トレッキング第三弾 魅惑の稜線フトウガ峰縦走 11/30
今年一番の冷え込みがあった朝でしたが、ずっと行きたかったルートに初めて行ってきました♪
はい、今回もまたトレッキングなので、バイクの記事に期待をしてくれていたならごめんなさい。
このまま春までバイクはほとんど休眠状態で、こんな内容が続くと思います。
その行き先は生野高原から始まる段ヶ峰トレッキングルートです。
案内板は少し字がかすれて読みにくいと思うので、ネットから拾ったものを貼っておきます。
ここは兵庫県内のみならず、おそらく関西一円でも珍しいくらいの長い稜線歩きができる人気ルートです。
駐車場は登山口のすぐ前にあり、そこからそこそこ急登で一気に高度を稼ぎます。
その途中からすでに見晴らしが良くなり、素晴らしい景色が広がってきました。
このルートは三つの峰を結んでいますが、そのうちの最初が達磨ヶ峰で、ここはその手前のポイントです。
ここまで1kmほどの距離で約350mほど登りますから、平均勾配は35%ほど。
このところ近所でのトレーニングをサボっていたので、けっこう体力を削られてしまいました。
この辺りからうっすらと雪が積もっています。
前日からの冷え込みで雪が降っていたようです。
達磨ヶ峰に到着するとガスがかかって見晴らしは無くなっていました。
ここから始める待望の尾根道は、まだ馬の背のように幅は狭めです。
はるか前方に目的の段ヶ峰が見えてきました。
次第に稜線の幅が広くなってくると・・
その先に憧れの風景が広がってきました🎵
遠くの山から見ると、この付近はホントに真っ平のように見えますが、実際に歩いてみると意外と登り下りがありました。
その最たるものがこの『最低コル』で深めの鞍部になっていて、想定外の登り返しがまた脚にこたえます。
ちなみに『コル』とは英語では『col』で、ピークとピークの間の凹んだ場所のことです。
登り返すと周囲360度のパノラマが広がってきました🎵
素晴らしい眺めです!
これは東向きで、タイミングが良ければ北陸の白山や、南側は播磨灘まで見えるそうです。
二つ目の峰に到着しました。
この辺り関西ではとても珍しい森林限界なのでしょうか、高木がひとつもありません。
普通、北海道あたりでは標高1000 m付近で限界らしいですが、同じ標高でも緯度がだいぶ違います。
あくまで想像ですが、ここは強風になる確率が高いということなので、周辺よりも厳しい自然環境なのかもしれません。
これはネットで拾った同じ場所の冬の景色ですが、強風のために積雪量も少ないそうです。
スノーシューでも一度訪れたい場所ですが、中途半端な雪だと最初の登りが大変そうだなあ。
ちなみに反対側の千町峠側から登ればもっと楽に稜線に出られるそうですが、その登山口まで除雪をしていないので、ジープやジムニーなどのクロカン四駆が必要だそうです。
セルフシャッターでパシャリ!
さらに西に進んでいくと段ヶ峰に続く稜線と、並行して伸びている林道に降りる道と別れます。
このまま段ヶ峰まで行きたかったのですが、すでに歩き始めて2時間ほど。
想定以上に体力消耗して時間がかかり、段ヶ峰まで行くとこの日のもうひとつの楽しみを見送らなければなりません。
悩んだ末に選んだのは敗者の道・ルーザーズロードと言える杉谷コースでした。
ここは歩き始めよりもさらにキツい勾配で、枯葉が積もった路面で掴むものがないと滑り落ちそうになってしまいます。
最後は狭くクネクネしたやや不明瞭な区間を抜けると沢と並行に下ります。
綺麗なミニ滝で一服。
そして町道栃原宍粟線に出ました。
ここはオフロードバイクを始めた頃によく通った道です。
半分近くは簡易舗装してありますが、この付近から千町峠の終点にかけてはほとんどダートです。
ただ登山道の案内板には市道となっていましたが、いったいどちらが正しいのでしょうね?
これが千町峠方向の眺め。
バイクで走っている時によくハイカーさんとすれ違っていたのですが、なんでここを歩いているのか意味が分かりませんでしたが、今自分が歩くとは・・
途中にあった巨岩には『生野ボルダー』のボードがありましたが、調べてみたらこの辺り一体でボルダリングを楽しむ人が多く、この岩からそれが始まったそうです。
トコトコ歩いて行くと次第に紅葉が美しいエリアになってきました。
こんな画像はSNSには溢れかえっているので飽き気味ですが、とはいえやっぱり撮りたくなるのは人の常?
さらに生野高原カントリーに向かうと、いつも間にできたのかこんなシャレた施設が立ち並んでいました。
調べてみると、貸別荘をメインとしたリゾート施設だそうで個性的な建物がいろいろとありました。
40年ほど前にはこの辺りは西の軽井沢としてもてはやされて別荘が多くあったそうですが、他と地域と同様にそれらは寂れてしまっています。
しかしある企業がこんなアクセスが良く、自然環境が素晴らしいということで見直され再開発しているそうですが、こんな新しい形態も良いのかもしれませんね。
ログは駐車場手前で切ったので実際の距離が短いですが、アップルウォッチで測るとこんな感じ。
そして目的だった段ヶ峰登頂を諦めたのはこれを食べるためでした🎵
最近はバイクで北播地域を訪れることがまず無いため、ほぼ一年ぶりに来たかった多可町の焼き鳥屋『鳥富』です。
僕はとてもこの店の常連などと言えるような人間ではありませんが、もうかなりご高齢の先代の奥さんが顔を出して『久しぶりやね』と言ってくれたのには驚きと嬉しいことでした。
さすがお店が35年も続いているわけだし、まさに接客業の鑑と言えるでしょうね。
そこから家に帰る途中の丹波エリアの山々も本当に美しく見惚れてしまうほど。
この画像はもう家に近い金仙寺湖ですが、この冷え込みで一気の紅葉がピークとなりました。
稜線では冷たい風に吹かれて震え上がりましたが、結構汗はかいていたのでこの日の仕上げは北海道チーズの専門店でソフトクリーム♪
ここは家から車で10分ほどなんですが、今までなかなか寄る機会がありませんでした。
お値段500円ですが、確かに良質のミルクを使っていることがよく分かり、比較的あっさりとした味わいで美味しいです。
それにしてもこのところ歩く機会が少なかったので、自分が思っていたよりもその体力がかなり落ちてしまっていました。
スノーシューシーズンに向けて日々トレーニングをしなくっちゃ!