苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

11月のインディアンサマー 11/3

兵庫県の中部丹波地域から北部南但馬にかけてはこの晩秋に濃い霧が出やすく、高い場所に登れば雲海が楽しめることで有名です。
中でも日本のマチュピチュと呼ばれる竹田城跡はその雲海に浮かぶ姿が人気で、大勢の人たちが早朝から訪れています。
僕は人混みが嫌いなのでそんな有名フォトポイントには近寄らないようにしていますが、遠く離れた場所から眺めるのが毎年の楽しみ。
濃い霧が出るのはよく晴れた日、今日は間違いないだろうといそいそと山頂まで急ぎました。
ところが・・


あれぇ・・・麓から反対側(城跡の見える方角)がどうも明るすぎると思っていたら、やっぱり霧が薄すぎで普段とあまり変わりません。



これは昨年の画像。




それに比べるとモクモク感が無いなあ・・孫悟空みたいな絵を撮りたかったのですが。



竹田城跡も浮かび上がり過ぎて幻想感に乏しい。



ま、それでもこれはこれで水墨画チックで良いですかね。
この日は気温と湿度が高過ぎたようです。



こちらは宍粟方面の様子。



登ってくる時にバイクの挙動がおかしいなと思っていたら、どうやらフロントタイヤがスローパンクしているみたい。
むむっ、今日はアカン日になるのか?



そこからワープして神鍋高原に到着。
いつもの場所に車を停めると、セロー225をメインとした団体さんが先着でおられました。
銀杏並木も前回来た時とあまり変わらぬ黄葉の姿。



万場から登ってリフト最上部まで行くと、そこでも団体さんが記念撮影中。
横を失礼して降りましたが、あの時の方々は駐車場でお会いした方達と同じだったのでしょうか?
どちらも気持ちよく挨拶をしてくれたので、こちらもいい気分になってきました🎵



例年だったらこの辺りでも紅葉真っ盛りなのですが、どうも今年の色付きはくすんだように見えます。



まあそれでも雲ひとつない青空と、ぐんぐん気温が上がってきて暑いくらい。
小春日和が春の暖かい日ではなく、この時期のそれを意味するとは大人になって知りました。
それより以前に知ったのは同じ意味の英語 Indian Summerですが、これはアメリカンインディアンに由来する言葉で、語源は諸説あります。
兎にも角にも、ジャケットは薄手にして正解でした。



妙見蘇武林道から少し南に戻り・・




粟ケ尾林道に入っていくと、この日行われているコマ図ラリーのエントラントらしき人たちが逆方向からすれ違ってきます。
今日はそれ以外にも、これまでになく大勢(と言ってもトータル20人くらいですが)のオフローダーとすれ違いました。



雲海狙いで寄り道をしていたので午前中のダートはそれくらいで、香住港に向かう途中でお花畑に寄り道です。
秋に咲くひまわりはピンセントネーブルと呼ぶそうですね。



ここはある企業が地域と顧客、それに観光客への社会奉仕として季節ごとに花を育てている畑です。



小ぶりな鮮やかなイエローの花はキバナコスモス。
今年はこれが最後の花となるのでしょう。



昼食はいつもの店でノドグロの塩焼き定食。
個人的な好みで言えば、ヒラメの縁側、蒸し穴子、カレイの煮付け、そして塩焼きならばやっぱりこの魚!
その身の旨さは身だけでなく、背鰭はちょっと無理だけど、それ以外のヒレや皮までとても香ばしくいただけます🎵



この日の食後は少し離れた三田浜で。
ここは釣り人が自分のボートで離発着するのに最高で、この日も数隻その姿がありました。
僕も以前はよく播磨灘で漕ぎ出して楽しんでいたので、それを見るとウズウズしてきます。
なかには釣り上げた立派なキジハタを捌いている方も!いいな〜!!



冬に向かって海はその透明度を増してきます。



サザエ、アワビなどは、獲ると軽犯罪法違反で検挙されますよ!



この日は岸からの釣り人がいなかったので、先端までバイクで行ってパシャリ。



裏の林道をぐるっと回ってから村岡方面に戻ります。



遠くから見ても、近くで見ても、まだ紅葉は今ひとつ、というかこのまま推移していく感じです。



それでも木漏れ日が増していく、これからの季節はまたそれなりに良いものです。



ダートの道中ではここが一番綺麗だったかな。



例年だと来週あたり紅葉狩で岡山遠征としていますが、さてどうするか悩みどころ。



しかしそれにしても気温は暑いくらい。
このまま暖冬に向かっていくのか?
よそ者視点で申し訳ないですが、雪はそれなりに降ってくれないと楽しみしているスノーシューができません。



いやいや、愚痴はやめておきましょう。
自然はどんな状態でも受け止めて、感謝を忘れずに生きたいものです。





ところでこの用野和佐父林道ですが、コマ図ラリーのエントラントの方々か?かなり彷徨って本線を外れた方が多かったようです。
確かに迷いやすい分岐が多いですからね。



幻の池は渇水です。
この周辺は間伐が行われていてかなり雰囲気が変わってしまいました。
でも作業員の方々はとても親切なので、気持ちよく通らしてくれました。



先月下旬に開通した笠波トンネルは明るくて快適な道でした。
この上にも好きな林道が通っています。



最後は久しぶりの東ハチ。
このところ午後から天気が悪くなったり、燃料が足りなくなったりでなかなか来られませんでした。



もう来月にはスキー場も開かれるために、どこもススキが刈られリフトの試験運行が始まっています。
この場所はとてもフレンドリーで、関係者と出会っても注意などされませんが、気持ちよく挨拶をするのはもちろん、ゴミは必ず持ち帰りましょう。



こんな素晴らしい場所を、未来のライダー達に残すためにも。



『秋の日は釣瓶落とし』なんかこの言葉が好きなんですよね。
但馬は山々に囲まれているので、この時期は4時を過ぎれば晴れていても太陽は山影に沈んでしまいます。
今年のシーズンもあとひと月たらず、ラストスパートで楽しみましょう🎵


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