苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

ピストン林道コンテスト 6/3 須留ヶ峰・御祓山周辺





皆さんがオフロードバイクを始めたきっかけは何ですか?
ワタシの場合、一番の理由はオンロードバイクに乗っている時にこの先はどうなっているんだろう?
いったいどんな風景や自然があるのだろう?
もしかして、すごーく人生損してない?・・・って思ったのがきっかけでした。


そしてようやく始めたものの、情報が少ない中で最初に頼りにしたのはこのサイト。

もうすっかり有名ですが、ここ10年以上更新がないのが残念です。
今はバイクを降りてしまっておられるのでしょうか?
本当に感謝しています、もしこれをご覧になられていたらご一報ください。


今回も次にどこに行こうかな・・・と思ったところで見直したのがこのエリア。


そう、先日も反対側を探索していましたが、こちらの範囲はまだまだ私的には未踏の林道だらけでした。
というのもほとんどがピストンであるため後回しにしていたのですが、今回は総ナメにして主観と独断でランク付けしてみましょう。


まずは県道70号線の餅耕地(もちごうち)集落の奥から。

はい、今朝も綺麗に晴れ渡りました。
このところ毎週雨に祟られている水曜休日組の皆さん、これを見て非行に走らないようにしてください🈲

集落の奥にあるT字路、右が林道、左が登山道。

まずは「公団林道」へと進みます。

エントリーは明るく開けた気持ちの良い場所。

しかしすぐに道幅は狭まり、キツイ勾配とつづれ折になります、しかもコンクリート路面混じり。

1.4kmくらいで倒木と崩落でアウト。
登山道との出会まで行ければと思っていたのですけどねぇ。

登山道の方も行って見ましたが、こちらもすぐに行き止まり。
出だしはあまり良くないですね、う〜ん・・・40点!


次は北に向かって奥山集落の奥にある「奥山林道」

こちらは県道279号線を進むと分岐になり、直進がその林道方向になります。

無粋なガードレールがありますが、路面はワタシ好みです。

しばらく進むとこんな道標があり、ちょっと期待しましたが・・・

2km足らずだったかなぁ、あまりに物足りない・・30点!
分岐に戻りよく見ると・・・

あっ、そうだったのですか!
須留ヶ峰の北側の起点を知りたかったのですが、ここがそうだったのですね。
綺麗に舗装された279号線をカカナベ峠に向かって登ると分岐があります。

林道区間に入りましたが、すでに完全舗装されています。
景色は最高なんですけどね〜。

3kmほど走るとようやくダート!

チ〜ン!200mほどで工事ストップでしたあ。
まあ、倒木・崩落などで最終地点が見られないよりも、納得はできますけどね。
途中の造成地がなかなか良かったので撮影会。

ここはコンテスト対象外としておきましょう。


70号線に戻りさらに北に進みます。
バス停池山から左折しての三谷集落の奥にあるのは「三谷林道」

よ〜く見てください!
これ山椒の木で実がなっているのが分かるでしょうか?
この養父という地域は特に朝倉山椒がブランドとして有名ですが、この木になっている実を収穫してスーパーに並べたら5000円くらいかな〜、なんて下世話な考えが浮かびます。

肝心のダートはこんな感じ・・・いいですね〜!

今日もカッコイイ林内作業車に出会いました。

なんか似ていると思いません?
このオレンジの車両は何とI.H.I石川島播磨重工製でした、どうでもいいか・・・。


キャタピラで踏み固められていてとても走りやすい路面です。

終点はこんな感じで、ここまで4kmほどでした、60点!


三谷集落の途中から細い舗装路を登って行くと牧場がありました。

そ〜っと停まると向こうから寄ってきてくれました。
可愛いですねぇ!
ただここは一般路の脇にあるので良いのでしょうが、むやみに牧場内に入ることは厳禁です。
何故ならば知らぬうちに病原菌を運び入れてしまうことになりかねないので、そのことは十分に注意しましょう。


そのまま西に進むと天然記念指定の大アベマキ(巨木)への道筋があり、その左手に林道入り口がありますが標柱はありません。


美しいシダ原が広がっています、シダは好きなんですよね〜。
あとで気がつくのですが、このエリア一帯はこの種のシダ原があちこちに広がっていました。

ここも赤土路面が続いています。

地図によればもっと奥があっても良さそうでしたが、それらしきルートは発見できませんでした・・・50点!


樽見の大桜の横を通過して県道6号大屋地区に出て西進し、天滝方面に向かいます。
滝の南側、筏集落の中にある佐治見川沿に南下すると・・・

「佐治見林道」です。

フラットの締まったバラスでほぼストレートに近く、穏やかに渓流に沿って登って行きます。
ここは横目で美しい渓流を見ながら走るのには最高ですね!
走りを楽しむのには物足りないかもしれませんが、渓流フェチにはたまりません。

とても気持ちが良い空間です!
水辺にもかかわらず、あまりウエットではないのでヒルの心配も少なそうです。

5kmほど進むとその先で崩落。
本来は6km強あるはずなので、この先まだ1kmはあったはずですね。

引き返す途中の気に入ったポイントで「本日のレストラン」

せせらぎの音に包まれて食べる食事はいつでも最高です!
見上げてのワンショット。

梅雨入り前のこの季節は一番好きです。
あ、そうそう、採点は75点!


お腹を満たし次に進みます。
ちなみに長いこと自転車をメインとして持久系競技をやっていたので食後でもすぐ動けます・・いやレース中は走りながら食べることも珍しくはありませんでした。
消化吸収には体力が奪われるので、せいぜいサンドイッチとかおにぎり2ヶくらいですけどね。
それ以外には甘〜いゼリーなどがその種の競技では定番です。


これが今日唯一の害獣ゲート、蔵垣集落奥の「蔵垣下林道」、標柱は無し。

うん、ここもなかなかではないですか!

ますます良い雰囲気が奥に行くにつれて広がります。

広いスペースが現れました。

右手は行き止まり、左に行くと・・

目一杯のズームアップですが、画質がどうしてもiphoneだと荒くなってしまいますね。
今日は本当に鹿と出会うことが多く、トータル30頭くらいは見たでしょうか。
お寛ぎのところ邪魔してゴメンね。


他の支線にも入ってみましたが。

うーん残念!この先もまだ良さそうな感じで延びているのですけどねー。
しかしこの倒木、馬の骨にも見えません?

最後まで確認したかったですが・・それでもかなり気に入ったので80点!


大屋市場から6号線を南下します。
ちなみにこの大屋市場とは、むかし交易の拠点で栄えていたそうで、家並みなどにも趣が残っていますよね。


次の入り口はとても分かりにくいですが、仕出しのお店「起八」の手前右側です。
「市場奥線」ですが、標柱はありません。

緑のカーペット路面ですね〜。

が、しかし呆気なく・・・・

ざんね〜ん、ここは結構距離があるはずなんですけどねぇ。
路面の感じも土質のワタシ好みだったのですが・・・惜しい、30点!


6号線をさらに南下して、和田集落を右折します。


多くの廃屋やら、不思議な家(?)を過ぎるとこの標柱があります。

この先は「栃山線」「古屋中の奥線」とあるようなんですが・・・

行き止まり・・・

また行き止まり・・・
どうもこの地域、雰囲気は良くありませんでした。
畑で作業をしていた方は、気持ちよく会釈を交わしてくれたのですが・・・30点!


次なるは「田淵林道」
ここは明延鉱山の手前のこのバス停が目印。

左に登り、キャンプ場の手前に入り口があります。

入って行くと・・・

おおっ、景色抜群!バイブルによると須留ケ峰林道と繋がる予定だったそうですが、そのせいか規格が広域基幹林道に合わせてあるようです。

スカイライン林道っすよ!

ひゃ〜たまらん!しかも・・・

毒草ですが、大好きなジキタリスの群生がありました!
まだ5分咲きくらいでしょうかね〜。

途中、数カ所の広いスペースがあります。
この感じ、戸倉峠林道にも似た雰囲気です。

その先、小さな滝のところで道が狭まりプチ崩落。
少し無理をすれば行けそうでしたが自重します。
いやー良かった90点!


6号線に戻りすぐ、鉱山跡の方向に左折します。

初めてここには入りましたが、かつての鉱山の中心地だそうです。
左上には急斜面に線路が残っています。

向かい側には坑道(?)と古めかしい信号灯。
その先の集落には・・・

シブいっ!かつては多くの労働者が集い、この一帯は大いに栄えていたそうです。
それが寂れたのは資源を採り尽くしたのではなく、輸入品とのコスト争いに破れたからだそうです、残念ですね。


渓流沿いに舗装路を進むと・・・

この奥にも3本の支線があるようですが、標柱が確認できたのはこれだけ。

路面は悪くはありませんが、やや雰囲気が暗いのはこの時曇っていたせいなのか。

呆気なく行き止まり・・

支線も倒木・・

渓流の美しさはかなりのものです。
ただどうもなあ・・・暗いんですよねぇ・・・40点!


またまた6号線に戻り快適なワインディングを過ぎて行くと、下りきったところに右鋭角に曲がる道があります。
それが倉床川沿に伸びる「富士見林道」

この辺り揖保川源流支流群なので、渓流沿いのルートがとても多いです。


よしよし、これくらいの明るさが好みなんです。

素敵なログハウスもありました。

最近この話題には触れていませんが、ただ単に興味ある物件が出ていないからなんで諦めた訳ではありませんよ〜。
ここも「大路線」「大奥線」との支線がバイブルに載っていますが未確認です、65点!


さーて、体力も時間もそろそろ尽きてきました。
朝6:30出発でこの時3時過ぎ、ラストにするには「青菜林道」
ここは今日唯一の抜けられる可能性がある林道なのですが、さてさてどうなっているのか。
高山長さんは2年前、とある方は1年前に訪れているようですが、その時点では崩落通行止めだったそうです。


入り口脇には「いぼ地蔵」というのがあって、ここにお供え(?)されている小石を持って帰り、いぼを擦ると取れるとの言い伝えがあるそうです。
取れたらば元に戻すのがお約束だそうで、ワタシもあやかろうと思いましたが、一つも小石はありませんでした、なんでやねん。

中へと進むと・・

ほっほっほ、えー感じです!
分岐を進むと・・・

これまた美しい渓流沿いでしたが・・・


黒いロープにピンクのビラビラってなんだか不気味です。
そうそう、ここは分岐は右・右が正解でしたっけ、入り直します。

もっと暗い林道なのかと思いきや、これは良いではありませんか!

午後の木漏れ日も美しい。

新しい補修区間になりましたが、おそらくここが崩落していたところでしょう?

そこを過ぎると絶景スポット!
その先は・・・

急に道幅が狭まり断崖絶壁。
歩いて確かめると木々も生い茂り、落石も沢山あります。
15年前はこんなんだったの?


複数の人数もしくは上級者ならば抜けられるかもしれません。
腕も度胸もなくソロのワタシは尻尾を巻いて引き返しました・・・キャイン💦
反対側の入り口はすぐ近くの桑垣集落の奥。
次回はそちら側からチャレンジしてみましょう・・・85点!


という訳で、私的私感での第1位は「田淵林道」でしたあ🎊🎉㊗️


一体今日は何回狭い林道の奥でUターンしたことか。
それと実は先日からの電気系トラブルが悪化してきたので途中で帰ろうかと思っていましたが、あまりに面白かったのでもう開き直って予定をやり遂げました。
帰り道も調子が悪く、もしかするとしばらくは入院かなあ?


次週、もし天気が良ければアフリカツインでオンツーか、滝めぐりでもしましょうかね。
水曜日は次の次の13日がようやく晴れ予想ですね☀️


本日の走行 432km



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こちらはハワイ料理のアヒポキ丼、マグロとアボカドが具です。
元々はカリフォルニアロールからの組み合わせでしょうが、意外にイケるんですよこれが。


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