで、至福の時間でありました・・・
まあこの世界の方々はみなさんドMですから、それなりに楽しんでいらっしゃるでしょうが。


たいていそんなことを思うとバチが当たるのは世の常ですが、今日の私はとことんラッキーだったようです。
永沢寺方面に戻り、昔MTBに乗りに行ったことのある柴田牧場が今どうなっているのか確かめに行ったのですが・・・

なぬっ!?乙原方面に抜けるだとぉ?

ひで爺さんはご存知だったのか?
わたしはまったく知りませんでしたが、支線も良さそうな感じで冬場の楽しみがひとつ増えました。


さらに・・

天瑞寺近くに良さそうな道があったので入ってみるとこんなところも。
ただ今日は猟期がスタートしたばかりでとてもハンターの方の姿が多く、この場所も迷惑になりそうだったので途中で戻りました。
なにせこのあたりの名物は「しし鍋」イノシシ料理の本場ですので、かなり皆さんの目の色が違います。
こちらは遊び、あちらは仕事、邪魔をするのは控えねばなりませぬ。


で、最後に大舟寺の奥に入っていくと・・・・

お〜いっ!こんな道があったのかーい!!!???
さらに奥に進みたかったのですが、残念ながらガス欠になりそうなので次回にとっておきましょう。
近場なので油断をしているうちにリザーブランプが点滅してしまいました。


最近にしては珍しく明るいうちに帰宅。
本日の走行197km  これくらいだと楽でいいですね〜。


軟弱な選択をしたワタクシですが、思いがけない発見や、狙いに近い写真が撮れて満足でした。
ブロ友ひで爺さんのお気持ちもよーく分かるようでもあり、近場(元妻)を大いに見直した一日でもありました。
まだまだ探せばこのエリアはなにかありそう、冬場の楽しみできたぞー!



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やっぱり但馬に惚れ直し 11/15 紅葉林道ツーリング

春の桜と秋の紅葉、このどちらもそれぞれのベストタイミングでお好みの場所に行けるのはなかなか難しいものがあります。
休日、天気、開花具合や色つき具合を見極めて、それぞれの場所を選ぶのはまた楽しいものですが・・。
昨年は滋賀県と福井県にまたがるおにゅう峠に行き、みごとな紅葉が楽しめました。
今年は12日の日曜日に岡山、鳥取方面で初めて見る紅葉の景色を楽しめましたが、残念だったのはその天気。
予報は良かったのですが、実際は曇りがちでなかなか思うような写真も撮ることができませんでした。
そしてその3日後の水曜の休日、最初の予報は良くなかったのですが、次第にどんどん良くなっていくではありませんか。
ここは愛する本命の但馬に行くしかありません!
つい浮気に走っていた私ですが、罪滅ぼしの意味も込めて北に向かいます。


北近畿豊岡道で日高神鍋高原まで走りますが、昔を思えば本当に便利になりました。
豊岡道はトンネルを除けば無料というのも本当に助かります。


そしてやっぱり1本目は絶景「神鍋蘇武林道〜別名:万場アタック」です。

ここは特に青空が映える場所です。
前回来たときは放牧をしていましたが、今はもう元に戻っていてゲレンデにも入れますが、「落とし物」があちこちにあるので気を付けねばなりません。
駆け上がって「妙見蘇武林道」に合流して北に走り、繋がっている「三川林道」を日本海方面に進みます。
ご存知の方も多いでしょうが、両方を合わせると60kmほどの長さを誇るこの基幹林道、残念ながらその殆どが舗装済みです。
しかし稜線を繫ぐスカイラインなので景色は抜群!

以前、高山長さんとご一緒した時にここの紅葉の素晴らしさを教えられていたのがすごく気になっていたのですが、その言葉に偽りはありませんでした!
また8月の時点では落石崩落銀座だったのが、今回はみごとに整備修復されています。

前日の雨と今日の北風のせいで香住漁港もくっきりと見ることができました。
いや〜、やっぱりこのダイナミックな遠景はさすが但馬!
そりゃ立山やら乗鞍やらのように標高の高い所に比べれば違うでしょうが、自宅から2時間と少しでこんな景色が見られるのは本当にラッキーです。
この道がダートであったらな・・と思うのはいつものことですが、それだけが残念です。


三川線に入って10kmちょっとでしょうか、下り基調になると左手に「大野林道」の入り口が現れます。

少し手前に似たような作業道の入り口がありますが、この白いポールが目印です。
いつもはこちら側だけチェーンが鍵無しでかけられていますが、きょうは外れたままでした。
出口側の大野集落にはチェーンも無く、すんなりと出入りすることができます。

木立が美しく、のどかで穏やかな林道のひとつです。
妙見蘇武〜三川林道は先にも記したように舗装林道ですが、それを幹とするとちょうど枝分かれするようにいくつものダート林道があります。
この道は台風の影響は全く見られませんでした。
集落を抜けr4に出た交差点がこちら。

左折して少し進むと駐在所があるので右折して、遍照寺の前を抜けて行くと次の「池ヶ平林道」に入ります。
入り口にある牛舎でいつものご挨拶。

ここはモーツアルトがBGMで流れています。
しかし繁殖牛と違って食肉牛である彼らはいつも屋内で、かわいそうに思えて仕方がありません・・。
こちらを見つめるつぶらな瞳がなにかを訴えている気がします。

「池ヶ平」「いけがなる」って読むんですが、地方によっては「平」が「たい」と読みますね、地名って面白いです。

美しいですね〜!

木立を抜ければまた良し!
路面はほどほどで、やや変化もあって楽しいダートです。
でも普段でもどちらかと言えばのんびり走っている(ヘタレなだけ?)私ですが、この時期は景色の良いところでは止まってばかりです。
大勢でだったら迷惑千万でしょうが、これがソロのいいところ。


さて、路面が舗装に変わって下りきるとすてきなログハウスのある三叉路に出ます。
そのまま進めばr257に出るのですが、今日は以前から一度訪れてみたかった「安泰寺」さんへと右折します。
細い峠道を1kmほど進むと・・・

雰囲気のある石段が現れました。
バイクでも登れそうですが、そんな不埒なことはもちろんせずにそのまま道を進むと行き止まりにその山寺はありました。
くわしくはこちらを・・ハンサムな、なんとドイツ人のご住職が9代目としていらっしゃるそうです。
海外でも有名らしく、YOUたちが禅修行にたくさん来られているとのこと。



本堂は新しく建て直したらしくとても綺麗で凜としており、境内の木々がとても素敵です。
紫陽花の花壇も広くあるので、梅雨の季節にはまた訪れてみたくなりました。


r257の交差点がこちら。
左折して久斗川添いに走って行くと、そのまま「本谷林道」へと進みます。

ここもいいですね〜!
大野〜池ヶ平〜本谷は私の大好きなルートです。

下りきるとr4と合流します。
ドラえもん看板が目印で、道の駅・矢田川の1kmほど香住よりです。
そのr4を但馬大仏方向に進みR9〜R482と小代方面に向かいます。


何を隠そう(隠してないって・・)但馬の中でも最も愛する小代地区であります。
「日本で最も美しい村」っていう肩書きががありまして、実際には全国いくつもの村が選ばれているナンダソリャなんですが、それはさておき本当に素晴らしい所です。

私的にはココが本妻!愛して止みません・・。
舗装林道「大照線」はしばらく通行止めでしたが今日は解除されており、いつもの休憩ポイントに到着すると・・

おや〜!ここはてっきり「元」放牧場かと思っていましたが現役でした。

たいていの場合雄牛が前に出てきて、雌牛が後ろで「アンタやめなさいよ」って言わんばかり。
ここのウシさん、とても立派でなお且つ可愛らしくて親近感がありました。


さて本命中の本命はこの場所。

やっぱり君は美しい!浮気してすまなかった!!

もうね、小さなことで(ホントか?)悩むのなんかバカらしくなるようです。
煮詰まってしまった時にはこんな場所を探しましょう!
たとえ頻繁には来られなくとも、心の中に焼き付けておけばなんとかなります。(たぶん)

遅めの昼食はこの展望東屋。
これこそが「魔法のレストラン」、たとえカップ麺でも至上のご馳走となります。


心もお腹も満たされた後は、私的鉄板林道「仏ノ尾線」。
入り口にバリアーがありましたが、特に何も書かれていないので進んで行きます。

夏の間はススキが両側から生い茂り、これでもか〜ってビンタされまくっていましたが今はスッキリとしています。

中盤を過ぎたところで・・

おやまあ、この林道にしては珍しいのでは?
まあ楽々通過しますが・・・

え〜すいません!
画像は撮る余裕がありませんでして、これがその通過後です。
最後の佐坊側出口の舗装路に変わるヘアピンで崩落がありました。
おふたりの方が作業しており「あちゃ〜来てしまったんかい!引き返すのも大変やし手伝ってやるから通っていけ!」とおっしゃってもらいました。
でもね、かなりの崩落なんですよコレが・・落差もあってズブズブの泥と岩と倒木が一緒くたになっているのです。
足を踏み入れるとひざ下まで浸かって抜けません!
私は作業の邪魔になるので引き返すと言ったのですが、さっさと私のために通す準備をしてくれています。
ただおふたりはバイクというものをご存知ないだろうからと、内心は不安だったのですがこれが大外れ!
まあ凄いんですよ、前後輪の通るラインの指示や補助のやりかたが半端じゃなく、まるでトライアルのマインダー(コーチ・補助役)のようです。
しかもお一人は60代、もうおひとりは70代ほどの小柄の方なんですが、そのパワーたるや圧倒されまくり。
最後はにっこり素敵な笑顔も頂きもう感謝感激でありました!
ちなみにあの作業が済んでいれば良いですが、佐坊側からは登りになるのでよほどの腕の方でも多分無理です。
もしも近々予定されている方があればお気を付けください。


その後R482へと下り、r87でとちのき村方面へと進みます。
予定ではこれまた鉄板ルートの瀞川氷ノ山〜轟安井〜天谷加保へと廻りたかったのですが、タイムアップが近くなってきてしまいました。

「野間林道」です。
こちら側から見る棚田も本当に美しい!
棚田って近くで見るより遠景で見た方が好きです。
まだまだこの小代近辺は有名無名の棚田がいっぱいある、棚田好きにはたまらないエリアなんです。

瀞川氷ノ山林道に入って直ぐ、10トンクラスの大型ダンプとすれ違いましたが、噂でも聞いていた一部舗装化のための運搬車のようです。
その後、関宮に下る途中も数台が登って行ったので、ブラインドコーナーは要注意です。


それにしても隣の芝生は青く見えるとはよく言ったもので、このトシになってもまだ惑わされているばかり。
おとなりさんの岡山鳥取も素晴らしかったのですが、やっぱり但馬!特に小代は最高でしたよ!


ハチ高原から下山して、八鹿ICに戻り帰路へ。
本日の走行387km。



再訪、美作の国は絶叫の連続!? 11/12 贅沢ってなに?

先々週の水曜日に訪れた岡山県北東部、鏡野町周辺があまりにも素晴らしく、本妻(?)である但馬を裏切って浮気に走りました。
冷え込みが厳しくなってきた朝、中国道を西に走っていると 1台のXR250が先行していました。
もしやと思いながら、ややペースが違ったのでさりげなく追い抜きがてら横目で見ますが、タンクが赤に見えたのでかめはめはさんではないよな〜っと思っていたのですが、後でブログを読むとご本人でありますた、失礼しました〜!
これで2回目のタモ入れミスです。(釣り人用語です)


さて津山ICで降りてr53〜r6〜r75と進み越畑のたたら記念館をめざします。
到着すると・・・

これが昔の製鉄所を再現したものです。
これも趣があるのですが、さらに素晴らしいのはその周辺の公園。

あたり一面がモミジだらけです!
事前には知らなかったので思わず「お〜っ!」っと叫んでしまうほど。
ここは穴場ですね〜、近くの奥見温泉は有名で多くの人が訪れるそうですが、こちらにはほとんど人がいませんでした。


そして舗装林道の美作北線をその奥津温泉方面に向かいます。
美しい紅葉のワインディングを走ると左側に泉山登山口が現れます。

ここは事前調査では5km程のピストンとなっています。

しばらく進むと登山口があり・・

「うわ〜!」
すばらしいパノラミックな風景です!
ほぼ尾根に近い山肌を緩やかに登って行く、ちょうど粟鹿山林道のようなタイプのスカイライン林道です。
路面もほぼフラットなダブルトラック。
途中軽トラも入っていたので無理は禁物ですが、その気になればかなり気持ち良く走れます。

青い空があればもっともっと良かったでしょうが、それでもここの雰囲気は最高で、1本目でありながら結構お腹いっぱいの気分です。
往復10kmほどを堪能して次の目的地に向かいます。

先ほどのたたら記念館まで戻り、r75を少し北上するとこの分岐があり、加茂町倉見・角ヶ仙登山口方面に向かいます。

山燃ゆる秋・・最高であります。
萌え~は春ですね。



さて前回特に気になったのはこの先の倉見〜遠藤地区にかけて次々に現れる林道入り口。
今日は反対方向からエントリーしていきます。
まずは庄見地区の端にあるこの入り口。

何度も事前調査を重ねましたが、このルートで「巨木の森づくりモデル林」を貫く火方林道が倉見の北側に続いているはずです。
進んで行くと・・

「うひゃ〜!、きもちいい!」

三叉路右はダメでした。
左に行くと・・

妖精が住む森とはこんなところ・・・?

あ〜、人工的な公園などではなくこの自然そのものの感じが最高です!幻想的です!
ややガレた部分もありましたが、概ね路面も良好で、先日の台風の被害も見当たりません。
しかしこの先でススキが路面を完全に覆い尽くすようになり無念の撤退。
ただこんなルートだと引き返すのも楽しく思えるから不思議です。


倉見温泉を抜けて反対側の入り口から再進入してみます。

しばらく進むと三叉路があります。

右手は高校の演習林となっていて、がっちりとチェーンロックされています。
左手には先ほど撤退したところの「地点B」の案内があるので、やはりこの道と繋がっているのは間違いがなかったようです。


あっ、やっぱりこれは先ほどの道の続きに間違いありません。
もう少し強引に進めば抜けられたということになります、クヤシ〜!
春先ならばその気になっていたかもしれませんが、達成感に欠けますわ~。


そしてこの先、越畑まで2本の林道に入って見ましたがどちらも撤退。

1本目は旧道ですぐに道が消えていましたが、ランチタイムは美しい渓流を眺めながら・・

もう1本は根知遠藤林道支線で5kmほどをかなり楽しめましたが・・

「そういえば今日は倒木がまだ1本もないな〜」っと思っていたところに現れました。
自転車業界ではパンクの神様の存在というのが広く信じられていまして「オレ最近パンクしてへんな〜」っと思っていると神様が怒り、パンクの憂き目に遭うというものです。
まさか林道業界に倒木の神様がいらっしゃるとは・・・
ま、こんな太さなのでササッと処理して進みますが、残念ながらその直ぐ先で法面崩落。
もうちょっとで抜けられる、イイ林道だったんですが。


気を取り直し最後の目的地、恩原高原へ向かいます。

ようやく青空が雲の合間から・・遅いっちゅうの!
先日入らなかった林道が、高山長さんの情報ではすごく良いとのことで行ってみると・・

堅く引き締まったナイスバディ・・ではなくロード。
これは林道店長さん向けか!?

一部路肩崩落もありましたが、ここ舗装だったっけ?と思うほど。

まるで天空に向かうカタパルトのようです!
トータル5km弱だったでしょうか?ループ状になっていて、入り口近くのスキー場に戻ります。
そして本日のハイライトは・・・

「すっげー!!!」っと今日3回目の絶叫です。


腕が悪いので曇り空の下ではこの美しさが上手に表現できていませんが、この場所は本当に最高でした!(場所をお知りになりたい方は直接お問い合わせください)


前回はアフリカツインだったのでさほど疲れませんでしたが、やはり250では長いリエゾン高速区間は疲れます。
でもこんな風景を見るために早起きをして、寒いなかはるばるやってきた甲斐がありました。
ここまで独りで黙々と走り続けてきましたが、こんな風景を独り占めしている贅沢は何ものにも代え難いものです。


但馬の紅葉もとても気になるんですよねぇ・・・
愛する小代地区はまだ間に合うか?
次の水曜日も乗れたらなぁ〜、しかし予報が。


R428から鳥取道用瀬ICに進み、中国道で帰路へ。
本日の走行 435km

しぇ~のポーズは甘えん坊そっちゃん