秋の絶景トレッキング&ルート開拓 11/3
本来の予定は土曜日にトレッキングをして、日曜日は大阪シティトライアルを観に行くつもりでしたが、土曜日が雨となって一日順延。
トライアルに誘ってくれていた皆さん(特に吉川さん)ゴメンなさい、それにしてもよく降りましたね。
たぶん但馬の林道もヌタヌタになっているところが多いでしょう。
大好きなススキの季節はほぼ終わり、でも紅葉にはまだ早いということで、懸案となっていた大岡山に残った最後のひとつのルート解明にトレッキングで行ってきました。
他のルートはいちおう『道』ですが、このルートは完全に山中を抜けるので、地図では分からない詳しい状態を知る必要があります。
麓側の登り口は前回に特定できたので、そこからスタートします。
まず出だしがかなりの傾斜があり、岩や木などの障害物もあるので直登とは行かず、よほどドライでコンディションが良くないと難しそう。
100mほどそれを登り切れば尾根に出ます。
ちょっと意外でしたが、そこから先で一旦下りとなって広い鞍部に出ます。
そして登り返すとまた平地がありますが、ここが地図上の476ピークのようです。
そこから痩せた尾根を登っていくと・・
次第に傾斜が強くなり、路面も根っこや倒木で苦労しそうです。
さらに進むと・・
周回作業道に出会いました🎵
作業道右方向
作業道左方向
事前に想定していた場所よりも北側に出てしまいましたがこれで良かったのだろうか?
とりあえず少し周回路を歩いてみます。
ミニ滝がありましたが、走っている時には気が付きませんでした。
旧庭園跡の方からの道と合流する付近がとても良い雰囲気です。
巨木の森です!
大好きなブナの木もたくさん残されています♪
途中でクマさんの足跡もありました。
鈴を持つのは嫌いなので、ずっとイーグルスのDesperadoを歌いながら歩いていました。
先ほどのポイントに戻り同じルートを引き返します。
この先の事前予想していたポイントから戻ろうかなと思いましたが、これをもう一度じっくりと確かめながら降ります。
復習します、降り始めはやはり根っこが嫌な感じです。
フロントを斜めに当てたら即転倒間違いなし。
こんな尾根の区間は極楽です。
476ピーク付近はやや迷いそうですが、後から思えばこの右後方から事前予測していたルートと合流していたのかもしれません。
次回来た時のために、所々に赤テープを巻いておきました。
ここの下りも要注意。
一旦下っての登り返しも、間伐した木が残されていて障害物になっています。
十分にラインを読まないとダメですが、不可能ではなさそうです。
一旦の登りきってから・・
最後の尾根下り区間に入ります。
画像ではわかりにくいですが、左手に麓にある建物が見えてきました。
ドライならばこの下りもさほど難しくはないかな?
そして麓の周回路に合流です。
距離は片道2kmほどでした。
これが使えればゴルフ場のある頂上側の周回路を半周してから一旦このルートで下り、また別の道(昔の参道)で登り、別荘地がある方から抜けるという、かなり走りごたえのあるルート構成ができたことになります🎵
あ〜、これで長らく試行錯誤してきた全容が判明して、あとは実走行あるのみでスッキリしました!
この日は秋の行楽シーズン真っ盛りの連休ということもあり、いろんな場所でイベントが行われていました。
その中でどうしても行ってみたかった、但馬牛ブランドの名門・上田畜産の直売場での特別ランチに向かいました。
1枚目の写真はサービスのホルモン鍋、2枚目はステーキ串と焼肉丼です🎵
(どちらもピンボケで面目ない⤵️)
上田畜産は香美町小代地区を中心に、数少ない繁殖〜肥育〜精肉加工〜販売まで一貫して行っている伝統ある会社です。
もちろんその母牛は日本の黒毛和牛のルーツである、あの伝説の名牛・田尻号の直系!
特に今回食べたステーキ串は500円というサービス価格で(ロースかと思いましたがモモ肉かも?)本当にうっとりする味🎵
こんな赤身肉はこれまで食べたことがありません。
ありきたりで陳腐な言葉で僕ごときが表現できませんが、この日の夕食を摂るまで、その風味と後味が口の中に残り、とても幸せな気分が続いていました。
次回また利用できることがあれば、その時はステーキ串3本を白ご飯で食べたい!
なにせ白米の旨さもまた別格だったんです。
そこからまた車で30分ほどかけて、ハチ高原まで移動しました。
途中モミジの色づきも銀杏の黄葉もほとんど見ることができませんでしたが、ここにきてやっとそれがありました。
スキー場の草刈りは終わっていますが、ゲレンデに最初に撒く人工雪作りはまだのようです。
オートキャンプ場は昨日の雨のせいで、この日からのお客さんが次々とテントを張っています。
なんかどれも高価そうで、炊事道具やテーブルチェアにも凝っています。
しかしもうちょっと各自のスペースを広く取って、散らばれば良いのに何でそんなに固まるの。
もう期待していなかったススキでしたが、こんな青空と傾き始めた太陽の日差しがあれば、まだ輝きを失っていませんでした。
氷ノ山の山頂も今日は大勢のハイカーさんで避難小屋は満員だったことでしょう。
こちらから続く道が工事中ということで、一体何のためかと思っていたら、今までの木段をコンクリート舗装に変えていました。
それを登り切ったところが小代越。
そこから東に高丸山があり、さらに木段が伸びています。
登り切り、頂上からの鉢伏山方向。
ここからもずっと登山道で繋がっていて、それを目当てに来るハイカーさんも多いようです。
ここまで来て氷ノ山に登らないなんてどうなの思っていましたが、サクッと半日コースでならこれも良いのかも。
以前はこの鉢伏山にバイクで登るのも黙認されていましたが、今は禁止されています。
あの頂上からの景色も本当に見事で、そこから眺めるこの場所もとても魅力的でした。
もしもハチ北とハチ高原スキー場両方を繋げたレースやファンライドができたら?
なんて夢想が浮かんでは消え・・
反対側には氷ノ山に続く稜線、天空の道。
これが僕が但馬で一番好きな風景です🎵
この3枚の画像は昨シーズン、スノーシューで登った時のものです。
雪景色も秋のススキと紅葉も、春から夏の緑も、どれも本当にスバラシイ!
ふと思ったけれど、氷ノ山〜高丸山〜鉢伏山の三座同日制覇も夢ではない!?
あっ、それっていわゆる『氷ノ山ぶん回し』ってやつか。
高丸山頂上からの大久保方向
小代方向
扇ノ山方向
そしてこの日、先週から連続でここに来た目的のために、氷ノ山へ向かって歩いていきます。
スキー場オープン前は、この稜線の道も草刈りをされて幅が広がっています。
歩き進むと頂上の避難小屋も肉眼ではっきりと見ることができます。
逆光で上手く撮りことができませんでしたが、この辺りの斜面の紅葉が美しかったのです。
頂上まであと5kmの標識を過ぎたあたりで、目的の道を見つけました。
ここもしっかりと草刈りをされていますが、夏は草ボーボーで分からなかったかもしれません。
歩いてきた方向を振り返ります。
降り始めてから全体の2/3ほどは傾斜も緩く、こりゃ楽勝かと思っていたらそこから先は結構な斜度になりました。
右へ左へと九十九折りとなって難易度が増してきます。
極端に細くなったキャンバーを過ぎると平地が見えてきました。
振り返るとこんな感じ。
実は何回もここには来たことがあったのですが、まさかこんな道があって稜線と繋がっているとは全く想像できませんでした。
いつもより水量が増えている小さな沢を超えると・・
大きな木があり、右に進むと大久保方向、左に進むとキャンプ場の奥へ。
大成功です!素晴らしいルートがまたひとつ見つかりました🎵
特に長生きをしたいとは思いませんが、こんな風景はまた来年も再来年も、この先ずっと何回でも見たいなあ。
今年もまた良い思い出ができました。