苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

まだあった!大岡山のヒミツ 11/9

週の半ばに本格的な冷え込みがあり、関西も木枯らし1号が吹きました。
それでも過去の記事を見直すと、やはり今年の秋の移ろいはかなり遅いですよね。
さて今日もまた、いつもの神鍋高原であの人たちとグループツーリングです。
道の駅の横の銀杏並木もやっと色づきが進んできました。



早めに到着すると僕が一番乗りでした。
直前にK川さんがキャンセルとなって、今回はT橋さん、S川さんと僕の3人のみ。
広島でコマ図ラリーが開催されているので、そちらへ参加している人が多いのです。
人数が少ないとしんどいな〜と思っていたら・・



先日この場所でバッタリお会いした、Xでの相互フォロワーしていたK辻さんが偶然に来られたので、『良かったらご一緒にどうですか?』と尋ねたら即OK。
僕がご一緒に走るのはこれが初めてとなりますが、他のメンバーとは2回目だったり、それ以外のスピードスターとのお友達ともつい最近走られているので、今日のルートくらいなら大丈夫だろうと思っていました。
なにせ僕にとっても、ひとりでも増えるのは好都合でしたし。




途中のロードサイドの気温計は3度を示しているところもあったのですが、心配していた冷え込みは全然大したことはなく、走り出しはジャケットの袖を外してベストでちょうど良いくらい。



最初の林道の入り口にはほんの10分ほどで到着です。
いつもこの走り出す直前のワクワク感がたまりません🎵
特にこんな快晴の日は尚更のことです。



本線の方はすでにTOM'Sの吉川さん&浜松のU山さんと一緒に走った時に解明していますが、今回はちょっと気になっていた支線にまず入ってみます。



するとこれが!
地理院地図にさえ全く描かれていませんが、しっかりとした作業道が奥へ奥へと伸び、さらにその先は獣の踏み跡さえありませんが、尾根伝いに走れる区間が続きます。



時折広い場所や鞍部がありながら降っていきます。
おや・・これはもしや・・



地図で確認すると、ずっと以前にひとりでリサーチしたものの、どうにもこうにもならないと諦めた作業道に交わりました!
左右にその道はありますが、右はかなりの倒木があるようなので左に絞ります。



しかしこちらもあとほんの僅かなところで傾斜も厳しくなり断念⤵︎



ここまで来て登り返すのはかなりの難易度。
全く外装ならしが終わっていないK辻さんが『僕こんなん登ったことありませんよ!』と。



かなり苦労して体力削られていましたが、なんとか作業道まで脱出成功!
(そういう僕もT橋さんやS川さんのヘルプを受けながらでしたがw)
それにしても気温がぐんぐんと上がって、みんな冬用のインナーを着てきたことを後悔するくらいに汗だくです。



本線に戻ると、またいくつかのセクションがありますが、それがまた先日の大雨で難易度がかなり上がっています。



そしてその途中で事件が・・



K辻さんがひとりで倒木を動かそうと、バイクを降りたその直後にスタンドが土にめり込んで5mくらい下に転落してしまいました!
これって僕もヒヤリとしたことがあるのですが、十分に注意しなければなりません。
今回は横に転がりながら1回転してタイヤから着地し、地面も柔らかだったのでバイクの損傷は最小限で済みました。
オフロードバイクって本当に丈夫にできています。



そこから道に復帰するのも、ロープを使わずに緩やかな斜面からできたのもラッキーです。
これがもし深い谷だったりしたら、後日人数を揃えて仕切り直しになるところでした。




そんなことがありながらビューポイントへ到着すると、これまで気が付かなかったとても立派な銀杏の木があり、その葉が色づき始めていました。
もみじもそうですが銀杏の木は標高で影響される温度よりも、陽当たり具合で色付く速さが違うようです。



今日は霞も無く、遥か遠くの山々までくっきりと見えています。



お昼は神鍋高原道の駅に戻って給油してから、近くの『いわき』でチキン南蛮。
ご年配の方が調理をしているのか、出てくるまで時間がかかりましたが良い味でした。
見た目は地味ですが、小鉢の野菜も美味しく、特にねばねばのジュンサイが嬉しい♪



午後イチは先ほど撤退した反対側の出入り口の調査。
ここは一昨年ひとりでリサーチに来ましたが、あまりにも草ボーボーで断念した場所です。
しかし今回はすっかりときれいに草が刈られてました。
むむむっ・・ということは!?



入っていくといきなり斜度が強くなり、傾斜部分の路面も岩盤が剥き出しになっていて登るのが難しく、僕とK辻さんは待機組です。



元気なT橋さんとS川さんがその先を偵察に。
それによれば『道らしいものがあった!』とのこと。
となれば、先ほど撤退した場所からエイヤっと激坂を降れば完抜けできる!!!?
それにこの道は別方向に元々繋がっているので、あの倒木と戦う気力体力があればその方向に抜けるのも可能かもしれません。
それ以外にもまだ分岐があったので、可能性が秘められている気がしてなりません。
支線区間は全く地図に記載が無く、航空画像からも分からなかったルートですが、こんな発見が堪らなく嬉しいんです🎵



ここはぜひ今日来ることができなかったK川さんたちも加えて、またいつかリサーチして完全に解明したいと思います。



そこから20分ほど走ってある場所に到着。
ここも以前に下見をしていた待望のルートですが、いよいよその時がやってきました♪



ここも登り始めの九十九折りがちょっと厄介です。
車体大柄でパワーのあるハスクに乗ったK辻さんは、どうしてもまだこんな状況に慣れていないので、『怖え〜!』とか『どうしていいのかワカラン!』などと叫びながら・・・



キャンバーに残されたイヤらしい倒木も、みんなと協力しながらなんとか無事にクリア!
この新ルートはある方(バイク乗りではなく)のブログを参考にしたので、自己記録更新にはカウントされませんが、とても面白い道でした🎵
結構な距離もあり、そこそこ時間もかかりましたが、いろいろと事情もあって画像は少なめです。
それにしてもK辻さんはこんなルート開拓に初参加で、いきなり成功体験ができるなんて超ラッキー!
今はまだ実感ができなくても、そのうちこのことがどれほど貴重なことか分かってもらえる日がやって来るでしょう。



だいぶ太陽が傾いてくるなか、蘇武岳山頂の横を舗装林道で通り過ぎて帰路に着きます。
この方角は日本海側で、ここからでも水平線が見えました。
画像なしですが、蘇武岳周辺から小城付近は一気に紅葉が進んでとても美しかったです!



この方角は村岡方面、遠くに氷ノ山も見えています。
その後は万場を下ってフィニッシュ。


着替えを終えて雑談をしていると、K辻さんが『いや〜オフに乗り出してから、今までで一番楽しかったです🎵』と言ってもらえたのには胸を撫で下ろすと同時に、こちらもすごく嬉しく思えました。
だってあの状況だったら、もう2度と一緒に走りません!と言われても無理はないよなぁと思っていたくらいでしたからね。
フフフ、またこれでオフ中毒患者がひとり増えたかな・・?


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