あの人を思いつつ恩原高原を歩く 3/1
昨年こそ行けなかったけれど、毎年必ず春と秋には訪れていた岡山県北部にある恩原高原は、たくさんの想い出が詰まった大切な場所です。
特に秋の紅葉の季節の美しさたるや本当に素晴らしく、また僕が人間的に大好きで尊敬し、ブログの書き方や写真の撮り方を参考にさせてもらったMさんや、Mさんを通じて知り合ったYさんとここで過ごしたことは、僕の心の中の一生の宝物として忘れられないことでしょう。
そんな恩原高原がスノーシューで歩けると知ったのはつい最近のことでした。
ヤマップでフォローしているハイカーさんがここの記事を書いていて、これはなんとしても行かなければと思い、スノーシュー仲間のT橋さんとダマさんを誘いました。
西宮インターにほど近い場所に集まってから、高速を走り2時間半で恩原高原スキー場に到着です。
あまりスキースノボ客はいないのではと思っていましたが、やはり今年の降雪量の多さからか結構賑わっていました。
ゲレンデの端を歩かせてもらい、急登をゼイゼイ言いながら登るとリフトトップに到着です。
こちらはほぼ同じ場所からの秋の風景です。
西の方角には中国地方では最高峰の大山が見えています。
歩き始めからしばらくは、牧場跡のなだらかなアップダウンを歩きます。
秋にはススキで覆われてとても夕陽が美しい場所。
こんな場所が今はほとんど雪に覆われて、少し背の高い杉が頭を出している程度になっています。
数日前の寒波が嘘のようにこの日の気温はぐんぐん上がり、気分はもうサイコーです!
朝のうちは雪質も歩くにはちょうど良い硬さでした。
ひとつ丘を越えてはまた降り、さらにまた登ることを繰り返していきます。
グリーンシーズンもスノーシーズンも、ここはなんと美しいのでしょう🎵
途中で1人のスキーヤーが休んでおられたのでお話を聞くと、滑走具をつけていればリフト1回券が260円で利用できたそうです。
それを聞いたダマさんが悔しがること・・
次回来るときは安いおもちゃのようなミニスキーを履くと言っていました。
T橋さんはウロコのあるアウトドアスキー( BCクロカン)に興味津々で質問責め。
翌日のこのブログを書いている日曜日には早速専門ショップに走ったそうですw
僕も一時、歩くスキーを始めたのですが、スキー経験がそもそも無かったのでまるで上達せずに断念しましたが、こんなフィールドを知ってしまうとまた始めたくなります。
しかし本当にキモチイイ🎵
東の方角にはうっすらと氷ノ山や扇ノ山が見えています。
樹林帯に入ると光と影の芸術です。
残念ながら今日は気温が高すぎて霧氷は見られません。
南側斜面には小さな雪庇も。
これは熊の足跡かと思いましたが、専門家の見方では違うのではということに。
人間の手のひらと同等の大きさなのですが、ならば一体ナニモノ?
時刻は昼となり、前方にはギラガ仙と三国山が近くなってきましたが、お腹が空いたのでここで昼食。
ダマさんのスノーシューの調子が悪く、また出発した時間が遅かったので結局ここで引き返すことになりました。
達成感はあまりありませんが、今日は想い出を噛み締めながらじっくりと歩きたかったので僕も十分満足です。
持ってきたヒップソリで滑ってみようと思ったのですが、雪がだいぶ溶け始め、斜度も緩くて失敗でした。
モナカ雪というのでしょうか、接地面積が狭いダマさんのスノーシューはしばしばズボッと沈んでしまい辛そうです。
綺麗な青空に幾条ものひこうき雲が広がっています。
最後の丘を越えるダマさん・・
ゲレンデに差し掛かると、ヒップスキーで『ウヒョ〜!』と言いながら鬱憤を晴らしていました♪
ところで今回行けなかった三国山ですが、グリーンシーズンは佐治に近い山王谷からの林道途中に登山口があったことを思い出しました。
しかし一昨年の豪雨でこのエリアは甚大な被害を受けて、その林道も途中で崩落し徒歩でもそちら側からはアプローチできないそうです。
ただ2017年に来た時はまだオフロードを始めて間もないので撤退しましたが、今なら心強い仲間もいるし、どこまで行けるのか試してみたい気持ちもちょっとあります。
帰る途中には有名な奥津温泉があり、その中心には『花美人の里』という日帰り温泉があります。
ここには初めて来ましたが、素晴らしい建物でとても清潔!
お湯は完全に掛け流しではないそうですが、肌がスベスベとなり疲れもスッキリ!
洗い場も広々とし、露天風呂も最高でした。
ちょっと料金は高めですが、もっと近かったら常連になりたいほど。
風呂上がりには地元の名品。
瓶ではなく紙パックにストローなので定番スタイルは似合いませんが・・
夕食のために事前にリサーチして浮かび上がったのはこちらの店。
ご当地名物のホルモンうどんがイチオシですが、ご主人は冬場以外は日本海で漁師をされているそうで白イカの刺身も美味しかったです🎵
さらによもやま話をしていたら驚きの事実が次々と。
そして極めつきはシークレットルームの凄さ!
それは撮影厳禁で公にはできませんが、まさにド迫力のものでした。
(決して違法のものとかスケベ心をくすぐるものではありません、ステキなご趣味の一種です)
デザートは少し離れた山田養蜂場直営のぶんぶんファクトリーで、ハチミツかけのソフトクリーム。
これもMさんに教えてもらい、ツーリングの途中でYさんと3人で食べたのは5年くらい前だったかな?
あの時と味は変わらず、この日の最後を締めくくるには文句なしでした。
これからは三寒四温となってくるので、今シーズンはあと何回行けるのか分かりませんが、北部はもう一度雪が降るようなので期待しましょう。
それにしても良い一日だったなあ🎵



























