苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

オフトレ vol.8 丹波篠山・御嶽スノートレッキング 1/29

この日は本来ならば但馬の山に行きたかったところですが、天気予報を見るとまだ最強寒波の影響なのか曇りとのこと。
(後で知りましたが、スキーに行った友人によれば晴れていた!)
道路状況も厳しそうだし、仕方なく近場の山に行こうとしたのですが、どうもコレって所が思い当たらない・・。
昨年から始めたスノーシューですが、ビギナーにとって危険度が低く、またさらに登山口まで除雪されている所が多くなく、想像していた以上に目的地を選ぶのが難しいのです。


そこで今回はスノーシューは諦めて、チェーンスパイクくらいで歩ける山にターゲットを絞り、なんとか決めたのが丹波篠山盆地を囲む多紀連山の主峰・御嶽(三嶽)でした。
ここは以前にオンロードバイクに乗っていた時、少し時間ができた時など麓のおおたわ峠(短めですがすごくテクニカルで面白い)で気持ち良く走っていましたが、その頃からいつか登ってみたいなと思っていた山です。



登るルートはいくつかありますが、一番行き慣れた火打岩(わん)だと登山者用の広い駐車場もあり、頂上までの道中も楽しめそうなのでそこからスタートです。


https://www.city.tambasasayama.lg.jp/material/files/group/40/img-514152249.pdf


害獣防止ゲート(ここの扉はロックシステムが秀逸!)を開けて進み、しばらく木段を登るとすぐに稜線に出ました。



うわ〜気持ちイイ🎵
実は昨晩、いつもは寝る前だけオンにしているだけの電気式毛布を『強』のままつけっぱなしにしてしまい、起きてから少し体調が悪かったんです。
まるで風邪を引いて熱があった後みたいな感覚で、今日は家に篭ろうかなと思ったくらい。
でもこんな風景を見て、そんなネガティブな気持ちもイマイチの体調もすっ飛びました。



それからしばらくは樹々の間からですが、左右に遠近の山々を見ながら緩やかな登りで進んでいきます。



これは西ヶ嶽かな。



昨日まで降った雪が枝に積もって、あちこちに垂れ下がってアーチを作っています。
そんな下を潜り抜ける時にしくじると、首筋に雪の塊がドサっと落ちてきて冷たーい!
でも自然の芸術を見ているようで、その千差万別な様子を見ていると飽きません。



そんな区間が1km以上も続いてから、頂上に近づくにつれて登りの斜度が急になっていきます。



それでもロープや鎖が必要なほどではなく、雪の量や質もアイゼンが無ければならないというわけでもなく楽しめる程度です。
そして途中からはこんな雄大な風景も楽しめるようになってきました。



左寄りのS字のように白くなっている所が車を停めてきたところ。
こうしてみるとわずか2時間足らずでここまで山の中を登ってきたのが不思議にも感じられます。
僕などは決して早いペースではなく、何度も立ち止まりながらでも来られてしまうのです。



避難小屋を過ぎると最後のピークに出ました。
昨日iPhoneを11Proから14Proに機種変更しましたが、全く編集加工していません。
カメラ性能がさらにアップしたこともあるでしょうが、この数日の荒天がむしろ大気をクリーンにしてくれたようで素晴らしい青空です!


(ちなみにiPhone新型はまたお値段アップでしたが、下取りがサンマンエン近くになったし、残価設定もできたので月々の支払いはダウン。もちろん払い終わるのはずっと先延ばしですが替えてヨカッタ!)



頂上近くにあったカッコいい石積みの小屋は、読者のLTさんが謎を解いてくれたのと同じの古い休憩小屋なのでしょうか?
入り口は鉄柵があって今は入れませんでしたが、背面は大きな一枚岩のようでした。


この山は平安時代の頃から山岳信仰の一大拠点となっていて、多くの人が訪れて修行をしていたそうです。


さらにこんな歴史も・・


子供の頃の授業で、昔の寺の僧は武装集団でもあったことを教わった時は驚愕しましたが、実際にこんな歴史が残る地に足を踏み入れると感慨深いものがあります。



ここからは東側の展望が最高です!
おそらく北摂から京都北東部の園部や亀岡方面でしょう。
ここが頂上かと思ったのですが、ふと目をやると少し先に電波塔があったのでそちらが本当の頂上のようです。



山に入る前の道すがら、篠山川沿いの桜並木の樹氷がとても美しかったのですが、山の上の方がもっと綺麗だろうと思っていて撮らなかったのが悔やまれます。
ここはここで確かに美しいのですが、木の形によって映え方が違ってくるものですね。






この日はスノーシューは車に置いたまま、いわゆる『つぼ足』というやつで先行者の跡をトレースしてきましたが、ようやく頂上に到着です。



その頂上で休んでいると風の冷たさに寒さを感じるくらいで、あとは快適な一日。
半日コースでしたがすっきりと汗をかき、メンタルもフィジカルもリセット!
やっぱり来て良かったなあ〜🎵


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