苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

TRRS XTRACK ファーストインプレッション 12/30 丹波


先週に納車されたTRRS XTRACKで初めて林道に行ってきました。
まだまるで慣れていないバイクで、しかもソロで未踏林道の探索ってどうよ?とは思ったのですが、こんな年末ですから誰かを誘うのもナンですし、じっくりと乗り味を確かめたかったのと、新たにキッカケを見つけたルートが気になって仕方がなかったのです。
いつもは林道名などは公開する主義ですが、今回は近場ということもあり非公開にします。



舗装林道から支線に入るとたっぷりと幅員のあるダートに変わります。
こんなところ地元の人でもはいらないだろうと思っていたら軽トラが2台来ていましたが、どうやら正月の飾りにでも使う榊か何かの葉を採りに来られていたみたいです。




こういう日を冬晴れと呼ばずしてなんと言おう。
お天道様がたっぷりと降り注いで少し走っただけで汗ばんできます。



そうそう、この記事のタイトルはTRRS ファーストインプレッションでしたね!
2stトライアル車は、大昔に義兄のYAMAHA TY125に乗ったことがあるだけでそれ以来です。


それがいきなり現代のレーサー(コンペモデル)で、これまで乗ってきたシェルコTY125に比べてもまるで別物!
エンジンパワーやピックアップの鋭さ、クラッチの繋がりの良さ、ブレーキのストッピングパワーの強大さ、サスの動きのスムーズさと、当然ながら全てにおいて違います。




でも今日乗った限りでは、それらもなんとか慣れれば問題は無いかなというのが率直なところ。
これがガレ場に行った時にコントロールできるか・・という問題が残りますが、少なくとも探索能力はアップしていること間違いなしです。



心配していたエンジンブレーキの効きが、これまでずっと乗ってきた4stマシンに比べて少ないので、下りで違和感を感じないかということもありましたがそれも無問題。
一番戸惑ったのは、トライアル車なので低速の粘りは当然高いだろうと思っていたのが、やはりそこは2stらしく、適したギアを選択していないとエンストしやすいことでした。
まあ、横着はできないってことです。



だいたいこんなバイクで林道を走ってみたいと思っている方が一番気になるのは燃費であり、タンク容量に伴う航続距離だと思いますが、今日のところはあまり距離を走っていないのでデータは取れませんでした。
ただ半透明の樹脂でできているスケルトンのタンクで見ると、やはり減り具合はそこそこ早いようでした。



足つき性はシェルコTY125のロングライドタンクシート装着モデルよりは良好です。
膝の曲がりはキツくなるので、長距離は辛いかもしれませんが、TOM'Sスペシャルシートはとても快適でした。



前後のサスはギャップや岩に乗ってもまるで何事もなかったように、路面を勝手にトレースしてくれます。
途中で思い出したのですが、引き渡しの時に空気圧は今1barだから落とすようにね、と言われていながらそのまま走っていてソレです!
前0.5 後0.4くらいに落としたら、そりゃあもうグリップも最高!!



一番最初に自宅の周りでちょこっと乗った時は、ハンドルやステップに伝わる振動の大きさにやや驚きましたが、走っているとそれも気にはなりません。



しいていうのならば、バイクトレッキングに使うには少しエキゾーストノイズが大きいかな、というところです。
くれぐれも集落を通過する時などは注意しなければいけません。



そんな具合で気持ちよく走っていたら、ちょっとしたアクシデントも・・



オフローダーならば誰でも一度くらいは経験がある?と思いますが、路面に気を取られていたら垂れ下がっていた木の枝に頭をヒット!!!



一瞬くらっときて、身体が後ろに持っていかれ腕が伸びて、元々の悪いクセで肩関節が外れかかり、スロットルも不意に開けてしまったので崖落ちしそうになりました・・。



なんとか崖落ちだけは、と思いつつブレーキングして止まり、肩もすぐに自分で整復できたのでやれやれ。
新車ではないですが、いきなり乗り始めで崖落ちでもしたらシャレにもなりません。



今こうしてこの記事を書いている時にも肩と首に痛みは残りますが、これくらいならばすぐに治るでしょう。



それにしてもこの3週間はトレッキングなどで週末を過ごしていたので、バイクに乗るのは20日ぶりですが、やっぱり楽しいなあ🎶




1本目は調査を終えて、2本目に入ってみます。



ここはまさに廃林道・・



その定義は路面の真ん中にも木が生えていること!



程よく荒れてきました。



困ったことにまだハンドガードを装着していないんですよねぇ・・。
欲しいタイプが欠品中で1ヶ月以上はかかるとのこと。
トライアル車にハンドガードは似合わない・・なんておしゃる方もいますが、やっぱりこんなところを走るとなると木の枝やツルに引っかかってブレーキが勝手にかかったり、指を痛めたりします。



この日はトゲトゲにやられてしまいました。
まあグローブに穴が開いただけで、手に傷ができなかったのは幸いです。



3本目の林道(作業道群)は予想を遥かに超える奥深さ!



それがあまりに複雑で、方向感覚には絶対の自信がある僕ですが、どうもこのところそれも鈍ってきたらしく、途中で迷ってかなり焦りました。


なんとか元の道を発見して危機脱出!


これで終わりかと思ったら、この日のトドメは乗り終わってバイクをトランポに積み、さてスマホを・・・
あれ・・・無い・・・・・・


ハンドルのホルダーに付けておいたはずのものがどこにも見当たりません!
車内を洗いざらい探しても見つからず、辺りを車を走らせても・・・・・無い・・・
もう一度よーく思い出してみると、トランポに戻る直前にちょっとした小径に入ったものの行き止まりでUターンしたあの場所しか思いつかない。


もうこの時すでに少し諦めかけていて、大晦日にドコモショップで面倒な手続きをしている自分の姿が目に浮かびました。
それでも最後の望みをかけてその場所に行ってみると・・・あったぁ〜!!


やれやれです、僕が使っているホルダーのクアッドロックは激しく転倒してもスマホが飛んでいくことはないのですが、たぶん完全にロックされるまで正しく装着していなかったのでしょう。



そんなわけで僕の乗り納めは大満足でウキウキと、トリプルアクシデントで焦りまくる目まぐるしい1日でした。


さて今年も一年間、拙ブログをご愛読いただきありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
読者の皆様、どうぞ良い年をお迎えください。


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