苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

バイク乗りの悲しい(?)週末は料理で過ごす

ID:jvokj1

あれ?青空が見えますが?? 17日午後1時現在・・・


世間は3連休(ワタシは日曜のみ)ですが、残念な台風18号の接近でバイク界はさっぱりな週末ですね。
ワタシの場合はそれを見越して(🤤へへへ・・)先日の水曜休みに先取りしましたが、予定を立てて楽しみにしていた方も多いでしょうが、こればかりは仕方ありませんね。
それよりなにより台風被害が最小限であることを祈ります。


さてこのワタシ、スネに傷を持つ身でありますので、日頃からただじっと食卓で待っていても誰もご飯を作ってくれることはありません。
つまり普段からいつも自炊なのですが、幸いいろんな経験もあって作るのは好きなので本人あまり苦にはしていなく、まあいくつかの趣味(実益と)のひとつでもあると言えます。


そんな訳でバイクには乗れない週末、その中でも得意なジャンルのイタリアンの定番「Ragu alla Bolognese」を久々に作ることにしました。
「なんじゃそりゃ?」と思うかもしれませんが、要するに大人も子供も大好きなミートソースであります。
カタカナでいえば「ラグー・アッラ・ボロネーゼ」=「ボローニア風煮込み」ということになりますね、ウンチクです、ごめんなさい。
震災の前後、西宮の久寿川にとあるイタリアンレストラン Pがありまして、そこのKRシェフに教わった秘伝のレシピ!?であります。
その後は不義理ながらいろいろありまして疎遠になってしまいましたが、師匠はお元気でありましょうか?


ブログを始める前は時々フェイスブックにアップしていたのですが、一応ほんの若干名ながら存在するこんな料理ネタを喜んで(ホンマか)頂ける貴重な女友達(ほとんどが昔の同級生)の皆さんを意識しつつ説明します。


基本的な材料は・・



合い挽き肉  1kg
玉ねぎ    1.5ヶ
人参     1.5本
セロリ    2本
トマト水煮缶 500g
赤ワイン   360cc
ミルク    200cc(画像なし)



ですが、分量はそれほど正確でなくても大丈夫です。
今回もセロリは高かったので1本のみ。
ただし香味野菜のこの3種の組み合わせはマストです。
お肉はお財布に余裕のある方ならば牛肉100%でももちろんOK。
またベーコンかパンチェッタを200gくらい挽いて混ぜると一層コクのある味になります。
さらにこれはイタリアン関連で最初に従事した時のTKシェフに教わったことですが、椎茸、マッシュルームなどのキノコを加えると風味が増します。
今回は以前に鳥取の山奥で手に入れた、格安ながらみごとな干し椎茸を入れています。
これもお財布に余裕のある方はポルチーニでどうぞ!
戻し汁も使うので捨てないでとっておきます。
まずは玉ねぎをフードプロセッサーでみじん切りにします。
お持ちで無い方は手切りで頑張りましょう!昔はようやりましたな〜。 


これくらいの細かさで・・
オリーブオイルを入れた鍋に入れ弱火で炒めます。


野菜類を炒めながら、同時進行で肉を炒めます。
野菜を炒めてから肉を入れてもいいのですが、時短のためともうひとつの理由は肉に少し焦げ目を付けたいので別々にします。


挽肉はあまりひんぱんにかき混ぜず、すこしかたまりが残るくらいの方が美味しくできます。
その間に・・・
人参とセロリをみじん切りに・・


これくらいで・・
セロリの葉っぱや人参の端も捨てないで・・


冷凍庫にストックしておいてスープストックなどに使います。


玉ねぎが透き通るくらいになったら・・
(キツネ色にするまで炒める必要はありません)


セロリと人参を加えてさらに炒めます。
このやり方はソフリットといわれるもので、優しく野菜が汗をかうように炒めなさいとの教えです。
さらに干し椎茸も後から加えて・・


お肉の方は途中こんな感じで・・

混ぜすぎない!


これぐらいになったら・・



合体します!
赤ワインを加えアルコール分を飛ばします。
クッキングワインで充分でございますが、良いワインが残っていればどうぞお試しください。


水適量、干し椎茸の戻し汁、ミルクとトマトの水煮を加えて塩コショウをしますが、ここではあくまで下味程度にしておき、最後パスタなどを合わせた時に味を決めます。
コショウは必ず!必ず!黒の粒コショウをミルで挽いて使いましょう、香りがまるで違います。
そしてスパイスは・・・


ナツメグ、ベイリーブ(月桂樹)、オレガノを適量です。
今回うっかりとホールのベイリーブを切らしていたので粉末で代用です。
ちなみにベイリーブの粉末ってなかなか売っていませんが、アッラビアータに使うとグッと味が引き立ちますよ、ご参考まで・・。


これからコトコト弱火で煮込みます。
普段は林道トコトコですが、今日はお鍋コトコトで・・ナンノコッチャ!


ワタシの場合はもう30年以上愛用しているステンレスの無水鍋のためにほとんど水分が飛びませんが、普通のなべであれば途中水分がかなり減るでしょうから、減りすぎた時は水を足して煮込みましょう。(ブイヨンでもいいですよ)
焦がさないように時折混ぜながら最低でも2時間ほど煮込み、仕上がりはこんな感じですかね〜。

以前なにかで読んだことがありますが、イタリアではよく日曜日になると母親だかお婆ちゃんだかがコトコトと日なが煮込む香りを感じながら、家の庭などで遊びつつ夕ご飯を楽しみにしていた・・という幼児体験を持つ人が多いそうです。
いわゆるソウルフードということになるわけですね。
もちろんワタシ自身も昔から大好物で、本格的なモノも、喫茶店で出てくるようなモノもみんな好きです。
スパゲティやタリアッテッレなどのロングパスタと和えても良し、ラザニアに使ったりタンバル(肉、野菜。魚などを型に入れて焼く料理)にも良しで、小分けして冷凍庫にストックしておけば時間の無いときでもさっと食べられるのが嬉しいです。。



さて今日はショートパスタのフジッリとあわせて頂きます。
このパスタは挽肉が絡みやすいので好きなんですよねぇ。
カロリーを気にしなければ、ソースを温めるときにバターを適量入れるとコクが出ます。
もちろんパルミジャーノなどの粉チーズはマストアイテムですが、モッツアレーラの小玉(ポッコンチーニ=変な名前ですがご想像は不要です🙄)や角切りと混ぜてもイイですね。


土曜の夜に仕込んでおいて、日曜の午前中はタイヤ交換。
このバイクは3月に購入してから3セット目のタイヤになりますが、だいぶ交換のスピードは早くなりました。
でもまだまだ高山長さんや、プロの林道店長さんなどの足もとにも及ばないことでしょう。

作業は問題なく終わり、そして日曜ランチはいつも通り【おひとりさま】でございます。


挽肉はわざと1、2cmのかたまりを残していますが、これがかなり味の違いを生みます。
余った分は小分けにして冷凍しておきます。


これはアマゾンUSAで見つけたシリコン製の製氷皿のようなモノで、氷だけでなくこうしたソースやスープ類を固めるのに使う道具です。
6分割されていて1キューブが約1/2カップ・100ccほどです。
通常お店ではパスタは1人前70〜80gですが、その量ならば1キューブで足ります。
ワタシの場合はパスタは130〜150gくらい食べるので、一食で2キューブ使いますが、今回の出来上がりの総量では全部で16キューブになったので8人前。
普通の量ならばその倍になるわけですが、冷凍しておけば半年くらい保ちます。
ソースなどを作る場合、美味しくできるミニマムの量というのがありまして、今回のミートソースもこれくらいが最低限ということです。
材料費はおおよそ2000〜2500円となり、一皿あたりのコストは・・・?
ジョリーパスタとかって行ったことないですが、多分その半値以下ですよね。


さーて今回このブログを始めての最初の料理ネタとなりました。
自信を持っておすすめのレシピ、お好きな方はぜひ一度おためしください!

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