苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

今日も但馬で廃道探索 10/2  但馬

10月に入りました。
今年も残りあと3ヶ月、但馬は雪が多いので、シーズン終了まではあと2ヶ月足らずとなり、いよいよラストスパートです。



朝の最低気温は13°c!
途中では名物の丹波霧も出ていたので、自走だったら辛くなる季節です。
朝は寒くて着込んだものを、昼になったら脱いでバッグに入れるとすごくかさばってしまいます。
今のトランポ生活はホントにありがたい。




そろそろススキの見頃が始まりますが、村岡の陣屋跡の大銀杏はまだ緑の葉のまま。



さて、今日の予定はこんな感じ。
本命がどれだけ手強いかで変わりますが、とりあえず盛り沢山仕入れておきました。
①から⑥までがまだ解明できていない林道/作業道ですが、果たして全てを走れるかどうか?



まずは①の但馬大仏裏にある作業道です。
ここは先日に途中まで走って、結論は残してあります。



今日のメンバーは少なめで、大隊長、えでーさん、RYOTAくんと僕の4名。
コトがうまく運べば、サクサクとスケジュールを進められるかも?



近くの春木峠側にも作業道群がありますが、こちらの方が幅員は広くしっかりとした造りです。



いわゆる”路網”というヤツのようで、四方八方に支線が広がり、ソロで走ると迷子になってしまいそうです。



雰囲気はとても良かったのですが、残念ながらここは全て行き止まりでした。
面積はかなりあるので楽しめますが、展望が開けた所が無いというのが残念です。


  
少し移動して、この日の大本命である②の道に突入です!
ここは前回歩いて下見を少ししていますが、ずっと以前に反対側(春木集落)の出入り口からソロで探ったことがあります。
その時は途中で道が消えてしまい、一旦は諦めたのですが、こちら側の出入り口がここだと判明できたので再チャレンジです。


  
ここは確認済みのアトラクションですが、より容易になるように地ならし。



大隊長とえでーさんは見事一発でクリーンでしたが、僕と RYOTAくんは要ヘルプ。
最近どうも退化しているなあ・・。
初っ端からこれでは、この先が思いやられる。



お次のアトラクションは腐食が進み結構ヤバそうな木製の橋。
いつもは下見をしない大隊長が珍しく慎重になっています。



路面の板はボロボロで穴がたくさん開いていますが、その下の支柱は大丈夫そうだったので他のみんなは割とお気楽に。
それでもできるだけ負荷を減らそうと、バッグは置いて静かにバイクを押して渡りました。




その先も予想以上の倒木があり苦戦します。



そしておそらくルートの半分くらいの地点で道がハッキリとしなくなり・・



ほぼ消えかかってっ獣の踏み跡だけが残る、いわゆる『けもの道』になってしまいました。



並行して流れる沢には”甌穴”?と思いましたが、これは人工の堰のようです。
これまでの道はこれを作るために付けられていたのかもしれません。



やはりこのルートをバイクで抜けることは不可能だったのか・・。
これが成功したらかなり面白かっただろうにと思うと残念至極!



こんな奥に眠る物件は、ハンドルに「GF」とあったので、昔のマツダ・グランドファミリアバンのようでした?



昔はこの道がこんな車でも入って来られるくらいの状態だったとは信じられないほどです。
昭和40年代中期ということは、僕が中学生くらいの頃なのかい???



行き止まりとなって引き返す時は、あ〜もうこれ以上苦労しなくても良いのか、という安堵感と、アレをもう一回(さっき苦労した場所の逆走)走らなければいけないのか・・という相反する気持ちがクロスします。


  
今日の本命が失敗に終わり、かなり残念であります⤵︎
このところ、以前に比べると廃道探索の成功確率が飛躍的に向上して、我ながら内心鼻高々でしたが、この日の他の残りルートはどれも抜けられる可能性はミニマム。
それでも③の作業道に進みます。



天気は快晴でどんどん気温も上がってきました。
風が抜ける場所は気持ちが良いほどですが、ややこしい場所でイゴイゴ(バイクを押したり引いたり)とやっていると暑くてたまらなくなります。



この道は所々に風景の良いポイントがありますが、この先の稜線はどうなっていることでしょう?



崩落地点の先は美しい馬の背の直線路がありましたが、その両側は木立がびっしりと続いているので、良いはずの風景が見えません・・。



う〜む、ここもまた雰囲気は良いのですが、もうちょっと景色が広がっていればなあ・・。




ということで、午前中に予定していたルートは半分くらいしか走れずに終了です。


そして他の皆さんの期待にお応えして、香住のいつもの店に。



注文したのは4人とも同じ『マグロ丼』!
みんな前回のブログを見て楽しみにしていたそうです。
それに僕も連られて2週連続。
中心の部分が赤身に代わり、お値段50円アップでしたが全員大満足。
このご時世でということで、他のメニューも全て若干の値上がり。
それでも内容からすれば良心的で安い部類なのは嬉しい限りです。



食後はもちろんビーチサイドでのくつろぎタイム。



その後、今日はこのままだと完抜けゼロになりそうなので、絶対に抜けられる自信のある道にやって来ました。



ここは以前に半分まで走りましたが、その時はとある情報を読み違えて、残り半分は無理だと思っていたのですが、その後それが誤りだと気付き、あらためて走ると本当に抜けることが出来ました!


当初の計画では、その後に浜坂方面から⑥の探索を予定していましたが、今回は時間が足らなくなりそうなのでカットです。



その流れで三田浜で撮影タイム。
僕はその昔、関東に住んでいたので、伊豆・吉佐美の浜を冬場は義理の兄のTY125(2スト)を借りて走っていたことを思い出します。



その後④の応挙の森にバイクを進めますが、これは本日一番の大ハズレ!



わずか1kmも進まないうちに道が無くなり撤退!



気分をリフレッシュするために矢田川の浅瀬で水遊び。
一見浅く見える瀬ですが、ここは昨年まこっちゃんが読みを誤って水没しそうになった場所。
よほど減水していないと、対岸に渡るのは無理ですよ。



でもこんな青空が広がっていれば、ブーツに浸水してきても写真を撮らずにはいられません。(防水ソックス履いてますけどネ)


もう秋も深まってきて、影も長く伸びてきましたね。



しばし南下して、最後のターゲットは⓹の『千古の森』です。
ここは前回ふと立ち寄ったところ、思いもよらずイイ感じだった場所です♫


山間の場所では4時を過ぎれば陽が陰ってしまうようになりました。



たくさん落ちていた木の実は『栃』かな?
なんかちょっと違うような気もするけど。



ここは途中まで美しく、面白い道がありました。
しかし次第に難易度が増し、大隊長が奮闘努力されていたものの、とうとう抜けられることができず。
案内板によれば、ループで走れるルートと、西ヶ岡の棚田に抜けるルートがある筈ですが、いずれも完全に廃れてしまっていました。
僕はといえば、手足が攣りだしてきて気力体力とも限界となりギブアップ。
涼しくなってきて、半分凍らせたドリンクはもう必要ないだろうと過信していたのが仇となったようです。



ま、それでも気持ちはスッキリで、次のステージに進むきっかけになりそうです。
気がつけば、すでにススキは見ごろを迎えつつ、ボチボチ紅葉も始まってくるでしょう。
一年のハイライトであるこのシーズンがやって来ました!
今年はどんなドラマが待っているのでしょう、楽しみですね🎵🎵





オス同士なのにいつもベッタリと仲の良い2匹と、それを冷ややかに眺める紅一点

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