苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

山城巡り・丹波八上城編・・2/20 篠山・柏原

先日の事故に関してたくさんの方からお見舞いのお言葉をいただき、本当にありがとうございました。
まだ3日目ということもあり、打ち身やら捻ったところに痛みは残っていますが、検査を受けた結果、骨には異常なく、また裂傷や擦過傷も無かったのは幸いです。
特に当日のデイパックにはトレッキングシューズと中綿入りのジャケットを入れていたので、それらが良いクッションになってくれたようです。

でもって、出直しました・・・
アホかっ・・・・て思われるかもしれませんが、アクティブ・リカバリーってやつです。
ほら、マラソンランナーがレースの翌日も走って疲れを取るってアレですよ。
じっと休むよりも適度に動いて代謝を促すのであります。

先日訪れた黒井城(保月城)とたいへん関連が深い、篠山の八上城です。

もともと歴史には全然詳しくはないのですが、ざっと説明をしますと、織田信長に丹波平定を命じられた明智光秀と熾烈な戦いを繰り広げ幾度となく跳ね返したものの、最後は徹底した兵糧攻めに屈し、落城したのがこの二つの山城です。
以前、近くの峠を自転車で走っている時に、不思議と気になるものがあったので確かめると、それは明智の軍が敗走した際に追手によって首を刎ねられた首塚だったこともあります。
とにかくこの城主・波多野と前回の赤井は、とても強く勇猛果敢だったそうです。


また北東にある曽地という村は、現在はその穏やかな雰囲気で大好きなところですが、当時の農民や、数多くあった寺の僧侶が不憫に思い食糧支援を密かに行なったため、それを知った明智軍によって殺され、寺も焼き払われられたという悲話もありました。
きっと、周囲の人たちにとってはそれほど良い領主だったのでしょうね。


そして一説では、明智が織田に謀反を起こした要因は、この攻防の結末にあったとも伝えられています。

山としては標高459mですが、標高差230mで距離1000mということは、平均勾配23%ということになりますね。

登るルートは二本ありますが、こちらはそのひとつの春日神社コース。

かなり寂れた神社で、社務所らしき建物は崩れそうです。

関西の神社ってどんな小さな所でも、こんな舞台があるように思いますが・・・?

御神木か?

今日は気合を入れてちゃんとトレッキングの服装です。
もう一昨年のことになりますが、ボスとKinopomさんと一緒に中音水の森林鉄道跡(昨日テレビでやってた!)を見に行った時、シューズのソールがペロンと剥がれてしまい買い直しましたが、それ以来やっと出番が回ってきました。
当然ながら歩くにはまるで疲れが違うし、安全でもありますね。

鳥居をくぐるとフェイクの木製風丸太階段が現れます。

まずは主膳屋敷跡。
春日神社のうえの平坦地で東西140㍍南北40㍍。昔の政庁の跡で、落城後は明智光秀、前田玄以(主膳)ら、最後には松平康重の居館舵あった所だそうです。

波多野軍滅亡後の城主であった前田の供養塔。

なかなかキツめの階段が続きますが、この前の黒井城の急坂コースよりは歩きやすいです。

主膳屋敷より登り、山の尾に出た所、西の突角の番所跡。
麓奥谷口の隍(からぼり)と北麓御前屋敷の隍を警護した。
昔鴻の巣鳥が巣をかけて名が付けられたのもらしい・・・とあります。


この一連の広大な番所は、西方の西八上法興寺山と向かい合い、西より近づく敵に備えた最も重要な陣地で眺望がよい・・・とのこと。

息を切らしながら足下を見ると寒椿の花や、

栃の実や・・・

鹿のフン・・・こいつは踏んづけてもあまり臭くないので助かります😅

石垣が現れました。

山頂までにはあとわずか・・・

着きました!30分ぐらいで登れてしまいました。

本丸の周りには石垣があります。
黒井城に比べると、ルートの整備はかなりされていますが、こうしたところは草も生え放題の様相です。

本丸の一段下がったところに重臣の屋敷跡。
当時、平穏な時はどんな暮らしぶりだったのでしょう?


360度パノラマだった黒井城と比べると、樹々が多く見晴らしはいまひとつでした。
しかし、遥か遠くからの敵兵の動きや、友軍からの狼煙を眺めていたのでしょうね。


コースは反対側に下る藤木坂コースもあり、そちらにも様々な遺構が残っているのですが、昨年の台風被害で通行が困難のようなので諦めました。
でも以前から登ってみたかったこの山に、ようやく来ることができて満足です。
私の母の田舎は白虎隊で有名な会津若松。
まるで時代も状況も違いますが、いわば賊軍として滅ぼされた歴史にシンパシーが湧くのかもしれません。



さてさて、このところさっぱりダートを走っていないので、こちらも前々から気がかりだった未踏の一本を探しに行くと・・・ありました!

ほ〜、ええ雰囲気ですわ!

集落が近いので、竹林が多いです。

気持ちいいっすね〜!
タイヤの空気圧は抜かずでも安心して走れるコンディションです。

小さな峠になっていて、頂上付近がこちら。

下る途中に程よいアトラクション。
太さ25cmほどで、丸太越えの練習にぴったりです。

下り切るとまた竹林。
朝まで雨が降っていたので瑞々しい空気です。

小さな溜池と田んぼが現れると・・・

珍しいタイプの簡易ゲートがありました。
施錠は無く、簡単に開閉できます。
場所は・・・・伏せておきましょう。
ヒントは「トライアングル」・・・・・萬松で鯖すしを食い、母子や後川に向かうのであればショートカットができる便利さもありました。
距離は猪ノ倉峠くらいかな?
篠山にしては珍しく通り抜けられる林道なのに、名を示す杭が無いのが不思議です。
もしもビギナーの人をどこか初めて連れて行くとしたら、ここに来て5往復くらいさせればかなり慣れてくれるでしょう。



そして前回は思わぬ理由(お見合いパーティーが行われていた!)で入れなかったログハウスのカフェレストラン。

テラス席にはBBQグリルがズラリ!

アメリカン?な店内。

今日ここに来たのは、先日訪れた本家である市島製パン研究所のバーガーと違いはあるのかという検証です。

見た目はほぼ一緒です。
そのお味は・・・・う〜ん本家を100とするならば95くらいかなぁ。
ベーコンの香りがやや薄いのと、三種類の肉のミックスされたあの奥深い味が少しだけ足らない感じです。
まあそれは良いとして、残念だったのは付け合わせのサラダです。
本家にはあったポテサラが無く、キャベツが多めで、ドレッシングもいかにもありきたりのフレンチ。
サイドメニューのフレンチポテトや手作りポテトチップも美味しいそうなのですが、今回は注文しませんでした。
私なりの結論は、一人や少人数ならば本家で、もし混んで入ればテイクアウト。
大人数だったり、広々としたスペースでのんびりしたい時はこちらか。
ブーツを脱ぐ必要のない事もプラス点ですね。



近くには城下町柏原(かいばら)の古い町並みも楽しめます。
この建物好きなんですよ〜!大正ロマンですねぇ。

こちらの陣屋跡も見事です!


高校の奥にある清水山に続く林道入り口。
ハイカーさんのブログを見ても、あまり長くなさそうなピストンなので今回は入りませんでした。
侵入禁止にはなっていませんが、ゴムと紐でくくられています。
どなたか情報をお持ちであればぜひコメントをください。

篠山に向けて帰る途中に、これも先日訪れた鐘ケ坂トンネルがありますが、西の山頂に例の場所があります。(矢印のところ)

拡大するとこんな感じ。
これはまた次回、この冬の自分に課した宿題の最後のひとつとして訪れます。
気になりだすと止まらない私の性格ですが何か・・・?




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