見つけた!『海が見える林道』『抜ければ海の林道』 4/26
昨冬は本当に雪が多かったので、兵庫県北部・但馬地方の完全な開幕はまだ少し先です。
しかし先日からリサーチしている北但の日本海エリアは普段でも案外と雪は少なく、すでに十分走れるコンディションになっています。
それにも関わらず地元オフローダーの数は皆無に近く、また氷ノ山や神鍋を越えて来る阪神間からのライダーもほとんどいないので、ミドルレンジ以上の林道は少ないとはいえ、まだまだ未知の道が眠っています。
今シーズン初のグループツーリングに集結してくれたのは5名、突破力があってチームワーク抜群のいつものメンバーです。
1本目に入ろうとした途端ミスコースして行き止まりになってしまいましたが、棚からぼた餅のような素敵な空間に出会いました。
大きな杉の木を立派な竹が囲むように茂っています。
少し戻って正しいルートに入ると、前回ソロで調査した時の限界ポイント付近からアトラクションが始まります。
するとそこに弱っているように見える狸が倒木の影に隠れて逃げません。
この前はやはり弱った鹿に出会いましたが、この冬の雪の多さで餌が不足しているのでしょうか?
こんなことが2回も続くとは初めてのことでした。
ここはかなり古い作業道のようで、ところどころは広く良い道が残っていますが、崩落や倒木によってできた難所も次々に現れてきます。
でもそれも想定の範囲内のレベルで、程よく汗をかき奥へと進んでいきます。
この日はいつもK川さん、S川さん、M野さん3人が先頭を入れ替わりながら、サクサクと倒木処理や不明瞭な箇所の下見と判断をしてくれて、僕は時折事前に仕込んだ情報を提供するというスタイル。
もう少しで前回に反対側から探ったポイントに出て繋がるはずが、見たこともない開けた地点に出てきました・・アレ?
そこから集落に向かって走ると、見覚えのある分岐に出てやっとその訳がわかりました。
地図に載っていない道があって、そこに知らぬうちに出てしまっていたのです。
でもそれはとてもフラットな整ったダートで、なぜ地図に無かったのか不思議ですが、とりあえずシーズン最初の1本目に新たな完抜け林道を発見でき、自己記録をさらに更新できたのはとてもラッキーなことでした🎵
気を良くして、少し時間は早めでしたがGWということもあり、早めに城崎の海鮮料理の店に行き開店を待ちました。
これまで1人で2回来て、その時は一品料理を楽しんだので、今回は刺身と天ぷらがセットになった御膳を選びました。
写真はありませんが、T橋さんが注文したカレイの唐揚げがとても大きくて、骨せんべいも付いて美味しく、お値段たったの1000円にはびっくり!
次は僕も絶対に食べたいと思わせるものでした。
お腹が満たされた後はいきなりハードな林道ではなく、絶景を求めて海沿い林道へ行きました。
ここはいろいろリサーチしていた中で、とあるハイカーさんのブログから知った気比にある『イクリ林道』です。
ここはなんの目的で作られたのかよく分かりませんが、灯台の手前まで伸びているピストンです。
今日も穏やかにコバルトブルーの海が広がっていました。
一部きれいな芝生路面もあるのですが、ほとんど落石で埋もれガレてしまっています。
行けるところまで行ってみましょう。
これだけ見るとステキでしょ?
でもビギナーさんが走れるような場所ではありません。
かつてはガードレールもあったようですが、落石や倒木で通れる幅は崖っぷちギリギリのところもあり、落ちたら海にドボン!
ショートでピストンではありますが、これも貴重な林道でした。
そこからほど近い場所から3本目にチャレンジします。
小さな岬の根元東西にある集落と集落を最短で結ぶ、古道と呼んでも良いかのような、かつての生活道路なのだと思います。
西側から入ると序盤はスムーズでしたが、県境峠越えに差し掛かると牙を剥いてきました。
斜度は急になり、鋭い切り返しには意地悪く倒木や岩があり難易度を高めています。
みんなでヘルプをし合いながら順番に峠の頂上まで。
アテンド役は僕でありながら、テクニックも体力も底辺なので、いつも一番多くヘルプをしてもらってスミマセン!
東側の下りはもう簡単だろうと思っていたら、それは甘かった・・。
倒木やら・・
細いキャンバーをトラバースしなければならず、最後まで油断はできず・・
最後は急斜面を鋭くスイッチバックしながら下ると湿地帯に出て・・
美しい砂浜のある小さな漁港に出ました!
これがこのエリアの素晴らしさ🎵
頑張ってなんとか突破した先に、こんなご褒美のような海が待っているなんて、全国的にみてもそうそう無いシチュエーションでしょ。
そして最後はメインイベントです。
元々ある金剛寺畑上林道周辺に、地理院地図にもGoogleの航空写真にもくっきりと描かれている林道?(作業道)があるのですが、これがどこから出入りするのか見当がつきません。
そこで3本ある近くの支線を順番に探ってみることにしました。
それにしてもふと周りを見渡すと一気に緑が広がってきて、とても瑞々しい季節になってきました🎵
高度を上げてい行くと、ここからも久美浜の海が見えてきました。
地図上の支線はここで途切れましたが、稜線に登れば踏み跡が続いていて、それを確かめながら進んでいきます。
かなり良いところまで進み、謎の林道にクロスするのも間近かと思われましたが・・
その手前で時間は4時を回り、タイムアップとなりました。
普通ならばこの時期まだまだ乗れる時間帯ですが、こんな未知の場所ではリスクがあるので今日はここまで。
謎は解明できませんでしたが、オープニングとしてはかなりの成果と満足度で、メンバーのみんなも喜んでくれたようです。
僕にとっての難易度はほぼギリギリなところで、ヘルプを受けつつクリアできたのは本当に嬉しく、感謝の気持ちでイッパイ!
今年も自分自身楽しみつつ、みんなに喜んでもらえたら最高なので、さらにこのエリアを深く深く追求して味わっていきます。
Keep going!




























